野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

「イベント情報」のブログ記事(古→新)

 またまた御報告が遅くなりましたが(汗)、『ミディアミルド物語』第7巻『縄なき繋縛《けいばく》』を、今月初めに刊行しております。
 ページ数は、表紙込みで132ページ。
 頒価は、久し振りの500円(送料別)です。
 イベントでの初売りは、来《きた》る3月24日(日)にOMMビル(大阪マーチャンダイズ・マート)で開催される「そうさく畑 収穫祭 2013」となりますので、どうぞ宜しくお願いします。
 当日の居場所は、4丁目27番地です。

『縄なき繋縛』
 また、通販の受付も、開始しております。
 送料節約で(笑)第6巻『遠きが故に』のお申し込みを控えていた方も、どうぞ宜しくお願いします。
 ただ、即座にお申し込みを頂いた場合、発送は「そうさく畑」終了以降になりますので、予め御了承ください。

 それにしても……
 またしても、ルビが必要な巻タイトルになりましたわ(汗)。
 他に巻タイトル候補となる章もあったのですが、この巻全体を見渡してみた時に、「縄なき繋縛」という言葉が、当該章を超えてこの巻全体に──この巻に登場する色んな人々の身の上に──広がっている印象があったので、敢えて、難読気味のこの章を巻タイトルに選んでみた次第です。

 で、今回は、何と言っても、〝タリー・ロファの面目ない話〟がメインです。
 ……とんでもない事故が起きている「あとがき」でも書きましたが(……と言うか、事故のせいで読めなくなってしまっている部分に書かれているのですが(汗))、この辺りは、2008年には既に書き上げていた話です。過去のブログ記事を遡れば、2008年10月の「……御免、書いちゃった(苦笑)」「結構、長くなりました」いう記事がそれですね。
 勿論、それから数年間(汗)推敲を続けていたので、当時の文章とは微妙に異なるものとなってはいるのですが、基本的な展開は全く変わっていません。そういう意味では、あのキリ番リクエストがあったせいで、タリーさんがこんなことに(爆)、というわけですな(苦笑)。

 他にも、ふたり目の主人公ケーデル・フェグラムの受難とか(里の書庫の紙媒体作品目録で、ちょっとだけ引用)、お久し振りに登場するキャラクターの「あの後どうなった?」が判明するとか、周辺で色々とございます。乞う御期待、と言うと何だか鬼・悪魔ですが(汗)、お楽しみいただければ幸いです(やっぱり鬼)。

★★★★★

 それでは、今回はこれにてー。

 こんばんは。交換日記時代の癖で、つい冒頭に「野間です」と書き込みそうになる里長です(笑)。

 本記事では、来《きた》る3月24日に開催される「そうさく畑 収穫祭 2013」での拙サークル頒布予定品について、事前に、何を持ち込むかをリストアップしておきます。
 ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。



新刊
『遠きが故に』 ■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 所謂〝ダニュア三国〟のひとつであるキャティラが舞台となる章が、初めて出てきます。

『縄なき繋縛』 ■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。


そうさく畑では初売り
『将軍と呼ばれる迄に』 ■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。

『駆け足、覗き見、ミディアミルド』 ■ 駆け足、覗き見、ミディアミルド -ミディアミルド物語 試し読み冊子-
 本伝1~5巻及び外伝集1、2、4巻からの抜粋を時系列に並べた、試し読みの為の冊子。
 発行時点で単行本未収録の外伝「レーナから来た青年」(但しウェブ公開版に加筆修正済み)からの抜粋も収録。

『千美生の里の歩き方』 ■ 千美生の里の歩き方 -既刊内容摘まみ食い集- 2012.11.18 ver.
 野間みつねの既刊から、長編・中編の一章または一節、若しくは短編丸ごと一本をピックアップして収録。
 収録されている作品は、以下の通り。
 ・ミディアミルド物語 & ミディアミルド物語外伝集
   離郷/鷹の子/最後の一年、最初の一日(1)
 ・まなざし & まなざし拾遺話集・傍話集
   射干玉《ぬばたま》/賭け/筆のあと
 ・その他の諸作品
   月は欠けゆく(1)/魔剣士サラ=フィンク トータル・プロローグ


既刊
■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 そうさく畑への持参は、物凄ーっっく、久し振りです(汗)。
 昔の本なので、本文印刷用紙が上質70kgです。横に立て掛けられている他作品に比べて薄く見えますが、ページ数は表紙込み140ページありますよ(苦笑)。

■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った“青い炎”ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた“マーナの知将”ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた“マーナの知将《ドー・ルーム》”ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 清水は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。



 以上、奇特にも拙スペース(4丁目27番地)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 そうさく畑が終わった余韻に浸る間もない26日に、5月5日(日)、東京ビッグサイト東4・5・6ホールで開催される「COMITIA 104」の配置案内が届きました。

配置場所 : 東6ホール ほ 53 b

ほ53b
東6ホール 結構、奥の方ですねえ……。
 (この左側に、東5・4ホールが広がっているんですよ……)
 各種企画展示も、宅配便受付も、ずーっっっっと果てです(汗)。
 近いのは、赤十字献血受付ぐらいなものです(苦笑)。

 当日合わせの新刊は流石にないと思いますが──そうさく畑で『ミディアミルド物語』本伝を2冊も出しましたから、スケジュール的にも費用的にも、薄い冊子でないと無理無理(汗)──先日の畑新刊2冊が、関東では初頒布となります。
 奇特にも拙スペースにお立ち寄りくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 日にちが近くなりましたら、そうさく畑の時と同様、持ち込む予定の頒布物記事を上げておきますね。

 5月5日(日・祝)に東京ビッグサイト東4・5・6ホールで開催される「COMITIA 104」での拙サークル頒布予定品について、事前に、何を持ち込むかをリストアップしておきます。
 ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 なお、今回は、新刊を一気に2冊も出した(汗)前イベントから余り間もないこともあり、イベント合わせの新刊はございません。



コミティアでは初売りの既刊
『遠きが故に』 ■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 所謂〝ダニュア三国〟のひとつであるキャティラが舞台となる章が、初めて出てきます。

『縄なき繋縛』 ■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。

『歳三《おれ》達の場合』 ■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 昨年のコミティア初参加時には持ち込みませんでしたが、物凄く久々に持っていった「そうさく畑」で思い掛けず貰われていったので、こちらにも持ち込んでみます。
 という訳で、上2冊と一緒に見本誌置き場に出回る筈です。
 薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからで(汗)、表紙込み140ページあります。


その他の既刊
『千美生の里の歩き方』 ■ 千美生の里の歩き方 -既刊内容摘まみ食い集- 2012.11.18 ver.
 野間みつねの既刊から、長編・中編の一章または一節、若しくは短編丸ごと一本をピックアップして収録。
 収録されている作品は、以下の通り。
 ・ミディアミルド物語 & ミディアミルド物語外伝集
   離郷/鷹の子/最後の一年、最初の一日(1)
 ・まなざし & まなざし拾遺話集・傍話集
   射干玉《ぬばたま》/賭け/筆のあと
 ・その他の諸作品
   月は欠けゆく(1)/魔剣士サラ=フィンク トータル・プロローグ
 昨秋のコミティア初参加時に出した、野間みつね作品お試し冊子です。
 本文がオンデマンド印刷なので、長期保存には向きませんが、手軽に色んな作品の摘まみ食いが出来るという点ではお勧めかも。

■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 清水は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。

■ 駆け足、覗き見、ミディアミルド -ミディアミルド物語 試し読み冊子-
 本伝1~5巻及び外伝集1、2、4巻からの抜粋を時系列に並べた、試し読みの為の冊子。
 発行時点で単行本未収録の外伝「レーナから来た青年」(但しウェブ公開版に加筆修正済み)からの抜粋も収録。
 些か〝出し過ぎ〟の感がある冊子なので、最初から読んでくださろうという奇特な、そしてネタバレ嫌いの方々には向かないと思います。
 ただ、本伝を読む時に知識があると美味しいであろう短編(外伝集未収録)の一部が読めるという点では、お勧めです。



 以上、有難くも拙スペース(「ほ」53 b)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 ……ただ、御覧の通り、何ぶんにも刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております……嵩張る為、スペース下に置き切れないのです(汗)。
 特に、『まなざし』及び派生作品は、店頭見本誌以外に2冊しか持ち込みません。『ミディアミルド物語』も、本伝外伝5セットしか持参致しません。万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

 それから、所謂〝お試し冊子〟類の内、『駆け足、覗き見、ミディアミルド』は、今回でイベント頒布を終える予定としております。どうか御了承ください。
 『千美生の里の歩き方』の方は、今年の夏コミまでは、イベント頒布を続けます。

 お久し振りです。
 今年の夏コミ、有難くも無事にスペースが取れましたので、少し遅くなりましたが御報告させていただきます。

8月11日(日) 東5ホール 「ヘ」 ブロック 12 a
コミケWebカタログでの詳細ページ → こちら 〔注:Circle.msへの会員登録(無料)が必要〕

コミケット84 配置図 導線
 導線は、開会時のものです。東4ホール手前側からしか入場出来ません。
 但し、入場制限が解除されて以降は、この限りではなくなります。

コミケット84 配置図 拡大

 それにしても、久し振りの東ホール配置ですね。
 (いや、参加をお休みしていた3年の間や、普段参加しない冬コミがどうだったかは存じ上げないので、あくまで、当方の参加している回では、という意味です)

 ……個人的に回ってみたかったジャンルが、折角同日で喜んでいたのに全て西ホールに配置だと知って些か凹んでおりますが、別の日になるよりはマシですな(苦笑)。

 当日の頒布は、新刊含めて『ミディアミルド物語』シリーズが中心になります。但し、既刊の内、イベント頒布を停止した『魔剣士サラ=フィンク 第一部総集編』と『駆け足、覗き見、ミディアミルド』以外の作品も、最低2冊ずつは持ち込む予定です。
 現在は新刊『ミディアミルド物語外伝集』第5巻を最優先として作業を進めていますので明言までは出来ないものの、余裕が出来たら、『駆け足~』に代わる冊子作成も検討してみたいです。……〝出し過ぎ〟だったアレの反省を踏まえ、もう少し違う形で。

 あ、因みに、外伝集の巻タイトルは『レーナから来た青年』になる予定です。
 当該外伝集の情報は、この後で別記事を立てますね。……最初はひとつ記事に書いていたのですが、分けないと駄目だろ、という長さになってしまいましたので(苦笑)。

 では、当日、奇特にも拙サークルスペースまでお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 御報告が少し遅くなりましたが、『ミディアミルド物語外伝集』第5巻『レーナから来た青年』が、過日刊行されました。

『レーナから来た青年』
 ページ数は、表紙込みで116ページ。
 頒価は500円(送料別)です。

 収録作品は、収録順に、短編「ある茶話会の風景」及び「ダランドー叔父様との思い出」、掌編「シベルリン小景」、中編「レーナから来た青年」及び「最後の夏」、そして短編「闇に向かって走れ」の、計6編。
 この中では、デフィラ・セドリックの一人称で語られる「最後の夏」が、最新書き下ろし作品となります。紙媒体作品目録に、少しだけ試し読み出来るページを拵えていますので、お時間のある方は覗いてやってください。
 「ダランドー叔父様との思い出」及び「シベルリン小景」は、改訂前版ノートからのリライト作品。
 「ある茶話会の風景」及び「闇に向かって走れ」は、近年書いてストックしていた短編です。
 そして表題作「レーナから来た青年」は、サイトの30,000番キリ番リクエスト作品として全文公開されていますが、改訂版リライト前の執筆なので用語も古く、今般の紙媒体収録に当たり色々と加筆修正されています。……最初にブログで連載公開した時のバージョン&毎回の作者コメント記事を御覧になりたいという奇特なお方は、こちらのリンクからどうぞ。

 イベント初売りは、8月11日(日)の「コミックマーケット84」2日目。居場所は、東5ホール「ヘ」12aです。どうぞ宜しくお願いします。
 通販受付も開始しております。
 但し、即座にお申し込みを頂いた場合でも、発送は8月に入ってからとなります。悪しからず御了承ください。

★★★★★

 それでは、今回はこれにて失礼致します。
 イベント直前になりましたら、いつも通り、持ち込み予定作品リストの記事をアップする予定です。

 前日しかも深夜の更新になってしまって御免なさい(汗)。
 明日8月11日(日)に拙サークルでの頒布を予定している品について、事前に、何を持ち込むかをリストアップしておきます。
 ページ数・頒価など詳細について、此処に掲げられていない物は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。全ての作品についてではありませんが、試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。



新刊
『レーナから来た青年』 ■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
  マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 書き下ろし中編「最後の夏」は、本伝6巻で飛び出した〝タリー・ロファのトンデモナイ告白〟を下敷きにした一篇です。

『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベントでは無料頒布です。
 ……あれ? ミディアム君の登場している箇所からの引用が少ないような……キット、キノセイ、キノセイ……(汗)

■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 済みません、表紙を取り込んでおくのを忘れたまま、全て前日搬入の荷物に入れてしまいました(汗)。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……

コミックマーケットでは初売りの既刊
『遠きが故に』 ■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 所謂〝ダニュア三国〟のひとつであるキャティラが舞台となる章が、初めて出てきます。

『縄なき繋縛』 ■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。

『千美生の里の歩き方』 ■ 千美生の里の歩き方 -既刊内容摘まみ食い集- 2012.11.18 ver.
 野間みつねの既刊から、長編・中編の一章または一節、若しくは短編丸ごと一本をピックアップして収録。
 収録されている作品は、以下の通り。
 ・ミディアミルド物語 & ミディアミルド物語外伝集
   離郷/鷹の子/最後の一年、最初の一日(1)
 ・まなざし & まなざし拾遺話集・傍話集
   射干玉《ぬばたま》/賭け/筆のあと
 ・その他の諸作品
   月は欠けゆく(1)/魔剣士サラ=フィンク トータル・プロローグ
 昨秋のコミティア初参加時に出した、野間みつね作品お試し冊子です。
 本文がオンデマンド印刷なので、長期保存には向きませんが、手軽に色んな作品の摘まみ食いが出来るという点ではお勧めかも。
 なお、今回がイベント頒布としては最後になる予定です。


その他の既刊
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 清水は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。

■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。

■ 四番目の魔道士
  或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 今のところ幻の(苦笑)作品となっている『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』(著作権法上問題があるので、現在は中断中)に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。



 以上、有難くも拙スペース(東5 「ヘ」 12a)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 ……ただ、何ぶんにも刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております。
 特に、『まなざし』及び派生作品並びに二次創作モノは、店頭見本誌以外に2冊しか持ち込みません。『ミディアミルド物語』も、新刊・初頒布・一部の巻を除いては、本伝外伝ともに5冊しか持参致しません。万が一にも品切れの際は、御容赦くださいませ。

 それから、所謂〝お試し冊子〟類の内、『千美生の里の歩き方』は、今回でイベント頒布を終える予定としております。どうか御了承ください。

秋イベント申込状況など

 「千美生の里」が参加を予定している、秋のイベント情報です。
 今年は、十数年振りに、委託参加の申込みをしてみました。

  • 9月15日(日) Elysian 25 テイセンホール(札幌市)
  •  委託参加申込をしました。……6セットフルで(汗)。
     オールジャンルイベントなので、普段コミケット以外で頒布していない二次創作『四番目の魔道士』『月は欠けゆく』も預ける予定です。
     目下の悩みは、残り4セットに何を選ぶか……『まなざし』上下巻で2セット潰れるのが痛いところですね。無論、上下巻バンドルにすると1セットになりますが、初参加の創作小説サークルの3,000円本を誰が買うというのか……(苦笑)
     なお、イベント内プチオンリー(ぷちしあん)の、テキストオンリー「つづりや」さんにも参加させていただきます。宜しくお願いします。


  • 10月20日(日) COMITIA 106 東京ビッグサイト東5・6ホール
  •  こちらは直接参加の申込を致しました。
     新刊が出せるかどうかは今の時点では不分明ですが、何かしら頑張ってみたいと思います。

 以上、配置スペース等が決まりましたら、また御報告させていただきますね。

 あ、それから、次回の「そうさく畑」が、来年3月30日(日)にインテックス大阪で開催されることが公式にアナウンスされました。

 申込は必ず致しますが、日程が日程だけに、本人の直接参加は難しいかもしれません……。


 既にツイッターのサークルアカウントでは一報を流していますが、委託で初参加させていただく9月15日(日)テイセンホール(札幌市)にて開催の「Elysian 25」、スペースナンバーが判明しましたので、お知らせします。

スペースナンバー : Z 20 (委託コーナー)

 また、当日は、イベント内プチオンリーイベント「ぷちしあん」のひとつ、テキストオンリー「つづりや」さんにも参加しています。

 委託予定品については、また後日、記事をアップする予定です。
 まずは、取り急ぎ、お知らせまで。


 本日、エリシアンさんへの委託品を発送致しました。
 初めての参加、しかもオールジャンルイベント……ということもあって、二次創作に分類されると思われる作品も委託品に混ぜてみることにしました。
 全部で6種類しかありませんので、全てを画像付き、コメント付きでお届けします(笑)。



一次創作 (古い順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 新選組の副長、後に旧幕軍の幹部となる土方歳三《ひじかた としぞう》を描いた似非《えせ》歴史小説『まなざし』の、番外編を集めてあります。
 各編ウェブサイトの書庫にも掲載されていますが、野間みつねの文章は、紙媒体で読む方が圧倒的に読み易い筈です(苦笑)。
 ごっつい本編(各332ページ)を上下巻バンドル(=1種類扱い)で預けることも考えたのですが、分売不可で自動的に3,000円とか、そりゃあ幾ら何でも極道だわと思ったので、思い止《とど》まりました(汗)。

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第2巻。2011年2月、大幅にリライトして刊行。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 ……本伝を2巻までしか委託出来なくて申し訳ありません(汗)。外伝集も1冊は預けたかったもので……。因みに、本伝は現在、7巻まで刊行されています。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。2011年3月、大幅にリライトして刊行。表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 外伝集は本伝と異なり続き物ではありませんので、それ単独でも読めます。
 本当は外伝集2巻を預けてみたかったんですが、本伝2巻までだったらこっちが先だよね、と(苦笑)。……なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。


二次創作 (古い順)
『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
     表紙・挿画 : 高井玖実子さん (かきくけ工房)
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 今のところ幻の(苦笑)作品となっている『小説BADOMA』、その前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』(著作権法上問題があるので、現在は中断中)に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけ(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。
 とは言え、元のゲームでは「戦いは十一日に及んだ」と書かれているだけの事柄ですから、流石に、著作権法で言う〝二次的著作物〟とは言いにくいでしょう(苦笑)。

『月は欠けゆく』 ■ 月は欠けゆく
 岩倉邸での屈辱の会合が終わって後《のち》、御陵衛士《ごりょうえじ》頭取・伊東甲子太郎《いとう かしたろう》は、供として付いてきていた弟子・藤堂平助《とうどう へいすけ》と共に、宿所である月真院《げっしんいん》への帰路を辿っていた……
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 二次創作に分類されることは間違いない作品ですが、著作権法で言うところの〝二次的著作物〟を書くことは避けています。
 なお、この冊子で描いたのはあくまでも大河ドラマ『新選組!』で谷原章介さんが演じられた伊東先生であって、拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。……あ、御存じの方は御存じかと思いますが、当方、大河ドラマ『新選組!』に於いては、谷原さん演じる伊東先生が一等贔屓という変わり者でございました(苦笑)。余りにも彼に入れ込み過ぎ、彼がドラマから退場して以降は、それまでウェブで上げていた感想日記がさっぱり続けられなくなったほどでして(汗)。


おまけ
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベント無料配布冊子なので、委託品の内『ミディアミルド物語』本伝2巻の『鷹の子』及び外伝集1巻の『清水は未だ青く』以外には、無料カタログ冊子と共に同梱致します。
 本伝2巻と外伝集1巻に同梱しないのは、本伝1巻抜きでそれだけを買う人はまさか居ないだろう……ということは、2巻や外伝集1巻にまで付けたら確実にダブる……と考えたからです。……複数作品を買ったので被ってしまうという方は、予め御免なさい(汗)。




 以上、当日エリシアン会場(札幌テイセンホール)に足をお運びの皆様、何しろ本人そこにおりませんから、どうぞ遠慮会釈なく立ち読みしていってやってくださいませませ。
 スペースナンバーは、「Z 20」です。
 全て3冊ずつ(見本誌を除く)の委託となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 ページ数・頒価など詳細について、此処に掲げられていない物は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。全ての作品についてではありませんが、試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 なお、今回の委託品の内、一次創作分については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも投稿予定です。

 ……なお、今後『ミディアミルド物語』の続きを委託するかどうかは、今回引き合いがあるかどうかを見てから決めます(苦笑)。



追記 (2013/09/11 更に追加)
「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから

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