8月14日、コミックマーケット90に参加してまいりました。
普段はあっさり目のコミケ参加報告ですが、今回はディスプレイで色々あったので、ちょっと長いです(汗)。予め御了承ください。
今年は、一年置いて、またしても何の間違いか「お誕生日席」への配置。正直、完全通路となった一昨年夏の光景も過りましたが(汗)、あの時は「初日=平日/西ホール配置=誕席の幅が机1本分しかない≒するっと通過され易い」という条件も大きかったかなとも思えますし、今の私の目から見るとディスプレイも一本調子だったという反省要素もありますし、何より、「誕生日席はちょっと……」という色の仄見える申込時アンケートが出されているにも拘らず(苦笑)、敢えて誕席、しかも出入りのし易い通路側に配置しようと決断された配置担当スタッフの方のお気持ちを思えば、これはもう頑張るしかないですよね(笑)。
……という訳で、サークルスペース用のテーブルクロスを前垂れPOPを垂らしてもサークル名等が隠れない形に作り替え、ポスタースタンドと大判(と言っても控え目にB2)ポスターも初導入と相成りました。
反省点として、高さのある大判ポスターは2枚印刷しておき、裏にも同じ物を掲げるべきでしたね、ということが挙げられます。後方から歩いてこられる方もおいでなのですから、白い面を無為に見せておくのは勿体ないですよね(苦笑)。
誕席配置なので、横から流れてくる人の目も意識。
但し、一昨年のように頒布物への視界を塞ぎ過ぎてしまわないよう、横からでも机の上の頒布物が或る程度は見える状態にすることを念頭に置きました。
因みに、前垂れPOPは、恐らく通りすがりの人は下よりも上を見るだろう(……どうも通路も広くはなさそうだし)、という考えから、寄ってきた人向けの細かな情報提供(頒布物リスト&頒価一覧や、アンソロ収録作品&作者一覧など)に徹してみました。通りすがりの人の目を惹く役目は、視線の高さ(か、それ以上の高さ)のポスター類に託しています……成功しているかは別として(汗)。
スペースの向かって左側が、新刊・初売り等、押し出し気味の頒布物のエリア。
ポスターの大きさは、見た目が一本調子になることを避ける為、A3ノビ横(コミケ初売り『小説BADOMA』4巻)・A4縦変形(新刊『早蕨号、異世界をゆく』)・B4横(委託品『みどり芽吹く』/右の写真では殆ど隠れてますが前垂れ)・ミニ(最終頒布『補充裁判員2番』)……と、それぞれサイズを変えました。
……実は、『補充裁判員2番』を売り切ると、しれっと下から『ミディアミルド物語』の宣伝POPが顔を出すという仕様だったんですが、使われることなく終わりました(苦笑)。
スペース向かって右側が、既刊と無料配布のエリアです。
なお、無配の表紙には後から、「無料配布!」という付箋を、1セット毎に貼りました(笑)。
既に拙サークルのスペースディスプレイ什器としてお馴染みになりつつあるこのガラガラ回転棚の下には、普段は長方形のアクリル台を置くのですが、そちらは今回、隣の新刊エリアで少し高さを出す為に使用しています。なので今回は、「長方形だと結構場所取りだし、正円だと台座の回転部分の溝に嵌まりそうで嵌まらない不安定な状態になるから駄目だし、正方形のアクリル台を置こうかねー」と考え、購入してきておりました。
ところが、自宅で前日に行なったディスプレイ試行で、致命的な問題点が明らかに。
見本誌を棚に並べている最中に、あっさり棚がバランスを崩して傾き、見本誌がドガガガッと雪崩れ落ちるんですわ(汗)。
この位置で見本誌が雪崩れ落ちたら、下手をすると隣のサークルさんに多大な迷惑を掛けてしまうことに(焦)。
そして、当方が見本誌を設置する時に幾らバランスに気を付けつつ詰めたところで、見に来てくださった方がどの見本誌を棚から抜き取るかで、雪崩が起きかねない……ええ、アレですよ、ジェンガ状態ですよ(爆)。
追加の長方形アクリル台を買いに行く時間まではなかったので、前に同様の目的で買ったものの土台部分と上手く合わずに死蔵する羽目になっていた正円のアクリル台(高さは正方形の台と同じ)を引っ張り出し、ふたつのアクリル台で対角線を支えることにし、どうにか安全に見本誌設置・棚回転させられるようになりました(安堵)。
私の場合、得てして「これとこれなら合いそう」というフィーリングだけでディスプレイの為の什器を買ったり作ったりしてしまうことも少なくないので(汗)、実際に使用する時点で色々な失敗に気付くことがありますが、事前にディスプレイ試行することで、問題点は大体明らかになります(苦笑)。……現地で問題になってしまうのは、時間経過に伴う変化が生じてしまう場合です、昨年の夏コミで使った自作のアクリル棚のように……いやぁ、あの時は大変でした、詰めた見本誌の数が多過ぎたせいか、棚を乗せていた台からじりじりとスペースの内側へと滑り落ちてきましてね、最後にはガタン! と(汗)。それを何度も繰り返しつつ、一日が終わりました……。
……などという思い出話はさて置き。
今年の三日目は例年にない涼しさで、行き帰りの交通機関の冷房が寒く感じられたほどでした。
凍らせていった4本のペットボトルも、全部は融け切れなかったしなぁ(苦笑)……いや、4本は流石に多過ぎましたね(爆)。
もっとも、万全の対策を取っておいた上で、もしも涼しかったら「ラッキー♪」という場ですから、三年前の酷暑が来ても問題ないよう、今後も努めたいと思っております。油断大敵。
で、今回も通路だったかと言えば……通路は通路、人通りが凄かったのは確かです。一昨年の西ホール初日などの比じゃありません(汗)。
ですが、今回は、POPなど色々頑張ってみたおかげなのか、恐れていたほど完全通路ではなかったようで、ふと気が付けば一次創作の新刊が持込数の半数以上出てゆくという(驚)。高井玖実子さんに素敵な表紙を描いていただけたのも大きかったと(再拝)。
お預かりしていた熊本応援チャリティアンソロ『みどり芽吹く』も、数冊貰われてゆきましたし(深謝)。皆様からお預かりしたお代は、アンソロ主催の虚影庵さんを通じて、全額大切に益城町へ送らせていただきますね。本当に有難うございました。
あと、長編書きとして何より嬉しかったのが、完全棚差しだった『ミディアミルド物語』の7巻8巻を新刊と併せてお買い上げくださった方がおいでだったことです。伺ってみれば、外伝集もお買い上げくださっているとのこと(伏し拝む)。「やはりコミケは他イベントと違うなあ……」と、つくづく思った次第です。……いや、本当、コミケ以外のイベントで、外伝集が貰われていった記憶がないのですよ……(汗)
創作文芸ジャンルでの「お誕生日席」配置には大して意味はないとも聞きますし、単にウチの搬入部数が多い(頒布物の種類が多い為、どんなに絞っても総数100冊は確実に超える(汗))から島のど真ん中には置きにくいなあと思われているだけかもしれませんし(苦笑)、ひょっとしたらお隣の作家さんの緩衝サークルだったのかもしれませんが(大苦笑)、それはそれとして、出入り(=来訪者対応)がし易かったのは本当に有難かったです。
ただ、あそこまで人通りが多いと、「これは撤収作業が出来るのか?」と危ぶみましたね(汗)。ホント、サークルスペースギリギリの所を人が通ってゆくという状態が何時間も続きましたから……。
【以下暫く色替えでブツブツ】 ……それと、何とは明記はしませんが、水物をスペースの真横で立ち止まって扱うのは勘弁してほしいなあ、という参加者さんがおいでで……すぐ脇の委託品が当該水物を被りゃしないかとヒヤヒヤさせられました。あんまり長々作業に熱中されてて流石に酷いので、これは注意しようか、と思ったところで作業を終えて立ち去られましたけど。……恐らく、通路の真ん中で立ち止まると他の参加者の通行の邪魔になるからと思ってウチの真横へ寄ってきて立ち止まられたんでしょうけれど、うん、大体のサークルが扱っているのは紙モノですからね? ウチの頒布物は一冊一冊パッキングしてありますけど、一番上に乗ってる見本誌は、天地と小口が無防備ですからね? 水物を扱う作業をしたいなら、万一横合や後ろから人にぶつかられて手許が狂って当該水物が辺りに飛び散っても問題のなさそうな場所に移動してからにしようね? (ぶち)
ともあれ、拙サークルへお越しくださった全ての皆様に、篤く御礼申し上げます。
次のコミケ参加は、受かればですが、来年の夏となります。
多分、『小説BADOMA』は完結してるんじゃないかな……オリジナルでも何か分厚いのが出せてるんじゃないかな……と思いたいです(汗)。
今回の新刊『早蕨号、異世界をゆく』は、自家通販もありますが、「架空ストア」さんでの通販も開始しております。毎度の御案内になりますが、架空ストアさんなら支払方法が選べますし、送料が無料になるケースもありますので、可能であればそちらでの御注文をお勧めします。頒価はイベント頒布や自家通販と同じにしております(=手数料の上乗せはしていません)ので、どうぞ宜しくお願いします。
普段はあっさり目のコミケ参加報告ですが、今回はディスプレイで色々あったので、ちょっと長いです(汗)。予め御了承ください。
今年は、一年置いて、またしても何の間違いか「お誕生日席」への配置。正直、完全通路となった一昨年夏の光景も過りましたが(汗)、あの時は「初日=平日/西ホール配置=誕席の幅が机1本分しかない≒するっと通過され易い」という条件も大きかったかなとも思えますし、今の私の目から見るとディスプレイも一本調子だったという反省要素もありますし、何より、「誕生日席はちょっと……」という色の仄見える申込時アンケートが出されているにも拘らず(苦笑)、敢えて誕席、しかも出入りのし易い通路側に配置しようと決断された配置担当スタッフの方のお気持ちを思えば、これはもう頑張るしかないですよね(笑)。
……という訳で、サークルスペース用のテーブルクロスを前垂れPOPを垂らしてもサークル名等が隠れない形に作り替え、ポスタースタンドと大判(と言っても控え目にB2)ポスターも初導入と相成りました。
反省点として、高さのある大判ポスターは2枚印刷しておき、裏にも同じ物を掲げるべきでしたね、ということが挙げられます。後方から歩いてこられる方もおいでなのですから、白い面を無為に見せておくのは勿体ないですよね(苦笑)。
誕席配置なので、横から流れてくる人の目も意識。
但し、一昨年のように頒布物への視界を塞ぎ過ぎてしまわないよう、横からでも机の上の頒布物が或る程度は見える状態にすることを念頭に置きました。
因みに、前垂れPOPは、恐らく通りすがりの人は下よりも上を見るだろう(……どうも通路も広くはなさそうだし)、という考えから、寄ってきた人向けの細かな情報提供(頒布物リスト&頒価一覧や、アンソロ収録作品&作者一覧など)に徹してみました。通りすがりの人の目を惹く役目は、視線の高さ(か、それ以上の高さ)のポスター類に託しています……成功しているかは別として(汗)。
スペースの向かって左側が、新刊・初売り等、押し出し気味の頒布物のエリア。
ポスターの大きさは、見た目が一本調子になることを避ける為、A3ノビ横(コミケ初売り『小説BADOMA』4巻)・A4縦変形(新刊『早蕨号、異世界をゆく』)・B4横(委託品『みどり芽吹く』/右の写真では殆ど隠れてますが前垂れ)・ミニ(最終頒布『補充裁判員2番』)……と、それぞれサイズを変えました。
……実は、『補充裁判員2番』を売り切ると、しれっと下から『ミディアミルド物語』の宣伝POPが顔を出すという仕様だったんですが、使われることなく終わりました(苦笑)。
スペース向かって右側が、既刊と無料配布のエリアです。
なお、無配の表紙には後から、「無料配布!」という付箋を、1セット毎に貼りました(笑)。
既に拙サークルのスペースディスプレイ什器としてお馴染みになりつつあるこのガラガラ回転棚の下には、普段は長方形のアクリル台を置くのですが、そちらは今回、隣の新刊エリアで少し高さを出す為に使用しています。なので今回は、「長方形だと結構場所取りだし、正円だと台座の回転部分の溝に嵌まりそうで嵌まらない不安定な状態になるから駄目だし、正方形のアクリル台を置こうかねー」と考え、購入してきておりました。
ところが、自宅で前日に行なったディスプレイ試行で、致命的な問題点が明らかに。
見本誌を棚に並べている最中に、あっさり棚がバランスを崩して傾き、見本誌がドガガガッと雪崩れ落ちるんですわ(汗)。
この位置で見本誌が雪崩れ落ちたら、下手をすると隣のサークルさんに多大な迷惑を掛けてしまうことに(焦)。
そして、当方が見本誌を設置する時に幾らバランスに気を付けつつ詰めたところで、見に来てくださった方がどの見本誌を棚から抜き取るかで、雪崩が起きかねない……ええ、アレですよ、ジェンガ状態ですよ(爆)。
追加の長方形アクリル台を買いに行く時間まではなかったので、前に同様の目的で買ったものの土台部分と上手く合わずに死蔵する羽目になっていた正円のアクリル台(高さは正方形の台と同じ)を引っ張り出し、ふたつのアクリル台で対角線を支えることにし、どうにか安全に見本誌設置・棚回転させられるようになりました(安堵)。
私の場合、得てして「これとこれなら合いそう」というフィーリングだけでディスプレイの為の什器を買ったり作ったりしてしまうことも少なくないので(汗)、実際に使用する時点で色々な失敗に気付くことがありますが、事前にディスプレイ試行することで、問題点は大体明らかになります(苦笑)。……現地で問題になってしまうのは、時間経過に伴う変化が生じてしまう場合です、昨年の夏コミで使った自作のアクリル棚のように……いやぁ、あの時は大変でした、詰めた見本誌の数が多過ぎたせいか、棚を乗せていた台からじりじりとスペースの内側へと滑り落ちてきましてね、最後にはガタン! と(汗)。それを何度も繰り返しつつ、一日が終わりました……。
……などという思い出話はさて置き。
今年の三日目は例年にない涼しさで、行き帰りの交通機関の冷房が寒く感じられたほどでした。
凍らせていった4本のペットボトルも、全部は融け切れなかったしなぁ(苦笑)……いや、4本は流石に多過ぎましたね(爆)。
もっとも、万全の対策を取っておいた上で、もしも涼しかったら「ラッキー♪」という場ですから、三年前の酷暑が来ても問題ないよう、今後も努めたいと思っております。油断大敵。
で、今回も通路だったかと言えば……通路は通路、人通りが凄かったのは確かです。一昨年の西ホール初日などの比じゃありません(汗)。
ですが、今回は、POPなど色々頑張ってみたおかげなのか、恐れていたほど完全通路ではなかったようで、ふと気が付けば一次創作の新刊が持込数の半数以上出てゆくという(驚)。高井玖実子さんに素敵な表紙を描いていただけたのも大きかったと(再拝)。
お預かりしていた熊本応援チャリティアンソロ『みどり芽吹く』も、数冊貰われてゆきましたし(深謝)。皆様からお預かりしたお代は、アンソロ主催の虚影庵さんを通じて、全額大切に益城町へ送らせていただきますね。本当に有難うございました。
あと、長編書きとして何より嬉しかったのが、完全棚差しだった『ミディアミルド物語』の7巻8巻を新刊と併せてお買い上げくださった方がおいでだったことです。伺ってみれば、外伝集もお買い上げくださっているとのこと(伏し拝む)。「やはりコミケは他イベントと違うなあ……」と、つくづく思った次第です。……いや、本当、コミケ以外のイベントで、外伝集が貰われていった記憶がないのですよ……(汗)
創作文芸ジャンルでの「お誕生日席」配置には大して意味はないとも聞きますし、単にウチの搬入部数が多い(頒布物の種類が多い為、どんなに絞っても総数100冊は確実に超える(汗))から島のど真ん中には置きにくいなあと思われているだけかもしれませんし(苦笑)、ひょっとしたらお隣の作家さんの緩衝サークルだったのかもしれませんが(大苦笑)、それはそれとして、出入り(=来訪者対応)がし易かったのは本当に有難かったです。
ただ、あそこまで人通りが多いと、「これは撤収作業が出来るのか?」と危ぶみましたね(汗)。ホント、サークルスペースギリギリの所を人が通ってゆくという状態が何時間も続きましたから……。
【以下暫く色替えでブツブツ】 ……それと、何とは明記はしませんが、水物をスペースの真横で立ち止まって扱うのは勘弁してほしいなあ、という参加者さんがおいでで……すぐ脇の委託品が当該水物を被りゃしないかとヒヤヒヤさせられました。あんまり長々作業に熱中されてて流石に酷いので、これは注意しようか、と思ったところで作業を終えて立ち去られましたけど。……恐らく、通路の真ん中で立ち止まると他の参加者の通行の邪魔になるからと思ってウチの真横へ寄ってきて立ち止まられたんでしょうけれど、うん、大体のサークルが扱っているのは紙モノですからね? ウチの頒布物は一冊一冊パッキングしてありますけど、一番上に乗ってる見本誌は、天地と小口が無防備ですからね? 水物を扱う作業をしたいなら、万一横合や後ろから人にぶつかられて手許が狂って当該水物が辺りに飛び散っても問題のなさそうな場所に移動してからにしようね? (ぶち)
ともあれ、拙サークルへお越しくださった全ての皆様に、篤く御礼申し上げます。
次のコミケ参加は、受かればですが、来年の夏となります。
多分、『小説BADOMA』は完結してるんじゃないかな……オリジナルでも何か分厚いのが出せてるんじゃないかな……と思いたいです(汗)。
今回の新刊『早蕨号、異世界をゆく』は、自家通販もありますが、「架空ストア」さんでの通販も開始しております。毎度の御案内になりますが、架空ストアさんなら支払方法が選べますし、送料が無料になるケースもありますので、可能であればそちらでの御注文をお勧めします。頒価はイベント頒布や自家通販と同じにしております(=手数料の上乗せはしていません)ので、どうぞ宜しくお願いします。