【第4回 登録作品】ミディアミルド物語

基本データ
【作者】 野間みつね
【テキレボ7 参加予定サークル名】 千美生の里
【テキレボ7 ブース番号】 C-25~26

【作品シリーズ名またはタイトル名】 ミディアミルド物語
【読み】 ミディアミルドモノガタリ
【現在の巻数/完結済みか否か】 10巻+外伝集6冊/以下続刊
【未完の場合、巻数見込み】 本伝は20巻完結予定……た、多分……
【表紙絵・挿画等あれば作者】 現在はなし

【ジャンル、キーワード等】 一次創作、架空世界、異世界、歴史、ファンタジー、和洋中ごた混ぜ

【簡単な説明】
 “青い炎《グルーグラス》”と恐れられる青年武将ミディアム・サーガや、“マーナの知将《ドー・ルーム》”の異名を取る青年将校ケーデル・フェグラム、そして彼らを取り巻く人々――架空世界“ミディアミルド”の戦乱から統一へ向けての或る一時代を描く、全20巻(……それ以上になる可能性も濃厚になってきた)予定の歴史群像劇。

 強いて言うなら、「架空世界の歴史物」です。
 おかげで(?)、公称「主人公が2.7人」となっております。……3人、にならないのは、2.7人目の出番が他のふたりより圧倒的に少ないから(苦笑)。

各巻紹介
第1巻
【タイトル】 ナブ・ナブオーヴァ
【読み】 ナブ・ナブオーヴァ
【初版発行日等】 1995年4月14日(改訂第5版発行:2017年10月9日)

『ナブ・ナブオーヴァ』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 124p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral01.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/41



第2巻
【タイトル】 鷹の子
【読み】 タカノコ
【初版発行日等】 1996年1月31日(改訂版発行:2011年2月14日)

『鷹の子』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 164p
【頒価】 600円

【簡単な導入等】
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral02.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/43



第3巻
【タイトル】 ダグディグル・グルーグラス
【読み】 ダグディグル・グルーグラス
【初版発行日等】 1997年12月24日(改訂版発行:2011年7月7日)

『ダグディグル・グルーグラス』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 108p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 掛け替えのない女性と故郷を喪った“青い炎”ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた“マーナの知将”ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral03.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/59



第4巻
【タイトル】 ムグロールの赤狼
【読み】 ムグロールノアカオオカミ
【初版発行日等】 2011年9月9日

『ムグロールの赤狼』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 140p
【頒価】 550円

【簡単な導入等】
 バルバミラの戦いで力尽きた“恐るべき青い炎”ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの“少女”であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその“少女”に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral04.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/91



第5巻
【タイトル】 マーナの知将
【読み】 マーナノドー・ルーム
【初版発行日等】 2012年3月3日

『マーナの知将』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 148p
【頒価】 550円

【簡単な導入等】
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた“マーナの知将《ドー・ルーム》”ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral05.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/92



第6巻
【タイトル】 遠きが故に
【読み】 トオキガユエニ
【初版発行日等】 2013年1月27日

『遠きが故に』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 172p
【頒価】 600円

【簡単な導入等】
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral06.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/103



第7巻
【タイトル】 縄なき繋縛
【読み】 ナワナキケイバク
【初版発行日等】 2013年3月2日

『縄なき繋縛』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 132p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral07.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/105



第8巻
【タイトル】 垣間見る未来
【読み】 カイマミルミライ
【初版発行日等】 2014年2月17日

『垣間見る未来』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 188p
【頒価】 700円

【簡単な導入等】
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral08.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/110



第9巻
【タイトル】 祝婚
【読み】 シュクコン
【初版発行日等】 2014年4月19日

『祝婚』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 260p
【頒価】 1,000円

【簡単な導入等】
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral09.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/111



第10巻
【タイトル】 ミゼルでの遭遇
【読み】 ミゼルデノソウグウ
【初版発行日等】 2014年8月9日

『ミゼルでの遭遇』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 176p
【頒価】 600円

【簡単な導入等】
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、改訂前版で表紙・挿画を描いてくださっていた星村朱美様のイラスト類を一部再録しています。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral10.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/114



外伝集第1巻
【タイトル】 清水は未だ青く
【読み】 セイスイハイマダアオク
【初版発行日等】 1998年7月19日(改訂版発行:2011年3月25日)

『清水は未だ青く』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 124p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral-s01.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/49



外伝集第2巻
【タイトル】 最後の一年、最初の一日
【読み】 サイゴノイチネン、サイショノイチニチ
【初版発行日等】 2010年7月17日

『最後の一年、最初の一日』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 196p
【頒価】 700円

【簡単な導入等】
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral-s02.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/83



外伝集第3巻
【タイトル】 その佳き日まで
【読み】 ソノヨキヒマデ
【初版発行日等】 2011年12月3日

『その佳き日まで』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 124p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral-s03.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/86



外伝集第4巻
【タイトル】 将軍と呼ばれる迄に
【読み】 ショウグントヨバレルマデニ
【初版発行日等】 2012年7月14日

『将軍と呼ばれる迄に』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 188p
【頒価】 700円

【簡単な導入等】
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral-s04.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/94



外伝集第5巻
【タイトル】 レーナから来た青年
【読み】 レーナカラキタセイネン
【初版発行日等】 2013年7月13日

『レーナから来た青年』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 116p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他「ある茶話会の風景」「ダランドー叔父様との思い出」「シベルリン小景」「最後の夏」「闇に向かって走れ」を収録。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral-s05.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/106



外伝集第6巻
【タイトル】 灰色の翼
【読み】 ハイイロノツバサ
【初版発行日等】 2017年8月13日

『灰色の翼』
【判型】 A5
【表紙込みページ数】 112p
【頒価】 500円

【簡単な導入等】
 マーナ暦チャベラ十五年晩夏、マーナ近衛隊に見習として入府した、チャベラ二年生まれの三人の少年、タリー、ベルマン、ナイルス――後に“チャベラ二年生まれの三羽烏”と呼ばれるようになる彼らが、入府半年後の晩冬初旬に直面した、或る事件とは?
 表題作の他「セタリナーサの少年」「月光《セタリナーサ》亭」「運命のままに」「青天の霹靂」「頭立つ日」「ヴェルナーサの少年」を収録。主要登場人物の本伝登場前史が中心。

【試し読み等】 https://mitsune.jp/Books/tibral-s06.html
【テキレボWebカタログ】 https://plag.me/p/textrevo07/4284

補足事項
【今後の見どころ等】
 物語も半ば……に来ている筈なんですが(汗)、本当にあと10冊で終われるのか……先々の出来事や展開のメモを列記した年表(?)を見ながらクラクラしています。……何しろ、改訂版を出し始めた時には、「全15巻予定」とか銘打って頒布してましたからね……(遠い目)。
 なお、次の第11巻では、主人公その2であるケーデル・フェグラムが、その後の人生を左右されるほどの一大転機を迎える……予定でございます。

【その他、作者からの補足・メッセージ等】
 何ぶんにも、見ての通りの長編ですので、「いきなり手を出すのには躊躇を覚える……」という方の為に、試し読みの出来る冊子を拵え、各イベントで無料配布中です(汗)。現在の改訂第三版では、リライト前版で表紙や挿画等を描いてくださった星村朱美様の人物紹介画・イラスト類(※現在刊行中の版には挿画等はありません)を、ページ調整の関係で一部再録しています。
 チラ見せしておきますね(汗)。

(c)1998 Akemi Hoshimura
左:ミディアム・サーガ 右:ケーデル・フェグラム
(c)1998 Akemi Hoshimura