野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

「Text-Revolutions 第1回」に参加してきました

 3月8日(日)、Texr-Revolutions(以下、略称の「テキレボ」と記載)の記念すべき立ち上げ回に参加してきました。
 二次創作も頒布可能な、テキスト系同人誌即売会です。

 ……そもそも、様子見をしたがる性分の当方が、イベントの新規立ち上げ回から直接参加する、というのは、異様に珍しいです。
 同じ「第1回」でも、北ティアは、それ以前のElysianでの委託実績が積み上がってこその直接参加ですし。
 ただ、「StrayCat」の小泉哉女さん達が以前から色々頑張っておいでなのをツイッター等で遠くから拝見しておりましたから、これは初回から参加して応援したいなあという気持ちに。……そういう意味では、いつもの「様子見」は、その段階で終わっていたのかもしれません(苦笑)。





 さてさてさて。
 前日から荷物を運び込めるという、コミックマーケット張りの有難い仕組みもありましたので、会場への行き方の試行も兼ね、喜んで使わせていただきました。台車を事前に送らなくて済む(交通費の方が安いので、それなりに送料が浮く)、そして当日朝にカートを引き摺って歩かなくて済む(気分的に楽)、というのは地味に助かります。

 とは言え、台車を自分で運ぶのって、すんげー大変なのです。
 車も使えず(免許取ってない)、電車移動での手搬入(単身)ですから(汗)。
 折り畳み式のキャリーカートに、畳んだ台車をキャリーバッグと一緒に括り付けるのですが……道中も、万が一にも雪崩れて周囲に迷惑を掛けてしまわないよう、始終気を張り詰めて片手で保持していなければなりません。また、重さが桁違いになる上に抱え上げにくい為、乗り物に乗降する時にも普段より時間が掛かってしまいます。移動速度も、キャリーバッグだけ牽いている時に比べて格段に落ちます。
 それでも、どうにかこうにか無事に(……夏コミの前日搬入時のようなカートの一時破損もなく(汗))持ち込めたので、本当にホッとしました。

 ……まさか、その苦労して持ち込んだマイ台車を全く使う機会がないというオチが待っていようとは、この時には予想だにしていませんでしたよ……。





 そんな訳で、翌朝。
 会場設営のお手伝いに参加すべく、早朝の電車を乗り継ぎながら、二時間ほど掛けて川崎へ。
 単身参加で、イベントそのもののお手伝いは難しい私には、これぐらいしかスタッフの皆様に協力出来ることはないのです……。
 8時半集合で、1階ロビーにて説明を聞き、いざ会場となる4階へ。……会場の鍵を借りられる時間になるまで10分ほど、外で待つ羽目になりましたが(爆)。

 会場に一歩入った時の印象は、「……た、確かに狭いな……」でした。
 机が全くない状態でそう感じてしまったのは、恐らく、ひたすら横に長いという会場の特性あってのことでしょう。……実際に机を並べてみたら、意外に通路も広く取れましたし、後ろのサークルさんと背中ごっつんこ、という状態にもなりませんでしたし。
 なお、当方、以前そうさく畑の設営に参加した時と同じ、カープグッズの赤軍手で参加したのですが、残念ながら誰も気付いてくれませんでした。ちっ(笑)。

 設営は概ね滞りなく、とゆーか、予想以上に人が集まったおかげか、ハイペースで進み。
 いよいよ、ブース番号の札を机の前にぺたぺたと貼っていく作業になって……

 ……あ、あれー?

 ウチのブースになる机がないんですが。
 入口入って左手側の島、奥からC-1、C-2……と貼ってきたら、C-10で机がなくなるんですが(汗)。ちょ、ちょっと待って、ウチ、その島の右端配置の筈なんですがっっ(大汗)。
 大慌てで机を運び、机を奥にずらしてもらい、追加しました……次の島に紙を貼られてしまう前に気付けて良かったです(苦笑)。

 会場設営が早めに終わったので、10階会議室に置かれていた宅配搬入や委託の荷物を、人海戦術で4階の会場まで運搬。……台車を使うと会場の方から怒られるとのことで(汗)、みんなで箱を適宜抱えての移動でした……誰が呼んだか、「家宅捜索で押収品を運び出す一団」……皆々が白軍手で段ボール箱を抱えてるから、ということなんですが……済まんな独りだけ赤軍手で(爆)。
 ……実は、この時に使ってもらってもいいよ、という思いもあってマイ台車を前日に持ち込んでおいたのですが、うんまあ、怒られるなら仕方ないな(苦笑)。

 そして、業務用エレベータで4階に到着すると、設営作業時ハイという奴か、えーい、折角抱えてきたのだからついでだー! とばかりに、皆々、宅配搬入荷物を各サークルブースへ!

 ……え?
 会場入口付近に集めて置いておくんで各自でブースに運んでね、という話だったよね?
 運んでおいていただけるのは有難いけど、物凄ーく有難いけど……昨夜必死こいて運んできた、マイ台車の立場は? (汗)
 ま、まあいいか、搬出時に必要になるし……





 で、無事に全ての準備が終わり、各自がブース設営を開始したわけですが……

テキレボ1 C11-12
 ……ウチの仕上がりは、一般入場開始と殆ど同時、ギリギリでした(汗)。
 お、おかしい、設営に参加して、設営早めに済んで、正規のサークル入場開始時刻より早くから設営を始めたのに、どうしてギリギリになるの(爆)。

 あ、原因のひとつが、一般的な会議机よりも2~3cm、机の長さが短かったことです。……ウチの敷き布、180cmきっちりサイズなんで、それが何故か端で余って折れて下に垂れ下がってしまった時点で「えええ……?」でした(嘆)。
 2~3cm、と聞くと、「大したことないじゃん」とお思いでしょうか。
 ですが、A5本の短辺は14.8cm。
 島端ですから、通路側に微妙に(1cmまで?)はみ出すぐらいなら「あり」かもしれませんが、底辺の1/6~1/5が机の端からはみ出ていたら、何処からどう見たって、「この人、スペースからはみ出すような設置やってる!」としか見えないじゃないですか~(汗)。
 ……いや、そう見えないよう、最前列では色々せこく頑張ってみましたけど(汗)、後ろの列は緩急付けての配置だったので、はみ出る長さが看過出来ないほどになり、これでは危なくて読み手も到底手に取れない、という状況でありまして。
 ともあれ、事前のディスプレイ試行では全体で29冊並べられる心積もりでいたところ、28冊しか並べられない。おかげで、何をどう頑張っても、1冊、斜め積み出来ない本が発生してしまうという……。
 仕方がないので、今回のイベントで頒布を終了する『野間みつねの『新選組!』日記 前期セレクト版』に犠牲になってもらいました(汗)。新刊『小説BADOMA』の真下辺りに平積みです。全然見えません(苦笑)。

 ……まあ、これ、偶然とは言え自分で運んできた机でしたし、もしかして自業自得って奴なんですかね(違)。





 一般入場開始後は、入口を左斜めすぐ前に見る配置だったので、何となーく来場者を把握していましたが、終始、割にまったりとした来場模様でした。
 ただ、多分、ウチが入口至近&通路として素通りする人が多かったから、そう感じただけで(汗)。
 途中何度か振り返る(※物理的に)と、そちこちに人溜まりが発生していたりして、なかなか盛況だったなー、という印象はあります。特にイベント後半になると、見本誌置き場で滞留する人が増えた感じでした。

 ……遠くから眺めてましたけど、拙作、見本誌置き場で手に取ってもらえないですなぁ。
 少なくとも、私が見ている時には、全く手に取られていませんでした。
 これはイベント規模に関係なく、見本誌置き場を設けてくれる何処のイベントでも大体そういう感じなので、まず表紙からして訴求力が足りないのでしょう。
 それでも、ブースで立ち読みしていってくださる方が居たというだけでも、本家ティア辺りではまず起きないことですから、有難いなあとは思いました。テキスト系同人誌即売会ですから、立ち止まってくださる方も、お手に取ってくださる方も、みんな、中身は文章だとわかった上で足を止め、手にしてくださったわけですしね。

 ただ今回は、事前にイベントのウェブカタログが公開され、またサークル参加者のPRツイートをイベント公式マスコットのれぼんちゃんがバンバン猛リツイートしてくれるという凄まじい状態だったおかげか、事前に幾つかの拙作に引き合いがありまして。
 特に『補充裁判員2番』に、人気が集中していました。……いや、集中と言っても、零細サークルなので高が知れてはおりますが(汗)、それでも、「……半徹で増刷しておいて良かった……」というくらい貰われてゆきました。何と、「お買い物代行サービス」でお求めくださった方までおいででした。皆様、本当に有難うございます。
 ……ええ、半徹でした、1時間しか寝てませんでしたのよ(汗)。ブース内でうっかり居眠りしてしまわないよう、『小説BADOMA』第二巻の推敲、必死でやりました……。

 他にも、全く予想外に『新選組!』の二次創作『月は欠けゆく』が貰われていったり(イベントで売れたのって何年振りだ……いや、よくよく思い起こしてみると、イベントで友人以外に売れたことがなかったぞ……動揺の余り、釣銭を沢山お渡ししそうになったわ……)、ニッチな二次創作で殆ど準一次創作状態となっている新刊『小説BADOMA』の第一巻が貰われていったりと、嬉しい出来事は幾つかありました。
 無料配付冊子セットが、お買い物代行サービスお求め分も含めて20セット近く旅立っていったのも、有難いことでございます(受け取りを拒否なさる方もおいででしたから、尚のこと)。 当日えっちらおっちら頑張って27セットを持ち込んだ甲斐がありました……(ずっしり肩に食い込む重さだった) 特に、撤収の最中に「済みません、『ミディアミルド物語』の無配下さい」と諦めずにお越しくださった小泉さん、作品名の名指しは物凄く嬉しかったです、有難うございました(深謝)。

 それにしても、お買い物代行サービスは凄かったですねえ。
 ブースの前で立ち止まられた方が手にしているお買い物リストの中に拙作のタイトルがあるのを目の当たりにすると、動揺の余り挙動不審者になりそうでしたよ(笑)。
 あと、特筆すべきは、テキレボ代表・御拗小太郎さんの、ハンドマイク握りながらの会場行脚&アナウンス。何処となく、懐かしい(……とは言いたくないし再開を心待ちにしているけれど懐かしい(涙))そうさく畑の「御っ町内の皆様~」を彷彿とさせるものがあり、ほっこり心が温まりました。
 (マイクオフで語られるのを横で聞いてしまった、れぼんちゃんの中の人……じゃなくて綿(?)の見分け方については、此処ではナイショに(笑))

 買い手としても、事前に気になっていた御本は全て入手出来ましたし、良かったかなーと。
 打ち上げにも、1時間半程度ですが参加し、楽しい時間を過ごさせていただきましたし。
 全体として、かなり充実したイベントでした。

 ……なお、撤収に1時間以上掛かったのは、予想通り(白目)。
 しかし、拙サークルブースの目の前が搬出荷物の集積場となり、ウチのダン箱、1メートルもずりずり引き摺れば混ぜ込める、という事態になってしまったのは、想定外(爆死)。
 マイ台車、結局、一度も使われることのないまま、宅配で運び出される始末……むぎゃああああぁ、何の為に前日あれだけ苦労して持ち込んでおいたと思っとるんじゃあああああ……いや、逆のケースより百倍マシなんですけど(苦笑)。

 そして、それを嘆いたら、虚影庵さんから「えー、参加案内に書いてあったじゃないですか-、宅配搬出荷物、会場入口付近に集めるってー」と言われ、「……あ、そうだった……」と天を仰ぐことに。
 会場入口とゆー文字面は理解していても、それが自分のサークルブースの目の前である、という意識が稀薄であったことが敗因です……デモデモダッテ、事前に頂いてた配置図では、ウチの目の前は見本誌展示用棚になってたんだぼんっ! (と言い訳)





 ……此処で正直な気持ちを吐露しておきますと、今回、『補充裁判員2番』が色んな方から関心を持たれ、沢山(※拙サークル比)貰われていったことは、小説書き野間みつねとしては微妙に凹んでしまう出来事ではありました。
 「これって、稀少性の高い体験をした人間の体験記という点に関心を持たれたわけであって、別にそれが私の文章でなければならない必然性まではないかもしれないよなあ……」と。
 それでも今迄はその関心すら持っていただけなかったわけですし(発行は2013年の夏コミ)、前向きに捉えるべきでしょう。
 同人活動そのものは長くても、色々あって交流自体から身を遠ざけてきた年数の方が遙かに長いのですから、まだまだ新人サークルのつもりで(図々しいぞ(汗))、名前を認知していただくところから……。

 今回の反省点は色々あるものの、一番後悔していることは、此処まで主催者側からのリツイート爆撃が敢行されるとは予想しておらず、まったりしたサークルアカウントの方を申込時に登録してしまったことです(汗)。
 次回からは、色んな情報だだ洩らしまくりの個人アカウントを登録しておくことにしますわ! サークルアカウントでの広報ツイートも洩れなくリツイートしておりますし(苦笑)。





 20年近く個人サークルとして活動してきて、テキストオンリーの即売会に参加したことはなかったですし、これ以上に参加イベントを増やすと正直色々と保《も》たないので厳しいんですが、色々と面白い試みをされるテキレボさんには強い魅力を感じたので、このまま継続参加してみよう、と考えております。

 という訳で、次回テキレボは、10月10日(土)、リニューアルオープンする東京都立産業貿易センター台東館で開催とのこと。
 拙サークルは、『小説BADOMA』の第三巻をテキレボ新刊にする予定ですので、宜しくお願いします。

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