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「花鳥風月 150&151」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 直前になってしまって御免なさい、7月5日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 150&151」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月150&151 サークルカット
配置 : 委託 2

 前回150の追加募集に申し込むべく入金し、必要書類をアップしたことをメールでお知らせしたらその瞬間に公式アカウントさんから開催中止ツイートが流されるという冗談のような展開でしたが(汗)、そのまま振替を依頼して、今回の参加と相成りました。
 サークルカットも、まんま流用出来る内容でしたしねぇ(笑)。

 今回は、サークルカットにもあります通り、拙サークルの看板作品『ミディアミルド物語』の本伝続刊である11巻と、超絶超能力者が主役のSFモドキ『レジェンダリィ・クレイン』シリーズの新作が、初委託となります。久しく品切れとなっていた『ミディアミルド物語』の『超かんたん試し読み』も、11巻からの抜粋と12巻予定稿のチラ見せとを追加した第五版を刊行しましたので、こちらも預けます。
 その他、『ミディアミルド物語』の外伝集1巻が前回委託時に貰われてゆくという吃驚がありましたので、本伝3巻と外伝集2巻3巻を、所謂スターターセット(=本伝1巻2巻+外伝集1巻)と併せて委託することに致しました。

 では、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『アンチ・サイオニック・シティ』 ■ アンチ・サイオニック・シティ
 超絶超能力者《ハイパー・サイオニック》クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》の許に、銀河連邦軍情報局の高官となった旧知の友・吉沢満《よしざわ みつる》から持ち込まれた依頼。それは、放棄された植民候補惑星ジンジャーの実験都市に残された抗《アンチ》サイオニック装置研究データの回収サポートであったが……
 A5判、116ページ、頒価500円。
 実は、このシリーズの舞台である「架空の世界史の延長線上にある未来世界」は、『ミディアミルド物語』の舞台である「ミディアミルド」と同じ宇宙に存在しますので、しれっと作中でミディアミルドの話題が出てきたりします(苦笑)。

『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第五版)
 本伝1巻~11巻・外伝集1巻~6巻までの計17冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝12巻収録予定話からのチラ見せあり。
 ページ調整の関係で、星村朱美様の人物紹介画・イラスト類を一部再録。
 A5判、44ページ。
 イベントでは無料配布している当冊子、暫く品切れのままにしていましたが、11巻が刊行出来たので、併せて改訂第五版を出しました。
 なお、朱美てんてーのイラスト類は、次の版ではゼロになりますので、少しでも入っていた方が良いという方はお見逃しなく(汗)。

『予言者ミグとの対面』 ■ 予言者ミグとの対面 -ミディアミルド物語 11-
 ミディアム・サーガは、将来レーナ将軍府の武官になりたいと熱望するエラスタ村の少年アリン・ソーマに、年初闘技会への参加を勧めた。それは、闘技会の場で王家公認の武術師範達の目に留《と》まれば、庶民出身のアリンでも仕官への道に進めるだろうと考えてのことだった。ミディアムにも予想外の見事な戦い振りで準決勝まで勝ち進んだアリンであったが……
 A5判、176ページ、頒価600円。
 主人公その1と主人公その2の距離が近い(※物理的に)状態が此処まで長い期間続くのは、後にも先にもこの巻のみとなっております(笑)。


その他の既刊
『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となっております。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。

『その佳き日まで』 ■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 マーナの近衛副長(当時)であるノーマン・ノーラがメインになる外伝集です。
 巻全体を通して艶っぽい展開が皆無に等しい、外伝集の中では一、二を争うくらいの〝電車の中でも安心して読める〟作品です。なので、野間みつね作品の初心者にお勧め????




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「2」となっております。
 見本誌を除いた委託冊数は、有料頒布物は2冊、無料配布物は4冊です。品切れの際は何卒御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回委託する有料頒布物は、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (『ミディアミルド物語』は、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ アンチ・サイオニック・シティ → こちらから
   ■ 予言者ミグとの対面 → こちらから

   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから
   ■ その佳き日まで → こちらから

「花鳥風月 148」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 12月8日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 148」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月148 サークルカット
配置 : 委託 6

 5月以来の参加となります。
 今回は、7人で回したリレーノベルや、夏に刊行した短編集、そして、今月下旬に刊行予定の単巻読み切りSFモドキの試読が出来る無料配布冊子、計3種が初頒布です。
 拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』も、前回の委託時に本伝1巻が新たに貰われてゆきましたので(汗)、スターターセットに当たる本伝2巻&外伝集1巻を併せて委託しております。外伝集1巻『清水は未だ青く』は、本伝を御存じなくともそれ単独で読めますが、本伝2巻『鷹の子』の後にお読みになることを強く推奨している巻でございます(汗)。

 では、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『DayDream Quest ~最弱勇者が復活を繰り返したら魔王と対決することになりました~』 ■ DayDream Quest ~最弱勇者が復活を繰り返したら魔王と対決することになりました~
 とある事情から勇者を目指している少女リョウ。旅の出だしで何度も何度も死んでしまっては幼馴染の僧侶タツに復活させてもらう日々を送っていた彼女は、なかなか先へ進めないでいたが、タツが半強制的に墓地へ行けと指示した時から話が急展開の様相を見せ始め……?
 伊織、くまっこ、コドウマサコ、島田詩子、藤木一帆、ほた、そして野間みつねの7人で回したリレーノベル。
 B6判、120ページ、頒価500円。
 2017年11月からスタートし、今年の5月に完結。引っ繰り返しに次ぐ引っ繰り返しが凄く、純然たる野間みつね作品なら有り得ないほどの展開の早さですが、何とか落ちが付いたので良かったです(汗)。

『捻り出しミックスナッツ』 ■ 捻り出しミックスナッツ
 銀河連邦の植民惑星のひとつソイ星で生まれ育った少女レベッカは、或る日、風変わりな目的を持って出掛けた場所で、不思議な青年と出会う……
 一次創作4本「肖像画《ポートレイト》」、「引退」、「ミンヘの場合」、「今回限りと、二次創作「来訪者」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 冒頭の「肖像画」は、テキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降「テキレボ」)アンソロ「imagine」へ寄稿しています。……但し、ウェブではタイトルにルビが振れないが故に、「ポートレイト」という読みの方で(汗)。
 何と、『レジェンダリィ・クレイン』シリーズの短編が、5本中3本となっております(汗)。
 特に「今回限り」は、今月下旬に刊行予定の『アンチ・サイオニック・シティ』に時系列で続いてゆく時期のお話なので、必須ではないですが事前に読んでおくと、ちょっとニヤリと出来るかも……です。

『アンチ・サイオニック・シティ 刊行準備冊子』 ■ アンチ・サイオニック・シティ 刊行準備冊子
 超絶超能力者《ハイパー・サイオニック》クレインこと頼山紀博青年を主人公とする『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ新作(?)である『アンチ・サイオニック・シティ』の今月下旬月刊行を前に、プロローグと第一章を無料で大盤振舞しようという部数限定の刊行準備冊子。
 再版予定なし
 A5判、24ページ。
 イベントでは無料配布です。普段は原則、他の無料配布冊子との抱き合わせ配布をしておりますが、今回は単独で委託します。


その他の既刊
『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となっております。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「6」となっております。
 見本誌を除いた委託冊数は、それぞれ以下の通りです。

   ★ 『DayDream Quest』 : 2冊
   ★ 『捻り出しミックスナッツ』 : 4冊
   ★ 『アンチ・サイオニック・シティ 刊行準備冊子』 : 10冊
   ★ 『ナブ・ナブオーヴァ』 : 3冊
   ★ 『鷹の子』 : 2冊
   ★ 『清水は未だ青く』 : 2冊

 品切れの際は何卒御容赦ください。特に、『DayDream Quest』は在庫が逼迫しております為、「見本誌の販売不可」で送り出しております……

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回委託する有料頒布物は、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (『ミディアミルド物語』は、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ DayDream Quest → こちらから
   ■ 捻り出しミックスナッツ → こちらから
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから

「花鳥風月 144」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 5月12日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 144」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月144 サークルカット
配置 : 委託 11

 今回、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』の中から、7種を委託致します。委託枠の関係で途中の巻がごっそり抜けますが、前回参加時に本作を新たにお手に取ってくださる方がいらっしゃったので、頑張って9枠フルに使っております(汗)。
 初委託となるのは、「花鳥風月142」委託分の続きに当たる本伝10巻、そして最新の外伝集6巻です。
 因みに、今回のサークルカットが重要脇役のノーマン・ノーラになっているのは、初委託する10巻でそれなりに重い役目を果たしているから……ではありますが、主人公達のカットはそろそろ使い尽くした気がするからでもあったり(汗)。……なお彼は、今回も引き続き預けている外伝集2巻の裏主人公かもしれないですよ(笑)。
 (あ、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 あと、『魔剣士サラ=フィンク』ですが、今回を最後に花鳥風月さんへの委託を暫く休止する予定です。来年外伝集(?)を出せたら復活させるかもしれませんが、少なくとも年内は今回が最後となりますので、宜しくお願いします。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『ミゼルでの遭遇』 ■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
 A5判、176ページ、頒価600円。
 多分、半分まで来ました。……た、多分(爆)。
 これまで本伝や外伝で少しずつ明かされてきた、ケーデル・フェグラムの抱える様々な秘密――その粗方が明らかになる巻でございます(……少なくとも、読者の皆様には)。
 ただ、そちらに余り気を取られていると、この巻の最後に用意されている、物語の中でのエポックメーキングな出会いを見逃すことに……なったりしますかね?

『灰色の翼』 ■ 灰色の翼 -ミディアミルド物語外伝集 6-
 マーナ暦チャベラ十五年晩夏、マーナ近衛隊に見習として入府した、チャベラ二年生まれの三人の少年、タリー、ベルマン、ナイルス――後に〝チャベラ二年生まれの三羽烏《さんばがらす》〟と呼ばれるようになる彼らが、入府半年後の晩冬初旬に直面した、或る事件とは?
 表題作の他、「セタリナーサの少年」、「月光《セタリナーサ》亭」、「運命のままに」、「青天の霹靂《へきれき》」、「頭立《かしらだ》つ日」、「ヴェルナーサの少年」を収録。主要登場人物の本伝登場前史が中心。
 A5判、112ページ、頒価500円。
 基本的に、ミディアム君以外は、〝本伝登場前〟が描かれています。ただ、従前刊行した外伝集で本伝登場前が描かれているキャラクターについては、更に若い時期から採用しています(笑)。
 ……本伝の大ネタバレが潜んでいる作品がありますので、最低でも本伝4巻までは読んでおいてほしいなとは思いつつ、短めの作品が多いので、取っ付きは悪くないかも。
 ああ、あと、艶っぽい場面が皆無なので、外伝集3巻と並ぶ〝電車の中でも安心して読める一冊〟です(爆)。

『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集3』 ■ 「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集3
 当方がテキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降、「テキレボ」)にて主催する「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」(ユーザー企画)で発行している、既刊抜粋サンプル集、第3号です。
 「テキレボ8で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、23サークル26作品が集結。内19作品から「とーとつ☆ばっすい」が集まりました。抜粋掲載がない登録作品も、基本データは掲載しています。勿論、今回も無料配布です。
 A5判、92ページ。

 拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。
 テキレボ8に参加していたテキスト系の続き物作品を少しずつ試し読み出来る、無料配布冊子です。
 継続参加の作品も、前回までとは異なる場面が抜粋されていますので、従前の冊子をお持ちの方でも問題なく愉しめます。


その他の既刊
『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となっております。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 ■ 魔剣士サラ=フィンク
 かつてケルリ王国を恐怖のどん底に陥れた無差別殺人鬼“魔剣士”サラ=フィンク。しかし、たまたま助けてしまったケルリの第二王女ミルシリアの存在が、彼を次第に変え始める。血に飢えた魔剣ブリザードと己自身を救う手立てを求め、彼女と共に“魔道王国”ルーファラを目指す彼の旅の途上に待っていたのは……
 魔剣を操る青年魔道士と亡国の元王女との旅の途上で起こる事共を描く長編ファンタジー小説。
 A5判(上製本)、820ページ、頒価3,500円。
 何年間も「出す出す詐欺」状態だった本作も、ようやく、完結刊行まで漕ぎ着けることが出来ました。
 単巻読み切りです! と胸を張るには分厚過ぎる代物になってしまいましたが、二度と同じ装幀では刷れまいと思われますので、品切れ即絶版となることは確実。もしも僅かにでも惹かれる部分がございましたら、取り敢えず押さえておいて積ん読タワーの土台に是非(違)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「11」となっております。
 見本誌を除いた委託冊数は、それぞれ以下を予定しています。

   ★ 『魔剣士サラ=フィンク』 : 2冊
   ★ 『長編上等 とーとつ☆ばっすい集3』 : 5冊
   ★ 『ミディアミルド物語』各巻 : 2冊ずつ

 品切れの際は何卒御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回委託する有料頒布物については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (『ミディアミルド物語』は、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。また、『魔剣士サラ=フィンク』は、こちらのページトップまたは末尾のリンクから3か所分辿れます。いずれも、基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから
   ■ ミゼルでの遭遇 → こちらから
   ■ 灰色の翼 → こちらから
   ■ 魔剣士サラ=フィンク → こちらから

「花鳥風月 142」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 12月9日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 142」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月142 サークルカット
配置 : 委託 7

 今回は、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』の中から、7種を委託致します。委託枠の関係で途中の巻がごっそり抜けますが、もし本作を新たにお手に取ってくださる方がおいでとわかれば、次回以降での委託を前向きに検討致します(笑)。
 初委託となるのは、「花鳥風月138」委託分の続きに当たる本伝8巻及び9巻です。
 なお、今回のサークルカットは重要脇役のタリー・ロファとなっておりますが、これは、まあ、初委託する巻がその2冊ならそりゃそーだよねー、というチョイスでございます(爆)。……んで、そのサークルカットに引き摺られる恰好で、彼が中心となる外伝集2巻までを……☆-(。。)\ばき
 (あ、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 前回参加した「花鳥風月140」で幾許かの無料配布冊子が貰われていった『魔剣士サラ=フィンク』も引き続きお送りすると共に、先日新たに作成した無料試読冊子も初委託させていただきますので、どうぞ宜しくお願いします。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『垣間見る未来』 ■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 A5判、188ページ、頒価700円。
 続く9巻にあっさり抜かれましたが(汗)、それでも、本伝の中では過去2番目の厚さです。
 ……薄い本を沢山頻繁に出すよりも、それなりの厚さの本をそれなりのペースで出す方が、読者の皆様の懐にも作者の懐にも優しくなるんですよねえ、トータルでは(苦笑)。

『祝婚』 ■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
 A5判、260ページ、頒価1,000円。
 ぶっちぎりで、シリーズ最厚の巻となりました(汗)。
 測ってみたら、2cmとな(爆)。
 この厚さを超える巻は、本シリーズ中では流石にもう出ないんじゃないかと思っています……。
 そして、見た目はそんなに厚いのに、作中時間は1か月弱しか経過していないという(苦笑)。

『魔剣士サラ=フィンク 44/820』 ■ 『魔剣士サラ=フィンク 44/820』 無料試読冊子
 今夏刊行した『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2章までを収録した冊子。
 単行本刊行に伴い、これまでの「刊行準備冊子」から、こちらに移行。820ページ本の試し読みに最適。
 A5判、44ページ。
 820ページの中から44ページ、という意味で、このタイトルにしました。
 初版は、単行本の中身(カバー下)と同じミニッツGA(※色は違いますが)に、カラー印刷表紙です。
 刊行準備冊子には収録していなかった人物紹介とリファーシアの世界地図も掲載しています。
 イベントでは無料配布ですので、どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。


その他の既刊
『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となっております。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。

『魔剣士サラ=フィンク』 ■ 魔剣士サラ=フィンク
 かつてケルリ王国を恐怖のどん底に陥れた無差別殺人鬼“魔剣士”サラ=フィンク。しかし、たまたま助けてしまったケルリの第二王女ミルシリアの存在が、彼を次第に変え始める。血に飢えた魔剣ブリザードと己自身を救う手立てを求め、彼女と共に“魔道王国”ルーファラを目指す彼の旅の途上に待っていたのは……
 魔剣を操る青年魔道士と亡国の元王女との旅の途上で起こる事共を描く長編ファンタジー小説。
 A5判(上製本)、820ページ、頒価3,500円。
 何年間も「出す出す詐欺」状態だった本作も、ようやく、完結刊行まで漕ぎ着けることが出来ました。
 単巻読み切りです! と胸を張るには分厚過ぎる代物になってしまいましたが、二度と同じ装幀では刷れまいと思われますので、品切れ即絶版となることは確実。もしも僅かにでも惹かれる部分がございましたら、取り敢えず押さえておいて積ん読タワーの土台に是非(違)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「7」となっております。
 見本誌を除いた委託冊数は、それぞれ以下を予定しています。

   ★ 『魔剣士サラ=フィンク』 : 2冊
   ★ 『魔剣士サラ=フィンク 44/820』 : 10冊
   ★ 『ミディアミルド物語』各巻 : 2冊ずつ

 品切れの際は何卒御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回委託する有料頒布物については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (『ミディアミルド物語』は、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。また、『魔剣士サラ=フィンク』は、こちらのページトップまたは末尾のリンクから3か所分辿れます。いずれも、基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから
   ■ 垣間見る未来 → こちらから
   ■ 祝婚 → こちらから
   ■ 魔剣士サラ=フィンク → こちらから

「花鳥風月 140」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 8月26日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 140」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月140 サークルカット
配置 : 委託 8

 今回の目玉は、間違いなく、夏コミ新刊『魔剣士サラ=フィンク』です。
 夏コミで発生した、「と、取り敢えず無料の試し読みで様子を見ます……」との需要も鑑み(苦笑)、無料配布の単品も横に並べていただきます。
 その他については、以下のリストを御確認ください。
 なお、大物(汗)を預けることもあり、『ミディアミルド物語』続きの委託は次の機会とさせていただきます。御免なさい(平伏)。
 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『魔剣士サラ=フィンク』 ■ 魔剣士サラ=フィンク
 かつてケルリ王国を恐怖のどん底に陥れた無差別殺人鬼“魔剣士”サラ=フィンク。しかし、たまたま助けてしまったケルリの第二王女ミルシリアの存在が、彼を次第に変え始める。血に飢えた魔剣ブリザードと己自身を救う手立てを求め、彼女と共に“魔道王国”ルーファラを目指す彼の旅の途上に待っていたのは……
 魔剣を操る青年魔道士と亡国の元王女との旅の途上で起こる事共を描く長編ファンタジー小説。
 A5判(上製本)、820ページ、頒価3,500円。
 何年間も「出す出す詐欺」状態だった本作ですが、ようやく、完結刊行に漕ぎ着けました。
 単巻読み切りです! と胸を張るには分厚過ぎる代物になってしまいましたが、二度と同じ装幀では刷れまいと思われますので、品切れ即絶版となることは確実。もしも僅かにでも惹かれる部分がございましたら、取り敢えず押さえておいて積ん読タワーの土台に是非(違)。

『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子 ■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子(改訂第五版)
 ようやく今年の夏コミで刊行出来た(汗)『魔剣士サラ=フィンク』の、準備段階の原稿から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2章までを収録している冊子。
 実際に刊行された作品とは若干の記載違いがあるものの、大筋に影響はない。
 A5判、44ページ。
 チラシ置き場には置いていただいたことがあるのですが、頒布物として登録するのは初なので、一応「初頒布の既刊」枠で(汗)。
 第五版、これが「刊行準備冊子」としては最後の版となります。無駄に表紙がキラキラしていたり、説明されないとわからない2色刷が使われていたりと、相変わらず、色々な装幀を試した代物です(苦笑)。
 イベントでは無料配布ですので、どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。

『第4回「長編上等」 マップ兼ブックレット』 只今印刷中 ■ 第4回「長編上等」 マップ兼ブックレット
 当方が「Text-Revolutions」(以下「テキレボ」)で主催している「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」の第7回で発行した、当日のマップを表紙&裏表紙に印刷し、中に簡単な作品紹介を掲載した冊子です。
 「テキレボ7で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、21サークル22名24作品が集結。
 マップは当日限定なのでさて置き(汗)、冊子の中身自体は、様々な長編シリーズ小説の物凄く簡単な案内になっておりますので、気軽なガイド冊子としてどうそ。勿論、今回も無料配布です。
 A5判、8ページ。オフセット中綴じ。
 拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。
 テキレボ7に参加したテキスト系の続き物作品紹介を兼ねたマップです。……当日で配り切れなかったので、こちらにも預けます(汗)。


その他の既刊
『まなざし』(下) ■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 男色絡みの直接的な展開は、下巻になると加害者(?)が鬼籍に入っていることもあり、上巻ほど前面には出てきません。ただ、心的精神的な部分ではそこそこ引き摺っておりますので、それすら受け付けられないという方は御遠慮ください。

『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

『早蕨号、異世界をゆく』 ■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 野間みつね作品の主要世界を巡る、割にライトな作品です。
 今回の初委託『魔剣士サラ=フィンク』の舞台であるリファーシアも巡っています(笑)。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「8」となっております。
 見本誌を除いた委託冊数は、それぞれ以下の通りです。

   ★ 『魔剣士サラ=フィンク』 : 3冊
   ★ 『魔剣士サラ=フィンク 刊行準備冊子』 : 10冊
   ★ 『第4回「長編上等」 マップ兼ブックレット』 : 10冊
   ★ 『まなざし(下)』、『初音には遠く』及び『早蕨号、異世界をゆく』 : 1冊

 品切れの際は何卒御容赦ください。

 なお、今回の委託品については、無料配布物を除き、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……ただ、『まなざし』は、紙媒体作品目録でも結構沢山の試し読みを置いてあります……)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 魔剣士サラ=フィンク → こちらから
   ■ まなざし(下) → こちらから
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ 早蕨号、異世界をゆく → こちらから

「花鳥風月 138」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 直前になって済みません、5月6日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 138」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月138 サークルカット
配置 : 委託 5

 今回は、前回まさかの委託分全冊買いという神がおわした(平伏)ことを受け、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』の、前回委託分の続きに当たる部分を含む6種を委託致します。
 初委託となるのは、前回委託分の続きに当たる本伝6巻及び7巻並びに外伝集5巻です。
 ……これも出てしまうようなら、残る既刊4冊の委託も考えますね(汗)。

 『ミディアミルド物語』とは、ざくざくざっくり言えば、架空の世界“ミディアミルド”の一地域を舞台にした、“ミディアミルド版『三国志』”です(爆)。
 御興味を持ってくださった方は、作品概要や既刊全ての情報などをひと通り御覧になれるこちらのページなどもどうぞ~。
 (サークルカットには、過去に描いていただいた主人公その2のカットを掲載していますが、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 なお、続きだけを預けるのも「初めての方」を全く考慮していないようで気が引けますので、本伝1巻2巻と外伝集1巻も併せて委託しています。
 何処からどう読むかは読み手の皆様の自由ですので、例えばいきなり外伝集に手を出されても無問題(笑)。外伝集は、本伝を読んでいない方でも「何となくわかる」感じで読めるようにと思いながら執筆しておりますので、お気が向かれた巻からどうぞお手に取ってやってくださいませ。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



全て既刊、後半3冊が花鳥風月では初頒布
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『遠きが故に』 ■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。
 主人公その2.7《にーてんなな》であるジョディアン・ヴィルマーが、しれっと登場します。

『縄なき繋縛』 ■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。
 この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。
 ……前半、ケーデル・フェグラムの受難話も混じっておりますが(汗)。

『レーナから来た青年』 ■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。
 『ミディアミルド物語』の外伝集は本伝未読でも構わないという作りになっていますが、これは割に短い作品が集まっており、そういう点では取っ付き易い外伝集かなとは思います。
 なお、テキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降「テキレボ」)の第5回で開催された「伯父/叔父コレクション」に、本外伝集に収録の「ダランドー叔父様との思い出」で参加し、主催のオカワダアキナさんから有難いレビューを頂きました(深謝)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「5」となっております。
 委託品は、2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)としております。
 万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ 遠きが故に → こちらから
   ■ 縄なき繋縛 → こちらから
   ■ レーナから来た青年 → こちらから

「花鳥風月 137」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 3月11日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 137」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月137 サークルカット
配置 : 委託 13

 今回は、満を持して(?)、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』を9種委託致します。
 ざっくり言えば、架空の世界“ミディアミルド”の一地域を舞台に、戦乱から統一へ向けた或る一時代を描く、謂わば“架空世界の歴史群像劇”です。言葉を換えれば“ミディアミルド版『三国志』”(爆)。
 御興味を持ってくださった方は、作品概要や既刊全ての情報などをひと通り御覧になれるこちらのページなどもどうぞ~。
 (サークルカットには、過去に描いていただいた主人公その1のカットを掲載していますが、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 過去に花鳥風月さんに少しだけ委託した本伝のみならず、外伝集も、推奨購読順に預けます。ただ、あくまでも「推奨」であり、何処からどう読むかは読み手の皆様の自由ですので念の為(汗)。外伝集も、本伝の「外伝」ではありますが、本伝を読んでいない方でも「何となくわかる」感じで読めるようにと思いながら執筆しておりますので、お気が向かれた巻からお手に取ってやっていただければ嬉しいです。
 「いきなり長編に手を出すのは……」という方は、チラシ置き場に置いていただく予定の無料配布冊子セットを拾っていってください。黄色くてうっすいのが、本作の試し読み冊子です(笑)。なお、本伝1巻にも、この無料冊子はパッキング致します。

 チラシ置き場の無料配布冊子セットには、『小説BADOMA』シリーズの無料案内冊子や、改訂されたばかりでキラッキラ表紙になった『魔剣士サラ=フィンク 刊行準備冊子』もパッキングされていますので、どうぞお気軽にお持ちください!

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



全て既刊、ほぼ全てが花鳥風月では初頒布
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。

『その佳き日まで』 ■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 マーナの近衛副長(当時)であるノーマン・ノーラがメインになる外伝集です。
 巻全体を通して艶っぽい展開が皆無に等しい、外伝集の中では一、二を争うくらいの〝電車の中でも安心して読める〟作品です。なので、野間みつね作品の初心者にお勧め????

『ムグロールの赤狼』 ■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

『マーナの知将』 ■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

『将軍と呼ばれる迄に』 ■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「13」となっております。
 委託品は、2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。
 チラシ参加でチラシ置き場に置いていただく無料配布セットは、未定ですが、最低でも5セットは入れておきます。
 それぞれ、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……あ、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから
   ■ その佳き日まで → こちらから
   ■ ムグロールの赤狼 → こちらから
   ■ マーナの知将 → こちらから
   ■ 将軍と呼ばれる迄に → こちらから

「花鳥風月 136」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 12月17日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 136」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月136 サークルカット
配置 : 委託 7

 今回も、拙サークルの頒布物の中で「似非歴史物」と称している『まなざい』の上下巻を委託致します。
 (……ええ、上巻、まだ残っていますので(汗))
 野間みつねの“私家版 土方歳三”、上巻は残2冊となっておりますので、御関心を持たれた方は、上巻だけでも是非お手に取ってやっていただければ……。
 「ちょっと手を出すには厚い……」という方は、一緒に預ける拾遺話集『初音には遠く』からスタートしてみてくださいませ(笑)。

 他、『小説BADOMA』シリーズの無料案内冊子が、やや増ページの第二版となりましたので、ひっそり預けておきます。初版をお持ちの方も、コレクションされたい向きは御遠慮なくお持ちください(笑)。
 委託そのものは6種類となります。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet 改訂第二版』 ■ 小説BADOMA おいでよランガズムBooklet(改訂第二版)
 2016年11月、完結を目前に控えたタイミングで刊行した、本編各巻&『四番目の魔道士』の簡単な案内と試し読みを掲載した案内冊子。初版を配り切ったこともあり、本編5巻の情報も加えた改訂第二版を刊行。
 続編情報まで、チラ見せながら収録。
 A5判、24ページ、無料配布
 直参イベントでは無料冊子は抱き合わせ配布ですが、委託品として単独配布致します。
 無料配布物なので、今回も、如何に豪華さを表に出さないかに意を配りました(笑)。今回も表紙タイトルが箔押しでその紙が特殊紙シェルリン(※でも、めくらないとわからない)という仕様です。


その他の既刊
▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲

『まなざし』(上) ■ まなざし 上  残部僅少
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらは残部僅少(頒布に回せる残が2部)となっておりますが、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

『まなざし』(下) ■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 男色絡みの直接的な展開は、下巻になると加害者(?)が鬼籍に入っていることもあり、上巻ほど前面には出てきません。ただ、心的精神的な部分ではそこそこ引き摺っておりますので、それすら受け付けられないという方は御遠慮ください。

『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

▼ その他、単発物など ▲

『歳三《おれ》達の場合』 ■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

『早蕨号、異世界をゆく』 ■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 『まなざし』の登場人物が野間みつね作品の主要世界を巡るという、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「7」となっております。
 委託品は、有料頒布物は2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。無料配布物は、未定ですが、もう少し多めに入れておきます。万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、刊行時期が古くて登録出来なかった『歳三達の場合』を除き、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……ただ、『まなざし』は、紙媒体作品目録でも結構沢山の試し読みを置いてあります……)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ まなざし(上) → こちらから
   ■ まなざし(下) → こちらから
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ 早蕨号、異世界をゆく → こちらから

「花鳥風月 135」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 10月15日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 135」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月135 サークルカット
配置 : 委託 6

 今回は、拙サークルの頒布物の中でも「似非歴史物」と称している『まなざい』の上下巻を委託致します。
 頒価が頒価、厚さが厚さ(汗)だけに、普段は委託に出すのは控えているのですが、いつの間にやら上巻が残部僅少となり、再版の予定もないことから、毎回何かしら拙作をお求めいただいている花鳥風月さんに一度預けておくことにした次第です。
 野間みつねの“私家版 土方歳三”、特に上巻はこれが当該イベントでの最後の入手機会になるかもしれませんので、御関心を持たれた方は、上巻だけでも是非お手に取っていただければと存じます。
 「ちょっと手を出すには厚い……」という方は、一緒に預ける拾遺話集『初音には遠く』からスタートしてみてください(笑)。

 ……他、『まなざし』シリーズを預ける為に「歴史」ジャンルへの配置を希望したこともあり、今迄花鳥風月さんへは委託していなかった、伝奇風の読み切り作品『歳三達の場合』や、凡そ1年半振りの委託となるNHK大河ドラマ『新選組!』の二次創作である『月は欠けゆく』なども、併せて送ってみることに致しますね(汗)。

 なお、今回の委託では、或る程度行き渡った気もする『小説BADOMA』シリーズの委託は見合わせますので、6種類の委託となります。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲

『まなざし』(上) ■ まなざし 上  残部僅少
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらはいつの間にやら残部僅少(頒布に回せる残が5部)となっておりますが、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

『まなざし』(下) ■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 男色絡みの直接的な展開は、下巻になると加害者(?)が鬼籍に入っていることもあり、上巻ほど前面には出てきません。ただ、心的精神的な部分ではそこそこ引き摺っておりますので、それすら受け付けられないという方は御遠慮ください。

『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

▼ その他、単発物など ▲

『歳三《おれ》達の場合』 ■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。


その他の既刊
▼ その他、単発物など ▲

『早蕨号、異世界をゆく』 ■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 野間みつね作品の主要世界を巡る、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。

『月は欠けゆく』 ■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。

 約1年半振りの委託となります。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。
 内容は自サイトでも公開していませんが、例外的に、別イベントですが、Text-RevolutionsさんのWebカタログに、些少の内容を掲載しています。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「6」となっております。
 委託品は、2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、刊行時期が古くて登録出来なかった『歳三達の場合』と二次創作の『月は欠けゆく』を除き、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……ただ、『まなざし』は、紙媒体作品目録でも結構沢山の試し読みを置いてあります……)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ まなざし(上) → こちらから
   ■ まなざし(下) → こちらから
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ 早蕨号、異世界をゆく → こちらから

「花鳥風月 133」での委託頒布予定品

  • 投稿日時:
 7月9日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 133」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月133 サークルカット
配置 : 委託 11

 今回は、『小説BADOMA』全巻と番外編『四番目の魔道士』の他に、「第5回Text-Revolutions」(以下「テキレボ」)で作成した『長編上等 とーとつ☆ばっすい集2』を委託せねばならぬという次第で、またしても自動的に、枠上限の9種類の委託になっております(苦笑)。

 では、9種、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2』 ■ 「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2
 当方がテキレボで主催している「長編上等」という「続き物長編小説応援企画」で発行した、既刊抜粋サンプル集、第2弾です。
 「テキレボ5で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、11サークル13名13作品が集結。内10作品から「とーとつ☆ばっすい」が集まりました。抜粋掲載がない登録作品も、基本データは掲載しています。勿論、今回も無料配布です。
 A5判、52ページ。
 拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。
 テキレボ5に参加したテキスト系の続き物作品を少しずつ試し読み出来る、無料配布冊子です。
 どの作品も、前回とは異なる場面が抜粋されていますので、過去に花鳥風月に委託した前回の冊子をお持ちの方でも問題なく愉しめます。


その他の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

▼ MSX-PCのRPGノベライズ 『小説BADOMA』及び関連作品 ▲

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズ(汗)です。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっていましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 このシリーズでは、表紙を、後述の『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。
 なお、独自要素も盛り込まれていますので、御了承ください。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 A5判、116ページ、頒価450円。
 本巻収録の第六章での展開は“鬼・悪魔”とも言われますが、決して野間のオリジナルではなく、概ね原作通りです(汗)。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!

『小説BADOMA 4/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)

『小説BADOMA 5/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 5/5
 ひとつ目バドマ一族を封印する術《すべ》を求めていたシフォロン達は、遂に〝金色《こんじき》の女神〟と邂逅した。光の神々の助力を得ながらバドマ一族の潜む火山島へ乗り込んだ一行《いっこう》の前に、だが、思わぬ〝敵〟が立ち塞がる。苦しみながらも全ての〝敵〟を退け、バドマの許へ乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは、究極の二者択一を迫る〝贈り物〟であった……!
 A5判、140ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』のノベライズ、遂に、完結しました!
 ちょっとページ数が普段より多くなってしまいましたが(汗)、『小説BADOMA』関連作の天井は450円という拙サークルの値付けルールにより、頒価据え置きです。

『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、前回と同じく「11」となっております。
 委託品は、無料配布冊子のみ10冊、本編は3冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品の内、『ミディアミルド物語』シリーズについては、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから