頒布中の刊行物に潜む、誤字・脱字・句点読点誤り等々を、
読者の皆様へのサービスも兼ねて備忘的に1件ずつ書き留めておくブログ。
投稿は、気が付いた or 思い出した順(爆)。あと、頒布を休止・終了した刊行物については掲載しません。
万が一にも再版出来たら、ちゃんと直したいです……
 

『四番目の魔道士』

 連作短編集。コンピュータRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟の物語を、これまた勝手に拵えた代物である。
 表紙絵&挿画は、高井玖実子《たかい くみこ》さん。
 2002年8月、初版発行。

『四番目の魔道士』
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ・赤魔道士ガルーダ・緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼びかける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……

 元の話とも言うべき『小説BADOMA』について、実はゲームの原作者そらまめ様からは「著作権なんて気にしないでどんどん書いてください」との有難いお言葉を御感想と共にお手紙で頂いているのですが(物書き活動に於ける宝物のひとつです)……残念ながら、著作権者(=著作権を所有している者。必ずしも著作者ではないことに注意)は、ゲームの原作者様ではなくアスキーさんなんですよねえ……(嘆息)
 ただ、現行著作権法上では、既存ゲーム──に限らず小説以外の媒体──の勝手なノベライズは翻案権侵害になっても、或る著作物の〝その後〟の話や〝その前〟の話を小説で書くことに対しては網が掛かっていないので──ごく端的に言えば、著作権法ではアイディアは保護対象にならない──こういう〝伝説〟を発表するのは問題なかったりします(汗)。



 ※2015年3月、『小説BADOMA』カテゴリ新設につき、記事カテゴリ及びURL移動

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