里の瓦版

野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 
 7月24日に福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま」展示Bホールにて開催される「みちのくCOMITIA 2」(以降「みちのくティア」と記載)への委託予定品リストをアップ致します。

みちのくティア2 サークルカット  最終委託となる『補充裁判員2番』ほか、初頒布となる『はたとせ』と『掘り出しミックスナッツ』など、1冊で読み切れる作品のみ5種を預けてみることにしました。
 以下、書影付きで紹介致します。



みちのくティアへは最終委託
『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 なお、この冊子は今年の夏コミを最後に頒布停止とし、絶版にする予定となっておりますので、みちのくティアでは最終委託となります。宜しくお願いします。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……


みちのくティアでは初頒布の既刊
『はたとせ』 ■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 昨年の夏コミ合わせ刊行物につき、みちのくティアには初委託となります。
 A5判、292ページ、頒価1,200円。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。

 (余談ですが、上記書き下ろし番外編は、先に『エモーショナル・サイオニック』の表題作本編を読んでおくと、少しだけ美味しいと思います)

『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 昨年末の冬コミ新刊につき、こちらもみちのくティアには初委託となります。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。


その他の既刊
『エモーショナル・サイオニック』 ■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。


『蔵出しミックスナッツ』 ■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 コンピュータRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作です。


無料配布@ちらし置き場  ※2種類を抱き合わせ配布です(汗)
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版第二刷)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 A5判、44ページ。
 イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様で第二版も配り切りましたので、10巻からの抜粋を加えるなどして、第三版を刊行しています。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第四版)
 2016年中に何とか刊行したい(汗)『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 A5判、44ページ。
 とうとう第四版となりました。相変わらず、検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が今度はクリアPPフルカラーです。
 イベントでは無料配布ですので、どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。




 以上、当日、みちのくティアに足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託番号は、「35」となっております。
 委託品は、全て3冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっております。無配冊子セットは5セット送らせていただきました。いずれも、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。裁判員裁判体験以外は、試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品の内、裁判員裁判体験記を除く4種については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ エモーショナル・サイオニック → こちらから
   ■ 蔵出しミックスナッツ → こちらから
   ■ はたとせ → こちらから
   ■ 掘り出しミックスナッツ → こちらから

 作品一覧は、こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いです。

 7月3日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 127」への委託予定リストをアップ致します。

 今回は、二次創作の委託はございません。

花鳥風月127 サークルカット  最終委託となる裁判員裁判体験記『補充裁判員2番』の他は、初委託となる『ミディアミルド物語』の序盤セットのみです。……例によって、本伝のみではなく、外伝集も含めての推奨購読順に沿った委託となりますので、御了承ください(汗)。

 という訳で、6種、書影付きで紹介致します。



花鳥風月へは最終委託
『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 なお、この冊子は今年の夏コミを最後に頒布停止とし、絶版にする予定となっておりますので、花鳥風月では最終委託となります。宜しくお願いします。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……


花鳥風月では初頒布の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。2011年3月、大幅にリライトして刊行。表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 外伝集は本伝と異なり続き物ではありませんので、それ単独でも読めます。……なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「15」となっております。
 委託品は、全て3冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。パッキングされた頒布物が売り切れた場合は見本誌も売られるようですので、もし見本誌だけになっていても諦めずに(笑)。ウチの見本誌は全てカバーを掛けておりますので、割に綺麗な方ではないかと……。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品の内、新規委託の『ミディアミルド物語』シリーズについては、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いです。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから

 最近、PHSアプリで、課金要素を含むゲーム『幻想バトラー』を始めたので、自分の為の覚え書きとして、感想と言うほどのものではありませんが、感じたことを書き連ねておきます(苦笑)。

 このゲーム、一応、RPGカテゴリで買ってきたんですが(落とし切り)、RPGと言っていいのかな……私の目には、一種のカードゲームにも見えるのですが……まあ、RPGとして話を進めますね(爆)。

 なお、本ゲームはスマートフォンアプリとしても配信されているらしく、そちらでは少し遊び方が異なっているようです。以下は、あくまでも、私がプレイしているPHSアプリ(※他プレイヤーとの共闘要素はない)のお話ですので、念の為。

=== 2017/8/20 追記 ===
 続編に入ったら、他プレイヤーと共闘(?)する「マスターボス」要素が加わりました。……とは言え、他プレイヤーとコンタクトを取って連携するというわけでもなく、戦闘の場に入ってひたすら目の前のボスを殴っていれば、他プレイヤーが与えているダメージもリアルタイムで加わってゆき、その内に退治される……という恰好なので、果たして「共闘」と言って良いのか……(汗)
=== 追記此処まで ===

★★★★★

 という訳で、先日うっかり勉強代を払う羽目になった『幻想バトラー』、極力のんびり続けているのですが……

   「足手纏いは、すっこんでろ!」

 を痛感出来る戦闘システムですねえ、これは(苦笑)。

 ゲームを始めて間なしの時期に、貰ったコインで引いたガチャで、「序盤で使うには余りに強力過ぎるだろ?」というモンスターをひとり(?)、引き当ててしまいまして(汗)。
 これ、最初こそ、「あー、これが居ると戦闘で負けなしだから捗る♪」と思っていたのですが、序盤に出すのは反則だろうというほどの強敵に出会った瞬間、弊害が表に出てきたのです。

 ゲームでの戦闘のシステムは、魔道士(プレイヤー/自分が直接戦うことはない)が、手持ちの味方モンスターをデッキにセットしておき、そのモンスター達が、エリア探索中に発見した敵モンスター達と殴り合い、敵モンスター達の合計生命力(以下、「合計生命力」を便宜上「HP」と言う)を全て削り切れれば勝利、というものです。但し、戦闘の際には、バトルポイント(以下「BP」)と呼ばれる消費ポイントを持っていることが必要です。もし、味方のBPが、敵のHPを削り切る前に足りなくなれば、幾らこちら側にHPが有り余るほど残っていても、そのまま撤退せざるを得なくなります。
 大した怪我もしてないし、戦い続けられるだけの能力もあるけれど、それでも撤退しなければならなくなる……これ、それなりの規模の戦に置き換えてみれば、「敵の領土に攻め込むも、持参した糧食が尽きてしまったので引き揚げざるを得ない」状況そのままですよね(苦笑)。
 そして、本ゲームに於いて、1ターンに消費するBPは、デッキにセットする各モンスター固有の消費BPの累計で決まります。
 このような戦闘システムだと、強敵に出会った時に何が起こるかというと……
 ガチャで引き当てた馬鹿強い味方モンスター(以下、仮名「SG君」)が幾ら頑張っても、他の、引っ掻く程度のダメージしか敵に与えられない味方モンスター達がターン毎にBPをガンガン消費してゆくので、息切れで撤退を余儀なくされるのが早い(汗)。
 つまり、SG君以外の味方モンスター達が、相対的に、

   「部隊の糧食を食い潰すばかりで戦の役には立たない雑兵」

 になってしまうという事態に(汗)。
 課金に至ったのも、制限時間内に超HP持ちの敵を倒せるだけのBPが足りず、「此処まで来て諦めるのもなあ、仕方ない、得られる報酬を目当てに今回だけは突っ込もう」と、つい思ってしまったからで。

 制作側も、なかなか考えていますねえ。
 ゲームに入ってきたばかりのプレイヤーに、「今回だけ無償で与える」有償コインで、強力モンスターを入手出来るガチャを引かせ、序盤で与えるには強力過ぎるのではないか、ゲームバランスが崩れるのでは、と思えるほどのモンスター(でも、実は、よくよく見ると出現率はそれほど低くない!)を、敢えて「気前良く」与える。……これ、「罠」に引き摺り込む為の「撒き餌」ですよ、後から考えれば(汗)。
 さくさくゲームを進められるようになって「うおー、すげー」となっているところへ、ひょいと、明らかに無茶苦茶なHPを持つ敵ボス一味(本ゲームでは「ユニオンボス」と呼ばれる/一回戦ったぐらいでは倒せないのて、何度か撤退してBPを回復させてから再挑戦する必要がある)を出現させる。……それがまた巧妙でして、最後のボスステージに辿り着くまでの護衛達のステージが、1ステージ目は「ちょっと強めな程度のHP」、2ステージ目は「かなり苦労はするけど何とかなる程度のHP」……と来て、最後のボスステージが「倒せるまでに気が遠くなるほどのターンを要するHP」……。
 勝利に辿り着くまでにあれほど大量の戦闘ターンを要するユニオンボスには、その後(現在、第7エリア途中まで来ていますが)、未だ出会ってはおりませぬ(汗)。その一事だけでも、あのユニオンボスが、ユーザーを課金に引っ張り込む「罠」の仕上げだったんだなあ、ということが察せられます。
 私が、「うーん、此処まで苦労して辿り着いたんだから、今回だけは頑張ろうかな」と思ってしまったのは、間違いなく、SG君を引き当てていて、「些少お金を積んで頑張りさえすれば何とかなる」だけの戦力をなまじ持っていたから、なのですよ。もし、最初っから「無理無理無理! あんなん倒すなんて絶っっっ対に無理っ!」という戦力しか持っていなければ、さっさと諦めて、そのユニオンボス戦を捨てていたと思います。

 戦い続ければ勝てるだけの力はあるのに、戦い続けられるだけの飯が足りない……飯さえあれば、戦に勝てるのに!
 飯を得る為には、飯が出来るのを待つ(=時間で回復するのを待つ)か、飯を買うかしかない。
 だが、飯が出来るのを悠長に待っていたら、折角追い詰めた敵に逃げられてしまう(=制限時間を過ぎると敵が消えてしまう)。逃げられない為には、今すぐ戦えるだけの飯が要る。飯を買うしか、手立てがない!

 ……となれば、払えるお金がある人は、ついつい、BP回復アイテムや攻撃・防御強化アイテムに課金してしまいかねません(苦笑)。
 どうにかユニオンボスを倒せた後で、「ああ、序盤でSG君をくれたのも、序盤の最後に無茶苦茶なボスステージを仕掛けてあったのも、プレイヤーの課金に至る心理的な壁を崩す為の罠だったんだな……怖えぇ……」と思いました。
 だから言うのです、あれは「勉強代」だった、と(苦笑)。

 ところが、此処で私が廃課金まっしぐらにならなかったのも、SG君を引き当てていたおかげでして(爆)。
 他のモンスター達が軒並倒れ、とうとうSG君しか居なくなった為、やむなくSG君だけをデッキにセットして戦わせたところ……仲間が居ないから1ターン当たりの消費BPが少なくなり、それだけ戦闘ターン数を増やせて強敵を撃破し易くなるわ、反則だろうと言いたくなるほど防御力が高く体力もあるから敵の集中攻撃を喰らっても殆どHP削られないわで、あららら、あれだけ苦労した超HP持ちのユニオンボス(……その場所を探索すれば、かなりの確率で何度でも出会える)でさえも、制限時間までに課金なしで倒せるようになったじゃん!
 何故、もっと早く、この事実に気付かなかったのか……。
 おかげで、その後は、制作サイドから貰える日々のささやかなプレゼントのみで細々とゲームを続けることが出来ております(苦笑)。
 (但し、これだけ頑張って作られているゲームアプリを、携帯電話に比べれば遙かに利用者の少ないPHSにまで移植してくれたのは本当に有難いなあ、と心底思っておりますので、遊ばせていただく間は、月に一度を上限として、ささやかに課金はさせていただくつもりではおります……序盤にやらかしたような重課金はしませんけど(汗))

 この戦い方には、勿論、戦闘に参加させない他のモンスター達の成長が遅れてしまう、という欠点があります。
 ただ、戦闘で得るソウルピース(モンスターの欠片のようなもの)を合成することで新たなモンスターを生み出し、そのモンスターを従前のモンスターと合成することで成長させる(強化する)……という道もあるゲームなので、SG君が敵モンスターを撃破しまくってソウルピースとソウルエレメント(ソウルピースを合成する為に必要な燃料のようなもの)を集めて回り、合成し倒すことで、後ろで待機し続ける他モンスター達も、殆ど戦わないにも拘らずレベルがドカドカ上がってゆくという……(苦笑)
 ちょっと言葉はアレですが、

   「一番強い奴が狩ってきた獲物で、皆がすくすくと育つ」

 という感じになっています……。

★★★★★

 ゲームによって戦闘システムというのは異なりますから、これが例えば、「最後に止《とど》めを刺したキャラにだけ経験値が入る」システムのゲームだと、また戦い方が変わってきます。
 なるべく均等に育てた方が全体として後々が楽になる為、先にレベルが上がってしまった強いキャラ達に楯になってもらいつつ(汗)、敵のHPを削っておいてもらい、最後だけを一番弱い奴に殴らせて経験値を総取りさせる、というセコい技を使うことも(汗)。
 そうやって、成長しにくいキャラに経験値を集めることが可能な戦闘システムは、或る意味では「俺たちゃ仲間だろ、みんなで一緒に成長しようぜ!」という「心優しい世界」になり易いです(笑)。

 また、「前衛で戦闘に参加するキャラに平等に経験値が入る/パーティー内に居ても、前衛で戦闘に参加しなければ経験値は入らない」システムのゲームだと、適度にキャラを入れ替えながら成長を促すことになります。楽さに流れて前衛向きのキャラばかり育てていると、前衛キャラ達が倒れてしまった時、直ちにその後を埋める為に(自動的に)駆り出される後衛キャラ達が為《な》す術《すべ》もなく叩き伏せられて、そのまま全滅で終わっちゃいますからね……(苦笑)。

 しかし、本ゲームのような、言葉は悪いですが「穀潰し」が足を引っ張ることになる戦闘システムだと、ひとりでも傑出した能力を持つキャラが味方に居れば、「足手纏いは退がってろ!」となりますし、「強い味方に資源を集中して早めに鍛えて“ほぼ無敵”にしてしまう方が効率的に戦に勝てる、それでなお余裕が出来たら、後ろで後継候補も育てておく」という戦い方になってしまう。
 ……実を言うと、本ゲームでの戦闘には、モンスターの属性による相性というものも影響してくるんですが……SG君はとにかく、ガッチリガチガチに固くて、本っっっ当に削られにくいので、敵との相性が悪かろうと何だろうと、倒れてしまうほどのダメージを受けないんですよ(汗)。最初にガチャで引き当てた時、「これって、ゲームバランス壊れるんじゃ……?」と思ったのは、だからなのですが(苦笑)、でも、来ちゃったものは使いますよねえ(爆)。
 敵の側からすれば、「十五人掛かりでボコ殴りにしても殆ど無傷でボスステージまで突破してくる化物」を相手にしているわけで、何ともはや……(汗)。

 RPGの戦闘システムは、遊んでいると、架空の世界での歴史物のよーな作品を書いている人間としては、ついつい色々なことを考えてしまいます。
 「みんなで協力し合えばみんなで成長出来る!」も、「穀潰しの足手纏いは、すっこんでろ!」も、多対多の戦いが持つ一側面を体現していて、どちらが正しいとか間違っているとかいうものでもない。寧ろ、それらの「全部入り」が絡み合ったものが、恐らく「現実」……だけど、RPGの戦闘システムでそれらを全部取り入れたら大変なことになってしまうので、ゲームの特性に応じて或る一側面に特化して採用しているだけである……と見るべきなのでしょう。

 ……無論、これがシミュレーションゲームであれば、自ずと「全部入り」が求められるような気がしないでもないですが(苦笑)。
 まあ、でも、現実の戦に匹敵するほど全ての要素に目を配らないとならないゲームは、息抜き程度に遊ぶには、しんどいですよね(汗)。

 では、今回はこの辺で。


 取り急ぎ、秋口までの参加イベントについて、状況を纏めてお知らせしておきます。

  • 花鳥風月 126
  •  7月3日(日) くにびきメッセ@島根県松江市
     委託No. : 委託15

  • みちのくCOMITIA 2
  •  7月24日(日) ビッグパレットふくしま@福島県郡山市
     委託参加予定(近日申込)

  • コミックマーケット90
  •  8月14日(日) 東京ビッグサイト@東京都江東区
     配置場所 : 東5ホール ヒ 07a

  • Elysian 31
  •  9月4日(日) アスティホール@北海道札幌市
     委託参加予定(申込済)

 頒布予定品情報は、それぞれのイベント開催日が近くなりましたらアップ致します。

 6月19日(日)、北海道COMITIA(以下、略称の「北ティア」と記載)の第4回目に、遠征で直接参加してきました。

津軽海峡(?)上空 虹に彩られた雲
 行きの航空機の窓からは、本州を離れた直後ぐらいから暫く、雲に映る円形の虹が見え続けました。航空機の移動に“付いてくる”虹でしたし、虹が見え続けた位置が、後に雲のない場所に出た時に航空機の影が海上に映っていたのと同じ位置でしたので、所謂ブロッケン現象だったのでしょう、多分。
 バッテリ残量を気にしながらも、「わー綺麗!」と当然の如く写真を撮りまくったんですが、帰宅してから確認したところ……う、うーん、殆どわからん……(汗)。上に貼ったのは、虹が映ってるみたいだなーということが一番わかる写真です(苦笑)。
 で、いつも通り(苦笑)、雨に遭うこともなく無事に札幌入り。有難いことです(笑)。



 今回も、前泊の利点を活かし、当日の朝8:45会場前集合で、設営等(机上シール貼り、ちらし配りなど)をお手伝いさせていただきました。
 全てが完了した時点で、サークル入場開始時刻まで、残り40分ほども!
 おかげ様で、自サークルの設営も、かなり余裕を持って行うことが出来ました。

北ティア4 「H 05-06」
 今回は、北ティアでは初の島中配置(但し、ジャンル端の配置)でしたので、最後の頒布となる裁判員裁判体験記『補充裁判員2番』を、最も手に取られ易いであろうスペース中央に設置。
 その他は、北ティア初売りの短編集や無料配布冊子のみを、表紙を見せる形で置き、残りは全て棚差しに回しました。……御覧の通りの詰め詰め、今回でギリギリなので、次に北ティアに直参する時にはガラガラ回転棚を持参する必要がありますね(爆)。
 なお、委託品である熊本応援チャリティアンソロ『みどり芽吹く』は、まずは委託コーナーでお求めいただく方がお金の流れ的にも最適、ということもあり、やや控えめな位置取りと致しました。

 スペースの両脇に高さを持たせ、逆に一番低い中央に目が行くように……と意識しての『補充裁判員2番』の位置取り(……ついでに、招きカープ坊やをその後ろに置くことで、「低い位置に目が行く⇒うっかり売り子と目が合ってしまう」気まずさを極力回避出来る計算)でしたが、或る程度の効果があったようです。行きかけて足を止め、台紙POPの内容紹介を読まれてから、見本誌をお手に取られる……という方が、有意に多く。……勿論、題材の特異性が大いに手伝っているとは思うものの、当方の小説作品POPの方では余り見られない視線の動きと行動とが、かなり興味深かったです。

北ティア4 『補充裁判員2番』
 POPを更に工夫すれば、小説作品の方にもお目を留めていただけるようになるのかもしれないな、と考えさせられる結果でした。
 あと、高い位置にあるPOPにも、割に皆さん、視線が向かうようです。今回、高い位置には頒布リストしか置かなかったので、夏コミでは少し工夫してみようと思います。……またお誕生日席ですし……(頒布ゼロのトラウマから吐血)


北ティア4 『みどり芽吹く』
 なお、幾許かお預かりしていた熊本応援チャリティアンソロの方は、御関心を示していただいた方に全て「是非まずは委託コーナーで」とお勧めさせていただいたのですが、後から伺った限りでは、委託側では出てゆかなかったとのこと……その場でお求めいただいた方が良かったなあ、と反省した次第です。

 御関心を示していただいた瞬間がお買い時! ということかなあと……タイミングは大事にすべきですね……

 個人的には、少しですが、イベントの雰囲気に変化を感じた回となりました。
 誤解を恐れずに言えば、コミケや東京のコミティアに近くなってきた……もっと具体的に言えば、「文芸サークル見るのは後回し」感が前回までより強くなってきた……ような……? (※個人の感想です)
 机上配布されるちらし類が前回までに比べて随分と増えたことも、その印象に寄与していますね(汗)。以前は、まあこの程度なら持ち帰っても……という枚数でしたが(苦笑)。裏を返せば、それだけ宣伝効果が見込めるイベントだと認知されてきた証だろう、と思います。

 あ、なお、『補充裁判員2番』は、持ち込み分が有難くも完売となりました。持ち込み数が少ないだろうというツッコミはさておき(汗)、「持ち込み分完売」は『まなざし』上巻を初頒布した2003年の夏コミ以来なので(苦笑)、素直に嬉しくはあります。
 『「長編上等」ガイドブック』も、お約束の「……え、これ、無料なんですか?」と訊かれながらの配布で、ちらし置き場に置いた分も含めて、12冊全て綺麗になくなりました(汗)。藍間さんの所で配ってくださった分もなくなったそうですので、流石北ティア(爆)。……コミケで配れる分、5冊しか残ってないんですが(汗)。

 改めまして、当日拙サークルにお立ち寄りくださった全ての皆様、そしてスタッフの皆々様に、心より御礼申し上げます。
 次回、11月13日の北ティア5は、委託参加となります。
 ですが、来夏の次々回北ティア6には、また必ず遠征して参上致しますので、宜しくお願いします(笑)。



【おまけ】
 当日、イベント後のジャンケン大会に提供した東京土産。

北ティア4 ジャンケン大会景品に提供した「切腹最中」
 ……お土産物やプレゼントとして無難(?)なのは、「自分から自分の為に買おうとまでは思わないけど、無料で貰えたら話題に出来て嬉しい気がしそうなもの」ですよねー(笑)。

 6月19日(日)、ホテルさっぽろ芸文館の3階ロイヤルホールにて開催される「北海道COMITIA 4」(以降「北ティア」と記載)に於ける、拙サークル頒布予定品をリストアップ致します。

 今回から、ページ数(表紙込み)及び頒価は、記事内に一緒に掲載致します。
 通販の際に必要となる重量などの詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿していますので、こちらから御参照ください。

北海道COMITIA 4 サークルカット
 ……なお、次回11月の北ティア5は委託参加となりますので、既刊の選り取り見取り機会は来年の北ティアまでございません(汗)。
 少しでも気になる作品がございましたら、どうぞお手に取ってやってくださいませ。



 今回は、委託参加される「虚影庵《きょえいあん》さんから、熊本応援アンソロジー『みどり芽吹く』を、少量ですがお預かりしています。まずは委託コーナー(Z 25)でお求めいただければと存じますが、もし委託コーナーで売り切れていましたら、こちらへお立ち寄りくださいませ。委託コーナーとは異なり、見本誌の果てまで頒布出来ますので(笑)。

他サークル様からお預かりした委託品
『みどり芽吹く』 ■ みどり芽吹く
   頒価:500円
   A4判 88ページ
 委託参加もされている「虚影庵」さんからお預かり。
 熊本の震災を受け、売り上げを全額益城町へ寄付するチャリティアンソロジーとして急遽企画立ち上げ、原稿募集開始から僅か半月ほどで原稿を集めて編集して5月5日のコミティアで発行するという神速っぷりでした。
 執筆陣も、この短期間でよくぞ此処まで……という質・量の作品を提供しています。
 「緑」に絡んだエッセイ・小説が集められています。
 【特設ページ】http://kyoeian.vis.ne.jp/midori/

 ……野間みつねも、『魔剣士サラ=フィンク』の世界での書き下ろし番外編「緑乙女《ドライアド》の胸飾り」と、『まなざし』下巻の「浅い春」の章の用字変更バージョンとを寄稿しております。




 それでは、当方の頒布物を御紹介します。

北ティアでは初売りの既刊
『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。

 昨年末の冬コミ新刊です。北ティアでは初の頒布となります。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。

『「長編上等」ガイドブック』 ■ 「長編上等」ガイドブック
 3月に開催されたテキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」第3回(以降「テキレボ3」)で当方が主催した「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」で発行したガイドブック。
 「テキレボ3で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、13サークル14名15作品が集結。その参加サークルと登録作品を紹介することが主目的の、無料配布本
 A5判、124ページ。

 因みに、拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。

 拙サークル以外では、企画参加サークル「藍色のモノローグ」さんのスペースでも配布される予定です。また、無配であることが見た目でわからない厚さ(汗)ということもあり、ちらし置き場にも置かせていただく方向で検討しています(汗)。
 テキスト系の続き物作品を出しているサークル&当該作品を一望出来ることが特色の、無料配布本です。
 ……はい、拙サークルの内部基準でも「本」になってしまう、表紙込み120ページと相成りました(汗)。ホントに無料でいいのか、という内容と厚さですが(汗)、無配出します、と掲げて参加サークルを募集しましたからね(苦笑)。
 なお、有志が参加した企画の一環で、書き下ろし番外編が、何と、5本も収録されています。……勿論、主催である当方も書き下ろしております……微妙に、『小説BADOMA』4巻のネタバレを含んでおります(汗)。


北ティア最終頒布
『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、24ページ、頒価100円。

 なお、この冊子は今年の夏コミを最後に頒布停止とし、絶版にする予定となっておりますので、北ティアでは最終頒布となります。宜しくお願いします。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……



その他の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 A5判、188ページ、頒価700円。

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
 A5判、260ページ、頒価1,000円。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
 A5判、176ページ、頒価600円。

▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
 A5判、116ページ、頒価500円。

▼ その他、単発物など ▲
■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 A5判、140ページ、頒価550円。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 A5判、292ページ、頒価1,200円。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。


無料配布  ※全て、無料カタログ等との抱き合わせ配布です(汗)
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版第二刷)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 A5判、44ページ。
 イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様で第二版も配り切りましたので、10巻からの抜粋を加えるなどして、第三版を刊行しています。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第四版)
 2016年中に何とか刊行したい(汗)『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 A5判、44ページ。
 とうとう第四版となりました。相変わらず、検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が今度はクリアPPフルカラーです。
 イベントでは無料配布ですので、どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。




 以上、有難くも拙スペース(H 05-06)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております。

   ★ 『補充裁判員2番』 : 5冊
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊
   ★ 『歳三達の場合』 : 2冊
   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝2セット
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 :2冊
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』:2冊
   ★ 『はたとせ』 : 2冊
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』:5冊
   ★ 『「長編上等」ガイドブック』:12冊

   ★ 委託品『みどり芽吹く』:3冊+店頭見本誌1冊  ※店頭見本誌も頒布可

 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

 6月12日開催の「新潟COMITIA 45」への委託予定リストです。
 全部で3種類しかありませんので、全てを画像付き、コメント付きで掲載します。

新潟COMITIA 45 サークルカット
 今回は、最初で最後の委託となる『補充裁判員2番』や、昨年の冬コミ新刊『掘り出しミックスナッツ』を委託致します。20周年記念自選蒐『はたとせ』も一応入れておきますが(汗)。



委託頒布品 (古い順)
『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
   ※新潟コミティア初頒布&最終頒布
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。

 なお、この冊子は従来、その性質上、対面頒布か自家通販のみに限ってきたものですが、今年の夏コミを最後に頒布停止とし、絶版にする予定となっておりますので、遠征出来ない地域へのイベント委託にも乗せてみることにしています。
 よって、勿論、新潟コミティアには初委託となります。……最後の委託ともなりますが(汗)。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……

『はたとせ』 ■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。

『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
   ※新潟コミティア初頒布
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。

 昨年末の冬コミ新刊につき、こちらも新潟コミティアには初委託となります。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。


おまけ
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 何故か第三版初版が発掘されましたので(汗)、優先的に、ちらし置き場向けとして同梱しました。勿論イベントでは無料配布です。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第三版)
 2015年にサークル活動20周年記念の一冊として刊行予定の『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 こちらも第三版が発掘されましたので(以下略)
 無駄に豪華装幀ですが、無論イベントでは無料配布です。遠慮なく貰っていってやってくださいませ。
 ちらし置き場の無料配布冊子セットで入手可能です。




 以上、当日新潟コミティア会場(朱鷺メッセ4F国際会議室)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、またしても「13」となっております。……前回と同じやん(汗)。
 有料頒布物は3冊ずつ(見本誌を除く)、無料配布物は5セットの委託となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 ページ数・頒価など、此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、『補充裁判員2番』を除けば、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」に見本を投稿済みですので、併せて御覧いただければ幸いです。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただけると嬉しいです。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ はたとせ → こちらから
   ■ 掘り出しミックスナッツ → こちらから

 5月8日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 126」への委託予定品リストを、直前で恐縮ですが(汗)掲載致します。

花鳥風月126 サークルカット
 今回は、先月出したばかりの新刊『小説BADOMA』第4巻を委託する関係上、委託品の殆ど全て(6種類中5種類)が二次創作になってしまうということもあり、ゲームジャンルで申込を致しました(汗)。

 ……なので、新刊の表紙イラストを、思い切ってサークルカットに使わせていただきました。どきどき。


 では、以下、委託する6種を、書影付きで紹介致します。



新刊
『小説BADOMA 4/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、とうとう第4巻です。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)
 今回も、表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。


花鳥風月では初頒布の既刊
『「長編上等」ガイドブック』 ■ 「長編上等」ガイドブック
 3月に開催されたテキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」第3回(以降「テキレボ3」)で当方が主催した「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」で発行したガイドブック。
 「テキレボ3で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、13サークル14名15作品が集結。その参加サークルと登録作品を紹介することが主目的の、無料配布本

 因みに、拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。
 テキスト系の続き物作品を出しているサークル&当該作品を一望出来ることが特色の、無料配布本です。
 ……はい、拙サークルの内部基準でも「本」になってしまう、表紙込み120ページと相成りました(汗)。ホントに無料でいいのか、という内容と厚さですが(汗)、無配出します、と掲げて参加サークルを募集しましたからね(苦笑)。
 なお、有志が参加した企画の一環で、書き下ろし番外編が、何と、5本も収録されています。……勿論、主催である当方も書き下ろしております……微妙に、『小説BADOMA』4巻のネタバレを含んでおります(汗)。


その他の既刊 (刊行順)
『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズです。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっておりましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第2巻です。
 1巻に引き続き、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第3巻です。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!
 今回も、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、何故か前回と同じく「12」となっております。
 なお今回は、無料配布物は、委託品とした『「長編上等」ガイドブック』のみです。御了承ください。
 委託品は、新刊・初売り物のみが4冊ずつ、他は全て3冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっております。万一品切れの際は、御容赦ください。パッキングされた頒布物が売り切れた場合は見本誌も売られるそうですから、もしも見本誌だけになっていたとしても諦めずに(苦笑)。ウチの見本誌は全て必ずカバーを掛けてありますので、割と綺麗な方ではないかと思われます。

 ページ数・頒価など、此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 因みに、今回の委託品は殆ど全て二次創作なので、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」さんでの見本公開はございません。悪しからず御了承ください。

 改訂前、1992年3月の第三巻刊行以来、長らく続きを待ち続けてくださった皆様……大変大変大変お待たせして申し訳ございませんでした……遂に、『小説BADOMA』の第四巻が刊行と相成りました!

 第四巻の中でも、第十二章の前半は1992年当時に既に書き上げていたものですし、他の章にも、折々に記した断片が混じってはいますが、当然、全てリライトしております。なので、今巻からは、多くの部分は書き下ろし、ということになりましょう(汗)。

 ……毎度毎度ですが、そもそも『BADOMA』って何ですか、という辺りは、こちらのブログ記事を御参照いただければと存じます。

『小説BADOMA 血塗られた伝説 4/5』
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……

 今回も、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしました。
 これまで表紙ピックアップ実績のなかった考古学者のログナーさんと亡国の姫君ロココ・リナ嬢が、めでたく表紙を飾っています……あ、いや、ちゃんと、今巻の内容的に表紙で推しておくべきだと考えたからであって、実績作りの為ではありませんよ(爆)。
 ……実は、今巻裏表紙の下半分を占拠しているキャラも密かに当方の推しなんですが、そちらはどうぞ、実際にお手に取って御確認くださいませませ(笑)。

 なお、今回は、原作ゲームを御記憶の方には「……え、そんな展開あったっけ?」という独自展開がてんこ盛りです。
 勿論、原作ゲームの大まかな流れは踏襲しています。ただ、それまでの3冊以上に、原作ゲームには存在しない展開が、主に黒魔道師タンジェ君の周辺でザクザクと(汗)。
 記事タイトルの「遂に新たな展開へ」は、そっちの意味も兼ねていますよ(爆)。

 ページ数は、今回も、表紙込み124ページ。
 頒価も、これまで同様、450円(送料別)です。
 自家通販も受付開始致します。なお、「架空ストア」様での委託販売はございませんので、御注意ください。
 同人誌即売会での初売りは、5月8日(日)の「花鳥風月 126」への委託参加となります。直接参加での頒布は、夏コミ(……受かれば)までございませんので、御了承ください。

 里の書庫の紙媒体作品目録には、第十三章第一節からの試し読み(済みません、今回はネタバレを避ける為に部分掲載です)をアップしております。どうぞお気軽に覗いてみてやってくださいませ。
 なお、二次創作の為、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」様への見本提供はございません。御了承ください。



 最終巻となる第五巻ですが、可能であれば年内、最悪でも来年の夏までには刊行したいと考えております。……終章は既に、一太郎移植の果てまで終わっていますので(汗)。

 去る3月21日(月・祝)、「Texr-Revolutions」(以下、略称の「テキレボ」と記載)の第3回目に参加してまいりました。

 なお、今回当方が企画した続き物長編小説応援企画「長編上等」については、別途、当該企画に絞った御報告を企画公式サイトに先上げしておりますので、そちらを御覧いただければ幸いです。

会場1F テキレボ案内  さて、当日は、そこそこ冷え込んでいましたが、前夜にばらついた雨も上がってくれ、ディスプレイ用品がキャリーバッグから溢れて“両手に花”となってしまった身としては、有難い天候でした。

 で、例によって例の如く、設営から参加すべく、朝5時半起きで頑張って浅草へ。
 だって、サークル入場時間から入っていたのでは、自ブース設営間に合わないんです絶対に(真顔)。
 あと、今回は、忘れずにカープ軍手を持参して使っていたのですが……うん、まあ、普通は誰も気付かないですよね、うん(苦笑)。

 設営自体は、非常にスムーズでした。今から思えば色々ドタバタだった前回設営とは随分と異なり、かなり皆さん手慣れてきたなという感じがします。……いやまあ、前回は、テキレボ見本誌棚を現地で皆で組み立ててましたし、宅配荷物の到着も遅れましたし(汗)。
 そんなこんなで、宅配荷物も、印刷所からの宅配搬入分も無事に届き、2時間もあれば余裕の設営よね、と取り掛かったわけですが……

テキレボ3 A07-08(その1)
 …………結局、ブース設営が完了したのは開場寸前(爆)。……お、おかしい、あれだけ早めに設営を始めたのに(苦笑)。
 ※はて、何処かで読んだような、と感じたあなた、そのお疑いは正しい(苦笑) ⇒ テキレボ2の報告記事

 まあ、企画のポスターを貼りに行ったり、サークルPRポスターを貼りに行ったり、という、前回にはなかった作業が入ったのは事実ですけど、前回は例の、ほぼ全冊平積みとか馬鹿なことをやっておりますから、それよりは楽な筈、だったんです……
 しかも、開場後は開場後で、印刷所からの宅配搬入で納品された『「長編上等」ガイドブック』の検品作業で合計約2時間を要したという……どんだけ準備に時間の掛かるサークルなんだウチ……(汗)

 (……これは私感ですが、サークルのPRポスター用の掲示板は、企画ポスター掲示場所同様、模造紙なしの茶色パネルのまま、自由に使っていただいた方が良かったような気もします。そして、最初から多数のパネルを並べるよりも、パネルがポスターで埋まってしまったら次を追加、という形を取れば、各パネルがスカスカに見えてしまうという問題は解消出来るのではないか……と愚考しております)

 ところで、上の写真は、主催した企画「長編上等」エリア側から撮影したものですが、サークルエリア側から撮影すると、こんな感じ。

テキレボ3 A07-08(その2)  こうして両方から見ると、
  • 大き目の卓上イーゼル
  • テンマのルームラック
  • 組み立て済の台座+合板天板+サークルカラーの掛け布
  • 自作の折り畳み式アクリルスタンド
  • ポスタースタンド
  • ガラガラ回転棚(現地で組み立て/分解)+アクリルディスプレイ台
 という、「千美生の里ディスプレイ大物什器ほぼフルスペック」状態であることがわかります……え、説明されなければわからない? 失礼しました(汗)。

 ……あ、企画エリアとサークルエリアの間で、ちょこんと赤座布団に座っているのは、去年の秋テキレボからイベントデビューしている、招きカープ坊やです(笑)。デビュー時よりも、座布団が少し豪華になっていますよ(爆)。



 さて、今回は、裁判員裁判体験記『補充裁判員2番』がテキレボでは最終頒布になるということもあり、前面向かって右の角地という、或る意味で最も目立って手に取り易い場所に置いてみました。その甲斐あってか、近年は引き合いが殆どなくなっていた当冊子ですが、3冊も貰われてゆきました。有難うございます(深謝)。
 他の諸作品については、今後も頒布が続くということもあり、テキレボ公式アンソロに掲載していただいた『まなざし』下巻でさえ、割に控えめな置き方でした。

 ……とは言え、続き物長編小説応援企画「長編上等」の主催としては、続き物を目立たせないという選択肢は皆無なので(笑)、そちらはポスターまで作り、少しPOPに力を入れて。

テキレボ3 A07-08(その3)  効果があったかどうかは甚だ怪しいですが……(苦笑)。
 『小説BADOMA』の続きを買いに来ていただけたことは幸せなので、これからも地道に頑張る所存です。

 今回の頒布で特筆すべきは、テキレボ名物の「お買い物代行」で貰われていった品が圧倒的に多かったことでしょうか。
 当然、頒布合計金額の殆どを、お買い物代行分が占めています。
 無料配布セットは、事前にテキレボ準備会さんから「5冊以上の希望が来てますので、可能ならその分多めの搬入を御検討ください」との連絡を頂きましたので、その分は取りのけておけました。……ってゆーか、事前連絡頂いたの初めてですよ拙サークル(汗)。
 次にテキレボに参加する時には、某作品の刊行準備冊子について、「事前お試し版としてどうぞ!」と言えるようにナリタイデス……

 それはさて置き。
 実は、今回一番吃驚したのが、『まなざし』の下巻がお買い物代行で貰われていったことでございます。
 上巻の購入なしで、ですよ(驚)。
 思わず、代行サービスでお見えになった方に「え、下巻? 下巻ですか? い、いきなり下巻ですか?」と何度もお尋ねしてしまいましたよ(汗)。
 まさかとは思いますが、2003年の上巻発売の頃に何処かでお買い上げくださり、その後、2008年に下巻が出たことを御存じなく、偶然テキレボアンソロ等で下巻が出ていることを知り……だったのでしょうか。真相はわかりませんが、何れにしても有難いことでございます……。

 あと、『新選組!』の二次創作『月は欠けゆく』も、代行で貰われてゆきましたよ……或る意味では『小説BADOMA』よりもニッチな、伊東先生追悼冊子ですのに……これまた驚きでした……

 勿論、直接スペースまでお越しくださり、拙作をお求めくださった方も何人かおいでで、搬入数を極度に絞りまくった『エモーショナル・サイオニック』が貰われていって冷や汗を掻いたり(汗)、『小説BADOMA』の第一巻が新たに貰われていったり(嬉)と、色々ございました。

 表紙込み120ページの無料配布(汗)になってしまった『「長編上等」ガイドブック』や、無料配布冊子セットを受け取ってくださった皆様も含め、拙サークルにお立ち寄りくださった全ての皆様&お買い物代行で拙作を御指名くださった方々に、心より御礼申し上げます。

 ……企画主催なのに、サークル様に挨拶回り出来た時には委託頒布はとっっくに終わり、皆さんもぼーちぼち撤収始めてますという凄まじいタイミングになってしまったせいで、それ以外のサークル様で密かに気になっていた御本(ジャパネスク本!)が買いに行けなかったという超個人的な悲劇もありましたが……うう、後で確認したら、ほぼ目の前のブースにいらっしゃったんですよ……何ということだ……次回も来てくださるかなあ……。



 なお、今回は、「藍色のモノローグ」の藍間さん主催の企画「滅亡探訪」に、『ミディアミルド物語』で参加していました。「滅亡探訪」ブースの見本誌コーナーには、「この辺りから国がひとつ滅びます」というネタバレ栞を挟んだ見本誌を置かせていただきました(笑)。

 また、「シアワセモノマニア」の青波さん他の皆様によるステージ企画「Text-Revolutions朗読会」にて、テキレボ3公式アンソロ『猫』に寄稿した拙作『まなざし』下巻の一部抜粋を、 mis0noさんに朗読していただけました。……しかし何故か「さあ、いよいよこれから始まるよー!」というところで、滅多に来客のない拙ブースに来客が続き(汗)、最初の方は身を入れて聞けないという「な、何故重なるー(汗)」状態に陥ったのですが、後半はしっかり耳を傾けることが出来ました。……これで、中学生の頃、執筆中に、目の前に座ったクラスメート男子から読み上げられるという悲惨な(?)“最後の朗読記憶”を上書きしていただけました……。
 mis0noさん、拙作に生身の息遣いを吹き込んでいただき、本当に有難うございました。



 次回、秋のテキレボは、10月8日(土)に開催とのことで、まず間違いなく直接参加可能かと思います。
 相当数のサークル様に御参加いただいた企画の主催をしていてさえも、隅っこでひっそりまったり、になってしまったのは、当方の性格上、もう仕方がないので(苦笑)、今後も自分のペースを守りつつ、隅っこでひっそりまったり、地道に参加するつもりでございます(笑)。
 え、「長編上等2」はやらないのかって?

 ……善処します(苦笑)。

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