野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

「伝言やら告知やら」のブログ記事(古→新)

 12月17日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 136」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月136 サークルカット
配置 : 委託 7

 今回も、拙サークルの頒布物の中で「似非歴史物」と称している『まなざい』の上下巻を委託致します。
 (……ええ、上巻、まだ残っていますので(汗))
 野間みつねの“私家版 土方歳三”、上巻は残2冊となっておりますので、御関心を持たれた方は、上巻だけでも是非お手に取ってやっていただければ……。
 「ちょっと手を出すには厚い……」という方は、一緒に預ける拾遺話集『初音には遠く』からスタートしてみてくださいませ(笑)。

 他、『小説BADOMA』シリーズの無料案内冊子が、やや増ページの第二版となりましたので、ひっそり預けておきます。初版をお持ちの方も、コレクションされたい向きは御遠慮なくお持ちください(笑)。
 委託そのものは6種類となります。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



花鳥風月では初頒布の既刊
『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet 改訂第二版』 ■ 小説BADOMA おいでよランガズムBooklet(改訂第二版)
 2016年11月、完結を目前に控えたタイミングで刊行した、本編各巻&『四番目の魔道士』の簡単な案内と試し読みを掲載した案内冊子。初版を配り切ったこともあり、本編5巻の情報も加えた改訂第二版を刊行。
 続編情報まで、チラ見せながら収録。
 A5判、24ページ、無料配布
 直参イベントでは無料冊子は抱き合わせ配布ですが、委託品として単独配布致します。
 無料配布物なので、今回も、如何に豪華さを表に出さないかに意を配りました(笑)。今回も表紙タイトルが箔押しでその紙が特殊紙シェルリン(※でも、めくらないとわからない)という仕様です。


その他の既刊
▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲

『まなざし』(上) ■ まなざし 上  残部僅少
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらは残部僅少(頒布に回せる残が2部)となっておりますが、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

『まなざし』(下) ■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 男色絡みの直接的な展開は、下巻になると加害者(?)が鬼籍に入っていることもあり、上巻ほど前面には出てきません。ただ、心的精神的な部分ではそこそこ引き摺っておりますので、それすら受け付けられないという方は御遠慮ください。

『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

▼ その他、単発物など ▲

『歳三《おれ》達の場合』 ■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

『早蕨号、異世界をゆく』 ■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 『まなざし』の登場人物が野間みつね作品の主要世界を巡るという、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「7」となっております。
 委託品は、有料頒布物は2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。無料配布物は、未定ですが、もう少し多めに入れておきます。万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、刊行時期が古くて登録出来なかった『歳三達の場合』を除き、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……ただ、『まなざし』は、紙媒体作品目録でも結構沢山の試し読みを置いてあります……)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ まなざし(上) → こちらから
   ■ まなざし(下) → こちらから
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ 早蕨号、異世界をゆく → こちらから

2018年の抱負

 新年おめでとうございます。
 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 例によって例の如く、今年の希望的予定を列記しておくことに致しますよ(汗)。

【出したい新刊リスト; あくまで希望】
8月……『魔剣士サラ=フィンク』全1巻(第一部総集編も合本/上製本にする)
      ※出来れば夏コミ合わせの新刊で
その他……『ミディアミルド物語』本伝11巻、『小説BADOMA』続編、ミックスナッツ系の短編集、ほか

 ……去年と殆ど同じじゃん(嘆)。
 違うのは、「上製本にする」と言い切っているところだけかも(爆)。

【イベント参加リスト; 受かったら】
1月21日(日) THE ADVENTURES project010 (@郡山/委託参加/年間委託中)
3月11日(日) 花鳥風月 137 (@松江/委託参加/近日申込予定)
4月1日(日) ADVENTURESin郡山-Revolve- (@郡山/委託参加/年間委託最終イベント)
5月6日(日) 花鳥風月 138 (@松江/委託参加検討)
6月10日(日) 第二回 静岡文学マルシェ (@静岡/委託参加/多分申込)
6月17日(日) 北海道COMITIA 8 (@札幌/直接参加/近日申込予定)
7月15日(日) 花鳥風月 139 (@松江/委託参加検討)
7月16日(月・祝) 第7回 Text-Revolutions (@台東区/直接参加/申込予定)
8月12日(土) コミックマーケット 94 (@江東区/直接参加/申込確実)
8月26日(日) 花鳥風月 140 (@松江/委託参加検討)
10月14日(日) 花鳥風月 141 (@松江/委託参加検討)

時期未詳 九州COMITIA 2 (@北九州/日程によっては直接参加を検討)
時期未詳 新潟COMITIA 50 (@新潟/『魔剣士サラ=フィンク』が刊行出来ていれば委託参加)
時期未詳 Text-Revolutions 第8回 (あれば)
時期未詳 北海道COMITIA 9 (@札幌/『魔剣士サラ=フィンク』が刊行出来ていれば委託参加)
時期未詳 COMITIA 126
時期未詳 花鳥風月 142 (@松江/委託参加検討)

 いつも通り花鳥風月さんについては発表済みの開催予定日を全て置いてありますが(汗)、実際に申し込むかどうかは未定です。

 昨年までの実績を基に、委託参加を見直しました。基本、三回続けて有料頒布物の頒布がなかったイベントからは、撤退致します。……という訳で、エリシアンさんへの委託参加は、今年から休止させていただくことに致しました。アドベさんのイベントも、みちのくティアへの直接参加ですら自作は一冊も出ていないので(汗)、彼《か》の地の方々には拙作の需要がないものと判断せざるを得ず。年間委託が終了しましたら委託参加も直接参加も当面見送らせていただきますので、御了承ください。
 静マルさんは、初回坊主でしたが、まだ二回目なので、預ける物を替えて様子見します。
 秋の北ティアは今年からの撤退予定イベントに入れていたんですが……よく考えたら『魔剣士サラ=フィンク』がそれまでに刊行出来ている筈で……きちんと出せていたら、見本誌提出の為に委託参加します(爆)。来年の夏の北ティアまでに、各地の見本誌読書会で皆さんに事前に眺めていただくんだ……(皮算用が過ぎる)

 以上、サークル活動23年目に突入する本年も、懲りずにお付き合いいただければ幸いです。

 1月21日に福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま」にて開催されるオールジャンルイベント「THE ADVENTURES project010」への委託品リストをアップ致します。

THE ADVENTURES project009 サークルカット
配置 : 年間 3

 昨年3月から、二次創作である『小説BADOMA』シリーズを、ADV企画さんのオールジャンルイベントに年間委託させていただいております。
 因みに、本作は勝手なノベライズという二次創作ではありますが、元となる『BADOMA』自体が限られた機種でのみ展開された超マイナーゲームですので(汗)、原作知識の全くない読み手が当たり前、という前提で執筆しております。よって、原作に関する知識は一切不要ですし、「何かファンタジーっぽい作品」としてお読みいただけるものと存じます。
 それでも「そもそも『BADOMA』って?」と御関心を持ってくださった方は、こちらのブログ記事を御覧いただければ幸いです。

 という訳で、今回も6種、書影付きで紹介致します。
 なお、今回は、ちらし置き場への無料配布冊子の設置はございません。予め御了承ください。



全て既刊
▼ MSX-PCのRPGノベライズ 『小説BADOMA』及び関連作品 ▲

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズ(汗)です。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっていましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 このシリーズでは、表紙を、後述の『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。
 なお、独自要素も盛り込まれていますので、御了承ください。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 A5判、116ページ、頒価450円。
 本巻収録の第六章での展開は“鬼・悪魔”とも言われますが、決して野間のオリジナルではなく、概ね原作通りです(汗)。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!

『小説BADOMA 4/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)

『小説BADOMA 5/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 5/5
 ひとつ目バドマ一族を封印する術《すべ》を求めていたシフォロン達は、遂に〝金色《こんじき》の女神〟と邂逅した。光の神々の助力を得ながらバドマ一族の潜む火山島へ乗り込んだ一行《いっこう》の前に、だが、思わぬ〝敵〟が立ち塞がる。苦しみながらも全ての〝敵〟を退け、バドマの許へ乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは、究極の二者択一を迫る〝贈り物〟であった……!
 A5判、140ページ、頒価450円。
 遂に、完結しました!
 ちょっとページ数が普段より多くなってしまいましたが(汗)、『小説BADOMA』関連作の天井は450円という拙サークルの値付けルールにより、頒価据え置きです。
 今回も、表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。



 以上、当日「THE ADVENTURES」会場に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「 年間 3 」 となっております。
 委託品は、全て5冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 3月11日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 137」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月137 サークルカット
配置 : 委託 13

 今回は、満を持して(?)、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』を9種委託致します。
 ざっくり言えば、架空の世界“ミディアミルド”の一地域を舞台に、戦乱から統一へ向けた或る一時代を描く、謂わば“架空世界の歴史群像劇”です。言葉を換えれば“ミディアミルド版『三国志』”(爆)。
 御興味を持ってくださった方は、作品概要や既刊全ての情報などをひと通り御覧になれるこちらのページなどもどうぞ~。
 (サークルカットには、過去に描いていただいた主人公その1のカットを掲載していますが、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 過去に花鳥風月さんに少しだけ委託した本伝のみならず、外伝集も、推奨購読順に預けます。ただ、あくまでも「推奨」であり、何処からどう読むかは読み手の皆様の自由ですので念の為(汗)。外伝集も、本伝の「外伝」ではありますが、本伝を読んでいない方でも「何となくわかる」感じで読めるようにと思いながら執筆しておりますので、お気が向かれた巻からお手に取ってやっていただければ嬉しいです。
 「いきなり長編に手を出すのは……」という方は、チラシ置き場に置いていただく予定の無料配布冊子セットを拾っていってください。黄色くてうっすいのが、本作の試し読み冊子です(笑)。なお、本伝1巻にも、この無料冊子はパッキング致します。

 チラシ置き場の無料配布冊子セットには、『小説BADOMA』シリーズの無料案内冊子や、改訂されたばかりでキラッキラ表紙になった『魔剣士サラ=フィンク 刊行準備冊子』もパッキングされていますので、どうぞお気軽にお持ちください!

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



全て既刊、ほぼ全てが花鳥風月では初頒布
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 ……裏の主人公は、先輩近衛兵ノーマン・ノーラかもしれません(笑)。

『その佳き日まで』 ■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 マーナの近衛副長(当時)であるノーマン・ノーラがメインになる外伝集です。
 巻全体を通して艶っぽい展開が皆無に等しい、外伝集の中では一、二を争うくらいの〝電車の中でも安心して読める〟作品です。なので、野間みつね作品の初心者にお勧め????

『ムグロールの赤狼』 ■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

『マーナの知将』 ■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

『将軍と呼ばれる迄に』 ■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「13」となっております。
 委託品は、2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)とする予定です。
 チラシ参加でチラシ置き場に置いていただく無料配布セットは、未定ですが、最低でも5セットは入れておきます。
 それぞれ、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (……あ、紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから
   ■ その佳き日まで → こちらから
   ■ ムグロールの赤狼 → こちらから
   ■ マーナの知将 → こちらから
   ■ 将軍と呼ばれる迄に → こちらから

 4月1日に福島県郡山市の「ビッグパレットふくしま」にて開催されるオールジャンルイベント「ADVENTURES in郡山 RevolveⅡ」への委託品リストをアップ致します。

THE ADVENTURES 年間委託 サークルカット
配置 : 委託 3

 昨年3月から、二次創作である『小説BADOMA』シリーズをADV企画さんのオールジャンルイベントに年間委託してまいりましたが、今回が最後の回となります。
 因みに、本作は勝手なノベライズという二次創作ではありますが、元となる『BADOMA』自体が限られた機種でのみ展開された超マイナーゲームですので(汗)、原作知識の全くない読み手が当たり前、という前提で執筆しております。よって、原作に関する知識は一切不要ですし、「何かファンタジーっぽい作品」としてお読みいただけるものと存じます。
 それでも「そもそも『BADOMA』って?」と御関心を持ってくださった方は、こちらのブログ記事を御覧いただければ幸いです。

 という訳で、今回も6種、書影付きで紹介致します。
 なお、今回も、ちらし置き場への無料配布冊子の設置はございません。予め御了承ください。



全て既刊
▼ MSX-PCのRPGノベライズ 『小説BADOMA』及び関連作品 ▲

『小説BADOMA 1/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズ(汗)です。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっていましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 このシリーズでは、表紙を、後述の『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。
 なお、独自要素も盛り込まれていますので、御了承ください。

『小説BADOMA 2/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 A5判、116ページ、頒価450円。
 本巻収録の第六章での展開は“鬼・悪魔”とも言われますが、決して野間のオリジナルではなく、概ね原作通りです(汗)。

『小説BADOMA 3/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!

『小説BADOMA 4/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)

『小説BADOMA 5/5』 ■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 5/5
 ひとつ目バドマ一族を封印する術《すべ》を求めていたシフォロン達は、遂に〝金色《こんじき》の女神〟と邂逅した。光の神々の助力を得ながらバドマ一族の潜む火山島へ乗り込んだ一行《いっこう》の前に、だが、思わぬ〝敵〟が立ち塞がる。苦しみながらも全ての〝敵〟を退け、バドマの許へ乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは、究極の二者択一を迫る〝贈り物〟であった……!
 A5判、140ページ、頒価450円。
 遂に、完結しました!
 ちょっとページ数が普段より多くなってしまいましたが(汗)、『小説BADOMA』関連作の天井は450円という拙サークルの値付けルールにより、頒価据え置きです。
 今回も、表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。



 以上、当日「ADVENTURES in郡山」会場に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なく覗いていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「 委託 3 」 となっております。
 委託品は、全て5冊ずつ(いずれも見本誌を除く)となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。
 なお、今回の年間委託終了後は、福島県で開催される同人誌即売会への委託参加そのものを当面休止する予定ですので、予め御了承いただければ幸いです。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 直前になって済みません、5月6日開催のオールジャンルイベント「花鳥風月 138」への委託予定リストをアップ致します。

花鳥風月138 サークルカット
配置 : 委託 5

 今回は、前回まさかの委託分全冊買いという神がおわした(平伏)ことを受け、拙サークルの看板作品である『ミディアミルド物語』の、前回委託分の続きに当たる部分を含む6種を委託致します。
 初委託となるのは、前回委託分の続きに当たる本伝6巻及び7巻並びに外伝集5巻です。
 ……これも出てしまうようなら、残る既刊4冊の委託も考えますね(汗)。

 『ミディアミルド物語』とは、ざくざくざっくり言えば、架空の世界“ミディアミルド”の一地域を舞台にした、“ミディアミルド版『三国志』”です(爆)。
 御興味を持ってくださった方は、作品概要や既刊全ての情報などをひと通り御覧になれるこちらのページなどもどうぞ~。
 (サークルカットには、過去に描いていただいた主人公その2のカットを掲載していますが、現在は挿画はございませんので御了承ください(汗))

 なお、続きだけを預けるのも「初めての方」を全く考慮していないようで気が引けますので、本伝1巻2巻と外伝集1巻も併せて委託しています。
 何処からどう読むかは読み手の皆様の自由ですので、例えばいきなり外伝集に手を出されても無問題(笑)。外伝集は、本伝を読んでいない方でも「何となくわかる」感じで読めるようにと思いながら執筆しておりますので、お気が向かれた巻からどうぞお手に取ってやってくださいませ。

 それでは、以下、書影付きで紹介致します。



全て既刊、後半3冊が花鳥風月では初頒布
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在6冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

『遠きが故に』 ■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。
 主人公その2.7《にーてんなな》であるジョディアン・ヴィルマーが、しれっと登場します。

『縄なき繋縛』 ■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。
 この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。
 ……前半、ケーデル・フェグラムの受難話も混じっておりますが(汗)。

『レーナから来た青年』 ■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。
 『ミディアミルド物語』の外伝集は本伝未読でも構わないという作りになっていますが、これは割に短い作品が集まっており、そういう点では取っ付き易い外伝集かなとは思います。
 なお、テキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降「テキレボ」)の第5回で開催された「伯父/叔父コレクション」に、本外伝集に収録の「ダランドー叔父様との思い出」で参加し、主催のオカワダアキナさんから有難いレビューを頂きました(深謝)。




 以上、当日「花鳥風月」会場(くにびきメッセ@島根県松江市)に足をお運びの皆様、御遠慮なく覗いていってやってください。
 委託サークルナンバーは、「5」となっております。
 委託品は、2冊ずつ(いずれも見本誌を除く)としております。
 万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を投稿済みですので、併せて御覧ください。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いでございます。
 (紙媒体作品目録にも、本伝外伝集とで掲載位置は分かれていますが、各巻毎に試し読みを置いてあります。基本的に、「Happy Reading」さん掲載分とは別の部分です)

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ 遠きが故に → こちらから
   ■ 縄なき繋縛 → こちらから
   ■ レーナから来た青年 → こちらから

 6月10日に開催される「第二回静岡文学マルシェ」(以下、略称の「静マル」と記載)への委託頒布予定品をリストアップ致します。

 今回は、前回とは全く違ったテイストの冊子ばかりを委託予定です。

第二回静岡文学マルシェ 委託26 ミニポスター
 サークルカットはありませんので、今回もミニポスターを貼っておきます。


 以下、書影付きで。
 全体数も少ないので、イベントのWebカタログへのリンクも、1冊ずつに貼っておきます。
 それぞれのページでは、作品の抜粋を掲載しています。



全てが初頒布の既刊
『月は欠けゆく』 ■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 Webカタログ : https://plag.me/p/shizubun_marche02/5328
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。
 内容は自サイトでも公開していませんが、上記Webカタログには些少の内容を掲載しています。
 また、こちら、地味に表紙が二色刷りですので、是非お手に取って確かめてやってください(笑)。

『蔵出しミックスナッツ』 ■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 Webカタログ : https://plag.me/p/shizubun_marche02/5330
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。元になったゲームや『小説BADOMA』本編を全く御存じない方でも大丈夫です。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 Webカタログ : https://plag.me/p/shizubun_marche02/5329
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。




 以上、当日、静マルさん会場「MIRAIE リアン七間町」に足をお運びの皆様、どうぞ御遠慮なくお手に取って覗いていってやってくださいませ。
 委託番号は、「26」となっております。
 委託品は、全て5冊ずつ(いずれも見本誌を除く)です。万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品の内、『蔵出しミックスナッツ』については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本(※一次創作から)を投稿済みですので、併せて御覧ください。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 蔵出しミックスナッツ → こちらから

 作品一覧は、こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々、短編は一本フルで)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやっていただければ幸いです。

 6月17日(日)、ホテルさっぽろ芸文館の3階にて開催される「北海道COMITIA 8」(以降「北ティア」と記載)に於ける、拙サークル頒布予定品をリストアップ致します。

 通販の際に必要となる重量などの詳細につきましては、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります(但し、一部、敢えて設けていない物もあります)。

 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも殆どの作品の見本を投稿していますので、こちらの一覧から御参照ください。

北海道COMITIA 8 サークルカット
配置 : G 23-24
(拙サークルは、ロイヤルホール、入ってすぐの辺りに配置です)

 なお、今回も、「300字SS企画」さんから、「第6回Text-Revolutions」(以下「テキレボ」)で開催された300字SSポストカードラリー(第5回)「お菓子」の参加作品集(注:参加全作品集ではありません)を、4セット限定でお預かりしています。無料配布、早い者勝ちです(汗)。入手されたい方は、どうぞお早めに!





北ティアでは初売りの既刊
『灰色の翼』 ■ 灰色の翼 -ミディアミルド物語外伝集 6-
 マーナ暦チャベラ十五年晩夏、マーナ近衛隊に見習として入府した、チャベラ二年生まれの三人の少年、タリー、ベルマン、ナイルス――後に〝チャベラ二年生まれの三羽烏《さんばがらす》〟と呼ばれるようになる彼らが、入府半年後の晩冬初旬に直面した、或る事件とは?
 表題作の他、「セタリナーサの少年」、「月光《セタリナーサ》亭」、「運命のままに」、「青天の霹靂《へきれき》」、「頭立《かしらだ》つ日」、「ヴェルナーサの少年」を収録。主要登場人物の本伝登場前史が中心。
 A5判、112ページ、頒価500円。
 久し振りに、『ミディアミルド物語』シリーズからです。
 基本的に、ミディアム君以外は、〝本伝登場前〟が描かれています。ただ、従前刊行した外伝集で本伝登場前が描かれているキャラクターについては、更に若い時期から採用しています(笑)。
 ……本伝の大ネタバレが潜んでいる作品がありますので、最低でも本伝4巻までは読んでおいてほしいなとは思いつつ、短めの作品が多いので、取っ付きは悪くないかも。

 なお、そもそも架空世界ミディアミルドってどんな世界? という辺りは、そのものズバリ、「ミディアミルドって、どんな世界?」という記事を今年に入ってからアップしておりますので、覗いてやってくださいませ。

その他の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。
 主人公その2.7《にーてんなな》であるジョディアン・ヴィルマーが、しれっと登場します。

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。
 『ミディアミルド物語』の外伝集は本伝未読でも構わないという作りになっていますが、これは割に短い作品が集まっており、そういう点では取っ付き易い外伝集かなとは思います。
 なお、テキレボ5で開催された「伯父/叔父コレクション」に、本外伝集に収録の「ダランドー叔父様との思い出」で参加し、主催のオカワダアキナさんから有難いレビューを頂きました(深謝)。

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 A5判、188ページ、頒価700円。

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
 A5判、260ページ、頒価1,000円。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
 A5判、176ページ、頒価600円。

▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 残部僅少、この形での再版は致しません。
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらはいつの間にやら残部僅少(頒布に回せる残が2部)となっておりますが、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 あくまでも、『まなざし』に於ける伊東甲子太郎ですからねっっっっ(汗)。
 本編以上に、男色絡みの展開注意という作品群です。ついでに言えば、女色絡みの展開にも要注意です(汗)。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
 A5判、116ページ、頒価500円。

▼ その他、単発物など ▲
■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 A5判、292ページ、頒価1,200円。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。

■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。

■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 野間みつね作品の主要世界を巡る、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。





 この他、無料配布冊子のセットも、普段通り御用意します。
 どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。
 因みに、『魔剣士サラ=フィンク』の刊行準備冊子は、キラッキラ表紙になっています(笑)。





 以上、有難くも拙スペース(G 23-24)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております。

   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝2セット
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊
   ★ 『歳三達の場合』 : 2冊
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 :2冊
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』:2冊
   ★ 『はたとせ』 : 2冊
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』:2冊
   ★ 『早蕨号、異世界をゆく』 : 2冊
   ★ 無料配布冊子抱き合わせ : 10セット

 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。





【おまけ:当日会場で掲示予定のお品書き】

北ティア8 お品書き  今回は、『ミディアミルド物語』の外伝集『灰色の翼』が初売りとなりますので、そちらをメインに推しております。

 7月16日(月・祝)開催のテキスト系同人誌即売会「Text-Revolutions」(以降「テキレボ」)の第7回に於ける拙サークル(配置:C-25~26)での頒布予定品について、リストを掲載しておきます。
 通販の際に必要となる重量などの詳細につきましては、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります(但し、一部、敢えて設けていない物もあります)。

 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、二次創作モノを除く殆どの作品の見本を投稿していますので、こちらの一覧から御参照ください。
 テキレボウェブカタログでの詳細ページはこちらです。





 なお、当方が主催する続き物長編小説応援企画「長編上等」は、今回、縮小モードで開催です。
 参加作品の簡単な紹介も掲載したマップ冊子を配布致しますので、どうぞ御遠慮なくお持ちください。

『第4回「長編上等」 マップ兼ブックレット』 只今印刷中 ■ 第4回「長編上等」 マップ兼ブックレット
 当日のマップを表紙&裏表紙に印刷、中身に簡単な作品紹介を掲載しています。
 「テキレボ7で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、21サークル22名24作品が集結。  今回も勿論、無料配布です。
 A5判、8ページ。オフセット中綴じ。

 拙サークルは、『ミディアミルド物語』『小説BADOMA』の2作品で参加。
 テキレボ7に参加するテキスト系の続き物作品紹介を兼ねたマップです。今回は原則、テキレボ当日で配り切ります。……余れば、他イベントにも持ち込みますかね(汗)。
 こちらは、無料冊子セットとは別に配布致します。


 また、前回の無料配布冊子も3冊残っていますので、未入手の方はお早めに。
 (テキレボ名物「お買い物代行サービス」で事前に通知のあった冊数分を除外済みの数字です)

『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2』 ■ 「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2
 「長編上等」企画で発行している、既刊抜粋サンプル集です。
 「テキレボ5で、3巻以上で構成される続き物小説作品を頒布予定であるサークル」という条件等で参加者を募り、11サークル13名13作品が集結。内10作品から「とーとつ☆ばっすい」が集まっています。抜粋掲載がない登録作品も、基本データは掲載しています。勿論、無料配布です。
 A5判、52ページ。
 テキレボ5に参加していたテキスト系の続き物作品を少しずつ試し読み出来る、無料配布冊子です。
 こちらも、無料冊子セットとは別に配布致します。


 また、今回も様々な企画にエントリーさせていただいております。


 以上リストは、参加表明順です。
 基本的には、企画参加に関係する作品(残部1部の『まなざし』上巻や、300字SSポストカードを除く)は、何かしらを見本誌棚に展示予定です。どうぞお気軽にお手に取って御覧くださいませませ。





300字SSポストカード
「時間の証」 チラ見せ ■ 時間《とき》の証
 テキレボ名物「300字SSポストカードラリー」参加作品。
 今回のテーマは「時計」です。『魔剣士サラ=フィンク』のリファーシア世界が舞台です。例によって例の如く、300字ギリギリでの書き下ろし(汗)。
 ポストカードサイズ1枚、勿論無料です。
 テキレボアンソロ「海」への寄稿作品「漂う遺跡」と連動しています。
 山ほど刷りました(汗)。夏コミ新刊の強制付録にも致します(こら)。本編でも何気なく登場するアイテムですしね(苦笑)。


その他の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)
   全て「テキレボ・バトルマニアックス」参加作品
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
     「女装男子&男装女子の集い」参加キャラが割と初期から沢山登場
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。
 なお、旧版となりました第四版ですが、3部残っておりますので、「誤字とか気にならないしー?」というお方には、ブースでの直接のお求めに限り、処分頒価の100円でお分けします。御遠慮なくお申し付けください。

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
     「つよいおねえさんは好きですかMAP」筆頭キャラが主役
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-  「優男まとめ」参加キャラが中心
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。
 なお、今回、本外伝集に収録の表題作で「伯父/叔父コレクション」に参加しております。見本誌棚にも展示予定です。

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。
 主人公その2.7《にーてんなな》であるジョディアン・ヴィルマーが、しれっと登場します。

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。
 『ミディアミルド物語』の外伝集は本伝未読でも構わないという作りになっていますが、これは割に短い作品が集まっており、そういう点では取っ付き易い外伝集かなとは思います。
 なお、テキレボ5で開催された「伯父/叔父コレクション」に、本外伝集に収録の「ダランドー叔父様との思い出」で参加し、主催のオカワダアキナさんから有難いレビューを頂きました(深謝)。

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 A5判、188ページ、頒価700円。

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
 A5判、260ページ、頒価1,000円。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
 A5判、176ページ、頒価600円。

■ 灰色の翼 -ミディアミルド物語外伝集 6-
 マーナ暦チャベラ十五年晩夏、マーナ近衛隊に見習として入府した、チャベラ二年生まれの三人の少年、タリー、ベルマン、ナイルス――後に〝チャベラ二年生まれの三羽烏《さんばがらす》〟と呼ばれるようになる彼らが、入府半年後の晩冬初旬に直面した、或る事件とは?
 表題作の他、「セタリナーサの少年」、「月光《セタリナーサ》亭」、「運命のままに」、「青天の霹靂《へきれき》」、「頭立《かしらだ》つ日」、「ヴェルナーサの少年」を収録。主要登場人物の本伝登場前史が中心。
 A5判、112ページ、頒価500円。
 ……本伝の大ネタバレが潜んでいる作品がありますので、最低でも本伝4巻までは読んでおいてほしいなとは思いつつ、短めの作品が多いので、取っ付きは悪くないかも。

▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲
■ まなざし 上  「ゴブガリ企画」参加作品
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 【2018/07/13追記】 品切絶版になっていた刊行準備冊子『ちらり』の見本誌経験あり冊子が、1冊だけですが発掘されましたので、おまけに付けます!
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらは既に、店頭見本誌の1部しか残っておりませんが(割に美品)、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 あくまでも、『まなざし』に於ける伊東甲子太郎ですからねっっっっ(汗)。
 本編以上に、男色絡みの展開注意という作品群です。ついでに言えば、女色絡みの展開にも要注意です(汗)。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
 A5判、116ページ、頒価500円。

▼ MSX-PCのRPGノベライズ 『小説BADOMA』及び関連作品 ▲
   全て「二次創作ノベルMAP」、「テキレボ・バトルマニアックス」参加作品
■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズ(汗)です。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっていましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。
 なお、独自要素も盛り込まれていますので、御了承ください。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 A5判、116ページ、頒価450円。
 本巻収録の第六章での展開は“鬼・悪魔”とも言われますが、決して野間のオリジナルではなく、概ね原作通りです(汗)。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 5/5
 ひとつ目バドマ一族を封印する術《すべ》を求めていたシフォロン達は、遂に〝金色《こんじき》の女神〟と邂逅した。光の神々の助力を得ながらバドマ一族の潜む火山島へ乗り込んだ一行《いっこう》の前に、だが、思わぬ〝敵〟が立ち塞がる。苦しみながらも全ての〝敵〟を退け、バドマの許へ乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは、究極の二者択一を迫る〝贈り物〟であった……!
 A5判、140ページ、頒価450円。
 前回のテキレボアンソロ「嘘」へ書き下ろしで寄稿した「語らぬは」は、こちらの巻の番外編です。
 ノベライズ、遂に、完結しました!
 ちょっとページ数が普段より多くなってしまいましたが(汗)、『小説BADOMA』関連作の天井は450円という拙サークルの値付けルールにより、頒価据え置きです。
 今回も、表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

▼ その他、単発物など ▲
■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
     「ゆるっとSF」、「テキレボ・バトルマニアックス」参加作品
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-  「ゆるっとSF」参加作品
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 A5判、292ページ、頒価1,200円。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。

■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-  「ゆるっとSF」参加作品
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。

■ 月は欠けゆく  「二次創作ノベルMAP」参加作品
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 A5判、92ージ、頒価300円。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。
 内容は自サイトでも公開していませんが、例外的にWebカタログに、些少の内容を掲載しています。

■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 野間みつね作品の主要世界を巡る、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。





 この他、無料配布冊子のセットも、普段通り御用意します。
 どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。
 因みに、『魔剣士サラ=フィンク』の刊行準備冊子、キラッキラ表紙(笑)の第五版は、テキレボ初頒布となっています。……「キャラクター・カタログ企画」に参加しているサラ=フィンク君は、今回テキレボでは刊行準備冊子でしか読めません(汗)。

 ……なお、テキレボ当日、推敲用の紙束を参考展示するかもです(小声)。





 以上、有難くも拙ブース(C-25~26)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持込冊数は制限しております。
 (実際に荷造りした結果として増減することもございます。本記事公開時点での持込予定冊数とお考えくださいませ)
 (2018/07/13追記:実際の荷造りで、持ち込み数を減らすなどしました。赤字になっている個所は変更があったものです)

 【テキレボ7が初頒布のもの】
   ★ 「時間《とき》の証」 : 沢山
   ★ 『「長編上等」第4回マップ兼ブックレット』 : 沢山
   ★ 『魔剣士サラ=フィンク 刊行準備冊子』第五版単独 : 10冊  ※他の無配は持っている方向け
 【その他の既刊】
   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝セット  ※本伝1巻の第四版は残部3部全て持込
        ※一部の巻のみ、諸事情により4部ほど持ち込み
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊  ※上巻は店頭見本誌のみ残1部
   ★ 『小説BADOMA』 : 各巻3冊
   ★ 『四番目の魔道士』 : 3冊
   ★ 『歳三達の場合』 :
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 :
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』 :
   ★ 『はたとせ』 : 2冊
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』 :
   ★ 『月は欠けゆく』 :
   ★ 『早蕨号、異世界をゆく』 :
   ★ 無料配布冊子3種抱き合わせ : 10セット
   ★ 『「長編上等」 とーとつ☆ばっすい集2』 : 3冊  ※当方の手許にある残部全て

 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。
 但し、今回、テキレボ名物「お買い物代行サービス」を利用してお求めくださった方&事前に取り置き依頼を頂いた方の分は、『まなざし』上巻を除けば、上記分には含まれません。本記事公開後、テキレボ7前日までにお知らせいただいたものについても、別途持ち込みで対応させていただきます。

 既刊・新刊共に宅配搬入荷物として送り出しましたので、夏コミ2日目8月11日(土・祝)に於ける拙サークル(西2 「え」 39b)頒布予定品リストを掲載します。

C94サークルカット(Webカタログ側)
 通販の際に必要となる重量などの詳細につきましては、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります(但し、一部、敢えて設けていない物もあります)。

 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、二次創作モノを除く殆どの作品の見本を投稿していますので、こちらの一覧から御参照ください。

 なお、コミケWebカタログでの詳細ページはこちらです。配置場所のマップはこちら。 〔注:閲覧にはCircle.msへの会員登録(無料)が必要〕




新刊
『魔剣士サラ=フィンク』 ■ 魔剣士サラ=フィンク
 かつてケルリ王国を恐怖のどん底に陥れた無差別殺人鬼“魔剣士”サラ=フィンク。しかし、たまたま助けてしまったケルリの第二王女ミルシリアの存在が、彼を次第に変え始める。血に飢えた魔剣ブリザードと己自身を救う手立てを求め、彼女と共に“魔道王国”ルーファラを目指す彼の旅の途上に待っていたのは……
 魔剣を操る青年魔道士と亡国の元王女との旅の途上で起こる事共を描く長編ファンタジー小説。
 A5判(上製本)、820ページ、頒価3,500円。
 何年間も「出す出す詐欺」状態だった本作ですが、ようやく、完結刊行に漕ぎ着けました。
 単巻読み切りです! と胸を張るには分厚過ぎる代物になってしまいましたが、二度と同じ装幀では刷れまいと思われますので、品切れ即絶版となることは確実。もしも僅かにでも惹かれる部分がございましたら、取り敢えず押さえておいて積ん読タワーの土台に是非(違)。


その他の既刊
▼ 架空世界を舞台とした歴史群像劇 『ミディアミルド物語』シリーズ (推奨する購読順に掲載)
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-(改訂第五版)
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 A5判、124ページ、頒価500円。
 2017年10月、改訂第五版刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。

 第四版での誤りや用字等を改め、第五版となりました。
 なお、旧版となりました第四版ですが、3部残っておりますので、「誤字とか気にならないしー?」というお方には、ブースでの直接のお求めに限り、処分頒価の100円でお分けします。御遠慮なくお申し付けください。

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 A5判、164ページ、頒価600円。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、十七歳の秋、一頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 本伝2巻と3巻との間でお読みになることを強く推奨しています。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
 なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。本伝と異なり続き物ではありませんので、それぞれ単独でも読めます。

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 A5判、108ページ、頒価500円。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、十三歳の時から十六歳の現在まで、大過なく務めてきた。十七歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 A5判、196ページ、頒価700円。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
 A5判、124ページ、頒価500円。

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 A5判、140ページ、頒価550円。
 本巻から、作品の舞台が大きく北東へ広がります、とだけ(苦笑)。

■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
 A5判、148ページ、頒価550円。
 主人公その1と主人公その2が、いよいよ出会うことに。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
 A5判、188ページ、頒価700円。
 本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨しています。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが中心となる作品群です。特に、ケーデルをミディアミルド史上最年少での将軍職就任に導いたクデン併合、本伝では主人公その1側に視点を据えて物語を進めた為に敢えて描かれなかった出来事ですが、そこへ至る諸々が、表題作で明らかにされます。
 なお、今回、本外伝集に収録の表題作で「伯父/叔父コレクション」に参加しております。見本誌棚にも展示予定です。

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
 A5判、172ページ、頒価600円。
 主人公その2.7《にーてんなな》であるジョディアン・ヴィルマーが、しれっと登場します。

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
 A5判、132ページ、頒価500円。

■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 A5判、116ページ、頒価500円。
 『ミディアミルド物語』の外伝集は本伝未読でも構わないという作りになっていますが、これは割に短い作品が集まっており、そういう点では取っ付き易い外伝集かなとは思います。
 なお、他イベントですが、「Text-Revolutions」(以下、略称の「テキレボ」)第5回で開催された「伯父/叔父コレクション」に、本外伝集に収録の「ダランドー叔父様との思い出」で参加し、主催のオカワダアキナさんから有難いレビューを頂きました(深謝)。

■ 垣間見る未来 -ミディアミルド物語 8-
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 A5判、188ページ、頒価700円。

■ 祝婚 -ミディアミルド物語 9-
 レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
 A5判、260ページ、頒価1,000円。

■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
 巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
 A5判、176ページ、頒価600円。

■ 灰色の翼 -ミディアミルド物語外伝集 6-
 マーナ暦チャベラ十五年晩夏、マーナ近衛隊に見習として入府した、チャベラ二年生まれの三人の少年、タリー、ベルマン、ナイルス――後に〝チャベラ二年生まれの三羽烏《さんばがらす》〟と呼ばれるようになる彼らが、入府半年後の晩冬初旬に直面した、或る事件とは?
 表題作の他、「セタリナーサの少年」、「月光《セタリナーサ》亭」、「運命のままに」、「青天の霹靂《へきれき》」、「頭立《かしらだ》つ日」、「ヴェルナーサの少年」を収録。主要登場人物の本伝登場前史が中心。
 A5判、112ページ、頒価500円。
 ……本伝の大ネタバレが潜んでいる作品がありますので、最低でも本伝4巻までは読んでおいてほしいなとは思いつつ、短めの作品が多いので、取っ付きは悪くないかも。

▼ 土方歳三中心の似非歴史物 『まなざし』シリーズ ▲
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
 A5判、332ページ、頒価1,500円。
 なお、品切絶版になっていた刊行準備冊子『ちらり』の見本誌経験あり冊子が、1冊だけですが発掘されましたので、おまけに付けます!
 野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
 改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
 男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。

 なお、こちらは既に、店頭見本誌の1部しか残っておりませんが(割に美品)、再版予定はございませんので、入手されたい方は何卒お早めに。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。2012年夏コミよりも前に下巻をお買い上げの方、後から出たこちらの付録をお渡ししていますのでどうぞお申し出を!
 A5判、332ページ、頒価1,500円。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
 A5判、100ページ、頒価450円。
 『まなざし』シリーズの中では最も危険度が低い、雰囲気を掴むには向いている一冊……ではありますが、男色絡みの直接的な展開も一瞬あったりしますので(汗)、苦手な方は御遠慮ください。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
 A5判、124ページ、頒価500円。
 あくまでも、『まなざし』に於ける伊東甲子太郎ですからねっっっっ(汗)。
 本編以上に、男色絡みの展開注意という作品群です。ついでに言えば、女色絡みの展開にも要注意です(汗)。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
 A5判、116ページ、頒価500円。

▼ MSX-PCのRPGノベライズ 『小説BADOMA』及び関連作品 ▲
■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 1/5
 ランガズム大陸の北の果て、カナルネアの町に立ち寄った若き吟遊詩人シフォロンは、夕食を摂っていた居酒屋で、客同士の起こしかけたトラブルを歌の力で収める。真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指す自由騎士イスファムから〝王の試練〟に挑戦する旅へと誘われて同意した彼は、その後、トラブルの一方の当事者であった青年黒魔道師にも声を掛けたが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 1990年に株式会社アスキー(当時)から発売されたRPGコンストラクションツール『Dante』に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』の勝手なノベライズ(汗)です。全5巻予定で3巻までを刊行したところで休眠、長らく幻の作品状態となっていましたが、20年以上の時を経た2015年、突如として復活しました(汗)。
 表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。
 なお、独自要素も盛り込まれていますので、御了承ください。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 2/5
 真の勇者の称号〝ヴィルシャナ〟を目指して〝しるし〟を集める旅を続けるシフォロン達は、エルザイム王国の都ロクポリスに到着する。町は、王妃懐妊を祝う祭の真っ最中。吟遊詩人であるシフォロンは、宿泊した宿の女主人から、滞在中に階下の小料理屋で歌ってほしいと頼まれるが、仲間である黒魔道師タンジェには、ひとつの懸念があった……。
 A5判、116ページ、頒価450円。
 本巻収録の第六章での展開は“鬼・悪魔”とも言われますが、決して野間のオリジナルではなく、概ね原作通りです(汗)。

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 3/5
 ランガズム大陸を南下して砂漠地帯へやってきたシフォロン達は、ひとつ目の化物一族に破壊されたチャネガ村の、生き残りの人々が隠れ住む洞窟を訪れた。そこで出会った村長の娘セシルの願いを酌《く》み、化物によって石にされた村長を救うべく砂漠の〝神殿〟に向かった八人は、そこで、古代文字の記《しる》された銘板《めいばん》を発見したが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 黒魔道師タンジェの旅の真の目的が、遂に明らかに……!

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 4/5
 紆余曲折を経て四つの“しるし”を全て手に入れたシフォロン達は、ヴィルシャナの塔へ向かう前に、長らく大陸とは行き来も途絶えていたという島アゾレスへ赴く。だが、その島には、或る言い伝えがあった。黒魔道師タンジェは、仲間たちと一旦別れ、単身ヴィルシャナ島へ先行しようとするが……
 A5判、124ページ、頒価450円。
 色々と新たな展開がございますが、黒魔道師タンジェ君に絡む展開の殆ど全てが、原作ゲームには欠片も存在していないという……(苦笑)

■ 小説BADOMA -血塗られた伝説- 5/5
 ひとつ目バドマ一族を封印する術《すべ》を求めていたシフォロン達は、遂に〝金色《こんじき》の女神〟と邂逅した。光の神々の助力を得ながらバドマ一族の潜む火山島へ乗り込んだ一行《いっこう》の前に、だが、思わぬ〝敵〟が立ち塞がる。苦しみながらも全ての〝敵〟を退け、バドマの許へ乗り込んだ彼らを待ち受けていたのは、究極の二者択一を迫る〝贈り物〟であった……!
 A5判、140ページ、頒価450円。
 テキレボ参加者によるアンソロジー「嘘」へ書き下ろしで寄稿した「語らぬは」は、こちらの巻の番外編です。
 ノベライズ、遂に、完結!
 ちょっとページ数が普段より多くなってしまいましたが(汗)、『小説BADOMA』関連作の天井は450円という拙サークルの値付けルールにより、頒価据え置きです。
 今回も、表紙を、『四番目の魔道士』で挿画を描いてくださった「かきくけ工房」の高井玖実子さまにお願いしています。

■ 四番目の魔道士
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 『小説BADOMA』の前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけという(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。

▼ その他、単発物など ▲
■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
 因みに、『まなざし』世界とは全く無関係なので念の為(汗)。
 A5判、140ページ、頒価550円。
 棚差しされている他の本より薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからでして(汗)。

■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 A5判、92ページ、頒価450円。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

■ 蔵出しミックスナッツ -ジャンルごた混ぜ短編小説集-
 「歩出斉城門、遙望蕩陰里……」 聞こえてきた歌声に、青年は覚えず足を止めた。
 一次創作5本「梁父吟 習作」、「Yoriyama Brothers」(『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「落星前夜 習作」、「Escape!」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「星祭りにはまだ早い」(『通り名はムーンストーン』シリーズより)と、二次的著作物ではない二次創作(『四番目の魔道士』と同じ背景世界を持つ)2本「伝説の前に」、「誓言から逃げる魔道師」を、7本それぞれ全てリライト/リバイスして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 長編体質の野間みつねにしては珍しい、短編集です。
 半ば突発的に刊行しました(汗)。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も2本収録されていますが、7本中5本は一次創作となっております。

■ はたとせ -「千美生の里」 20周年自選蒐-
 野間みつねが個人サークル活動を開始した1995年から出してきた刊行物の中から13本を収集、最後に当たる2015年のみ書き下ろし短編を収録。長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。架空世界物は無論、似非歴史物から未来世界物まで、幅広く採用。書き下ろし短編「V《ブイ》回収一件」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
 なお、付録として、自家印刷製本の「『はたとせ』あとがきになり損ねた話」を同梱。
 A5判、292ページ、頒価1,200円。
 どうにかこうにか292ページに抑え込んだので、頒価も1,200円に出来ました(汗)。
 作品は刊行順に収録されていますし、まさに20年を概観出来る豪華カタログとも言えます。
 因みに、区切り毎に扉ページを紙替えしていますので、小口や天地を見れば切れ目がわかります。なので、お好きな場所から開いて読むことも出来ますよ(笑)。

■ 掘り出しミックスナッツ  -ジャンルごた混ぜ短編小説集 2-
 ふと立ち寄った図書館で見付けたのは、俺の母校の卒業アルバムだった。……しかも、俺が卒業した、百年前の。
 一次創作4本「百年目の再会」、「倫秋兄様《みちときにいさま》奮戦記」(双方『レジェンダリィ・クレイン』シリーズより)、「それは、二月十五日の夜に」(『綺譚 月石の民』シリーズより)、「最後の帰郷」と、二次的著作物ではない二次創作(『小説BADOMA』と同じ背景世界を持つ)「器を巡りて」を、それぞれ全てリライト/リバイス/書き下ろしして収録。
 A5判、60ページ、頒価300円。
 ジャンルごた混ぜ短編小説集、第二弾です。
 MSXコンピュータのRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA』の二次創作に当たる短編も収録されていますが、自分が勝手に作成した続編ゲーム(汗)の諸々を踏まえての作品なので、『BADOMA』自体とは殆ど関係なくなっております(苦笑)。

■ 月は欠けゆく
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。
 ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 A5判、92ージ、頒価300円。
 拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。
 内容は自サイトでも公開していませんが、例外的に、テキレボのWebカタログに、些少の内容を掲載しています。

■ 早蕨号、異世界をゆく
 俺、赤糟毛馬《あかかすげうま》の早蕨《さわらび》は、土方歳三《ひじかた としぞう》と江戸以来箱館《はこだて》までの転戦を共にした乗り馬である。「千美生の里」の中にある我々の“作品世界”とやらから突然に行方を眩ましてしまった伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の亡霊を捜す為、土方と俺は、里の中にある他の“作品世界”へと踏み込むことにした……。
 A5判、64ページ、頒価400円。
 表紙・本文共にオンデマンド印刷、少部数で刊行。再版予定なし。なお、和綴じ装幀につき、糸のほつれや紙のズレなど些少の難がある場合がございます。予め御了承ください。
 ウェブ上の交換日記「里の茶店 万年貸切部屋」(現在は閉鎖済み)で2002年9月に起きた「亡霊先生失踪事件」を題材にした作品です。長らく「里の納屋」で未完状態のまま公開してきましたが、完結させた上で刊行物に致しました。
 野間みつね作品の主要世界を巡る、割にライトな作品です。
 急遽の刊行だったにも拘らず、かつて交換日記メンバーのおひとりだった「かきくけ工房」の高井玖実子さまが表紙を描いてくださいました……(五体投地!) 特に、裏表紙は必見です(笑)。





 以上、有難くも拙スペース(西2 「え」 39b)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。
 無料配布冊子のセットも、普段通り御用意します。どうぞ遠慮なく貰っていってやってくださいませ。
 因みに、『小説BADOMA』の無駄に箔押し試読冊子『おいでよランガズムBooklet』改訂第二版と、『魔剣士サラ=フィンク』の刊行準備冊子、キラッキラ表紙(笑)の第五版は、コミケでは初配布となります。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限致しました。……特に今回は、新刊が凶悪な厚さを誇りますので……(汗)

 【C94が初頒布のもの】
   ★ 『魔剣士サラ=フィンク』 : 20冊(が……頑張って積みます……)
   ★ 『小説BADOMA おいでよランガズムBooklet 改訂第二版』 : 10冊(無配セットに同梱)
   ★ 『魔剣士サラ=フィンク 刊行準備冊子』 : 10冊(無配セットに同梱)
 【その他の既刊】
   ★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝2セット  ※本伝1巻の第四版は残部3部全て持込
   ★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊  ※上巻は店頭見本誌のみ残1部
   ★ 『まなざし』下巻付録『虚実皮膜』 : 10冊  ※2012年夏コミまでに下巻を購入された方向け
   ★ 『小説BADOMA』 : 各巻2冊
   ★ 『四番目の魔道士』 : 2冊
   ★ 『歳三達の場合』 : 2冊
   ★ 『エモーショナル・サイオニック』 : 2冊
   ★ 『蔵出しミックスナッツ』 : 2冊
   ★ 『はたとせ』 : 2冊
   ★ 『掘り出しミックスナッツ』 : 2冊
   ★ 『月は欠けゆく』 : 2冊

 それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。





【おまけ:当日スペースで掲示予定のポスター】

C94ポスター  夏コミ限定です! (当たり前だ(汗))
 裏側には、別のポスターが下がる予定です。そちらは汎用なので、今後のイベントでも使われる見込み(笑)。

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