野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

「出歩き見歩き旅歩き」のブログ記事(古→新)

 3月8日(日)、Texr-Revolutions(以下、略称の「テキレボ」と記載)の記念すべき立ち上げ回に参加してきました。
 二次創作も頒布可能な、テキスト系同人誌即売会です。

 ……そもそも、様子見をしたがる性分の当方が、イベントの新規立ち上げ回から直接参加する、というのは、異様に珍しいです。
 同じ「第1回」でも、北ティアは、それ以前のElysianでの委託実績が積み上がってこその直接参加ですし。
 ただ、「StrayCat」の小泉哉女さん達が以前から色々頑張っておいでなのをツイッター等で遠くから拝見しておりましたから、これは初回から参加して応援したいなあという気持ちに。……そういう意味では、いつもの「様子見」は、その段階で終わっていたのかもしれません(苦笑)。





 さてさてさて。
 前日から荷物を運び込めるという、コミックマーケット張りの有難い仕組みもありましたので、会場への行き方の試行も兼ね、喜んで使わせていただきました。台車を事前に送らなくて済む(交通費の方が安いので、それなりに送料が浮く)、そして当日朝にカートを引き摺って歩かなくて済む(気分的に楽)、というのは地味に助かります。

 とは言え、台車を自分で運ぶのって、すんげー大変なのです。
 車も使えず(免許取ってない)、電車移動での手搬入(単身)ですから(汗)。
 折り畳み式のキャリーカートに、畳んだ台車をキャリーバッグと一緒に括り付けるのですが……道中も、万が一にも雪崩れて周囲に迷惑を掛けてしまわないよう、始終気を張り詰めて片手で保持していなければなりません。また、重さが桁違いになる上に抱え上げにくい為、乗り物に乗降する時にも普段より時間が掛かってしまいます。移動速度も、キャリーバッグだけ牽いている時に比べて格段に落ちます。
 それでも、どうにかこうにか無事に(……夏コミの前日搬入時のようなカートの一時破損もなく(汗))持ち込めたので、本当にホッとしました。

 ……まさか、その苦労して持ち込んだマイ台車を全く使う機会がないというオチが待っていようとは、この時には予想だにしていませんでしたよ……。





 そんな訳で、翌朝。
 会場設営のお手伝いに参加すべく、早朝の電車を乗り継ぎながら、二時間ほど掛けて川崎へ。
 単身参加で、イベントそのもののお手伝いは難しい私には、これぐらいしかスタッフの皆様に協力出来ることはないのです……。
 8時半集合で、1階ロビーにて説明を聞き、いざ会場となる4階へ。……会場の鍵を借りられる時間になるまで10分ほど、外で待つ羽目になりましたが(爆)。

 会場に一歩入った時の印象は、「……た、確かに狭いな……」でした。
 机が全くない状態でそう感じてしまったのは、恐らく、ひたすら横に長いという会場の特性あってのことでしょう。……実際に机を並べてみたら、意外に通路も広く取れましたし、後ろのサークルさんと背中ごっつんこ、という状態にもなりませんでしたし。
 なお、当方、以前そうさく畑の設営に参加した時と同じ、カープグッズの赤軍手で参加したのですが、残念ながら誰も気付いてくれませんでした。ちっ(笑)。

 設営は概ね滞りなく、とゆーか、予想以上に人が集まったおかげか、ハイペースで進み。
 いよいよ、ブース番号の札を机の前にぺたぺたと貼っていく作業になって……

 ……あ、あれー?

 ウチのブースになる机がないんですが。
 入口入って左手側の島、奥からC-1、C-2……と貼ってきたら、C-10で机がなくなるんですが(汗)。ちょ、ちょっと待って、ウチ、その島の右端配置の筈なんですがっっ(大汗)。
 大慌てで机を運び、机を奥にずらしてもらい、追加しました……次の島に紙を貼られてしまう前に気付けて良かったです(苦笑)。

 会場設営が早めに終わったので、10階会議室に置かれていた宅配搬入や委託の荷物を、人海戦術で4階の会場まで運搬。……台車を使うと会場の方から怒られるとのことで(汗)、みんなで箱を適宜抱えての移動でした……誰が呼んだか、「家宅捜索で押収品を運び出す一団」……皆々が白軍手で段ボール箱を抱えてるから、ということなんですが……済まんな独りだけ赤軍手で(爆)。
 ……実は、この時に使ってもらってもいいよ、という思いもあってマイ台車を前日に持ち込んでおいたのですが、うんまあ、怒られるなら仕方ないな(苦笑)。

 そして、業務用エレベータで4階に到着すると、設営作業時ハイという奴か、えーい、折角抱えてきたのだからついでだー! とばかりに、皆々、宅配搬入荷物を各サークルブースへ!

 ……え?
 会場入口付近に集めて置いておくんで各自でブースに運んでね、という話だったよね?
 運んでおいていただけるのは有難いけど、物凄ーく有難いけど……昨夜必死こいて運んできた、マイ台車の立場は? (汗)
 ま、まあいいか、搬出時に必要になるし……





 で、無事に全ての準備が終わり、各自がブース設営を開始したわけですが……

テキレボ1 C11-12
 ……ウチの仕上がりは、一般入場開始と殆ど同時、ギリギリでした(汗)。
 お、おかしい、設営に参加して、設営早めに済んで、正規のサークル入場開始時刻より早くから設営を始めたのに、どうしてギリギリになるの(爆)。

 あ、原因のひとつが、一般的な会議机よりも2~3cm、机の長さが短かったことです。……ウチの敷き布、180cmきっちりサイズなんで、それが何故か端で余って折れて下に垂れ下がってしまった時点で「えええ……?」でした(嘆)。
 2~3cm、と聞くと、「大したことないじゃん」とお思いでしょうか。
 ですが、A5本の短辺は14.8cm。
 島端ですから、通路側に微妙に(1cmまで?)はみ出すぐらいなら「あり」かもしれませんが、底辺の1/6~1/5が机の端からはみ出ていたら、何処からどう見たって、「この人、スペースからはみ出すような設置やってる!」としか見えないじゃないですか~(汗)。
 ……いや、そう見えないよう、最前列では色々せこく頑張ってみましたけど(汗)、後ろの列は緩急付けての配置だったので、はみ出る長さが看過出来ないほどになり、これでは危なくて読み手も到底手に取れない、という状況でありまして。
 ともあれ、事前のディスプレイ試行では全体で29冊並べられる心積もりでいたところ、28冊しか並べられない。おかげで、何をどう頑張っても、1冊、斜め積み出来ない本が発生してしまうという……。
 仕方がないので、今回のイベントで頒布を終了する『野間みつねの『新選組!』日記 前期セレクト版』に犠牲になってもらいました(汗)。新刊『小説BADOMA』の真下辺りに平積みです。全然見えません(苦笑)。

 ……まあ、これ、偶然とは言え自分で運んできた机でしたし、もしかして自業自得って奴なんですかね(違)。





 一般入場開始後は、入口を左斜めすぐ前に見る配置だったので、何となーく来場者を把握していましたが、終始、割にまったりとした来場模様でした。
 ただ、多分、ウチが入口至近&通路として素通りする人が多かったから、そう感じただけで(汗)。
 途中何度か振り返る(※物理的に)と、そちこちに人溜まりが発生していたりして、なかなか盛況だったなー、という印象はあります。特にイベント後半になると、見本誌置き場で滞留する人が増えた感じでした。

 ……遠くから眺めてましたけど、拙作、見本誌置き場で手に取ってもらえないですなぁ。
 少なくとも、私が見ている時には、全く手に取られていませんでした。
 これはイベント規模に関係なく、見本誌置き場を設けてくれる何処のイベントでも大体そういう感じなので、まず表紙からして訴求力が足りないのでしょう。
 それでも、ブースで立ち読みしていってくださる方が居たというだけでも、本家ティア辺りではまず起きないことですから、有難いなあとは思いました。テキスト系同人誌即売会ですから、立ち止まってくださる方も、お手に取ってくださる方も、みんな、中身は文章だとわかった上で足を止め、手にしてくださったわけですしね。

 ただ今回は、事前にイベントのウェブカタログが公開され、またサークル参加者のPRツイートをイベント公式マスコットのれぼんちゃんがバンバン猛リツイートしてくれるという凄まじい状態だったおかげか、事前に幾つかの拙作に引き合いがありまして。
 特に『補充裁判員2番』に、人気が集中していました。……いや、集中と言っても、零細サークルなので高が知れてはおりますが(汗)、それでも、「……半徹で増刷しておいて良かった……」というくらい貰われてゆきました。何と、「お買い物代行サービス」でお求めくださった方までおいででした。皆様、本当に有難うございます。
 ……ええ、半徹でした、1時間しか寝てませんでしたのよ(汗)。ブース内でうっかり居眠りしてしまわないよう、『小説BADOMA』第二巻の推敲、必死でやりました……。

 他にも、全く予想外に『新選組!』の二次創作『月は欠けゆく』が貰われていったり(イベントで売れたのって何年振りだ……いや、よくよく思い起こしてみると、イベントで友人以外に売れたことがなかったぞ……動揺の余り、釣銭を沢山お渡ししそうになったわ……)、ニッチな二次創作で殆ど準一次創作状態となっている新刊『小説BADOMA』の第一巻が貰われていったりと、嬉しい出来事は幾つかありました。
 無料配付冊子セットが、お買い物代行サービスお求め分も含めて20セット近く旅立っていったのも、有難いことでございます(受け取りを拒否なさる方もおいででしたから、尚のこと)。 当日えっちらおっちら頑張って27セットを持ち込んだ甲斐がありました……(ずっしり肩に食い込む重さだった) 特に、撤収の最中に「済みません、『ミディアミルド物語』の無配下さい」と諦めずにお越しくださった小泉さん、作品名の名指しは物凄く嬉しかったです、有難うございました(深謝)。

 それにしても、お買い物代行サービスは凄かったですねえ。
 ブースの前で立ち止まられた方が手にしているお買い物リストの中に拙作のタイトルがあるのを目の当たりにすると、動揺の余り挙動不審者になりそうでしたよ(笑)。
 あと、特筆すべきは、テキレボ代表・御拗小太郎さんの、ハンドマイク握りながらの会場行脚&アナウンス。何処となく、懐かしい(……とは言いたくないし再開を心待ちにしているけれど懐かしい(涙))そうさく畑の「御っ町内の皆様~」を彷彿とさせるものがあり、ほっこり心が温まりました。
 (マイクオフで語られるのを横で聞いてしまった、れぼんちゃんの中の人……じゃなくて綿(?)の見分け方については、此処ではナイショに(笑))

 買い手としても、事前に気になっていた御本は全て入手出来ましたし、良かったかなーと。
 打ち上げにも、1時間半程度ですが参加し、楽しい時間を過ごさせていただきましたし。
 全体として、かなり充実したイベントでした。

 ……なお、撤収に1時間以上掛かったのは、予想通り(白目)。
 しかし、拙サークルブースの目の前が搬出荷物の集積場となり、ウチのダン箱、1メートルもずりずり引き摺れば混ぜ込める、という事態になってしまったのは、想定外(爆死)。
 マイ台車、結局、一度も使われることのないまま、宅配で運び出される始末……むぎゃああああぁ、何の為に前日あれだけ苦労して持ち込んでおいたと思っとるんじゃあああああ……いや、逆のケースより百倍マシなんですけど(苦笑)。

 そして、それを嘆いたら、虚影庵さんから「えー、参加案内に書いてあったじゃないですか-、宅配搬出荷物、会場入口付近に集めるってー」と言われ、「……あ、そうだった……」と天を仰ぐことに。
 会場入口とゆー文字面は理解していても、それが自分のサークルブースの目の前である、という意識が稀薄であったことが敗因です……デモデモダッテ、事前に頂いてた配置図では、ウチの目の前は見本誌展示用棚になってたんだぼんっ! (と言い訳)





 ……此処で正直な気持ちを吐露しておきますと、今回、『補充裁判員2番』が色んな方から関心を持たれ、沢山(※拙サークル比)貰われていったことは、小説書き野間みつねとしては微妙に凹んでしまう出来事ではありました。
 「これって、稀少性の高い体験をした人間の体験記という点に関心を持たれたわけであって、別にそれが私の文章でなければならない必然性まではないかもしれないよなあ……」と。
 それでも今迄はその関心すら持っていただけなかったわけですし(発行は2013年の夏コミ)、前向きに捉えるべきでしょう。
 同人活動そのものは長くても、色々あって交流自体から身を遠ざけてきた年数の方が遙かに長いのですから、まだまだ新人サークルのつもりで(図々しいぞ(汗))、名前を認知していただくところから……。

 今回の反省点は色々あるものの、一番後悔していることは、此処まで主催者側からのリツイート爆撃が敢行されるとは予想しておらず、まったりしたサークルアカウントの方を申込時に登録してしまったことです(汗)。
 次回からは、色んな情報だだ洩らしまくりの個人アカウントを登録しておくことにしますわ! サークルアカウントでの広報ツイートも洩れなくリツイートしておりますし(苦笑)。





 20年近く個人サークルとして活動してきて、テキストオンリーの即売会に参加したことはなかったですし、これ以上に参加イベントを増やすと正直色々と保《も》たないので厳しいんですが、色々と面白い試みをされるテキレボさんには強い魅力を感じたので、このまま継続参加してみよう、と考えております。

 という訳で、次回テキレボは、10月10日(土)、リニューアルオープンする東京都立産業貿易センター台東館で開催とのこと。
 拙サークルは、『小説BADOMA』の第三巻をテキレボ新刊にする予定ですので、宜しくお願いします。

「COMITIA112」、無事終了

 5月5日、東京ビッグサイトで開催された「COMITIA 112」に、サークル参加してまいりました。

国際展示場駅横のコンビニ辺りから聖地を遠望

 当日は、朝の内の雨予報もありましたが、搬入時に降られることもなく、総じて過ごし易い天候でした。
 プロムナードで別イベントが開催されており、いつものコミティアのようなルートは採ることが出来ませんでしたが、コミックマーケットと同じような導線になっていましたので、特に混乱することはありませんでした。

 同じ東ホールの対岸で開催される別イベントのサークル参加者待機列の長さに仰天しながら、こちらもサークル入場、設営。
 今回、いつもよりも棚を減らしてみたこともあり、時間ギリギリだった前回とは対照的に、非常に早く設営が終わりました。 ※当サークル比

ティア112スペース

 前回の反省を踏まえ、前垂れPOPがうるさくならないよう、長さを1/3にしてみました。

ティア112スペース右側

 目を背けたくなるような鬱陶しさがなくなり、スッキリした感はありますが、頒布に繋がることはなかったように思えるので、2スペース展開で間口が横長になった分、スッキリし過ぎて「引っ掛かり」まで薄れたのかな、という気はしています。
 とは言え、前回の頒布数は各スタンプラリー参加効果も正直大きかったと思うので、今回の前列POPは何回か続けてみて、少し様子見ですね。
 試行錯誤が続きます。

 ただ、ウチのスペース番号札に目をやってから手許の地図を見直し、引き返したり先へ進んだりしている人が普段以上に多かったので、あれは今後も続けたいと思います(苦笑)。

 そんな訳で、頒布の方は、無料配布も含めてボチボチかなー、という感じ。
 部活動参加もありませんでしたし、ティアで初売りとなる本も、況して新刊もないですから、参加することに意義がある状態(汗)。

 ……そ、そりゃ、この日が発行日の新刊はありましたよ、ええ、ありましたとも、でも二次創作だから並べられないっすよ(爆)。

 それでも、普段必ず新刊を買いに行くサークルさん等を回ることが出来たので、個人的には良かったです。
 打ち上げも、去年ほどには硬くならずに済みましたし(苦笑)。
 拙サークルにお立ち寄りくださった方、改めまして有難うございました。次に参加する時には、せめて初売り本があるという状態に出来ますよう相務めます(汗)。
 


 去る6月28日(日)、北海道COMITIA(以下、略称の「北ティア」と記載)の第2回目に直接参加してきました。

大通公園にて
 この時季の札幌を訪れるのは当然初めてでしたが、東京では既に散って久しいサツキが咲いている傍らでタチアオイが咲いていた光景が印象的でした。東京でなら晩春から初夏に掛けて順々に咲く花が、一気に集まって咲いていた感がありましたね。……土曜も日曜も小雨気味でしたので、ホテルの外へ出る際にカメラを持ち歩いておらず、自分の目と記憶の中に焼き付けただけでしたが(苦笑)。
 ……じゃあ上の写真は何なのよ、と言われるかもしれませんけど、一枚ぐらいは市内の風景が欲しかったので、イベント後の日曜夕方に大通公園の辺りを歩いていて見掛けた催し(?)をPHS内蔵カメラで撮ってみたものです……だから少し小さいんですわ(笑)。

 因みに今回は、帰りの航空機チケットを買おうと発売開始日にサイトへ出掛けたところ、28日夜の便にはお高いチケットしか残っておらず、最安値との差額たるや一泊する宿代の方が遙かに遙かに遙かに安いという逆転現象が発生しておりましたので、イベント当日も一泊し、翌日の昼過ぎに新千歳を発ちました。行きは新千歳で着陸をやり直すくらい地上付近の天候が悪く、下界(汗)は前回ほどには見えなかったのですが……帰りは一転なかなか好い天気で、地上の風景は無論、羽田に降下する直前には一瞬ながら富士山の頂まで遠望出来ましたよー。

羽田着陸前に見た富士山
 ……あ、航空機チケット確保以上に冷や汗を掻かされたのは、ホテル確保です(汗)。
 チケットが取れてからホテルのサイトを見に行ったところ、既に6月27日・28日はインターネット予約が出来ない状態になっておりまして(滝汗)。
 駄目元でホテルに直接電話してみたところ、喫煙ツインルームのシングル利用であれば空きがあるとのことでしたので、それでも構いませんからと即予約。……ツインルームを単身で利用すると勿論割高ですが、それでもなお、当日に帰る場合のチケット代と翌日に最安値チケットで帰る場合の差額よりも遙かに遙かに安かったんですよ(爆)。
 (なお、禁煙ツインに空きが出たとのことで、実際には禁煙ツインに宿泊させていただけました。深謝)

 で、27日にホテルに到着してみてわかったのですが、学会シーズンだったんですね(白目)。そりゃ宿も埋まるし航空機の安いチケットも瞬殺になるわけだわ……。
 今回の反省を踏まえ、次回の部屋は、帰る前に押さえてきました(安堵)。

 ……さて、好い加減で、イベントそのものの話に移りましょうか(苦笑)。



 今回は大盛況だった前回以上に直接参加サークルが集まり、2スペース申込サークルの一律1スペース減が実施されました。……はい、ウチも、2スペースの筈が、1スペースに(苦笑)。
 そして、どうにうかこうにか詰め込まれたサークル配置図が案内と共に届いた時、思わず爆笑。

北ティア2 配置図
 ちょっ(笑)、は、はみ出てるー! (爆)
 でも、ただ「はみ出て」いるわけではなく、委託コーナーやドリンクサービスコーナーといった、つまりは参加者の多くが必ず向かうことになるであろうエリアへの通路に沿っての配置です。この工夫には唸りました。
 此処まで導線を考えていただいたのですから、此処から先はサークル側の努力次第だ、と思いました。この配置を「単なる通路」にされてしまうか(……昨年の夏コミでの誕生日席が悪い例)、「幾許かの人が足を止めてくれる場所」に出来るか否かは、ディスプレイの仕方ひとつでしょう。久々に他サークルさん方から委託品をお預かりしている(=より責任が重くなる)という事情もありましたし、ちょっと燃えましたね(笑)。

 拙サークルの近年のディスプレイは、昔の、準備に2時間近く要することもある飾り倒しディスプレイに比べれば、割と見た目がシンプルな(?)ものになってきています。
 勿論これは、往時より本の種類が随分と増え、置ける場所が少ない中で、なるべく沢山見てもらいたいなあという思いもあり、極力多くの表紙の視認性を上げるスタイルへと進んできた為です。
 ……ただ、よくよく見れば、増えたのは、白っぽい表紙で統一された『ミディアミルド物語』各巻ですから、並べた時に見た目が整然とし過ぎていて、引っ掛かりが乏しいと言いましょうか……半端じゃない威圧感が立ち上ると言いましょうか(汗)。
 なので、今回の1スペース減を契機に、がらっと考え方を変えました。
 粗方の本を棚差しにしてしまい、委託品と、北ティア初売り冊子と、無料配布冊子セットだけを前面に押し立てることにしたのです。
 つまり、新規性の低い既刊の「切り捨て」ですね。
 持ち込みそのものをやめるという選択肢は今のところ持っていませんが、スペース上では、既刊の視認面積を大幅に減らす。そのことによって、そのイベントで手に取ってもらい易そうな本/冊子の視認性を、相対的に高くする。……そんな感じです。

 一般の書店でも、限りあるスペースの中で、新刊や、ピックアップしたい本だけを平積みして、それまでの既刊は棚差しにしています。そして、これは反面教師にすべきなのですが、一般の書店であっても、平積みが余りにも多いと、目が結構つるつる滑り、全てが埋没して見えてしまいがちです(汗)。……多分、ウチの最近のディスプレイも、それに近い状態だったものと思われます。一般の書店さんの良いところを出来るだけ学び取り、無理のない範囲でサークルディスプレイに取り入れてゆきたいですね。



 ……そんな次第で、今回は、こんな感じに。

北ティア2 「J 09」
 今回は、お預かりしていた御本を目立たせることを最優先にしました。
 自作品なら、仮に手に取っていただけなくても「次回また持ってきて頑張ろう」と言えますが、委託品は長々お預かりするものではない分、その日のイベント限り、つまり殆どの参加者さんにとって限りなく一期一会の作品です。「目立たせないでどうする!」という意気込みで、気合入れまくりました。 ※当サークル比
 参加費払って交通費&宿泊費使って遠征したイベントで自作よりも委託品を目立たせるとかプライドないんですか阿呆ですか、という見方も恐らくあろうかとは思いますが、各サークルさんは、拙サークルがイベント毎の頒布冊数ひと桁がデフォルトの零細サークルであることを承知の上で、それでもなお信用して預けてくださったわけでしょうし(……え、違うの?(汗))、そりゃ知遇(違)に応えねばと思ってしまうのが当方なんですわ(苦笑)。

 逆に言えば、だからこそ、滅多なことでは「ウチで委託を受けましょうか」とか「ウチが隣接参加しましょうか」とか言い出さないようにしていますし、「誰か居ませんか~?」と全方位に向けて呟かれても敢えて黙っているのです……確実にパンクしてしまいますので……過去に色々と色々と色々と経験済なんですわ……(遠い目)。

 今回は、一方は自分も執筆に参加していたリレーノベルだった/一方はそれなりにお付き合いのある方々が参加されているアンソロジーだった、というのがお引き受けした理由で、かなり特殊事例ですので、念の為(汗)。

 で、肝心の成果の方はどうだったの、という話ですが、有難いことに、頑張って目立たせた甲斐はあったのか、委託品の方が、より多数回、手に取っていただけました。勿論その分、頒布数も、拙サークルの頒布物より成績優秀でした(笑)。
 7月19日に参加する「みちのくCOMITIA」でも引き続きお預かりすることになりましたが、そこが最後になるでしょうから、また気合入れて頑張りたいと思います(苦笑)。……あ、8月の夏コミでは流石に無理です、ぶっとい新刊1冊+夏コミ初売りの二次創作本2冊の計3冊も加わりますから(汗)。



 ……ただ、今回の北ティアで前回よりも多くの方々に立ち寄っていただけたのは、「北ティア文芸ラリー」に参加させていただいた恩恵が随分と大きいのではないかと思っています。
 大体、昼食のパンを食べ終えるまでに何度も手を止めねばならなくなるイベントなんて、20年サークル活動やってきましたけど、殆ど記憶にないですよ! (笑)
 ……いえ、パンに限りません、アンケート書こうとしたりパソコン開いてツイート書き込もうと文章叩いたりしてたら必ず誰かが途中でお越しになるとか、どういうことですかっっ(爆)。
 いやー、北ティアとスタンプラリーの組み合わせ、恐るべし。
 昨秋のコミティアで「創作文芸スタンプラリー」に参加した際には、「北ティア文芸ラリー」同様に買わなくてもスタンプが貰えたにも拘らず、スタンプだけ押してくださいという方は殆どおいででなかったのですが、今回は全くそんなことはなく、スタンプ押していただけますかと先に出される方々が圧倒的に多かったですよ。
 勿論、全ての参加サークルを回る必要まではなかった「創作小説スタンプラリー」と、全サークルコンプリートが必要だった「北ティア文芸ラリー」とを比較しても、公平な比較にはならないわけですが、総じて北ティア参加者の方々は東京ティアの参加者さん達よりも積極性が高いのかなあ、とは感じます。
 そう感じる理由は他にもありまして、これは前回もなんですが、北ティアでは、無料配布冊子を貰っていってくれる人が本当に多いんですわ。終了間際に完配になった前回の反省を踏まえて倍以上持ち込んでいた筈の無料配布冊子セットが、ラリー参加者がほぼ100%受け取ってくれるということもあって前回を遙かに上回るハイペースで貰われてゆき、13:00過ぎには完配なっちゃいましたし(滝汗)。

 そして、今迄は「それだけ配り倒しても効果を感じにくいなぁ……」と思っていたのですけれど、今回、棚差しで全く以て目立たせていなかった『ミディアミルド物語』の本伝1巻を迷わずお手に取られ、殆ど中身も確認せずに「これ下さい」と購入していってくださった方がいらっしゃったので、内心で物凄く驚きました。中身も確認しないで「これ下さい」って、そんな奇特なお方、常連さん以外では夏コミでしか出会ったことありませんよ……(汗)。
 無論、続き物ゆえ、「その後」に繋がるかどうかは作品次第。……とはいえ、前回の無料冊子配布がなければ関心を持っていただけることもなかったのかなあ、無配に眉を顰める方も居るけど、少なくともウチにとっては無駄ではなかったんだなあ、と感じた一件でした。
 ……あ、ウチの場合、無配冊子を提供しているのは手に取りにくいであろう長編作品だけですし、物語全体に比してほんのちょびっとだけしか掲載してませんからね、はい(笑)。



 そんなこんなで、持ち込んだ無配冊子セットは早々に完配、委託本も拙作より貰われてゆき、拙作もそれなりに──少なくとも前回以上に──買われてゆき、ラリー景品本に提供した拙作までもが3種類も引き取られてゆき……という、「遠征した甲斐があったなあ」という一日になりました。

 ただ、開場後、参加者が通り始めてから、ひとつだけ「うわぁ……やばいわ……」と気付いてしまったのは、あの配置場所が、席を空けにくい、或る意味大変にデンジャラスな場所であった、という点でした。
 出入りする場所が、参加者の通路に障害物ナシで接している為、すぐ横からスッと入ることだって出来ちゃうんですよ……。
 単身参加している上にお隣サークルさんが欠席という状態ですから、委託コーナーがごった返している間は、迂闊にお手洗いにも行けませんわ(汗)。
 かなり遅くなって人通りが落ち着いて後、隣の隣のサークルさんに声を掛けて15分程度留守にすることを告げ、ようやくようやく宅配の着払伝票を取りに行くことが出来、その後、折角なので記念にと、ラリーシート片手にスタンプを集めて回ることも出来ました(笑)。
 当日お世話になりました「北ティア文芸ラリー」主催の藍間真珠さん&kudさん、「はみ出た」場所にあった拙サークルにまでお立ち寄りくださった全ての皆様、そしてスタッフの皆々様に、心から御礼申し上げます。


 次回北ティアは11月23日と、初回よりも寒いことが確実な日程ですが(がくぶる)、万難を排して参加したいと思っています。

 7月19日(日)にビッグパレットふくしま展示Bホールで開催された「みちのくCOMITIA 1」(以降「みちのくティア」と記載)に遠征参加してまいりました。

赤べこキーホルダー
 例年であれば、夏コミ新刊の入稿締切直前で、遠征など無理無理無理無理という日程だったのですが……
 今年は珍しくも夏コミ新刊の入稿が早めに出来そうだったこと、そして、早朝に家を出ればサークル入場開始時刻に間に合いそうだったこと、ならば大量の見本誌を提出してしまう為にも(笑)一度は直接参加しておく方がいいだろうこと──以上の理由で日帰り参加を決め、直接参加の申込を致しました。

 ……とは言え、各コミティアの直接参加初回で何が大変かって、本家ティアでも北ティアでも実はそうでしたが、提出見本誌の準備です。
 ウチ……頒布物の種類が多いですからね……(トオイメ)
 勿論一応は、見本誌シールが参加案内に同封されて届いています。でも、4枚ですから、焼け石に水(汗)。足りない分はコピーしてください、とありましたので増刷を試みたのですが、これが予想以上に大変。微妙に曲がってしまったり、コピー可能領域の関係で端っこが消えちゃったり……。
 そして、どうにか印刷出来たら、今度は一枚一枚手書き(汗)。
 29枚も続けて書いたら、手が攣りそうになりましたよ(爆)。
 次回以降は、出来れば、見本誌票の電子データを、PDFで構わないので公開してほしいものです(苦笑)。電子データなら、ダウンロードして、手空き時間に内容を記入しておいて(PDFでも高度編集出来るソフトを所持)、シールシートに一気に印刷出来ますから。



 そんなこんなで、提出見本誌29冊分の見本誌票作成でキーキー言いながらも、どうにか無事に当日を迎えました。
 早朝に自宅を出て、大宮から東北新幹線で郡山へ。

郡山駅
 福島県に来たのは久し振りで、しかも、交通機関の乗換以外で郡山下車したのは初めて、という状況でしたが、行きは正直、嬉しげに写真を撮ったり到着報告をしたり、という余裕は皆無でしたね(苦笑)。ちゃんと会場に辿り着けるかどうかで頭が一杯(汗)。

新型車両
 なので、上の写真は2枚とも、帰りに撮影したものです。行きは、こちらの新型車両ではなく、従来型の車両でしたよ。……余談ですが、この新型車両、普通車なのに妙な枕(上下に動かせる)が座席に付いていて、却って座りにくく感じましたわ(汗)。座席を後ろに倒せれば快適だったのかもしれませんけど、既に後ろに人が座っていると、どうしても遠慮がちにしか倒せませんから、結果、枕が出っ張っている分だけ凭れられなくて、ずーっと背筋を伸ばして座り続ける羽目に……。
 ……と、イベントに関係ない話はそこまでにしておきましょう(苦笑)。



 会場に入った瞬間、天井が高く、間口の割に奥行がある、というホールの見た目で、昔「そうさく畑 東京」へのサークル参加で屡々出掛けていた東京都大田区のPiO(1Fの大展示ホール)を思い出しました。ただ、記憶の中にあるあのホールよりも照明は明るかったです……時代が違いますかね(笑)。

 が、設営時間は1時間、感慨に耽っている暇などありません。
 キャリーカートからブックエンドとセロハンテープを取り出し、見本誌置き場へ搬入荷物を急いで取りに行き、そのままその場でまずは見本誌29冊を設置(爆)。完了後、台車に他の搬入荷物を載せてスペースへ戻り、今度は、ちらし置き場へPRポスターの掲示に。……って、まだ誰も貼ってないんで一番上に貼らざるを得ないんですけど、画鋲を押すのに背伸びしないと手がたわん……あ、「たわん」は方言ですね、手が届かない(汗)。
 ……因みに、結局、PRスペースにポスターを掲示したのは、ウチを含めて3サークルだけでした……あんなに広々と掲示場所が用意されていたのに、ホントにホントに勿体ない……。

 サークル入場からイベント開始まで1時間、これは割と一般的かなーとは思います。しかし、拙サークルのような設営に時間の掛かるサークルには、結構キツかったりします(汗)。案の定、サークル待機列の殆ど先頭で入場したにも拘らず、見本誌設置・ポスター掲示・サークルスペース設営と休みなくフル回転でも、全てが完了したのが一般入場開始寸前、ギリギリになりました(爆)。
 ……ただ、同じく設営時間1時間の北ティアも、参加2回目は或る程度効率的に見本誌設置・ポスター掲示・サークルスペース設営と各所を回れるようになったので、今回厳しかったからと言って次回も同様とは限らないですね(苦笑)。特に今回は、折り畳み棚&台座のデビュー戦ということもあり、若干手間取った部分もあります。次回以降、直接参加することがあれば、今回で勝手が大体わかった分、もう少し余裕が持てるようになるかもしれません。

 という訳で、今回はこんな感じに。

みちのくティア1 「E 11」
 後で「……左右反対の方が良かったかのぅ……」と反省したのは、人の流れの多くが、この写真で言うと左→右、となっていたからです。ホール入口から入ってきて、そのまま直進してゆく人が多かったようですね。つまり、多くの人にとって拙サークルスペースは、まず高さのある棚が目に入り、そこに或る程度は近付かないと平積みの委託本が見えてこない、という状態だったと推測されます。
 その証拠と言うには事例として数的にも質的にも貧弱ですが、委託本を買ってくださったり手に取ってみてくださったりしたのは、反対側から来て足を止めてくださった方々でした(苦笑)。
 コミックマーケットや本家コミティアのようなビッグサイトだと、だだっ広いせいか人の流れる方向は余り一定しない感じですが、会場が中規模以下の広さである場合、人の流れを予め或る程度推測してレイアウトを考えておかないと、色々後悔することになりますね(汗)。

 あと、奥ゆかしい方が多いのか、無料配布セットが首都圏以上に捌けなかったです。貰ってくださった方にも、「えっ、これが無料とは思ってませんでした」と吃驚されてしまう始末(汗)。「御自由にお取りください」と大書してあるんですけど(爆)、皆様のお目には入らなかったようです。
 そういう状態でしたから、折角多めにお預かりしておいた「架空指輪展」のDMも、半分以上はお隣の象印社さん(前日から郡山入りされていたので、前日に届いたであろうDMを受け取られていなかった)に撒いていただくという結果に(深謝)。……いや、より多くの方々の手に届けるという目的さえ達成出来るなら、誰が撒いてもいいんですよ(笑)。
 ただ、DMはそれで結果オーライだとしても、無配冊子セットは……うーん、これなら、半分ぐらい、ちらし置き場に置かせてもらった方が良かったかなぁ。此処も反省点ですね。

 とは言え、そもそも初参加したイベントで盛況という方が珍しいので、今回の反省を次回以降に活かしつつ、ぼちぼち進んでゆこうと思っています。



 みちのくティア、特筆すべきは、今回だけかどうかは不明ですが、今迄に参加してきた他のイベントに比べ、親子連れの参加者が明らかに多かったことです。
 可愛い or 綺麗なグッズに子供さんが目を惹かれて寄ってきて、親御さんも足を止める……というパターンを結構あちこちで見たように思います。
 初回だけで結論を出すことは出来ませんけれど、今後継続して参加するかどうか、仮に参加するとしたら子供さん方の目も意識したディスプレイをどう工夫すべきか等、少々考えてしまったところはありましたね。

 イベントそのものの雰囲気は、何処か、古き良き「そうさく畑」を思い起こさせるものでした。
 見本誌コーナーが島毎に完全に分かれた状態で設けられていたり、会場内でイラストコンテストがあったり、音楽の合間に時々DJが(うるさくない程度に)メッセージを読み上げたり話をしたり、何よりサークルスペースに無料のドリンクサービスが回ってきたり(汗)。……ワゴンサービスで回ってきたので、「ああ、ああやって配膳台が使えるなら、畑ほどにドリンクサービス時のスタッフ要らないかもなぁ」とも感じましたわ。
 但し、閉会まで残り40分の時点で始まったビンゴゲームは、北ティア(と言うかエリシアン)での閉会後ジャンケン大会に通じる盛り上がりがありましたねぇ(爆)。冒頭に写真を貼った赤べこキーホルダーは、そのビンゴ大会で頂いた物です。

 ……ただ……企画自体は愉しいのですが……閉会後の撤収時間が30分しか取られておらず、毎度毎度撤収に1時間は要してしまうサークルとしては、撤収を開始せねばならないタイミングで始められる総員巻き込み型イベントは、ちょっと厳しかったです……(汗)。撤収をしていても、読み上げられる番号を聞いてビンゴシートに目を走らせ、該当番号があれば穴を開け、という作業が間に挟まれると、普段のような集中が出来ない状態になりまして……いや、ゲームを無視してせっせと片付けてれば良かったのかもしれませんけど、それはそれで、折角主催者さん達がイベントを盛り上げようと頑張ってらっしゃるのに申し訳ないですしねぇ……。
 片付けが進まないなー、これはやばいなーと思っていたら、予想通り、閉会後の撤収が見事ブービーになりました……デッドラインの15:30には何とか間に合いましたけど……。
 今後も同様のイベントタイムスケジュールになるのであれば、次からは14:00に撤収を開始する必要がありそうですね(苦笑)。



 最後になりましたが、お立ち寄りくださった方々、両隣のサークルさん方、そして主催者始めスタッフの皆様に、心から御礼申し上げます。
 来年も同時期の開催であれば直接参加は厳しいですが(……今年の夏コミ新刊に係る修羅場が前倒しで済んでいたのは、本っっ当に例外中の例外(汗))、委託になっても参加自体は続けてみたいなと考えている次第です。

夏の祭典、無事終わる

 今更ですが(汗)、去る8月14日、コミックマーケット88にサークル参加してまいりましたので、少しばかり御報告を。

コミケ88総本部!

 今年も、恐れていたほどには暑くなく、湿気はありましたが風の通りも悪くなく、割合に過ごし易かったです。

 坊主だった昨年とは違い、島角の机に配置でした。……実は私、何処のイベントでも昔から島角配置になることが割と多く、それが一番好きなんですよ。頒布物が多くても設営が比較的楽……と言うか、御迷惑を掛けてしまう範囲が少なくて済むので(苦笑)。

C88スペース


 で、今回は、御覧の通り、殆どの頒布物を棚差しに回し、新刊・初売り本を中心に展開しました。
 ゲームノベライズ(一応)ですが、『小説BADOMA』を割に前面に押し立てて。
 ついでに、ちょっと古いですが関連作品の『四番目の魔道士』も併せて平積みにして(汗)。

 ごっつい新刊『はたとせ』は、どちらかと言えば常連の方々がお手に取ってくださった感じです。
 『小説BADOMA』の方は流石に、主としてMSXに関わる方々が来てくださった感がありましたが、中には「元ゲームは全然知らないけど表紙のイラストが可愛くて気になったので」とお買い上げくださった方も居て、高井玖実子さんにお願いした身としても嬉しかったですね。

 ……ってゆーか、二次創作怖い(冷汗)。
 暫くなかったことですよ、持ち込んだ冊数の半分以上が貰われてゆくなんてのはっ(焦)。
 ついで買いのように『四番目の魔道士』まで一緒に貰っていってくださる方が多くて、本当に有難いことでした。
 これは自分の力じゃなくて、元ゲームの力だからな、と自分を戒めつつ。

 そんな次第で、トータルとして昨年とは比較にならないくらいに足を止めてくださる方が居て、20セット近く持ち込んでいた無料配布冊子セットが殆ど完配になるという驚きの結果に。高井さん画のポスターの効果もあってのことだと思います。足を向けて寝られません……! (大感謝)

 ……そして、今年は珍しくも次の冬コミに参加申込を致しましたので、受かれば、『小説BADOMA』第三巻を並べられる……と思います、はい(汗)。
 今回には間に合わなかった『魔剣士サラ=フィンク』は……ま、間に合うといいなあ……(小声)

 最後になりましたが、当日拙スペースにお立ち寄りくださった方、無料配布冊子セットを受け取ってくださった方、そしてお買い上げくださった全ての方々に、深い感謝を捧げます。


 新刊『はたとせ』の自家通販・「架空ストア」さまでの通販、共に始まっています。
 架空ストアさんだと支払方法が選べますし、送料が無料になるケースもありますので、可能であればそちらでの御注文をお勧めしたいです。因みに、頒価はイベント頒布や自家通販と同じにしております。どうぞ宜しくお願いします。


 10月10日(土)、「Texr-Revolutions」(以下、略称の「テキレボ」と記載)の第2回目に参加してきました。

 テキレボ合わせの新刊『小説BADOMA』第三巻、早期入稿割引で余裕入稿していたのですが、色々と手違いが発生し、何と、同人活動歴21年目にして初めてのヤマト営業所受取という綱渡りに(汗)。
 それだけでも胃が痛いですが、当日タッチの差でバスに乗り遅れて乗車予定電車が軒並後ろにずれるわ……浅草駅から営業所経由で会場に行こうとタクシーに乗ったら、朝8時以降は通れない道が増えるとのことで、営業所までが大迂回になるわ……(苦笑)。ドタバタしつつも、何とか滑り込みで、朝の設営集合時刻に間に合いました(汗)。

 私の場合、設営から参加するのは、サークル入場開始時刻からブース設営していたのでは、一般入場開始時刻に到底間に合わない(汗)、という極めて私的な事情も加わってのことだったりします。
 特に今回は、幅180cm奥行90cmという広い机を全面使える2ブース参加ということもあって、普段なら絶対に出来ない、「持参した頒布物を殆ど全部机に積む」というスペース展開をやってみるつもりがありましたので、設営にも撤収にも普段以上の時間が掛かると見て間違いありません(爆)。
 という訳で設営段階からお手伝いして、目論見通りに(笑)、早めにブースの設営に取り掛かれたのでした。

 ……ところが、此処で小さな誤算が。

 ブースの什器を設置し終える頃になっても、宅配搬入荷物が届かない……(汗)。

 新刊の開封と検品を先に始めようかなーと迷っているところで到着しましたが、結局、ブース設営が完了したのは開場寸前(爆)。……お、おかしい、あれだけ早めに設営を始めたのに(苦笑)。


テキレボ2 C15-16
 御覧の通り、2ブースに目一杯、積ませていただきました(爆)。……いや、積み切れませんでしたけど(汗)。写真自体も、ブース全体を撮り切れず、はみ出てますけど(苦笑)。
 企画「テキレボ無料配布スタンプラリー」にも参加させていただいていたので、無配冊子セットは一番取り易い角っこに積んで。
 ……いや、この展開、島端配置だからこそ出来たことです。横が通路でなければ、向かって右側のように奥まで使って積むなど出来ないですよー。奥行が90cmもあったら、前からは手を伸ばしても取りにくいですから(汗)。
 一度でいいからやってみたかったこの並べ方、前回のような“立ち上る威圧感”はないにせよ、此処まで広げると皆様から「うわーすげー(汗)」とは感じていただけるようで(汗)、そういうお声を掛けてくださる方もチラホラいらっしゃいました(笑)。

 因みに、スタンプラリーでは、「もう持ってるから」という有難い理由で、こっそりスタンプだけを押してさしあげた方も相当数(ぇ)。前回テキレボと中身が殆ど同じですからね、二回お渡ししても意味ないですし(苦笑)。
 それでも、普段の首都圏のイベントよりは余程受け取っていただけたと思います。
 前回北ティアの時にも思いましたけど、ラリーシートをお持ちの方には、こちらから声を掛け易いんですよ。企画を立ててくださった「深海の記憶」の秋月さんには本当に感謝です。

 え、有料頒布の方ですか? やってみたかったブース展開を選択した時点で、そっちの方は殆ど期待していなかったので、まあ事前の予想通りかな、という感じではあります。ただ、その中でも、あのごっつい『はたとせ』が貰われていったのは特に予想外で、非常に嬉しかったです。
 勿論、続き物である『小説BADOMA』の第二巻が貰われていったのも。……長編書きにとって、続きをお手に取っていただけるというのは、何よりの評価ですからね(笑)。





 テキレボというイベントに前回今回と参加してみて……うーん……イベント内での企画が溢れており、参加サークルの宣伝ツイートに接する機会も他イベントに比して桁外れに多くて……自分のような大人しめの人間にとっては心理的に厳しいなあ、というのが正直な気持ちだったりします。
 細く長くでも参加し続けようと思うなら、言い方は余り良くないですが、自分には参加の難しい企画が盛り上がっているように見えても気を乱されることなく、自分が協力出来る範囲での協力は惜しまず……詰まるところ、自分のペースを慎重に守りながら隅っこに居るのがベターかなー、という気がしています。
 一度委託参加で距離を置いてみる、というのも策だとは思うのですが、ウチの場合は直接参加の方が参加費が安上がりだったり(滝汗)、「近場なんですから直参してくださいよー」と小泉さんに仰っていただいたりもしているので……(苦笑)

 まあ、まだ2回目ですし、どういう方向に進んでいくのかというのも気になりますので、来年3月13日の第3回にも直参してみようとは思っています。

 あっ、次回は流石に、あんな平積み展開はしませんよ! 設営にも撤収にも普段以上に時間が掛かるってことが、よーくよーくわかりましたから!! (笑)





【個人的備忘】
 ★ 写真用紙に印刷したポスターにセロハンテープを貼るのは厳禁!
 ★ 「招きカープ坊や」専用の座布団を買っておくこと/家にあった紫は合わない模様

「COMITIA114」、無事終了

 11月15日、東京ビッグサイトで開催された「COMITIA 114」に、サークル参加してまいりました。

雨のプロムナードから聖地を望む

 来年春の「Text-Revolutions」第3回向け企画「長編上等」のPRカードを前日から作成・印刷していて、刷り上がり直前に発見されたスペルミスの為に刷り直しが2回も発生するという惨事(自業自得)により、当日は、2時間しか寝ていないという余り宜しくない状態でしたが、やや強めの小雨の降る中、どうにか、サークル入場開始時刻に会場入りすることが出来ました。

 今回は、「虚影庵」さんとの合体参加です。
 お互いの活動20周年記念誌を、並べて展示することにしておりまして。

ティア114スペース

 ……「持ってこーい!」という御希望が複数寄せられた噂の回転棚(写真左)、イベントデビューです。
 その割に、「ガラガラしたーい」と主張していた人達がガラガラしに来なかったよーな気がするんですが、まあ、そこはそれ(苦笑)。

 知り合いの方以外でガラガラ回してくださる方が居なかったのは、回せる棚だということがわかりづらかったからだろうなあ、という反省があります。次にこの棚を使うのは冬コミになると思いますが、「こいつ……回るぞ!」みたいなPOPは付けておこうと思っています(汗)。

 ティアでは初売りとなる『はたとせ』はお取り置き分以外は動きませんでしたが、ティアでは最終頒布とする『補充裁判員2番』が1冊貰われてゆきましたので、そこは良かったなあと思っております。
 拙サークルにお立ち寄りくださった皆様、有難うございました。

 という次第で、来年からは、東京のコミティアには、秋のみの参加とさせていただく予定です。
 直接参加するイベントを絞らないと、肝心の本が出せなくなる、という状態に陥りつつありますので(苦笑)。
 ティアにしか参加されないという方には本当に申し訳ありませんが、本が出せなくなってしまっては本末転倒ですので、御寛恕いただければ幸いです。

★★★★★

 ……あ、そうそう、設営時間中、来年のティア117を目指す部活動「長編部」さんからペーパーを頂き、当方の「長編上等」企画の葉書をお渡しし、という出来事もありましたので、御紹介しておきます。

 来年の「COMITIA 117」(夏ティア)に参加出来て、5巻以上で構成されるシリーズを頒布していて(総集編として纏めていても可)、一話目などの試し読みを無償提供(事前にウェブで公開)出来て……というサークルさんは、是非参加を検討なさってみてください。
 来年1月には部活動サイトを公開される予定だそうです。

 ……因みに私は、他条件は胸を叩いて「どんと来い!」ですが、仕事の関係で夏ティアへの参加が無理無理無理のカタツムリという身ですので、今回は応援に徹します(嘆)。
 秋ティアでも引き続き活動していただければ、喜んで参加するんですけど(苦笑)。


 11月23日(月・祝)、北海道COMITIA(以下、略称の「北ティア」と記載)の第3回目に、遠征で直接参加してきました。

既に北海道上空
 事前には雪予報が出たりしていたのですが、札幌入りしたイベント前日も当日も、玄関口である新千歳空港への往復道中も含め、ちらとも降られずに済みました。……翌日の札幌は一気に降雪どころか積雪30cm近くになり、市内をササラ電車が走ってましたから(震)、見事に擦り抜けたと言えましょうか(苦笑)。
 ハイパー晴れ女の面目躍如(違)。

 ……とか馬鹿なことを言ってないで、さっさとイベントの話に移りますかね(汗)。



 今回は、朝設営への協力のお願いがエリシアンオフィスさんから事前に上がっていたこともあり、早めに会場の入口(集合場所)に伺いました。
 朝の設営から参加すれば、それだけ早く自サークルの設営にも取り掛かれるわけですから、設営時間1時間だと結構厳しくなる当方にとっても頗る有難い話です。もお、喜び勇んで一番乗りしました(爆)。
 ……此処は、前泊で会場付近まで乗り込んでいる遠征参加者ならではのメリットですね(苦笑)。逆に、一応は地元である東京で開催されるイベントの場合、住んでいる場所と会場の距離によっては事前設営に参加出来ない、というケースが多いのです……コミティアとかコミティアとかコミティアとか……事前設営に参加出来れば前日に荷物を搬入出来るんですがね……。

 設営協力へのお礼として、代表の方から当日のティアズマガジン北海道を1冊ずつ頂き、作業手順ペーパーと説明とを受け、それから会場入り。
 今回、お手伝い内容は、既にセッティングされている会議机へのサークル番号の貼り付けとチラシ撒き、あとは宅配搬入荷物の会場への運び込みでした。
 そこそこ人数が集まったこともあり、割り当ての仕事も、1時間足らずで終了。一旦本部前に集合して、再度代表の方からお礼の言葉を頂き、それから解散となりました。
 この時点で、サークル入場開始時刻まで、残り30分弱。
 それだけあれば、幾らウチのサークルでも(爆)、慌てずに設営出来ます(笑)。

北ティア3 「E 11-12」
 今回も、お預かりした委託品を、最も手に取られ易いであろう位置に据えることにしました。
 あとは、北海道初売りの『はたとせ』を前面に押し立て、残りは前回同様の棚差しに回しています。目立たせる本と、それ以外の本との差別化を図ることで、目の滑らないディスプレイを目指した……つもりです。
 他、従前のイベントでの反省も踏まえ、棚差しの作品もひと目で或る程度までは雰囲気がわかるよう、「作品散布図」を作ってみるなども致しました。……が、あんまり散布してくれないんですよねぇ拙作(汗)……「棚に差されていても何となく内容が一度に窺い知れる」ような見せ方は、今少し工夫しないと駄目ですね(汗)。

作品散布図
 ただ……脱線しますが……『ミディアミルド物語』クラスの長さになってしまうと、「どんな要素を含むか」の凹凸が乏しくなってくるんですよね(苦笑)。架空の世界の戦国時代から三国時代、そして統一へ、という大筋の流れの中には、お気楽な展開もあれば、ヘヴィな展開も入りますし、色気のある展開(男女問わず(汗))も出てきますし、騙しただの陥れただのという展開も欠くべからざる要素ですし、ラブロマンス(?)も混じってきますし、人と人との擦れ違いや行き違いが生む悲劇も、不幸な恋も、そして当然ながら国の興亡も……何か突出している要素はないのかよと問われたら、即答出来るのは「長い」ってことぐらい(爆)。
 ……まあ、だからこそ、当日には結果が出ないけど先々で何か結果が出るかもしれない、試し読み無料冊子を、イベントの都度にせっせと配っているわけですが(苦笑)。

 そんな工夫もしつつ臨んだ北ティアですが、正直、直参イベントの中では今のところ一番(……そうさく畑がなくなってしまった今、掛値なしに一番)手応えを感じられるイベントです。
 勿論今回も、色々と嬉しい出来事がありました。
 まずは、拙サークルのディスプレイを、一般参加の方(……だったのでしょうか)にお褒めいただいたこと。棚差しの本は背文字が綺麗に並んでいて見映えで凄いと思えるし、平積みされている本が少なくてPOPも大きめなのでどの本が今回の推しなのかがひと目でわかるし、ディスプレイの敷き布の色彩が本の表紙にも合っていて綺麗だし、設置の高さが変えられているのも面白い、等々、色々と感激していただきまして、こちらこそとても嬉しかったです(笑)。
 また、その「推し」だった『はたとせ』も貰われてゆきましたし、委託でお預かりしていた御本も前回以上に買われてゆきましたし(手に取り易い角地に設置した甲斐がありました。……その分、無料配布冊子の捌けが今ひとつでしたが、それでも10セット以上は旅立ってゆきましたし)。

 しかし、何より有難かったのが、『ミディアミルド物語』の本伝2巻を買いに来てくださった方がいらっしゃったことです。前回、全く目立たない棚差しだったにも拘らず殆ど中を確認することもなく「これ下さい」と1巻を買っていってくださった方がおいでだったことは、その折の参加報告にも書きましたが、何と、その方が、続きを買いに来てくださったのです……!
 続き物の長編を書いている身として、続刊を購入していただけるというのは、非常に嬉しいことです。無論、拙作への御感想を頂くのも大変喜ばしいことなのですが、ただ続きを買いに来てくださる方も、物凄く有難い。「続けて読んでみたい」と思っていただけた、何よりの証ですから。
 ……ただ、今後、どちらに分岐されるか、そこは少し気になりますね(汗)。作者としては、本伝3巻に進む前に外伝集1巻を御覧いただく方が美味しいと思うのですが(試読冊子内でも、そのように並べてある)、「外伝集は後回し」という方の方が多いでしょうしねえ……。
 ともあれ、引き続きお手にとっていただけることを祈りつつ、来年の第4回北ティアでは、続きに当たる第3巻と外伝集1巻とを、1冊余分に持参する所存です(爆)。

 因みに次回は、北ティアでの最終頒布となる『補充裁判員2番』を前面に押し立てるディスプレイとする予定です。……とゆーか、来夏の頒布停止を控え、今後の直接参加イベントでは大体そーすると思います(汗)。

 当日拙サークルにお立ち寄りくださった皆様、無配冊子セットを受け取ってくださった皆様、そして拙作や委託品をお買い求めくださった全ての皆様、併せてスタッフの皆々様に、心より御礼申し上げます。
 次回、来年6月19日の北ティアも、まだ申し込んではいませんが、必ず遠征参加させていただきます。はい、宿は既に押さえてきましたから(爆)。

久方振りの、冬の祭典

 年が改まってしまいましたが、昨年末12月30日に、コミックマーケット89に参加してまいりました。

冬の聖地神殿・朝

 『まなざし』下巻を駆け込み刊行した2008年以来の冬コミ参加でしたが、事前の予想よりは寒くなく、思ったよりも過ごし易い環境でした。……勿論、ダウンコートを着用したままで、ですが(苦笑)。

 で、今回も、有難いことに島角の机に配置……って、前が偽壁さんの島で、お誕生日席が自スペース内から見て右斜め前に来てしまうので、通路からの視認性の高さは普段よりも数段上(汗)。
 とは言え、焦ったところで何も変わらないので、前回通り(?)、新刊と『小説BADOMA』と無配冊子セットを前面に展開し、他は棚差しに回しました。

C89スペース

 何しろ、無配を除いても31種が机上に並ぶわけですからね(汗)。
 全部を目立たせるなど不可能です(苦笑)。
 久々に、昔使っていたナカバヤシのブックスタンドを持ち出しましたよ(汗)。

 で、頒布の方ですが、二次創作の出が目立った夏コミとは異なり、どちらかに偏る感じもない結果でしたねー。
 吃驚したことに、『歳三《おれ》達の場合』が久し振りに出ていきましたし(汗)、来夏で頒布停止・絶版にする『補充裁判員2番』も1冊出ていきましたし。
 『小説BADOMA』も、御新規の方と、続刊のみお求めくださった方と、双方おいででしたし(深謝)。
 新刊も、手に取り易い短編集だったからなのか(苦笑)、割とお求めいただけたようです。無配は……御新規様以外には積極的にはお勧めしていないので(だって装幀は変わっても中身が同じですから(汗))、用意した半分も捌けていませんが、これはまあ想定内でしたので(苦笑)。

 あと、地味に嬉しかったのが、回転棚。デビューさせたコミティアよりも、皆さんに積極的にガラガラしてもらえたことです(笑)。
 「棚 回せます」POPを拵えた甲斐がありました!

C89スペース(向かって左側)

 ……新刊用のPOPを作成し忘れてくるという大ポカもやらかしましたけどね(汗)。

 改めまして、当日お立ち寄りくださいました皆様、有難うございました。
 来年からはまた夏のみ(受かれば)参加に戻りますが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

 新刊『掘り出しミックスナッツ』の自家通販は、1月12日以降に開始します。
 「架空ストア」さまでの通販は、今少し早めに開始出来るよう、今から納品準備を進めます(汗)。何度か御案内しておりますが、架空ストアさんなら支払方法が選べますし、送料が無料になるケースもありますので、可能であればそちらでの御注文をお勧めしたいところです。因みに、頒価はイベント頒布や自家通販と同じにしておりますので、どうぞ宜しくお願いします。


 去る3月21日(月・祝)、「Texr-Revolutions」(以下、略称の「テキレボ」と記載)の第3回目に参加してまいりました。

 なお、今回当方が企画した続き物長編小説応援企画「長編上等」については、別途、当該企画に絞った御報告を企画公式サイトに先上げしておりますので、そちらを御覧いただければ幸いです。

会場1F テキレボ案内  さて、当日は、そこそこ冷え込んでいましたが、前夜にばらついた雨も上がってくれ、ディスプレイ用品がキャリーバッグから溢れて“両手に花”となってしまった身としては、有難い天候でした。

 で、例によって例の如く、設営から参加すべく、朝5時半起きで頑張って浅草へ。
 だって、サークル入場時間から入っていたのでは、自ブース設営間に合わないんです絶対に(真顔)。
 あと、今回は、忘れずにカープ軍手を持参して使っていたのですが……うん、まあ、普通は誰も気付かないですよね、うん(苦笑)。

 設営自体は、非常にスムーズでした。今から思えば色々ドタバタだった前回設営とは随分と異なり、かなり皆さん手慣れてきたなという感じがします。……いやまあ、前回は、テキレボ見本誌棚を現地で皆で組み立ててましたし、宅配荷物の到着も遅れましたし(汗)。
 そんなこんなで、宅配荷物も、印刷所からの宅配搬入分も無事に届き、2時間もあれば余裕の設営よね、と取り掛かったわけですが……

テキレボ3 A07-08(その1)
 …………結局、ブース設営が完了したのは開場寸前(爆)。……お、おかしい、あれだけ早めに設営を始めたのに(苦笑)。
 ※はて、何処かで読んだような、と感じたあなた、そのお疑いは正しい(苦笑) ⇒ テキレボ2の報告記事

 まあ、企画のポスターを貼りに行ったり、サークルPRポスターを貼りに行ったり、という、前回にはなかった作業が入ったのは事実ですけど、前回は例の、ほぼ全冊平積みとか馬鹿なことをやっておりますから、それよりは楽な筈、だったんです……
 しかも、開場後は開場後で、印刷所からの宅配搬入で納品された『「長編上等」ガイドブック』の検品作業で合計約2時間を要したという……どんだけ準備に時間の掛かるサークルなんだウチ……(汗)

 (……これは私感ですが、サークルのPRポスター用の掲示板は、企画ポスター掲示場所同様、模造紙なしの茶色パネルのまま、自由に使っていただいた方が良かったような気もします。そして、最初から多数のパネルを並べるよりも、パネルがポスターで埋まってしまったら次を追加、という形を取れば、各パネルがスカスカに見えてしまうという問題は解消出来るのではないか……と愚考しております)

 ところで、上の写真は、主催した企画「長編上等」エリア側から撮影したものですが、サークルエリア側から撮影すると、こんな感じ。

テキレボ3 A07-08(その2)  こうして両方から見ると、
  • 大き目の卓上イーゼル
  • テンマのルームラック
  • 組み立て済の台座+合板天板+サークルカラーの掛け布
  • 自作の折り畳み式アクリルスタンド
  • ポスタースタンド
  • ガラガラ回転棚(現地で組み立て/分解)+アクリルディスプレイ台
 という、「千美生の里ディスプレイ大物什器ほぼフルスペック」状態であることがわかります……え、説明されなければわからない? 失礼しました(汗)。

 ……あ、企画エリアとサークルエリアの間で、ちょこんと赤座布団に座っているのは、去年の秋テキレボからイベントデビューしている、招きカープ坊やです(笑)。デビュー時よりも、座布団が少し豪華になっていますよ(爆)。



 さて、今回は、裁判員裁判体験記『補充裁判員2番』がテキレボでは最終頒布になるということもあり、前面向かって右の角地という、或る意味で最も目立って手に取り易い場所に置いてみました。その甲斐あってか、近年は引き合いが殆どなくなっていた当冊子ですが、3冊も貰われてゆきました。有難うございます(深謝)。
 他の諸作品については、今後も頒布が続くということもあり、テキレボ公式アンソロに掲載していただいた『まなざし』下巻でさえ、割に控えめな置き方でした。

 ……とは言え、続き物長編小説応援企画「長編上等」の主催としては、続き物を目立たせないという選択肢は皆無なので(笑)、そちらはポスターまで作り、少しPOPに力を入れて。

テキレボ3 A07-08(その3)  効果があったかどうかは甚だ怪しいですが……(苦笑)。
 『小説BADOMA』の続きを買いに来ていただけたことは幸せなので、これからも地道に頑張る所存です。

 今回の頒布で特筆すべきは、テキレボ名物の「お買い物代行」で貰われていった品が圧倒的に多かったことでしょうか。
 当然、頒布合計金額の殆どを、お買い物代行分が占めています。
 無料配布セットは、事前にテキレボ準備会さんから「5冊以上の希望が来てますので、可能ならその分多めの搬入を御検討ください」との連絡を頂きましたので、その分は取りのけておけました。……ってゆーか、事前連絡頂いたの初めてですよ拙サークル(汗)。
 次にテキレボに参加する時には、某作品の刊行準備冊子について、「事前お試し版としてどうぞ!」と言えるようにナリタイデス……

 それはさて置き。
 実は、今回一番吃驚したのが、『まなざし』の下巻がお買い物代行で貰われていったことでございます。
 上巻の購入なしで、ですよ(驚)。
 思わず、代行サービスでお見えになった方に「え、下巻? 下巻ですか? い、いきなり下巻ですか?」と何度もお尋ねしてしまいましたよ(汗)。
 まさかとは思いますが、2003年の上巻発売の頃に何処かでお買い上げくださり、その後、2008年に下巻が出たことを御存じなく、偶然テキレボアンソロ等で下巻が出ていることを知り……だったのでしょうか。真相はわかりませんが、何れにしても有難いことでございます……。

 あと、『新選組!』の二次創作『月は欠けゆく』も、代行で貰われてゆきましたよ……或る意味では『小説BADOMA』よりもニッチな、伊東先生追悼冊子ですのに……これまた驚きでした……

 勿論、直接スペースまでお越しくださり、拙作をお求めくださった方も何人かおいでで、搬入数を極度に絞りまくった『エモーショナル・サイオニック』が貰われていって冷や汗を掻いたり(汗)、『小説BADOMA』の第一巻が新たに貰われていったり(嬉)と、色々ございました。

 表紙込み120ページの無料配布(汗)になってしまった『「長編上等」ガイドブック』や、無料配布冊子セットを受け取ってくださった皆様も含め、拙サークルにお立ち寄りくださった全ての皆様&お買い物代行で拙作を御指名くださった方々に、心より御礼申し上げます。

 ……企画主催なのに、サークル様に挨拶回り出来た時には委託頒布はとっっくに終わり、皆さんもぼーちぼち撤収始めてますという凄まじいタイミングになってしまったせいで、それ以外のサークル様で密かに気になっていた御本(ジャパネスク本!)が買いに行けなかったという超個人的な悲劇もありましたが……うう、後で確認したら、ほぼ目の前のブースにいらっしゃったんですよ……何ということだ……次回も来てくださるかなあ……。



 なお、今回は、「藍色のモノローグ」の藍間さん主催の企画「滅亡探訪」に、『ミディアミルド物語』で参加していました。「滅亡探訪」ブースの見本誌コーナーには、「この辺りから国がひとつ滅びます」というネタバレ栞を挟んだ見本誌を置かせていただきました(笑)。

 また、「シアワセモノマニア」の青波さん他の皆様によるステージ企画「Text-Revolutions朗読会」にて、テキレボ3公式アンソロ『猫』に寄稿した拙作『まなざし』下巻の一部抜粋を、 mis0noさんに朗読していただけました。……しかし何故か「さあ、いよいよこれから始まるよー!」というところで、滅多に来客のない拙ブースに来客が続き(汗)、最初の方は身を入れて聞けないという「な、何故重なるー(汗)」状態に陥ったのですが、後半はしっかり耳を傾けることが出来ました。……これで、中学生の頃、執筆中に、目の前に座ったクラスメート男子から読み上げられるという悲惨な(?)“最後の朗読記憶”を上書きしていただけました……。
 mis0noさん、拙作に生身の息遣いを吹き込んでいただき、本当に有難うございました。



 次回、秋のテキレボは、10月8日(土)に開催とのことで、まず間違いなく直接参加可能かと思います。
 相当数のサークル様に御参加いただいた企画の主催をしていてさえも、隅っこでひっそりまったり、になってしまったのは、当方の性格上、もう仕方がないので(苦笑)、今後も自分のペースを守りつつ、隅っこでひっそりまったり、地道に参加するつもりでございます(笑)。
 え、「長編上等2」はやらないのかって?

 ……善処します(苦笑)。

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