里の瓦版

野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 
 3月11日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 137」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月137 サークルカット
配置 : 委託 13

 今回は、満を持して(?)、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』を9種委託致します。
 ざっくり言えば、架空の世界“ミディアミルド”の一地域を舞台に、戦乱から統一へ向けた或る一時代を描く、謂わば“架空世界の歴史群像劇”です。言葉を換えれば“ミディアミルド版『三国志』”(爆)。
 御興味を持ってくださった方は、作品概要や既刊全ての情報などをひと通り御覧になれるこちらのページなどもどうぞ~。
 (サークルカットには、過去に描いていただいた主人公その1のカットを掲載していますが、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 過去に花鳥風月さんに少しだけ委託した本伝のみならず、外伝集も、推奨購読順に預けます。ただ、あくまでも「推奨」であり、何処からどう読むかは読み手の皆様の自由ですので念の為(汗)。外伝集も、本伝の「外伝」ではありますが、本伝を読んでいない方でも「何となくわかる」感じで読めるようにと思いながら執筆しておりますので、お気が向かれた巻からお手に取ってやっていただければ嬉しいです。
 「いきなり長編に手を出すのは……」という方は、チラシ置き場に置いていただく予定の無料配布冊子セットを拾っていってください。黄色くてうっすいのが、本作の試し読み冊子です(笑)。なお、本伝1巻にも、この無料冊子はパッキング致します。

 チラシ置き場の無料配布冊子セットには、『小説BADOMA』シリーズの無料案内冊子や、改訂されたばかりでキラッキラ表紙になった『魔剣士サラ=フィンク 刊行準備冊子』もパッキングされていますので、どうぞお気軽にお持ちください!

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



全て既刊、ほぼ全てが花鳥風月では初頒布
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。

『その佳き日まで』 ■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 マーナの近衛副長(当時)であるノーマン・ノーラがメインになる外伝集です。
 巻全体を通して艶っぽい展開が皆無に等しい、外伝集の中では一、二を争うくらいの〝電車の中でも安心して読める〟作品です。なので、野間みつね作品の初心者にお勧め????

『ムグロールの赤狼』 ■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

『マーナの知将』 ■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

『将軍と呼ばれる迄に』 ■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「13」となっております。
 委託品は、2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。
 チラシ参加でチラシ置き場に置いていただく無料配布セットは、未定ですが、最低でも5セットは入れておきます。
 それぞれ、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……あ、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから
   ■ その佳き日まで → こちらから
   ■ ムグロールの赤狼 → こちらから
   ■ マーナの知将 → こちらから
   ■ 将軍と呼ばれる迄に → こちらから

 1月21日に福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま」にて開催されるオールジャンルイベント「THE ADVENTURES project010」への委託品リストをアップ致します。

THE ADVENTURES project009 サークルカット
配置 : 年間 3

 昨年3月から、二次創作である『小説BADOMA』シリーズを、ADV企画さんのオールジャンルイベントに年間委託させていただいております。
 因みに、本作は勝手なノベライズという二次創作ではありますが、元となる『BADOMA』自体が限られた機種でのみ展開された超マイナーゲームですので(汗)、原作知識の全くない読み手が当たり前、という前提で執筆しております。よって、原作に関する知識は一切不要ですし、「何かファンタジーっぽい作品」としてお読みいただけるものと存じます。
 それでも「そもそも『BADOMA』って?」と御関心を持ってくださった方は、こちらのブログ記事を御覧いただければ幸いです。

 という訳で、今回も6種、書影付きで紹介致します。
 なお、今回は、ちらし置き場への無料配布冊子の設置はございません。予め御了承ください。



全て既刊
▼ MSX-PCのRPGノベライズ 『小説BADOMA』及び関連作品 ▲

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズ(汗)です。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっていましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 このシリーズでは、表紙を、後述の『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。
 なお、独自要素も盛り込まれていますので、御了承ください。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 A5判、116ページ、頒価450円。
 本巻収録の第六章での展開は“鬼・悪魔”とも言われますが、決して野間のオリジナルではなく、概ね原作通りです(汗)。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!

『小説BADOMA 4/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)

『小説BADOMA 5/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 5/5
 ひとつ目バドマ一族を封印する術《すべ》を求めていたシフォロン達は、遂に〝金色《こんじき》の女神〟と邂逅した。光の神々の助力を得ながらバドマ一族の潜む火山島へ乗り込んだ一行《いっこう》の前に、だが、思わぬ〝敵〟が立ち塞がる。苦しみながらも全ての〝敵〟を退け、バドマの許へ乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは、究極の二者択一を迫る〝贈り物〟であった……!
 A5判、140ページ、頒価450円。
 遂に、完結しました!
 ちょっとページ数が普段より多くなってしまいましたが(汗)、『小説BADOMA』関連作の天井は450円という拙サークルの値付けルールにより、頒価据え置きです。
 今回も、表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。



 以上、当日「THE ADVENTURES」会場に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「 年間 3 」 となっております。
 委託品は、全て5冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

2018年の抱負

 新年おめでとうございます。
 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 例によって例の如く、今年の希望的予定を列記しておくことに致しますよ(汗)。

【出したい新刊リスト; あくまで希望】
8月……『魔剣士サラ=フィンク』全1巻(第一部総集編も合本/上製本にする)
      ※出来れば夏コミ合わせの新刊で
その他……『ミディアミルド物語』本伝11巻、『小説BADOMA』続編、ミックスナッツ系の短編集、ほか

 ……去年と殆ど同じじゃん(嘆)。
 違うのは、「上製本にする」と言い切っているところだけかも(爆)。

【イベント参加リスト; 受かったら】
1月21日(日) THE ADVENTURES project010 (@郡山/委託参加/年間委託中)
3月11日(日) 花鳥風月 137 (@松江/委託参加/近日申込予定)
4月1日(日) ADVENTURESin郡山-Revolve- (@郡山/委託参加/年間委託最終イベント)
5月6日(日) 花鳥風月 138 (@松江/委託参加検討)
6月10日(日) 第二回 静岡文学マルシェ (@静岡/委託参加/多分申込)
6月17日(日) 北海道COMITIA 8 (@札幌/直接参加/近日申込予定)
7月15日(日) 花鳥風月 139 (@松江/委託参加検討)
7月16日(月・祝) 第7回 Text-Revolutions (@台東区/直接参加/申込予定)
8月12日(土) コミックマーケット 94 (@江東区/直接参加/申込確実)
8月26日(日) 花鳥風月 140 (@松江/委託参加検討)
10月14日(日) 花鳥風月 141 (@松江/委託参加検討)

時期未詳 九州COMITIA 2 (@北九州/日程によっては直接参加を検討)
時期未詳 新潟COMITIA 50 (@新潟/『魔剣士サラ=フィンク』が刊行出来ていれば委託参加)
時期未詳 Text-Revolutions 第8回 (あれば)
時期未詳 北海道COMITIA 9 (@札幌/『魔剣士サラ=フィンク』が刊行出来ていれば委託参加)
時期未詳 COMITIA 126
時期未詳 花鳥風月 142 (@松江/委託参加検討)

 いつも通り花鳥風月さんについては発表済みの開催予定日を全て置いてありますが(汗)、実際に申し込むかどうかは未定です。

 昨年までの実績を基に、委託参加を見直しました。基本、三回続けて有料頒布物の頒布がなかったイベントからは、撤退致します。……という訳で、エリシアンさんへの委託参加は、今年から休止させていただくことに致しました。アドベさんのイベントも、みちのくティアへの直接参加ですら自作は一冊も出ていないので(汗)、彼《か》の地の方々には拙作の需要がないものと判断せざるを得ず。年間委託が終了しましたら委託参加も直接参加も当面見送らせていただきますので、御了承ください。
 静マルさんは、初回坊主でしたが、まだ二回目なので、預ける物を替えて様子見します。
 秋の北ティアは今年からの撤退予定イベントに入れていたんですが……よく考えたら『魔剣士サラ=フィンク』がそれまでに刊行出来ている筈で……きちんと出せていたら、見本誌提出の為に委託参加します(爆)。来年の夏の北ティアまでに、各地の見本誌読書会で皆さんに事前に眺めていただくんだ……(皮算用が過ぎる)

 以上、サークル活動23年目に突入する本年も、懲りずにお付き合いいただければ幸いです。

おまけ:2017年の纏め

 ……ついでなので、「創作 Advent Calendar 2017」企画参加のおまけとして、年頭に記した抱負記事を眺めての突き合わせもしておきますかね(汗)。

年頭の抱負
【出したい新刊リスト; あくまで希望】
8月……『魔剣士サラ=フィンク』全1巻(第一部総集編も合本/上製本にするつもり)
      ※出来れば夏コミ合わせの新刊で
その他……『ミディアミルド物語』本伝11巻、『小説BADOMA』続編(汗)、ミックスナッツ系の短編集、ほか

 ……えーと、「寝言は寝て言え」状態になってますね(汗)。

現実
【出した新刊リスト】
『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2』
4月……『長編上等 とーとつ☆ばっすい集2』

※企画参加者様の作品抜粋等を集めた冊子で、自作品とは言いづらいのだが、編集・発行は当方で行なったので一応(汗)。

『灰色の翼』
8月……『灰色の翼』

※夏コミ合わせの刊行物。『ミディアミルド物語外伝集』6巻。架空世界ミディアミルドの一時代を描く長編『ミディアミルド物語』シリーズ久々の新刊となった。

『ナブ・ナブオーヴァ』
10月……『ナブ・ナブオーヴァ』 改訂第五版

※『ミディアミルド物語』本伝1巻の改訂再販。2010年以来頒布してきた第四版の在庫が10部を切ったことから、第四版での誤りや用字等を改めての第五版を出した。……のだが、まだ第四版が4部残っている為(汗)、誤字等が気にならない方にイベント会場限定で100円頒布中(本来の頒価:500円)。

『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet 改訂第二版』
10月……『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet』 改訂第二版

『小説BADOMA』の各巻を紹介する、無料案内冊子。初版も、今回の第二版も、表紙に特殊紙とオプション料金無料キャンペーンの箔押しとを使っているが(汗)、如何にチープそうに見せるかに意を注ぐ刊行物。めくって初めて表紙が特殊紙であることがわかる装幀(笑)。今回、ひっそり増ページ。


 純粋なる新作、殆ど出せてないですなあ……(嘆息)
 まあ、実は夏コミ新刊も、「よくぞ間に合ったな……」と思うくらい危うかったのですが、そこは、御関心があれば、上記新刊に係るリンク先を読んでいただくとして(汗)。

 とは言え、何故出せなかったかというと結局『魔剣士サラ=フィンク』に纏わる作業、ぶっちゃけた話、既発表分すなわちワープロ専用機時代のテキスト移植(データが移せない為、紙の印刷物を見ながらの手入力)に非常に時間が掛かっていたことが理由でして(汗)。
 今年中の発表こそ出来ておりませんが、テキスト移植と並行して既発表分の続き(=新作)も多々書き溜めたので、割と頑張った方かなーとは思っております。……先日ようやくようやくようやくテキスト移植を終えたのですが、書き溜めていた新作分にトータルでノンブルを振り直したら、668ページ(A5判2段組)に到達したので、うんまあ、書くのは書いてたってことで(白目)。
 間違いなく700ページ超の本になりますが、来年こそ……! (……2014年から「来年こそは出す!」と言い続けてきた本ですが……こ、今度こそ……(爆))



 イベント参加の方は、突き合わせと一緒に載せますね。
 直参したイベントでは報告記事にリンクを張っておりますので、御用とお急ぎのない方は、お気が向かれましたら覗いてやってください。……大抵、長いですが(汗)。

【イベント参加リスト】
1月29日(日) Elysian 32 (@札幌/委託参加)★
2月12日(日) 第一回静岡文学マルシェ (@静岡/委託参加)★
3月19日(日) 花鳥風月 131 (@松江/委託参加)
3月26日(日) THE ADVENTURES project008 (@郡山/委託参加/年間委託)★
4月1日(土) 第5回 Text-Revolutions (@台東区/直接参加/報告記事☆☆
4月23日(日) ADVENTURES in 会津62 (@会津若松/委託参加/年間委託)★
5月14日(日) 花鳥風月 132 (@松江/委託参加検討中)→申込時期がテキレボ準備期と重なり、サークルカットが描けずに参加見送り
6月19日(日) 北海道COMITIA 6 (@札幌/直接参加/報告記事
7月9日(日) 花鳥風月 133 (@松江/委託参加)
7月24日(日) みちのくCOMITIA 3 (@郡山/委託参加予定)→委託準備期が夏コミ原稿修羅場期と重なることが容易に予想出来た為、迷ったが参加見送り
8月14日(日) コミックマーケット 92 (@江東区/直接参加/報告記事
8月27日(日) 花鳥風月 134 (@松江/委託参加検討中)→委託品の発送時期が夏コミ直後と重なり色々死んでることが容易に予想出来たので、参加見送り
8月27日(日) THE ADVENTURES project009 (@郡山/委託参加/年間委託)★
9月3日(日) Elysian 33 (@札幌/委託参加)★
9月18日(月・祝) 九州COMITIA 1 (@北九州/直接参加/報告記事
10月15日(日) 花鳥風月 135 (@松江/委託参加)
10月15日(日) ADVENTURES in 会津63 (@会津若松/委託参加/年間委託)★
10月22日(日) 新潟COMITIA 48 (@新潟/『魔剣士サラ=フィンク』が刊行出来ていれば委託参加)→当然参加見送り(汗)
10月28日(土) 第6回 Text-Revolutions (@台東区/直接参加/報告記事☆☆
11月5日(日) 北海道COMITIA 7 (@札幌/委託参加)★
11月23日(木・祝) COMITIA 122 (@江東区/直接参加/報告記事
12月17日(日) 花鳥風月 136 (@松江/委託参加)

 ……後ろに付いてる星マークは何ぞや、って、そりゃもう単純に有料頒布物が1冊でも出たか出なかったか、それだけでございます(苦笑)。
 委託参加イベントでは頒布物が出てゆかないというのがデフォルトだった拙サークルですが、参加初回から一度たりとも「頒布ゼロ」で戻ってきたことがない(有料頒布物が出なかったことはありますが、その時にも無料配布は貰われていった/なお、幾ら無料モノでも出ない時は全く貰われていかないイベントです)という花鳥風月さんの「神在《かみあり》イベント」っぷりが、今年も際立ってますよ(汗)。

 因みに、後ろの白星がふたつになっているのは、有料頒布物の頒布数がトータルふた桁に到達したイベント。
 今年は夏コミでの有料頒布が10冊未満に終わった為、『ミディアミルド物語』全15冊(※当時)買いの女神様が降臨した春のテキレボと、カープのV8を祝っての3冊以上纏め買い800円引きフェアを開催したおかげか纏め買いの方が複数お見えになった秋のテキレボだけ、でした(苦笑)。

 ……黒星続き(体感的には三連続)のイベントは、基本的に、来年は撤退、ということになりますねぇ……。


 以上、簡単な(?)今年の纏めでした(汗)。
 ではでは皆様、どうぞ好いお年を。来年は、恒例の抱負記事からお会いしましょう(笑)。

リレーノベル、始めました。

 心残りを、解消したくて。



 こちらは、ななさん企画の「創作 Advent Calendar 2017」参加記事です。
 執筆者は、野間みつね
 物書き歴は、そろそろ40年(汗)。
 「千美生の里《ちみぶのさと》という個人サークルでの活動歴は、22年と8か月と10日。
 大体に於いて、架空世界を舞台にした作品――ひろーい意味でのファンタジー――を物し続けておりますが、似非《えせ》歴史物を書いたりも致します。
 今回の記事では、最近走り始めたリレーノベル企画について、「何ゆえ企画したのか?」辺りから含めて記しておきたいと思います。



 さてさてさて。
 リレーノベルと言えば、物書きが一度や二度は通る道……かもしれない代物。
 当方も、高校時代に友人達と、自作のキャラクター達を持ち寄ってのノート回覧で、学園物や、それぞれの作品のパラレルワールド物などの作品を書き散らしておりました。
 社会人になってからは、その種のリレー作品からは遠ざかっていたのですが、3年前の春、お誘いを受けてコミティア後のとある打ち上げに参加させていただいた折、「此処に集まってる人でリレーノベルやりたいんで!」という「暗黒通信団」のシさんから何故か否応なしに執筆者の一員としてカウントされてしまいまして(汗)……ひと癖もふた癖もある面々(苦笑)に混じってのリレーを、どうにか走り抜きました。


『僕と俺と魔女とオタクの空白のお話』 ■ 僕と俺と魔女とオタクの空白のお話
   著:千洋 誠  頒価:300円
   A5判 36ページ
   ISBN 978-4-87310-009-8 (C0093)
 ドラゴンやら魔女やらが登場するので、ファンタジー? ……なのか……?
 知る人ぞ知る「暗黒通信団」さんの刊行物。
 ……なお、著者名の「誠」は、「あきら」と読むのが正しい。

 正体は、合計七人で書き進めたリレーノベル。
 一昨年の春ティア後の打ち上げで、企画に巻き込まれました(汗)。
 とにかくハチャメチャな物語になっていることだけは太鼓判を押せます。
 因みに、ISBNコードまで付いているので、何と、普通の書店でも注文出来ます(汗)。
 まさか、自分が参加した作品が、書店で売られるような書籍になるとは……まだまだピンと来ませんね(大苦笑)。


 ……ただ、翌年、作品が上記の本に纏まった時、個人的に残念だったことがありまして。
 それは、各人の執筆パートが、節として分割されていたことでした。
 当該リレーノベルには、自分の順番が来た時に「さて」や「ところで」で書き始めるのは禁止というルールがあり、その為、皆々、前の人が書いた文章を承ける形で書き始めていました。
 見ようによっては、折角「誰が何処から書き始めたかがわからなくなるようなルール」があったにも拘らず、刊行物にする時には完全分割……
 勿体ないなあ……と感じてしまったのです。
 誰が何処を書いたかの「答え合わせ」の愉しみが、半分以上薄れてしまうような気がしまして。
 とは言え、自分は一参加者ですから、大声を上げるのも憚られ、一度何げなーく、「シームレスに並べる場合は~」と表明してみた後は、特に強く主張はしませんでした。……何故なら、シームレス収録して、後ろに答え合わせのページを設けるということは、単純に考えて、ページ数が倍近く必要ということですからね(汗)。他人様のお金で作られる本に、そんな我儘を言い続けることは出来ません(苦笑)。

 ……出来なかった、のですが。
 あれがシームレスだったらなあ……シームレス収録を前提としたリレーノベルが出来たら、読み手の側でも二度美味しいんじゃないかなあ……という思いは、なかなか消えませず。
 とうとう、「いっそ自分が主催してリレー回して本にすれば自分が好きなように編集して収録出来るよね?」……と(苦笑)。

 という次第で、当方の知人の中から、ファンタジー系の作品を書くのが苦にならないであろう&少しずつ作風の異なる(と私が感じている)6名の方々に声をお掛けして、一年掛けて回すことに致しました。
 勿論、最終的な収録形態やリレーのルール等についての企画案を事前にそれぞれの方にお示しし、御了承を頂いた上で、です。
 突然の勧誘にも拘らず快く馳せ参じてくださった方々には、篤く御礼申し上げます……(深々)

 企画書に記載した細かいルール等は、文章量が長大になる為に割愛しますが、以前に参加したリレーノベルでの「さて」や「ところで」で書き出しては駄目、という縛りは、本企画でも採用致しました。また、「他人の敷いた伏線、ぶっ壊して良し! 他人の出したキャラ、必要とあらば消して良し! 他人に消されたキャラ、必要とあらば復活させて良し!」……というワイルドな(?)部分も持たせましたので、どんな方向に飛んでゆくか皆目わからない、ファンタジーならぬ「ふあんたじー」小説になるかもしれません(汗)。

 なお、後ろで答え合わせを楽しんでいただく為に、刊行物ではシームレスで、ひとつの作品として収録致しますが、執筆に当たっての用字等の縛りは敢えて掛けておらず、後から揃えることも致しません。なので、小説として見た時の完成度は、やや低くなるおそれがございます。……ただ、執筆者各位には、「周りと合わせても良いよー」と依頼しておりますので、用字等を手掛かりにして「漢字が多くてルビが振り倒されてるから、これは野間の執筆パートに違いない!」などと推理すると、それは間違いになってしまうかも……? (笑)



◆ Relayふあんたじー企画 参加者一覧 ◆
 (主催以外は)筆名五十音順です。執筆順ではありません(笑)。
 因みに、1巡目の執筆順は、「あみだくじドットコム」さんで作成した電子あみだくじを先着順で引いていただくことにより――主催は当然、残り物を頂いてますよ(汗)――恨みっこなしで決定しました(爆)。最後までその順番で行くか、2巡目はシャッフルするか、そこは現時点では不明です。
 ……なお、各人に付いているコメントは全て、野間個人の勝手なイメージに基づくもので事実とは異なる場合がございますので、御容赦ください(平伏)。

  • 伊織《いおり》さん (兎角毒苺堂《とかくどくいちごどう》
     ディープな特殊装幀沼の中にお住まい(※素材は主に石と木と金属)をお持ちの方。思わぬ方向へハンドルを切りそうなフリーダム展開枠?

  • くまっこさん (象印社《ぞうじるししゃ》
     素敵な自作製本沼の畔にお住まいを建てておいでの方。熊だったり象だったり。基本的にファンタジー、ほんわかしていそうなのに、実は……枠?

  • コドウマサコさん (鏡の森《かがみのもり》
     直接の面識はないものの、事物人物へのツッコミ方とタイミングが何故か矢鱈と当方と被る方(苦笑)。正統派(?)ファンタジー枠?

  • 島田詩子《しまだ うたこ》さん (虚影庵《きょえいあん》
     短編・掌編が本領のお方。個人サークル活動歴が当方とほぼ重なる(爆)。幻想系からお馬鹿系まで幅広い、切り込み隊長枠?

  • 藤木一帆《ふじき かずほ》さん (猫文社《ねこぶんしゃ》
     鬼畜遊山《きちくゆさん》にお住まいをお持ちの方。シリアスからコメディまでオッケー、表紙も任せろ破壊神枠? 『僕と俺と魔女とオタクの空白のお話』の表紙イラストも、藤木さん画。

  • ほたさん (夢花探《むかそう》
     長編上等界隈にお住まいを構えるお方だが、切り良く読み切れる作品も多々。幸せにするまでは崖から突き落としまくります、表紙デザインもスマートです枠?

  • 野間みつね《のま みつね》 (千美生の里《ちみぶのさと》
     本企画の言いだしっぺにつき主催。長編上等界隈に長期在住。他所様のリレーノベルでは主に、それまでの展開の矛盾点を繕って整えてトラブルの芽を潜ませてから次に投げる役回りとなっていたが、果たして今回は……?
     ……なお、字数制限のある企画に参加する際は必ず上限字数ピッタリにしてから提出する、という謎のコダワリ持ち。但し増やして合わせるわけではなく、字数オーバーを刈り込んだ結果ギリギリ字数に落ち着くというだけ(苦笑)。

 因みに、各人のツイッターでの公開アカウントを集めたリストを作成・公開しておりますので、御関心を持たれた方は保存などして折々に覗いてやっていただければ幸いです。ぽろっと洩れる各人の呟きやお互いの遣り取りなどから、何処を誰が書いたかの答え合わせが捗るかもしれません(笑)。
 (但し、RT魔人が約一名混じってますので予め御承知おきください(汗))



 で、リレー自体は走り出しており、現在、早くも4人目にバトンが渡ったところです。
 ……某ファンタジーRPG風味で始まった筈なのですが……既に、なかなかトンデモナイ状況になってきたような気がしないでもない……

 ちょっとだけ脱線しますと、当方がリレーノベルに参加する場合の執筆姿勢は、普段の自作とはかなり異なっています。
 自作の場合だと、穴は出来るだけ塞いで回りますし、説明すべき事柄は、極力くどくならないよう気を付けつつも、きっちり押さえておきます。後々の為の伏線を敷く場合は敢えてそれらを抜く、或いは誤認させる方向へ誘導しておくケースもありますが、可能な限り、「あそこで書いておきましたよね?」となるよう心懸けます。
 ですが、リレーノベルで執筆する際は、特に前半戦では、「手を抜き」まくります。
 此処に穴がある、と見えても、塞ぎません。説明も省き、わざとセキュリティホール(笑)を残します。……だって、その穴を使って、後ろの人達が思わぬ展開にしてくれるかもしれないから!
 私にとっては、それこそがリレー中の密かな愉しみなので、「誰か気付いて利用してくれるかな~?」と、によによしながら見守るのです……そして、思惑を遙かに超えた形で引っ繰り返されると、「そ・う・来・た・か・ッ!」……ホント快感ですよ(笑)。

 ともあれ、このリレーノベル、来年2018年の冬までに最低でも3巡させて完結させた上で1冊の本に纏め、再来年2019年の春イベントでの初売りを目指しておりますので、どうぞお楽しみに~!



 企画参加の正式な記事は以上ですが、物のついで(汗)として、2017年の創作活動に係る簡単な(?)纏めも記事に致しました。
 御関心を持たれた方は、こちらへどうぞ。

 12月17日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 136」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月136 サークルカット
配置 : 委託 7

 今回も、拙サークルの頒布物の中で「似非歴史物」と称している『まなざい』の上下巻を委託致します。
 (……ええ、上巻、まだ残っていますので(汗))
 野間みつねの“私家版 土方歳三”、上巻は残2冊となっておりますので、御関心を持たれた方は、上巻だけでも是非お手に取ってやっていただければ……。
 「ちょっと手を出すには厚い……」という方は、一緒に預ける拾遺話集『初音には遠く』からスタートしてみてくださいませ(笑)。

 他、『小説BADOMA』シリーズの無料案内冊子が、やや増ページの第二版となりましたので、ひっそり預けておきます。初版をお持ちの方も、コレクションされたい向きは御遠慮なくお持ちください(笑)。
 委託そのものは6種類となります。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet 改訂第二版』 ■ 小説BADOMA おいでよランガズムBooklet(改訂第二版)
 2016年11月、完結を目前に控えたタイミングで刊行した、本編各巻&『四番目の魔道士』の簡単な案内と試し読みを掲載した案内冊子。初版を配り切ったこともあり、本編5巻の情報も加えた改訂第二版を刊行。
 続編情報まで、チラ見せながら収録。
 A5判、24ページ、無料配布
 直参イベントでは無料冊子は抱き合わせ配布ですが、委託品として単独配布致します。
 無料配布物なので、今回も、如何に豪華さを表に出さないかに意を配りました(笑)。今回も表紙タイトルが箔押しでその紙が特殊紙シェルリン(※でも、めくらないとわからない)という仕様です。


その他の既刊
▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲

『まなざし』(上) ■ まなざし 上  残部僅少
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらは残部僅少(頒布に回せる残が2部)となっておりますが、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

『まなざし』(下) ■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 男色絡みの直接的な展開は、下巻になると加害者(?)が鬼籍に入っていることもあり、上巻ほど前面には出てきません。ただ、心的精神的な部分ではそこそこ引き摺っておりますので、それすら受け付けられないという方は御遠慮ください。

『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

▼ その他、単発物など ▲

『歳三《おれ》達の場合』 ■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

『早蕨号、異世界をゆく』 ■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 『まなざし』の登場人物が野間みつね作品の主要世界を巡るという、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「7」となっております。
 委託品は、有料頒布物は2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。無料配布物は、未定ですが、もう少し多めに入れておきます。万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、刊行時期が古くて登録出来なかった『歳三達の場合』を除き、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……ただ、『まなざし』は、紙媒体作品目録でも結構沢山の試し読みを置いてあります……)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ まなざし(上) → こちらから
   ■ まなざし(下) → こちらから
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ 早蕨号、異世界をゆく → こちらから

表示書体を変更

 突然ですが、「里の瓦版」全体の基本表示フォントを、MS UI Gothic から Meiryo UI に変更致しました。

 メイリオに変えようかなーと考えていたのですが、余りに極端に印象が変わるのも……と思い、同じ(?) UI 用フォントと置き換えました。
 ちょっと字が太くなって、今迄よりは読み易くなったかな……?
 文字が太くなった分、みっちり感が増してしまうのを軽減する為、僅かにですが、行間も広げました。

 ……メイリオ系にしたことで、所謂斜体の箇所が見た目でわからなくなっていますが、ぼちぼちと探し出して、そこだけフォントを指定するなどして対処してゆくつもりではおります(汗)。


 11月23日、東京ビッグサイトで開催された「COMITIA 122」に、サークル参加してまいりました。

撤収後の聖地神殿  ……あ、上の写真は帰りに撮ったものです。行きは雨でしたからね、屋根の下を外れて撮影するのはやめておきました(苦笑)。



 さて、今回は、連日仕事が押したり、週半ばの祝日開催だったり、体調も前日まで思わしくなかったり……等々で事前のディスプレイ試行などの時間が全く取れず、持ち込めるだけの什器を持ち込んでおいて既存のPOP・ポスター類を主に使い回しまくるという、ぶっつけ本番ディスプレイとなりまして(汗)。

COMITIA122 け61ab 全体


 ……うん、まあ、その場で組み方を決めたにしては、割合ましになりましたか(苦笑)。

 机1本、2スペース展開でしたので、全体を、大凡、三つのエリアに分けまして……

COMITIA122 け61ab 右側

 向かって右側が無料配布物のエリア。スペースの中から手を出してお勧めし易いように、後ろをPOPで埋め尽くさず、全体的にも低めにしています。

 中央は、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』のエリア。

COMITIA122 け61ab 中央  1枚目の写真の方がわかり易いですが、上から下までポスター&POPで埋めています。スペース前の通路がそれほど広くはなかったので、最初前垂れにするつもりだったA3ノビのポスターを急遽ラックの上に回し、ラックの上に掲げるつもりだったPOPを下に回しました。通路が狭いと、大きな前垂れは、通行する方々の視界からはみ出てしまいがちですので(汗)。
 なお、右隣の無配エリアの一番左に『ミディアミルド物語』の試し読み冊子を置き、関連性は適切に確保。

 向かって左側では、それ以外の有料頒布物の見本誌を棚差し。

COMITIA122 け61ab 左側  残部僅少の『まなざし』上巻を前面に押し立てるスタイルを取りました。
 中央エリアとの境目に、簡易お勧めPOPと、頒価表とを置いて。……これは九州コミティアでのディスプレイの応用ですが、簡易お勧めPOPと頒価表とをセットで置くことで、より整理された感じになったかな、という気がしています。

 ……頒布の方は相変わらずでしたが(苦笑)、完全坊主ではなかったですし、お預かりしていた300字SSポストカードセットを始めとして無料配布物がティアにしては(汗)大いに捌けてゆきましたので、まあまあと言ったところでしょうか。

 それよりもですね。
 今回のティアでの私的な一大トピックは、booknext名義で企業出展されていた栄光さんのブースを訪ねた時、普通に案内の品を渡そうとなさったお姉さんが急に「あっ! いつも有難うございます!」と挨拶してくださったことですよ(驚)。
 確かに当方、20年以上利用させていただいてはおりますが、最小ロットが100部だった頃には100部、50部になってからは50部しか刷らないのが9割9分(汗)という小口利用者なので、よもや「野間みつね」という筆名の名札を下げているだけで先様から挨拶していただけようとは、全く以て予想の外、夢にも思わず。
 いや本当に吃驚致しました……。
 お姉さんとお話しさせていただいた限りでは、どうやら、いつも何かしらのオプションを付けて発注する(=装幀にちょっと凝る)利用者として覚えられているらしいことが、何となくわかりましたよ(大苦笑)。
 いつも有難うございます、は私の方の台詞でございます、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます(深々)。



 以下余談。
 今回、準備の時間が取れず、心理的にきつかったせいか、「某ごっつい新刊が出せたら、1スペースに、その本だけを持ち込んで飾る&積む、というディスプレイをやってみたいなぁ……」などと折々に考えておりました。
 他の既刊の持ち込みは一切なしで。
 拙サークルの普段の姿を御存じの方々には却って、「な、何か悪いものでも食べたんですか?」と吃驚されて、目立ったりするかもしれないなー、と(笑)。

 ……まあ、でもやっぱり全種を持ち込みそうな気もしているのですけれど(爆)。

「COMITIA 122」での頒布予定品

 11月23日(木・祝)、東京ビッグサイト東4・5・6ホールにて開催される「COMITIA 122」での頒布予定リストを掲載致します。

 通販の際に必要となる重量などの詳細につきましては、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります(但し、一部、敢えて設けていない物もあります)。

 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、殆どの作品の見本を投稿していますので、こちらの一覧から御参照ください。

ティア122 け61a サークルカット
ティア122 け61b サークルカット
配置 : け 61 ab

 なお、今回は、「300字SS企画」さんから、テキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降「テキレボ」)の第6回にて開催された300字SSポストカードラリー(第5回)「お菓子」の参加作品集(注:参加全作品集ではありません)を、5セット限定でお預かりします。無料配布、早い者勝ちです(汗)。入手されたい方は、どうぞお早めに!




コミティアでは初頒布の既刊
『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円(※但し、第四版の残部は100円)
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。
 なお、旧版となりました第四版ですが、5部残っておりますので、「誤字とか気にならないしー?」というお方には、スペースでの直接のお求めに限り、処分頒価の100円でお分けします。御遠慮なくお申し付けください。

『灰色の翼』 ■ 灰色の翼 -ミディアミルド物語外伝集 6-
 マーナ暦チャベラ十五年晩夏、マーナ近衛隊に見習として入府した、チャベラ二年生まれの三人の少年、タリー、ベルマン、ナイルス――後に〝チャベラ二年生まれの三羽烏《さんばがらす》〟と呼ばれるようになる彼らが、入府半年後の晩冬初旬に直面した、或る事件とは?
 表題作の他、「セタリナーサの少年」、「月光《セタリナーサ》亭」、「運命のままに」、「青天の霹靂《へきれき》」、「頭立《かしらだ》つ日」、「ヴェルナーサの少年」を収録。主要登場人物の本伝登場前史が中心。
 A5判、112ページ、頒価500円。
 久し振りに、『ミディアミルド物語』シリーズからです。
 基本的に、ミディアム君以外は、〝本伝登場前〟が描かれています。ただ、従前刊行した外伝集で本伝登場前が描かれているキャラクターについては、更に若い時期から採用しています(笑)。
 ……本伝の大ネタバレが潜んでいる作品がありますので、最低でも本伝4巻までは読んでおいてほしいなとは思いつつ、短めの作品が多いので、取っ付きは悪くないかも。

『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2』 ■ 「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2
 当方がテキレボで主催している「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」で発行した、既刊抜粋サンプル集、第2弾です。
 「テキレボ5で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、11サークル13名13作品が集結。内10作品から「とーとつ☆ばっすい」が集まりました。抜粋掲載がない登録作品も、基本データは掲載しています。勿論、今回も無料配布です。
 A5判、52ページ。
 拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。
 テキレボ5に参加したテキスト系の続き物作品を少しずつ試し読み出来る、無料配布冊子です。

 こちらは、無料冊子セットとは別に配布致します。


その他の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 再掲/詳細は上記

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。
 主人公その2.7《にーてんなな》であるジョディアン・ヴィルマーが、しれっと登場します。

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。
 『ミディアミルド物語』の外伝集は本伝未読でも構わないという作りになっていますが、これは割に短い作品が集まっており、そういう点では取っ付き易い外伝集かなとは思います。
 なお、テキレボ5で開催された「伯父/叔父コレクション」に、本外伝集に収録の「ダランドー叔父様との思い出」で参加し、主催のオカワダアキナさんから有難いレビューを頂きました(深謝)。

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 A5判、188ページ、頒価700円。

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
 A5判、260ページ、頒価1,000円。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
 A5判、176ページ、頒価600円。

▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲

『まなざし』(上) ■ まなざし 上  残部僅少
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらはいつの間にやら残部僅少(頒布に回せる残が2部)となっておりますが、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 あくまでも、『まなざし』に於ける伊東甲子太郎ですからねっっっっ(汗)。
 本編以上に、男色絡みの展開注意という作品群です。ついでに言えば、女色絡みの展開にも要注意です(汗)。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
 A5判、116ページ、頒価500円。

▼ その他、単発物など ▲
■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 A5判、292ページ、頒価1,200円。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。

■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。

■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 野間みつね作品の主要世界を巡る、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。


 この他、無料配布冊子のセットも、普段通り御用意します。
 どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。



 以上、有難くも拙スペース(け 61 ab)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は大幅に制限しております。

   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝2セット  ※本伝1巻の第四版は残部5部全て持込
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊  ※上巻は残2部
   ★ 『歳三達の場合』 : 2冊
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 : 2冊
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』 : 2冊
   ★ 『はたとせ』 : 2冊
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』 : 2冊
   ★ 『早蕨号、異世界をゆく』 : 2冊
   ★ 無料配布冊子抱き合わせ : 5セット
   ★ 『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2』 : 10冊

 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

 この記事は、以下のツイートに頂いたリプライに対応するものとして投稿するものです。


 ……と言っても、おひとり分なんですけどね(苦笑)。
 ツイートぶら下げだと字数の壁が厳しいので、瓦版ブログに持ってまいりました(汗)。



ベーダ・ロブ・アルカナ
 『ミディアミルド物語』の登場人物。
 主人公その1ミディアム・カルチエ・サーガがマーナ傭兵隊に入隊した時の傭兵隊長。

ベーダ・アルカナ(本伝登場の頃)/(c)1998 星村朱美  右の人物カットは、星村朱美さまから、改稿前版第1巻の主要登場人物ページに頂いたものです。つまり、これは本伝第1巻登場時、32~34歳の頃ということになりますね。

  1. 身長・体格
     それほど大柄ではない。小柄に近い中背。86~7ベルアゴラ(173cm)程度。
     服を纏っていると余り筋肉質には見えないものの、実はしっかりと筋肉が付いており、均整の取れた体付き。その為か、体格の割に力持ち、と言われている。 ref. 外伝集6巻『灰色の翼』収録「ヴェルナーサの少年」

  2. されると嫌なこと
     不当な搾取。
     なお、一体に何処の国でも傭兵の扱いは過酷であるが、マーナの場合、傭兵に対しても実力実績を是々非々で評価してきちんと報酬に反映してくれるので、彼にとってのマーナ傭兵隊は“些少の苛酷さはあっても居心地は存外に悪くない”という組織である。

  3. 夢・目標
     なくして久しい。
     強いて言えば、出来るだけ戦果を挙げて多額の手当を得、その稼ぎの一部を(以下ネタバレ直結につき省略)
     但し、ミディアムがマーナ傭兵隊に入隊してからは、自身に課している目標のようなものがひとつ増えている。それが何かということは……本伝4巻までお待ちいただきたく(苦笑)。

  4. キャラの自己評価
     「俺は、クデンの辺鄙な寒村で生まれ育ち、偶々《たまたま》兵役の折に認められたリランの腕だけを頼りにマーナへ出てきた、一介の傭兵に過ぎん」 ref. 外伝集1巻『清水は未だ青く』表題作「余波」の章
     とはいえ、長剣《リラン》の技量に関しては、マーナ国内でなら上位五十人以内には確実に入っているだろう、と冷静に客観視もしている。ただ、それを他者に誇ることはない。

  5. 誕生日
     クデン暦ヤマラ七年仲冬第二月の十四の日。
     ……地球のグレゴリウス暦に無理矢理変換すると、1月14日(苦笑)。


  6.  濁りのないハイバリトン。

 以上、リクエストくださったきよこ様、有難うございました。

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