頒布中の刊行物に潜む、誤字・脱字・句点読点誤り等々を、
読者の皆様へのサービスも兼ねて備忘的に1件ずつ書き留めておくブログ。
投稿は、気が付いた or 思い出した順(爆)。あと、頒布を休止・終了した刊行物については掲載しません。
万が一にも再版出来たら、ちゃんと直したいです……
 

2013年5月アーカイブ(リスト順/当該ページ順)

 野間みつねの〝私家版・土方歳三《ひじかた としぞう》〟とも言うべき『まなざし』に於ける伊東甲子太郎《いとう かしたろう》を語り手として描く傍話集、その弐。
 2007年8月、初版発行。

『残し置く言の葉草の記(中)』
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。

 収録作品7本中の4本は、紙媒体に纏めるよりも前に作品を書き上げていた為にウェブ上で先に公開済みですが、紙媒体に移すに当たり加筆修正しております。……諄《くど》いよーですが、アブナイ話は、ウェブには載せませんよー(汗)。
 男色絡みの展開も含まれていますので、苦手な方は御遠慮ください。

『四番目の魔道士』

 連作短編集。コンピュータRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟の物語を、これまた勝手に拵えた代物である。
 表紙絵&挿画は、高井玖実子《たかい くみこ》さん。
 2002年8月、初版発行。

『四番目の魔道士』
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ・赤魔道士ガルーダ・緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼びかける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……

 元の話とも言うべき『小説BADOMA』について、実はゲームの原作者そらまめ様からは「著作権なんて気にしないでどんどん書いてください」との有難いお言葉を御感想と共にお手紙で頂いているのですが(物書き活動に於ける宝物のひとつです)……残念ながら、著作権者(=著作権を所有している者。必ずしも著作者ではないことに注意)は、ゲームの原作者様ではなくアスキーさんなんですよねえ……(嘆息)
 ただ、現行著作権法上では、既存ゲーム──に限らず小説以外の媒体──の勝手なノベライズは翻案権侵害になっても、或る著作物の〝その後〟の話や〝その前〟の話を小説で書くことに対しては網が掛かっていないので──ごく端的に言えば、著作権法ではアイディアは保護対象にならない──こういう〝伝説〟を発表するのは問題なかったりします(汗)。



 ※2015年3月、『小説BADOMA』カテゴリ新設につき、記事カテゴリ及びURL移動

 不老難死の〝月石《げっせき》の民〟が登場する、シリーズ化する予定もないではない物語。……伝奇モノ?
 表紙絵&挿画は、風樹 裕《かざき ゆたか》さん。
 2000年8月、初版発行。

『歳三達の場合』
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……

 念の為に申し上げておきますが、『まなざし』とは別の世界のお話です(苦笑)。
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備をお願いします……。
 なお、タイトルの読みは、「きたん げっせきのたみ おれたちのばあい」です。

 ウェブ上で公開していた、2004年NHK大河ドラマ『新選組!』の視聴録等を、紙媒体に移植したもの。
 6月末までの視聴日記の中から、20本を厳選して(?)収録。
 2004年8月、初版発行。

『野間みつねの『新選組!』日記 前期セレクト版』
 収録されている項は以下の通り。
 期待して良さそう/か、鴨さま、素敵……/第一回 「黒船が来た」/煮詰まってるんですか(汗)/『新選組!』の不安材料/第五回 「婚礼の日に」/第七回 「祝 四代目襲名」/第八回 「どうなる日本」/大河ドラマ版の伊東大蔵を言動から眺めてみる/第十一回 「母上行って来ます」/伊東大蔵、加納鷲雄への信頼と甘え/第十二回 「西へ!」/土方歳三、平常心を失う/第十三回 「芹沢鴨、爆発」/二四〇円の価値/第二十回 「鴨を酔わすな」/紫の人、今日も……/伊東先生からの贈り物/第二十四回 「避けては通れぬ道」/第二十五回 「新選組誕生」


 ……えーと、後期セレクト版は刊行しておりませんので念の為(爆)。

『月は欠けゆく』

 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎《いとう かしたろう》先生追悼の一冊。
 2005年6月、初版発行。

『月は欠けゆく』
 ドラマでは描かれていない部分を想像で埋めた物語(ウェブでの公開予定なし)や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。

 これ、翻案権侵害になるような〝ノベライズ〟は致しておりません。全て、ドラマで描かれなかった隙間を埋めるお話ばかりです(汗)。

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