野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

2022年の振り返りと2023年の希望的目標

 こちら、ななさん企画の「創作TALK 2022-23」(オプションテーマ:オンライン、オフライン)参加記事となります。

通算100冊目の刊行物となった『バビリアグル・ジョディアン』  ブログ投稿自体が久し振り過ぎで、この「創作TALK」がないと一年以上投稿しないとかもあるかもしれませんね……ななさん、毎年企画してくださって有難うございます(深謝)。

 ……そして、最初は「簡単な振り返り」と題していたのに叩いてみたら無茶苦茶に長大化してしまったので、アンカー張って目次を付けておきます(爆)。

【目次】
 1. 2022年の振り返り
  1-1. 刊行物
  1-2. 参加イベント
  1-3. Webサイト等
 2. 2023年の希望的目標
  2-1. 刊行物
  2-2. 参加イベント
  2-3. Webサイト等

 各項目の最後には、この目次へ戻れるアンカーも張っておきましたので、飛び飛びで他の項目を読みたくなった際に御活用ください。



1. 2022年の振り返り

1-1. 刊行物 … オフライン

 今回は、久々に、「答え合わせ」の形式を復活させておくことにします。

2022年・年頭の抱負
【出したい新刊リスト; あくまで希望】
8月……『ミディアミルド物語』本伝12巻 『バビリアグル・ジョディアン』
      ※出来れば、コミケ100(夏コミ)合わせの新刊で
その他……『小説BADOMA』続編、ほか

 ……「その他」で名前を挙げた『小説BADOMA』続編は残念ながら一文字も進みませんでしたが(汗)、その代わりに思わぬものが生えたので、まぁまぁ……なのでしょうか(汗)。

2022年・現実
【出した新刊リスト】
『伝説がたり』
7月……『伝説がたり』

※うっかりTwitterで「既発表・未発表含めた短編集って需要ありますかね」と呟いたところ即座にハートと熱望コメントが飛んできたことから生えてしまった『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ(超絶超能力者クレインこと頼山紀博くんの受難話が多いシリーズ(汗))の短編集。短編集なのに『エモーショナル・サイオニック』や『アンチ・サイオニック・シティ』といった単巻読み切り物よりページ数が多く、当然、厚い(汗)。そりゃ確かに最終的な収録本数は14本になったけど、何で背幅が1cmもあるの……。


『バビリアグル・ジョディアン』
8月……『バビリアグル・ジョディアン』

※言わずと知れた(?)当方の準ライフワーク作品・架空世界の歴史群像劇『ミディアミルド物語』シリーズの本伝続き、12巻。そして、これが何と! 個人サークル活動を始めてからは通算100冊目に当たる記念すべき刊行物に! ……いや、物語の内容の方はちっともお祭気分ではなく、主人公その1も主人公その2も色々と受難気味なのだが(汗)。


『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 改訂第六版
8月……『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 改訂第六版

※『ミディアミルド物語』の各巻から2ページずつの抜粋を掲載する、無料試読用・うっすい冊子。危うくこちらが通算100冊目になってしまうところだったが、99冊目として『伝説がたり』が割り込んできたので、事無きを得る(爆)。他の版ではおまけ収録されている星村朱美(猪川朱美)様のイラスト類は今回収録なしとなっているが、次版では遂に増ページとなる為、復活見込(汗)。


『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet』 改訂第四版
8月……『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet』 改訂第四版

※1990年発売MSX-PC対応RPGコンストラクションツール『Dante』(アスキー)収録のサンプルゲーム『BADOMA ~血塗られた伝説~』の勝手なノベライズである『小説BADOMA』(全5巻完結済、番外編1冊あり)の各巻を紹介する、無料案内冊子。品切れしていたので、関連刊行物ページを改訂の上で夏コミ(コミケ100)前に再版。無駄に箔押し&めくって初めて表紙が特殊紙であることがわかる装幀は相変わらず(苦笑)。


 二年ちょっと振りに『ミディアミルド物語』本伝の続きを出せた上に、『レジェンダリィ・クレイン』シリーズも何かしらが形になったので割と良い一年だったかなあと思う一方、今年頂いた年賀状で「小説BADOMAの続編待ってます」というメッセージを頂いてしまい、済みません済みません済みません(平伏)……というところでございます(汗)。

1-2. 参加イベント … オフライン・オンライン

 では、そんな刊行状況だった昨年に参加したイベントを、参加した順で振り返っておきます。
 イベント名のリンク先は、アンソロを除けば、頒布物がわかる公式カタログページか、お品書きポスターや委託品一覧のツイートです。但し、夏コミ時のWebカタログは既に閲覧出来ない為、リンク先はお品書きポスターのツイートにしてあります(汗)。

  • 一筆献納2022
  •  募集型アンソロジーへの寄稿も一種のイベント参加、という解釈で、此処に記しておきます。……なお、アンソロ寄稿の場合の「参加時期」は、当該アンソロの刊行日ではなく寄稿の締切日で見ておりますので念の為。
     アンソロの詳細は、リンク先からどうぞ。
     紙媒体の通販はBOOTHにて、オンラインの有料マガジンはnoteにて、それぞれ提供されています。
     当方の寄稿作は「色彩の子ら《ビフラスト》の不思議眼鏡」ですが、或る箇所に於いて「如何に『微妙にこなれていない(でも読むのが苦痛になるというほどには下手でもない)文章』にするか」に最も意を用いた作品でした(苦笑)。
  • 第四回文学フリマ広島
  •  コロナ禍で2月から4月に延期となりましたが、どうにか開催されました。
     レポ記事……というか、Twitter纏めを貼り付けた記事はこちらです(苦笑)。
     改めて振り返ってみると、種類的にも数量的にも、有料頒布物が最も沢山貰われていってくれたイベントでした。
  • みちのくCOMITIA 8
  •  みちティア直参は、何と7年振り。仙台では初の開催だったから……ではなく、机のサイズが都産貿クラス(幅180cm奥行90cm)という情報にグラッと来て申し込んでしまいまして(汗)。
     ……いやまあ、実際に行ってみましたら、通常の会議机(幅180cm奥行45cm)を合体させて都産貿クラスにしていたというオチだったんですが(笑)、それでも、都産貿(東京都立産業貿易センター)台東館開催のテキレボ(※文芸オンリー/オールジャンル同人誌即売会「Text-Revolutions」)並みの広さでのスペース展開が久々に出来たので、なかなか愉しかったです。
     有料頒布物は頒布ゼロでしたが、無料配布物は結構貰っていっていただけましたし、頒布には繋がらずとも店頭見本誌を手に取って面白がってくださった方々が何人もいらっしゃいましたので、そういう点では実りある内容となりました。
  • コミックマーケット100
  •  有料チケット制で一般参加の入場数が制限されている……という時点で頒布側としては全く以て期待出来なかったのですが、記念すべき100回開催にサークル参加出来たことは有難かったです。
     ……うん、まあ、頒布は、予想通りゼロでしたけどね(苦笑)。
     しかも無料配布すら殆ど動きがなく、そもそも創作文芸エリアは殆ど通路状態(汗)。コミケのお祭り感・通りすがりに目を留めてくれる人が多い……という辺りは、入場フリーだからこそ生まれていたんだろうなあ、と改めて実感出来た次第です。
     あと、島中でも机と机の間に人ひとり通れるだけの隙間が作られていたので、東ホールではお誕生日席よりも寧ろ島中の方が出入りが楽だったように思います(苦笑)。
     あ、それから、表紙込み820ページの超鈍器こと『魔剣士サラ=フィンク』をスペースに積み上げる通称「超鈍器タワー」が、この夏コミを以て最後となりましたので、ちょっと大きめですが(汗)、スペース全体写真を記念に掲載しておきます。

    C100 O45a
  • 第六回 そこの路地入ったとこ文庫
  •  こちらでは、委託出来るのが「見本誌を含めてレターパックに入り切るだけ」という制約がありますし(汗)、預けられるのも2種までとなりましたので、新刊の『伝説がたり』と、『ミディアミルド物語』の外伝集5巻とを委託しました。
     夏コミ後では初の後日通販ありイベントだったおかげか、後日通販で『伝説がたり』に引き合いがあったのが有難かったです。
  • 名古屋COMITIA 61
  •  初参加だった2018年秋53以来で抽選をくぐり抜けることが出来ましたので、日帰りで遠征してきました。
     事前の予想通り『伝説がたり』が中心に出ましたが、地味に名古屋では初売りであったリレーノベル『DayDream Quest ~最弱勇者が復活を繰り返したら魔王と対決することになりました~』(……以下、長いので略称の「DDQ」で記載)も貰われてゆくという有難い結果に……。
  • COMITIA 142
  •  こちらも久し振り、2019年秋130以来の直参でした。相互扶助の為に他サークル様と合体参加したこともあって、通常の「千美生の里+」との合体はせず、1スペースのみ。なので、リンク先ツイートの通り、持参品を絞りました。……と言っても、冊数の多い『ミディアミルド物語』や超分厚い『魔剣士サラ=フィンク』があるので、箱数はひとつしか減りませんでしたが(苦笑)。
     特筆すべきは、そろそろ頒布も頭打ちだろうなーと見ていたDDQが、2冊も貰われていったこと。これにはもう、ひたすら吃驚でした。本当に有難うございました!
  • 花鳥風月162
  •  初参加以来、続き物長編『ミディアミルド物語』(……以下、そろそろ略称の「MMS」で記載)を預けると貰っていってくださる方がいらっしゃるという、神在《かみあり》の地の神在イベント。昨年はMMS本伝の続刊が出たので、久々に委託参加させていただきました。
     実はこのイベント、前から散々書いておりますが、他所で引きの強い『レジェンダリィ・クレイン』(……以下、こちらもそろそろ略称の「レジクレ」で記載)シリーズ物が、無料配布だろうが何だろうが絶対に貰われていかないというイベントでもあり。そんな訳で、今回も、一応新刊だしな~と『伝説がたり』を含むレジクレ物一式を混ぜてはおきましたが、欠片も期待はしていなかったのでございます。
     ところが、戻ってきた委託品を見て吃驚。
     MMSの最新刊&MMS無配改訂版以外に、何と『伝説がたり』までもが貰われていっている!!
     ……理由はよくわかりませんが(汗)、花鳥風月さんでは記念すべきレジクレ物初頒布となりました。……今後、MMS同様に受け容れていただけると嬉しいのですが(汗)。
  • ブクハン図書室2022
  •  参加を申し込んだ「ブックハンターセンダイ」さんの2022年vol.4の方は抽選洩れでしたが、こちらの先着順企画の方へ参加することが出来ました。
     若干番外っぽいものの、イベント参加の記録として残しておきます。

 ……いやー、改めて振り返ると、かなり色々参加してますね自分(汗)。
 直参が一気に増えましたが、どちらのイベントでも感染症対策に物凄く気を遣われていて、不快な思いをさせられたことが殆どなかったことを申し添えておきます。

 頒布傾向としては、架空ストアさんへの委託分も含めて、レジクレシリーズの強さが今年も際立っておりました。
 レジクレは自身にとっては原点となるシリーズではありますが、当方にとっての準ライフワークであるMMSも推したい、でも花鳥風月さん以外ではなかなか出てくれないんだよなぁ……続き物長編の頒布の難しさよ……。

1-3. Webサイト等 … オンライン

 さて、昨年のオフライン活動は以上のような状況でしたが、オンライン活動の方でも、ちょっと特筆しておくべき事柄がありました。
 それは、Webサイトに掲載してきた試し読みページを、2022年夏の新刊『伝説がたり』と『バビリアグル・ジョディアン』から、EPUB形式に移行したことです。
 これまではHTML手打ちをせっせと続けて移植してきたものの、この手間がかなりのものでして(汗)、刊行後の試読公開が遅れることも珍しくありません。
 そこで、サイトの方に「Bibi」というEPUBリーダーを導入。その上で、試し読みをEPUB形式のファイルでアップし、PCでもスマホでもWebブラウザからアクセスするだけでEPUB形式として読めるようにしてみたのです。


 因みに当方は閲覧媒体に合わせるリフロー形式で作成しますので、紙媒体のようなカッチリ計算した組版にはなりません。しかし、誰でもが紙媒体並みのルビが付いた状態で、しかも縦書きで読める、という点で、これまでのHTML横書きよりも格段にストレスの少ない形で提供出来るようになったのでは、と考えております。

 ついでながら、サイト側でWebフォントも組み込み、EPUB側で優先指定しましたので、UDデジタル教科書体がインストールされている環境からでしたら、当該フォントで閲覧可能……な筈です。



2. 2023年の希望的目標

2-1. 刊行物 … オフライン

 さて、それではそろそろ、希望的観測による本年の刊行目標などを、つらつら綴っておくことにします。

【出したい新刊リスト; あくまで希望】
4月……「千美生の里」刊行物100冊突破記念誌(タイトル未定)
8月……『ミディアミルド物語』本伝13巻 『知と知』(仮)
      ※出来れば、コミケ102(夏コミ)合わせの新刊で
その他……『小説BADOMA』続編、『ミディアミルド物語外伝集』7巻、ほか

 何だか今年も仄かにコピペっぽいですが、無料配布物を除いて最低3冊は、何かしら世に送り出したいものです……あ、次に出す1冊は既に、刊行物100冊突破記念誌と決まってはいるんですが(爆)。
 例年通り、あくまでも、希望的な目標として掲げておく次第です。

 ……ただ、MMS本伝の続きって、まだ最初の章すら終わっていない為体なので(嘆)、夏コミ時期の新刊は全く別の作品になる可能性ありありです(汗)。


2-2. 参加イベント … オフライン・オンライン

 今年のイベント参加は、2月26日の「文学フリマ広島5」を皮切りに、以下の通りになるかなーと考えています。

【イベント参加リスト; 申込予定のものは受かったら】
1月9日(日) 一筆献納2023 (寄稿済み)
2月26日(日) 文学フリマ広島 5 (@広島/直接参加/申込済み)
5月27日(土) みちのくCOMITIA 10 (@仙台/直接参加/申込予定)
6月11日(日) 第八回 そこの路地入ったとこ文庫 (@京都/委託参加/申込予定)
8月13日(日) コミックマーケット 102 (@江東区/直接参加/申込予定)
8月20日(日) 花鳥風月 163 (@松江/委託参加/申込予定)
秋期開催見込 名古屋COMITIA 63 (@名古屋/直接参加/申込予定)
秋期開催見込 COMITIA 秋開催の回 (@江東区/直接参加/申込予定)

 ……って、COMITIAの秋開催が「2023年11月下旬~12月上旬ごろ」という記載になっていて震えてるんですが……(寒いのが苦手)
 あと、出来るだけ参加したいと考えてきたものの昨年は落選してしまった九州COMITIAですが、今年から春開催に移行してしまった為、参加が著しく困難になりました……。流石に、文フリ広島で広島市へ大遠征した1週間後に北九州市へ大遠征する体力と財力はございませぬ(嘆)。
 それから、8月の花鳥風月さんは、夏コミ新刊としてMMSの本伝または外伝集が間に合わなかった場合、申込を見送る可能性が高いです(汗)。

 また、上記リストには挙げていませんが、ブックハンターセンダイさんとかノベル屋さんminiさんとか、気に懸けている委託イベントもありますので、此処にメモ的に付記しておきます。

 ……ところで、テキレボの次回開催予定は……? (小声)

2-3. Webサイト等 … オンライン

 ぼちぼちではありますが、既存の試読ページも、EPUB形式に差し替えてゆくつもりです。

 ……あと、実は、Webサイトの改修を外注しておりまして。
 2002年から20年以上、HTML独学でポチポチ頑張ってきたものの、好い加減でレスポンシブ対応したいが自力で改修する時間が取れない……という状態が何年も続いていた為、遂に、Movable Typeをメインとする為の改修作業を外注することにした次第です。
 サイト開設21周年となる今年5月頃の切替を目指して、昨年12月に契約書を取り交わし、今月から改修が始まったところですので、今年前半の内には、この瓦版ブログも含めてレスポンシブ対応出来るものと思っております(汗)。



 ……という訳で、今年も、色々なことに色々と気を付けながら(汗)、創作活動を続けてゆく所存です。
 どうぞ、引き続き宜しくお付き合いくださいませ!

2024年10月

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