2011年9月、初版発行。
バルバミラの戦いで力尽きた〝|恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
過去刊行分のリライトを離れ、ようやくの続刊となりました。
なお、タイトルの読みは、「ムグロールのあかおおかみ」です。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 9ページから最終ページまで
■ 種別 : その他
■ 修正内容
■ 備考
印刷所へのデータ入稿に於いては、ワープロソフトで作成した原稿をSCREEN MultiStudioを使ってプリンタファイルに変換(一種の印刷なので、以降「印刷」と言う。)する必要があり、その際には、A5原寸に塗り足し分を含んだサイズに縮小印刷しておかねばならない。ところが、この巻では、それを、最初の8ページ分を除いて全て、原稿作成時のA4のままで原寸印刷しており、その不備ファイルを入稿してしまっていた。
納品後の検品で、一瞥した途端に「……あり? いつもより何となく字が小さい?」と不審に思い、入稿原稿を再確認して……うひぃぃぃぃぃ、と青ざめる羽目に。お付き合いの長い馴染みの印刷所様が縮小印刷してくださり(……原寸で出すと仕上がりが大き過ぎて流石に変だと思われたのだろう)、見た目が他の巻と余り差のないように仕上げてくださったことに、ひたすら大感謝である。
……が、データ入稿では原寸入稿が約束事になっているので、仮にそのまま刷られてしまったとしても文句は言いにくい。余談ながら、本伝2巻『鷹の子』は、A5塗り足しサイズではなくA5原寸で印刷した原稿を入れてしまい、文章の四囲に余白が殆どないという大変な仕上がりになった為、自己負担で刷り直している。
類似のミスを繰り返さぬよう、以降は、半分寝ながらのプリンタファイル作成は控えていた……のだが……本伝7巻でまたしても、プリンタファイル絡みの痛恨のミス(エラー?)発生(汗)。意識が覚醒していても、見落としてしまったら意味がない(涙)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 47ページ 上段 6行目
■ 種別 : 余り字
■ 修正内容
■ 備考
読み返した時に、「何だか妙に間が空いてるなあ……字間設定ミスかなあ……」と思いつつよくよく見たら、読点がふたつ付いていた(汗)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 78ページ 下段 24行目(左から2行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
■ 備考
「彼の」はルビなしだと、まずは「かれの」と読まれてしまうことが明らかなので、章の中に何度出てこようとも必ずルビを振るようにしている。でも、たまに振り忘れる……。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 101ページ 上段 8行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
■ 備考
誤変換が怖い単語のひとつ。直前の「決裁」では誤っていないのだが、此処では、ATOKさんに「代理+決裁」ではなく「代理決済」という一連の言葉と受け取られ、先に変換候補として出されてしまった模様。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 101ページ 上段 10行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
■ 備考
直前と同じく「だいりけっさい」だった為、直前と同じ変換候補になってしまった(嘆)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 106ページ 下段 23行目(左から3行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
■ 備考
世間的には誤字とまでは言えないかもしれないが、可視・物理の場合に「押さえ込む」を使い、不可視・非物理の場合に「抑え込む」を使うという使い分けをしているので、自分としては誤字扱い(嘆息)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 118ページ 下段 11行目
■ 種別 : 脱字/ルビ誤り
■ 修正内容
■ 備考
ルビを振る際に勢い余って「け」を削ってしまっていたことに気付けなかったものと推測。なので、心情的には脱字。ただ、ルビ誤りでもあるので、双方に属するミスとした。
■ タイトル : マーナの知将 - ミディアミルド物語 5 -
■ 要修正箇所 : 36ページ 上段 18行目(左から7行目)
■ 種別 : その他
■ 修正内容
■ 備考
当方が一太郎にテキストデータを移植して成形 → 整形する際の拘りのひとつが、【1】 段落最後の句点や閉じ括弧が追い込みで(=半角分の位置に押し込まれて)行末に来た場合、その行の一文字目(一文字目が一字下げ空白なら二文字目)から句点または閉じ括弧までの文字に均等割付を掛けて、句点や閉じ括弧を全角分の位置に引き上げる――である。これは、僅かであっても句点下の余白を増やすことにより、「此処で区切られる」感を与えたいという意図から来ている。
逆に、【2】 段落の途中で行末に句読点や閉じ括弧が来た場合、その行の一文字目(一文字目が一字下げ空白なら二文字目)から句読点直前または閉じ括弧直前までの文字に均等割付を掛けて、句読点や閉じ括弧を半角分の位置に落とす。こちらは、ささやかながら句読点や閉じ括弧の下の余白を減らすことで、「まだ続く」感を醸し出すことを目的としている。今回の対象行は、後者に当たる。
ところが、この行、行頭の鉤括弧を均等割付範囲に入れ損ねている。その結果、行頭の鉤括弧が半角分ほど繰り上がって見えるという残念な状態になってしまっていたのだった……。