里の瓦版

野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 
 3月21日(月・祝)開催のテキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降「テキレボ」)第3回に於ける拙サークルでの頒布予定品について、リストを掲載しておきます。
 ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、二次創作モノを除く殆どの作品について見本を投稿していますので、こちらの一覧から御参照ください。
 なお、テキレボウェブカタログでの詳細ページはこちらです。

 今回は、「藍色のモノローグ」の藍間さん主催の企画「滅亡探訪」に、特に序盤で国が滅びまくる(汗)『ミディアミルド物語』で参加しています。
 その他、「シアワセモノマニア」の青波さん他の皆様によるステージ企画「Text-Revolutions朗読会」で、テキレボ3公式アンソロ『猫』に寄稿した拙作を朗読していただけるとのことです。とても楽しみです。




新刊……扱い(汗)
『「長編上等」ガイドブック』 只今印刷中 ■ 「長編上等」ガイドブック
 今回、当方は「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」を主催しております。
 「テキレボ3で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、13サークル14名15作品が集結しました。
 これは、その参加サークルと登録作品を紹介することが主目的の、無料配布本です。……はい、拙サークルの内部基準でも「本」になってしまう、表紙込み120ページと相成りました(汗)。
 因みに、拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加しています。
 ホントに無料でいいのか、という内容と厚さになりましたが(汗)、無配出します、と掲げて募集してますからね(苦笑)。
 なお、有志が参加した企画の一環で、書き下ろし番外編が、何と、5本も収録されています。……勿論、主催である当方も書き下ろしております……微妙に『小説BADOMA』4巻(4月刊行予定)のネタバレを含んでおります(汗)。


テキレボでは初売りの既刊
『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 『蔵出しミックスナッツ』の続編、というわけでもないのですが、『蔵出しミックスナッツ』を先に読んでおく方が何かと美味しいと思います。
 テキレボ2の公式アンソロ『再会』への寄稿作品「百年目の再会」も収録されています。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。


その他の既刊
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下  テキレボ3公式アンソロ『猫』参加作品収録
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-  「滅亡探訪」、「長編上等」参加作品
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 【テキレボでは最終頒布】
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……
 なお、来夏を目処に頒布停止とし、絶版にする予定ですので、テキレボでは最終頒布となります。

■ 四番目の魔道士
  或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5  「長編上等」参加作品
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズです。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっておりましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5  「長編上等」参加作品
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第2巻です。
 1巻に引き続き、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5  「長編上等」参加作品
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第3巻です。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!
 今回も、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。


無料配布  ※全て、無料カタログ等との抱き合わせ配布です(汗)
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版第二刷)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様で第二版も配り切りましたので、10巻からの抜粋を加えるなどして、第三版を刊行しています。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第四版)
 2015年にサークル活動20周年記念の一冊として刊行予定の『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 とうとう第四版となりました。相変わらず、検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が今度はクリアPPフルカラーです。
 イベントでは無料配布ですので、どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。




 以上、有難くも拙ブース(A-07~08)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております。

 【テキレボ3が初頒布のもの】
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』 : 5冊
 【その他の既刊】
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各3冊
         但し、『まなざし』上巻のみは5冊
   ★ 『歳三達の場合』 : 2冊
   ★ 『月は欠けゆく』 : 2冊
   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝4セット
         但し、本伝及び外伝集の1巻~3巻のみは5冊
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 :2冊
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』:3冊
   ★ 『はたとせ』 : 2冊
   ★ 『小説BADOMA 1/5』 : 4冊
   ★ 『小説BADOMA 2/5』 : 4冊
   ★ 『小説BADOMA 3/5』 : 5冊
   ★ 『四番目の魔道士』 : 4冊
   ★ 『補充裁判員2番』 : 8冊

 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

 3月13日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 125」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月125 サークルカット  今回は、委託6種類と併せ、チラシ置き場に無料配布冊子セットを、5セットですが置いていただくことにしました。前回の「花鳥風月 124」で無料冊子が全く動かなかったので、より気楽に立ち寄れる(であろう)チラシ置き場への設置を試みることにした次第です。ただ、余ったとしても返却はないので、お手にとっていただけたかという辺りは当方にはわからないのですが(苦笑)。

 ところで今回は、2013年の秋に一度Elysianさんに預けて以降は出したことのない、つまりは久々に委託に乗せる冊子がございます。2004年NHK大河ドラマ『新選組!』の二次創作『月は欠けゆく』(頒価300円)です。御関心をお持ちいただけますならば、是非に。

 という訳で、6種、書影付きで紹介致します。



オリジナル (刊行順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……

 なお、この冊子は従来、その性質上、対面頒布か自家通販のみに限ってきたものですが、来夏を目処に頒布停止とし、絶版にする予定となっておりますので、遠征出来ない地域へのイベント委託にも乗せてみることにしています。

『エモーショナル・サイオニック』 ■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

『蔵出しミックスナッツ』 ■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。

 昨年末の冬コミ新刊につき、花鳥風月には初委託となります。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 『蔵出しミックスナッツ』の続編、というわけでもないのですが、『蔵出しミックスナッツ』を先に読んでおく方が何かと美味しいと思います。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。


二次創作 (刊行順)
『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

『月は欠けゆく』 ■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。

 直接参加していないイベントに委託するのは2013年以来となります。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。
 内容は自サイトでも公開していませんが、例外的に、別イベントですが、Text-RevolutionsさんのWebカタログに、些少の内容を掲載しています。


無料配布(セットでチラシ置き場に設置、ほか)
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様で第二版も配り切りましたので、10巻からの抜粋を加えるなどして、第三版を刊行しています。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

 チラシ置き場への設置以外にも、一部の委託品には、装幀的に廉価になっていますが(汗)、第三版第二刷を同梱しています(左の書影はそちら)。本文内容は同じでも表紙の手触りが段違いで本文用紙も第二刷ほど薄くない(汗)第一刷の残部をお求めになりたい方は、是非是非、チラシ置き場へ(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第三版)
 2015年にサークル活動20周年記念の一冊として刊行予定……だった(汗)『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が無駄に特殊紙フルカラー(汗)ですが、イベントでは無料配布の品です。どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。

 チラシ置き場では、多分、この冊子の方が上を向く形で設置されると思われます。また、チラシ置き場以外にも、一部の頒布物には同梱しています。

 なお、無配セットには、洩れなく(汗)、自家モノクロレーザープリンタ印刷・中綴じ手製本の『千美生の里 お品書き』が同梱されています。



 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「12」となっております。
 チラシ置き場は5セット、委託品は、冬コミ新刊の『掘り出しミックスナッツ』のみ3冊で、他は全て2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。パッキングされた頒布物が売り切れた場合は見本誌も売られるようですので、万が一見本誌だけになっていたとしても諦めずに(苦笑)。ウチの見本誌は全てカバー掛けてますんで、割と綺麗な方だと思われます(爆)。

 ページ数・頒価など、此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品の内、オリジナル作品の幾つかについては、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」に見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いです。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ エモーショナル・サイオニック → こちらから
   ■ 蔵出しミックスナッツ → こちらから
   ■ 掘り出しミックスナッツ → こちらから

 昨日、エリシアンさんに、頒布を委託する拙作を発送致しました。
 今回は久し振りにエリシアンさん単独開催ということで、拙サークルも、普段北海道コミティアでは持ち込めない二次創作を中心に委託しようと、最初から「ゲームFC」ジャンルとして申込を致しております。

エリシアン30 サークルカット
 という訳で、6種、書影付きで紹介致します。
 因みに頒価は、偶然ですが、二次創作は全て450円、オリジナルは300円の品ばかりとなっておりますので、申し添えます(苦笑)。

 なお、今回、諸事情により、無料配布冊子類の同梱はございません。
 夏の北ティアには持参しますので(汗)、宜しくお願いします。



二次創作 (刊行順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズです。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっておりましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第2巻です。
 1巻に引き続き、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第3巻です。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!
 今回も、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。


オリジナル (刊行順)
『蔵出しミックスナッツ』 ■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。


『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 『蔵出しミックスナッツ』の続編、というわけでもないのですが、『蔵出しミックスナッツ』を先に読んでおく方が何かと美味しいと思います。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。




 以上、当日エリシアン開催会場(アスティホール@北海道札幌市)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークル番号は、「Z 07」となっております。
 全て3冊ずつ(見本誌を除く)の委託となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 なお、今回の委託品の内、オリジナル作品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」に見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いです。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 蔵出しミックスナッツ → こちらから
   ■ 掘り出しミックスナッツ → こちらから
 それ以外の試し読みにつきましては、紙媒体作品目録から御覧いただければと存じます。



【おまけ:当日会場で掲示予定のお品書き】

エリシアン30 お品書き

諸々の配置情報

 来月までの参加イベントの配置情報が出揃いましたので、ブログでも纏めてお知らせしておきます。

  • Elysian 30
  •  2月28日(日) アスティホール@北海道札幌市
     委託サークル番号 : Z 07

  • 花鳥風月 125
  •  3月13日(日) くにびきメッセ@島根県松江市
     委託No. : 委託12

  • Text-Revolutions 3
  •  3月21日(月・祝) 都立産業貿易センター台東館@東京都台東区
     配置場所 : A-07~08

 頒布予定品情報は、それぞれのイベント開催日が近くなりましたらアップ致しますので、暫くお待ちください。
 (エリシアンさんへの委託予定リストは、明日掲載予定です)

2016年の抱負

 さてさて、新しい年が参りました。喪中につき賀を述べることは致しませんが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 という訳で、恒例、今年の希望的予定は……

  【出したい新刊リスト; あくまで希望】
   5月……『小説BADOMA』 4巻
   8月……『魔剣士サラ=フィンク』全1巻(第一部総集編も合本/上製本にするつもり)
         ※出来れば夏コミ合わせの新刊で
   その他……『ミディアミルド物語』本伝11巻、『小説BADOMA』最終5巻ほか

  【イベント参加リスト; 受かったら】
   2月28日(日) Elysian 30 (@札幌/委託参加/申込済み)
   3月13日(日) 花鳥風月 125 (@松江/委託参加/近日申込予定)
   3月21日(月・祝) Text-Revolutions 第3回 (@台東区/直接参加/申込済み)
   5月8日(日) 花鳥風月 126 (@松江/委託参加)
   6月12日(日) 新潟COMITIA 45 (@新潟/委託参加)
   6月19日(日) 北海道COMITIA 4 (@札幌/直接参加/申込済み)
   7月3日(日) 花鳥風月 127 (@松江/委託参加)
   7月24日(日) みちのくCOMITIA 2 (@郡山/委託参加)
   8月14日(日) コミックマーケット90
   8月28日(日) 花鳥風月 128 (@松江/委託参加)
   10月9日(日) 花鳥風月 129 (@松江/委託参加)
   11月6日(日) そうさく畑 FINAL (@神戸/直接参加)
   時期未定 新潟COMITIA 46 (@新潟/委託参加)
   時期未定 北海道COMITIA 5 (@札幌/委託参加)
   時期未定 Text-Revolutions 第4回
   時期未定 COMITIA 116

 となっております。
 花鳥風月さんは、発表済みの開催予定日を全部置いてありますが、半ば自分の備忘の為で、7月以降は実際に申し込むかどうか未定です。……逆に、参加を見送ることにしていた3月は、テキレボ3の日程変更によりバッティングがなくなったので(爆)、頑張って参加してみますわ。冬コミ新刊もありますし(苦笑)。
 なお、リストの中で赤文字にしている箇所は、昨年とは参加形態を変更するものです。御了承ください(汗)。

 8月刊行予定としている(……去年もしていたような(汗))『魔剣士サラ=フィンク』ですが、最悪でも「そうさく畑 FINAL」には間に合わせたい所存です。
 そして、日程未定となっている各種秋イベントですが、仮に「そうさく畑 FINAL」とバッティングした場合には「そうさく畑 FINAL」への直接参加を優先させていただきますので、予め御了承ください。但し、委託可能イベントであれば、委託での参加は考えます(汗)。

 それでは、サークル活動21年目の今年も、どうぞ宜しくお付き合いくださいませませ。


久方振りの、冬の祭典

 年が改まってしまいましたが、昨年末12月30日に、コミックマーケット89に参加してまいりました。

冬の聖地神殿・朝

 『まなざし』下巻を駆け込み刊行した2008年以来の冬コミ参加でしたが、事前の予想よりは寒くなく、思ったよりも過ごし易い環境でした。……勿論、ダウンコートを着用したままで、ですが(苦笑)。

 で、今回も、有難いことに島角の机に配置……って、前が偽壁さんの島で、お誕生日席が自スペース内から見て右斜め前に来てしまうので、通路からの視認性の高さは普段よりも数段上(汗)。
 とは言え、焦ったところで何も変わらないので、前回通り(?)、新刊と『小説BADOMA』と無配冊子セットを前面に展開し、他は棚差しに回しました。

C89スペース

 何しろ、無配を除いても31種が机上に並ぶわけですからね(汗)。
 全部を目立たせるなど不可能です(苦笑)。
 久々に、昔使っていたナカバヤシのブックスタンドを持ち出しましたよ(汗)。

 で、頒布の方ですが、二次創作の出が目立った夏コミとは異なり、どちらかに偏る感じもない結果でしたねー。
 吃驚したことに、『歳三《おれ》達の場合』が久し振りに出ていきましたし(汗)、来夏で頒布停止・絶版にする『補充裁判員2番』も1冊出ていきましたし。
 『小説BADOMA』も、御新規の方と、続刊のみお求めくださった方と、双方おいででしたし(深謝)。
 新刊も、手に取り易い短編集だったからなのか(苦笑)、割とお求めいただけたようです。無配は……御新規様以外には積極的にはお勧めしていないので(だって装幀は変わっても中身が同じですから(汗))、用意した半分も捌けていませんが、これはまあ想定内でしたので(苦笑)。

 あと、地味に嬉しかったのが、回転棚。デビューさせたコミティアよりも、皆さんに積極的にガラガラしてもらえたことです(笑)。
 「棚 回せます」POPを拵えた甲斐がありました!

C89スペース(向かって左側)

 ……新刊用のPOPを作成し忘れてくるという大ポカもやらかしましたけどね(汗)。

 改めまして、当日お立ち寄りくださいました皆様、有難うございました。
 来年からはまた夏のみ(受かれば)参加に戻りますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

 新刊『掘り出しミックスナッツ』の自家通販は、1月12日以降に開始します。
 「架空ストア」さまでの通販は、今少し早めに開始出来るよう、今から納品準備を進めます(汗)。何度か御案内しておりますが、架空ストアさんなら支払方法が選べますし、送料が無料になるケースもありますので、可能であればそちらでの御注文をお勧めしたいところです。因みに、頒価はイベント頒布や自家通販と同じにしておりますので、どうぞ宜しくお願いします。


 冬コミ2日目12月30日(水)の拙サークル頒布予定品リストを掲載します。
 ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります(但し、一部、敢えて設けていない物もあります)。
 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、二次創作モノを除く殆どの作品の見本を投稿していますので、こちらの一覧から御参照ください。
 なお、コミケWebカタログでの詳細ページはこちらです。 〔注:閲覧にはCircle.msへの会員登録(無料)が必要〕




新刊
『掘り出しミックスナッツ』 ■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 『蔵出しミックスナッツ』の続編、というわけでもないのですが、『蔵出しミックスナッツ』を先に読んでおく方が何かと美味しいと思います。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。


コミックマーケットでは初売りの既刊
『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第3巻です。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!
 今回も、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。


その他の既刊
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……
 なお、来夏を目処に頒布停止とし、絶版にする予定です。

■ 四番目の魔道士
  或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズです。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっておりましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール「Dante」に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第2巻です。
 1巻に引き続き、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。


無料配布  ※全て、無料カタログ等との抱き合わせ配布です(汗)
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版第二刷)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様で第二版も配り切りましたので、10巻からの抜粋を加えるなどして、第三版を刊行しています。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第四版)
 2015年にサークル活動20周年記念の一冊として刊行予定の『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 とうとう第四版となりました。相変わらず、検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が今度はクリアPPフルカラーです。
 イベントでは無料配布ですので、どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。




 以上、有難くも拙スペース(東5 「ポ」 59a)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております。

 【C89が初頒布のもの】
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』 : 10冊
   ★ 『小説BADOMA 3/5』 : 10冊
 【その他の既刊】
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊
   ★ 『歳三達の場合』 : 2冊
   ★ 『月は欠けゆく』 : 2冊
   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝3セット
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 :3冊
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』:3冊
   ★ 『はたとせ』 : 4冊
   ★ 『小説BADOMA 1/5』 : 4冊
   ★ 『小説BADOMA 2/5』 : 4冊
   ★ 『四番目の魔道士』 : 4冊
   ★ 『補充裁判員2番』 : 10冊

 文字が赤くなっているのは、夏コミより大きく持ち込み数を減らしているもの(夏コミ初売りだったものを除く)です。
 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

 ジャンルごた混ぜ短編小説集の第二弾『掘り出しミックスナッツ』を、冬コミ向けの新刊として刊行致しました。

『掘り出しミックスナッツ』
 ページ数は、表紙込みで60ページ。
 頒価は、300円(送料別)です。
 自家通販は、来年2016年の1月12日からとなります。「架空ストア」様での委託販売も、準備出来次第、開始させていただきます。

 昨年の『蔵出しミックスナッツ』同様、シリーズ物としては纏められる当てもない短編を、ジャンルバランス無視で、ごた混ぜに集めてあります。
 今回は、極端に短い作品がない為、前回よりも作品数は少ないです。

▼舞台が未来世界の作品
 『レジェンダリィ・クレイン』シリーズの短編が2本、収録されています。
 「Text-Revolutions」(以下、「テキレボ」)公式アンソロ2号『再会』に寄稿した作品も入っています。
▼仄かに伝奇混じり、にもならなかった(汗)現代物作品
 『綺譚 月石の民』シリーズの短編、前回の『蔵出しミックスナッツ』収録作品「Escape」の続編です。
 なので、歴史要素が潜んでいる、と強弁も出来ます……(するなよ(汗))
 あと、現代物とは言いましたが、10年以上前、2003年執筆作品なので、微妙に風俗が古いです(苦笑)。
▼多分SF(?)作品
 小学生の頃に書きかけて挫折した長編のラスト部分を、短編として供養リライトしました。
 完全に閉じた世界で、他の野間みつね作品の未来世界との繋がりはありません。
▼二次創作に分類されるファンタジー作品
 二次的著作物ではないですし、元のゲームとは殆ど関係ないです、相変わらず(汗)。

 収録作品は、収録順に、「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》 奮戦記」、「それは、二月十五日の夜に」、「最後の帰郷」、そして「器《うつわ》 を巡りて」の、計5編。勿論、全て、リライト、リバイス済または書き下ろし作品です。
 キリ番リクエスト作品が1本収録されていますが、紙媒体への収録に当たり、これも当然リバイスしておりますので、サイト掲載の文章とは多少違う部分がございます。予め御了承ください。
 また、テキレボ公式アンソロ2号『再会』に寄稿した作品も、3字だけ増やしています(汗)。何しろ、提出時には上限字数ギリギリで、一文字たりとも増やせなかったものですから(苦笑)。

 なお、二次創作が1本混じっている冊子ながら、作品数でもページ数合計でも全体の半分には遠く満たない為、オリジナルオンリーイベントでも頒布致します。作品自体も、超絶マイナーコンピュータRPGである『BADOMA 血塗られた伝説』の二次創作ですから(※つまり、二次創作には付きものと言っても良い“元になる作品の世界観を予め共有してくれている読者”が居ないに等しい(汗))、そもそもの元ゲームを御存じなくても全く問題ない……とゆーか、『蔵出しミックスナッツ』収録「誓言から逃げる魔道師」と併せて読むと、当方が拵えた勝手な続編ゲーム(汗)のネタバレも甚だしい、てな、逆の意味で頭を抱えるような仕上がりとなっております(汗)。

 例によって例の如く、里の書庫の紙媒体作品目録に試し読みを上げると共に、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」さまにも立ち読みの為の見本を置いています。御用とお急ぎのない方は、どうぞお気軽に覗いてみてやってください。
 なお、書庫の試し読みには二次創作「器を巡りて」を、「Happy Reading」さまでの立ち読みには一次創作「百年目の再会」を、それぞれ選んで収録しております。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 掘り出しミックスナッツ → こちらから

 12月6日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 124」への委託予定リストです。
 スケジュール的に締切が厳しかったので参加は見送ろうと諦めていたのですが、委託参加の締切延長を受け、急遽参加申込を致しました。何しろ次回(125)がテキレボ3とバッティングする為、テキレボ3で企画を主催する身としては到底参加不可能……なので、今回何とか申込出来たのは有難い限りです。どうぞ宜しくお願いします。

 前回「花鳥風月 123」の折に有難くも『小説BADOMA』が3巻まで貰われていったことを鑑み、関連作品である『四番目の魔道士』も預けてみることにした為、何と今回は全部で9種類の委託に拡張していますが(汗)、直参イベントに比べれば微々たる冊数ですので(爆)、全てを画像付き、コメント付きで掲載致します。
 委託に乗せるのは初めてという冊子もございますので、お見逃しなく~!

 なお、今回、無料配布冊子は、『魔剣士サラ=フィンク』刊行準備冊子を頒価無料の委託品としてエントリーさせ、それに抱き合わせで(汗)他の無配冊子を同梱する、という形に致します。



オリジナル (刊行順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 直接参加していないイベントに委託するのはとなります。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……

 なお、この冊子は従来、その性質上、対面頒布か自家通販のみに限ってきたものですが、来夏を目処に頒布停止とし、絶版にする予定となっておりますので、このほど試験的に、遠征出来ない地域へのイベント委託にも乗せてみることにした次第です。

『エモーショナル・サイオニック』 ■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

『蔵出しミックスナッツ』 ■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。
 なお、今度の冬コミで第二弾を刊行予定です。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第三版)
 今回、他頒布物への同梱はせず、頒価0円の品として委託。
 2015年にサークル活動20周年記念の一冊として刊行予定の『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
 勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
 今回は、第三版の残りを全て預けますので、事実上の最終頒布となります。
 検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が無駄に特殊紙フルカラー(汗)ですが、イベントでは無料配布の品です。どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。
 なお、今回、この第三版は、他の委託品への同梱は致しませんので、無配冊子セットを洩れなく揃えて手に入れられるのは、この品のみとなっております(笑)。

 ……あと、余談ですが、配布し切ったと思っていたら残部が3部発掘された第二版(本文自体は第三版と同じ/無駄に箔押し)は、『補充裁判員2番』の後ろにひっそりと同梱します(汗)。

『はたとせ』 ■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。


二次創作 (刊行順)
『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズです。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっておりましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第2巻です。
 1巻に引き続き、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、第3巻です。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!
 今回も、「かきくけ工房」の高井玖実子さまに表紙をお願いしています。


無料配布(頒布物同梱)
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第三版)
 本伝1巻~10巻・外伝集1巻~5巻までの計15冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝11巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様で第二版も配り切りましたので、10巻からの抜粋を加えるなどして、第三版を刊行しています。……が、これも残部僅少です(汗)。『魔剣士サラ=フィンク』刊行準備冊子に同梱するものが最後となります。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、今後版を重ねるにつれ2ページずつ減っていきますので、最多状態の版を入手しておきたいという方はお見逃しなく(笑)。

 委託品の内、『魔剣士サラ=フィンク』刊行準備冊子に同梱します。また、『補充裁判員2番』、『蔵出しミックスナッツ』及び『エモーショナル・サイオニック』には、装幀的に廉価になっていますが(汗)、第三版第二刷を同梱致します。本文内容は同じでも表紙の手触りが段違いで本文用紙も第二刷ほど薄くない(汗)第一刷の残部をお求めになりたい方は、是非是非『魔剣士サラ=フィンク』刊行準備冊子をお持ちくださいませ。無料ですので(苦笑)。

 なお、自家モノクロレーザープリンタ印刷・中綴じ手製本の『千美生の里 お品書き Vol.11』は、『小説BADOMA』第2巻・第3巻を除く全ての頒布物に同梱します。



 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「6」となっております。
 『魔剣士サラ=フィンク』刊行準備冊子(第三版)のみ5冊、他は全て2冊ずつ(見本誌を除く)の委託となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。……あ、パッキングされた頒布物が売り切れた場合は見本誌も売られるようですので、万が一見本誌だけになっていたとしても諦めずに(苦笑)。ウチの見本誌は全てカバー掛けてますんで、割と綺麗な方だと思われます(爆)。

 ページ数・頒価など、此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品の内、オリジナル作品の幾つかについては、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」に見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いです。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ エモーショナル・サイオニック → こちらから
   ■ 蔵出しミックスナッツ → こちらから
   ■ はたとせ → こちらから

 11月23日(月・祝)、北海道COMITIA(以下、略称の「北ティア」と記載)の第3回目に、遠征で直接参加してきました。

既に北海道上空
 事前には雪予報が出たりしていたのですが、札幌入りしたイベント前日も当日も、玄関口である新千歳空港への往復道中も含め、ちらとも降られずに済みました。……翌日の札幌は一気に降雪どころか積雪30cm近くになり、市内をササラ電車が走ってましたから(震)、見事に擦り抜けたと言えましょうか(苦笑)。
 ハイパー晴れ女の面目躍如(違)。

 ……とか馬鹿なことを言ってないで、さっさとイベントの話に移りますかね(汗)。



 今回は、朝設営への協力のお願いがエリシアンオフィスさんから事前に上がっていたこともあり、早めに会場の入口(集合場所)に伺いました。
 朝の設営から参加すれば、それだけ早く自サークルの設営にも取り掛かれるわけですから、設営時間1時間だと結構厳しくなる当方にとっても頗る有難い話です。もお、喜び勇んで一番乗りしました(爆)。
 ……此処は、前泊で会場付近まで乗り込んでいる遠征参加者ならではのメリットですね(苦笑)。逆に、一応は地元である東京で開催されるイベントの場合、住んでいる場所と会場の距離によっては事前設営に参加出来ない、というケースが多いのです……コミティアとかコミティアとかコミティアとか……事前設営に参加出来れば前日に荷物を搬入出来るんですがね……。

 設営協力へのお礼として、代表の方から当日のティアズマガジン北海道を1冊ずつ頂き、作業手順ペーパーと説明とを受け、それから会場入り。
 今回、お手伝い内容は、既にセッティングされている会議机へのサークル番号の貼り付けとチラシ撒き、あとは宅配搬入荷物の会場への運び込みでした。
 そこそこ人数が集まったこともあり、割り当ての仕事も、1時間足らずで終了。一旦本部前に集合して、再度代表の方からお礼の言葉を頂き、それから解散となりました。
 この時点で、サークル入場開始時刻まで、残り30分弱。
 それだけあれば、幾らウチのサークルでも(爆)、慌てずに設営出来ます(笑)。

北ティア3 「E 11-12」
 今回も、お預かりした委託品を、最も手に取られ易いであろう位置に据えることにしました。
 あとは、北海道初売りの『はたとせ』を前面に押し立て、残りは前回同様の棚差しに回しています。目立たせる本と、それ以外の本との差別化を図ることで、目の滑らないディスプレイを目指した……つもりです。
 他、従前のイベントでの反省も踏まえ、棚差しの作品もひと目で或る程度までは雰囲気がわかるよう、「作品散布図」を作ってみるなども致しました。……が、あんまり散布してくれないんですよねぇ拙作(汗)……「棚に差されていても何となく内容が一度に窺い知れる」ような見せ方は、今少し工夫しないと駄目ですね(汗)。

作品散布図
 ただ……脱線しますが……『ミディアミルド物語』クラスの長さになってしまうと、「どんな要素を含むか」の凹凸が乏しくなってくるんですよね(苦笑)。架空の世界の戦国時代から三国時代、そして統一へ、という大筋の流れの中には、お気楽な展開もあれば、ヘヴィな展開も入りますし、色気のある展開(男女問わず(汗))も出てきますし、騙しただの陥れただのという展開も欠くべからざる要素ですし、ラブロマンス(?)も混じってきますし、人と人との擦れ違いや行き違いが生む悲劇も、不幸な恋も、そして当然ながら国の興亡も……何か突出している要素はないのかよと問われたら、即答出来るのは「長い」ってことぐらい(爆)。
 ……まあ、だからこそ、当日には結果が出ないけど先々で何か結果が出るかもしれない、試し読み無料冊子を、イベントの都度にせっせと配っているわけですが(苦笑)。

 そんな工夫もしつつ臨んだ北ティアですが、正直、直参イベントの中では今のところ一番(……そうさく畑がなくなってしまった今、掛値なしに一番)手応えを感じられるイベントです。
 勿論今回も、色々と嬉しい出来事がありました。
 まずは、拙サークルのディスプレイを、一般参加の方(……だったのでしょうか)にお褒めいただいたこと。棚差しの本は背文字が綺麗に並んでいて見映えで凄いと思えるし、平積みされている本が少なくてPOPも大きめなのでどの本が今回の推しなのかがひと目でわかるし、ディスプレイの敷き布の色彩が本の表紙にも合っていて綺麗だし、設置の高さが変えられているのも面白い、等々、色々と感激していただきまして、こちらこそとても嬉しかったです(笑)。
 また、その「推し」だった『はたとせ』も貰われてゆきましたし、委託でお預かりしていた御本も前回以上に買われてゆきましたし(手に取り易い角地に設置した甲斐がありました。……その分、無料配布冊子の捌けが今ひとつでしたが、それでも10セット以上は旅立ってゆきましたし)。

 しかし、何より有難かったのが、『ミディアミルド物語』の本伝2巻を買いに来てくださった方がいらっしゃったことです。前回、全く目立たない棚差しだったにも拘らず殆ど中を確認することもなく「これ下さい」と1巻を買っていってくださった方がおいでだったことは、その折の参加報告にも書きましたが、何と、その方が、続きを買いに来てくださったのです……!
 続き物の長編を書いている身として、続刊を購入していただけるというのは、非常に嬉しいことです。無論、拙作への御感想を頂くのも大変喜ばしいことなのですが、ただ続きを買いに来てくださる方も、物凄く有難い。「続けて読んでみたい」と思っていただけた、何よりの証ですから。
 ……ただ、今後、どちらに分岐されるか、そこは少し気になりますね(汗)。作者としては、本伝3巻に進む前に外伝集1巻を御覧いただく方が美味しいと思うのですが(試読冊子内でも、そのように並べてある)、「外伝集は後回し」という方の方が多いでしょうしねえ……。
 ともあれ、引き続きお手にとっていただけることを祈りつつ、来年の第4回北ティアでは、続きに当たる第3巻と外伝集1巻とを、1冊余分に持参する所存です(爆)。

 因みに次回は、北ティアでの最終頒布となる『補充裁判員2番』を前面に押し立てるディスプレイとする予定です。……とゆーか、来夏の頒布停止を控え、今後の直接参加イベントでは大体そーすると思います(汗)。

 当日拙サークルにお立ち寄りくださった皆様、無配冊子セットを受け取ってくださった皆様、そして拙作や委託品をお買い求めくださった全ての皆様、併せてスタッフの皆々様に、心より御礼申し上げます。
 次回、来年6月19日の北ティアも、まだ申し込んではいませんが、必ず遠征参加させていただきます。はい、宿は既に押さえてきましたから(爆)。

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