既刊の正誤メモランダム

頒布中の刊行物に潜む、誤字・脱字・句点読点誤り等々を、
読者の皆様へのサービスも兼ねて備忘的に1件ずつ書き留めておくブログ。
投稿は、気が付いた or 思い出した順(爆)。あと、頒布を休止・終了した刊行物については掲載しません。
万が一にも再版出来たら、ちゃんと直したいです……
 

ふう……(1)

■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -

■ 要修正箇所 : 142ページ 下段 22行目(左から4行目)

■ 種別 : ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 (「そんな風に後ろ向きな」の「風」にルビの振り忘れ)
 ↓
【正】 (「そんな風に後ろ向きな」の「風」にルビ) ふう


■ 備考
 これも備忘的に。
 前後に漢字の付かない「風」を「ふう」と読ませる場合、必ずルビを振ることにしているので。
 これは専ら、自分が「風」単独文字を見ると、文脈に関係なく一瞬「かぜ」と読みそうになってしまいがちなことに起因する。つまり、半ばは自分の為のルビ(汗)。

 果てしなく余談だが、教科書などを音読する場合、声に出す時には既に次の次辺りの文章を先行して目で追って読み方を確認しているので、「かぜ」と声に出してしまうことはない(笑)。声に出しているのは、今目で見ている文章ではなく、寸前に暗記した文章。音読で、改行や改ページの際に不自然に途切れさせてしまうのが、物凄く嫌なのだ(苦笑)。


「くだり」じゃない(3)

■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -

■ 要修正箇所 : 109ページ 上段 21行目(左から5行目)

■ 種別 : ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 (「庭園へ下りる」の「下」にルビの振り忘れ)
 ↓
【正】 (「庭園へ下りる」の「下」にルビ) お


■ 備考
 備忘的に。
 なお、68ページ下段の12行目にもルビなしの「下り(た)」はあるが、直前と言っても差し支えない8行目で全く同じ「下りた」という語にきちんとルビを振ってあるので、この距離で再度振るのは流石に諄い&誤読の可能性も極めて少ない、という自分基準によりセーフ(苦笑)。


「ゃ」は「ゅ」のお隣

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 97ページ 上段 24行目(左から2行目)

■ 種別 : 誤字

■ 修正内容

【誤】 そのままぎゃっと
 ↓
【正】 そのままぎゅっと


■ 備考
 ……おうぅ、キーが隣同士なんで、この種の事故は稀によくある(どっち)。……あ、御案内の通り、当方、かな入力っす。とほほ……。

 こちら、まさに拙作をお読みくださっているという有難い読者様からお知らせいただきました(深謝)。
 凪野さん有難うございました(深々)。


誤解を招く言葉選び

■ タイトル : 最後の一年、最初の一日 - ミディアミルド物語外伝集 2 -

■ 要修正箇所 : 83ページ 上段 5行目

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 丁寧に一礼した。
 ↓
【正】 跪いて丁寧に一礼した。


■ 備考
 最初にお断わりしておくと、此処での【正】は、当該行だけを弄るならば……という修正例である。実際に改訂するなら恐らく、前行から根刮ぎ書き換える方を選ぶ。
 此処での「一礼した」という言葉は「文人の礼を行なった」という意識で使っているので、所謂「馬から落ちて落馬した」系の一文になっている(汗)。記載誤りという感覚は自分では薄いものの、「一礼」という言葉には「軽くお辞儀をする」という意味もあり、「文人の礼の形で立位のまま頭を下げた」と読まれても仕方がない言葉選びになってしまっている為、客観的には記載誤りに分類しておかねば不誠実だろう。
 文人の礼の形で立位のまま頭を下げた、と読まれると困るので、今ならば、「~文人の礼を、丁寧な手付きで行なった」とか何とか書きそうではあるが、もし「前行の『~文人の礼で』までを変更しないで且つ最少の字数で誤解を招かない形に修正しろ」と言われれば、もう、いっそ跪かせるしか~(大苦笑)。
 ……え、何で困るのかって? ミディアミルドでは、立ったまま武人/文人の礼の形で頭を下げるのは、「私は主君の使いで参りました」と相手に示す時の作法だと決まっているからである(汗)。


「くだり」じゃない(2)

■ タイトル : 最後の一年、最初の一日 - ミディアミルド物語外伝集 2 -

■ 要修正箇所 : 146ページ 下段 20行目(左から6行目)

■ 種別 : ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 (「私と一緒に下りてもらい」の「下」にルビの振り忘れ)
 ↓
【正】 (「私と一緒に下りてもらい」の「下」にルビ) お


■ 備考
 前後の流れから見て「くだり」と読む人は十中八九居ないだろうとは思いつつも、自分が久々に此処を読んだ時、頭の中での音読が「いっしょにくだ……いや違った、おりて」となったので、一応。


■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 160ページ 下段 6行目

■ 種別 : 誤字

■ 修正内容

【誤】 サラ=フィンクになんて言い訳すれば
 ↓
【正】 サラ=フィンクに何て言い訳すれば


■ 備考
 「なんて」が平仮名になっていることを見落とした変換ミスであるが、此処が漢字になっていない場合、「サラ=フィンクになんて」と一気に読めてしまうので、私の中では誤字扱い(嘆)。誤解の余地がなければ「その他」扱いに止《とど》めていたのだが、他の意味での読み方が出来る場合はアウト。
 勿論、その後の「言い訳すればいいのよ!」まで読めば「サラ=フィンクになんて」ではなく、「サラ=フィンクに/なんて(何て)言い訳すれば~」であることはわかるだろうとは思う。しかし、そこで一旦僅かな戻りが生じるというか、「サラ=フィンクになんて/言い訳すれば……おっとっと、サラ=フィンクに/なんて言い訳すれば、だな……」てな風に、理解し直す為に踏鞴を踏む感じになるのは、どうにも頂けない。畳み掛ける、割に勢いのある台詞だから尚更である(嘆息)。


 単巻完結長編ファンタジー作品『魔剣士サラ=フィンク』の試し読みの為に作成した冊子。イベント会場では無料、通販の場合は送料のみでお分けしている。
 2018年11月、初版発行。

『魔剣士サラ=フィンク 44/820』
 全ての序章たる「トータル・プロローグ」並びに第一話「砂漠の暗黒神殿」篇の第一節及び第二節を収録。
 これまでの刊行準備冊子とは異なり、既に刊行された単行本の原稿から中身を持ってきている。
 なお、表紙絵等には、星村朱美様から従前頂いたイラスト類を使用。

 刊行準備冊子の残部も数えるほどになった為、試読用として新たに作成しました。
 このタイトルは、表紙込み820ページ分の中から、表紙込み44ページ分を提供していますよ、という意味です(汗)。

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 706ページ 下段 17行目(左から9行目)

■ 種別 : 誤字/ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 安らかに星気世界へ帰れ
 ↓
【正】 安らかに星気世界へ還れ/「還」のルビ「かえ」


■ 備考
 世間的には誤字とまでは言えないと思われるが、所謂「魂の戻ってゆく場所」について語る際には「還」の方を使うと決めている&この漢字は訓読みの場合は章初出ルビを振ると決めているので、私にとっては間違いなく誤字&ルビ洩れなのである……。


疲れ目のせいではなくて

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 701ページ 上段 10行目

■ 種別 : 余り字

■ 修正内容

【誤】 その鞘をそっと撫でた。。
 ↓
【正】 その鞘をそっと撫でた。


■ 備考
 句点、疲れ目で二重に見えるのかと思ったら、ふたつあった……(くらくら)。
 「句点誤り」は、句点を付けるべき箇所に間違って読点を付けてしまったとか、読点を付けるべき箇所に誤って句点を置いてしまったとか、そういう類の分類なので、本件は単なる余り字(苦笑)。


ん!

■ タイトル : ミゼルでの遭遇 - ミディアミルド物語 10 -

■ 要修正箇所 : 68ページ 上段 18行目(章見出し5行分を含む/左から8行目)

■ 種別 : 記載誤り/ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 喝破していた/「喝破」のルビ「かっぱ」
 ↓
【正】 看破していた/ルビなし


■ 備考
 何でまた初歩的な単語の使い間違いを……幾ら初出ルビ漢字だからって、ルビまで振るなよ、そこで気付けよ……と言いたい。推敲が足りてないなぁ……。
 見た目は誤字にも見えるが、ルビまで振ってある辺り、意味が異なる語を使っていることにその時点で気付けていなかった、という証拠なので、誤記扱いとする(嘆)。


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