■ タイトル : 最後の一年、最初の一日 - ミディアミルド物語外伝集 2 -
■ 要修正箇所 : 83ページ 上段 5行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
↓
【正】 跪いて丁寧に一礼した。
■ 備考
最初にお断わりしておくと、此処での【正】は、当該行だけを弄るならば……という修正例である。実際に改訂するなら恐らく、前行から根刮ぎ書き換える方を選ぶ。
此処での「一礼した」という言葉は「文人の礼を行なった」という意識で使っているので、所謂「馬から落ちて落馬した」系の一文になっている(汗)。記載誤りという感覚は自分では薄いものの、「一礼」という言葉には「軽くお辞儀をする」という意味もあり、「文人の礼の形で立位のまま頭を下げた」と読まれても仕方がない言葉選びになってしまっている為、客観的には記載誤りに分類しておかねば不誠実だろう。
文人の礼の形で立位のまま頭を下げた、と読まれると困るので、今ならば、「~文人の礼を、丁寧な手付きで行なった」とか何とか書きそうではあるが、もし「前行の『~文人の礼で』までを変更しないで且つ最少の字数で誤解を招かない形に修正しろ」と言われれば、もう、いっそ跪かせるしか~(大苦笑)。
……え、何で困るのかって? ミディアミルドでは、立ったまま武人/文人の礼の形で頭を下げるのは、「私は主君の使いで参りました」と相手に示す時の作法だと決まっているからである(汗)。