野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

「イベント情報」のブログ記事(古→新)

「COMITIA 106」での頒布予定品

 またしても前日夜になってしまって恐縮ですが、明日10月20日(日)に東京ビッグサイト東5・6ホールで開催される「COMITIA 106」での拙サークル頒布予定品について、何を持ち込むかをリストアップ致します。
 ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、一部の見本を投稿していますので、こちらから御参照ください。

 なお、慌てまくって変なものを出したくなかったので、夏コミ以降の新刊はございません。



コミティアでは初売りの既刊
『レーナから来た青年』 ■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
  マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 書き下ろし中編「最後の夏」は、本伝6巻で飛び出した〝タリー・ロファのトンデモナイ告白〟を下敷きにした一篇です。

『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベントでは無料頒布です。
 ……あれ? ミディアム君の登場している箇所からの引用が少ないような……キット、キノセイ、キノセイ……(汗)

『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……

その他の既刊
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将 -ミディアミルド物語 5-
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……

■ 清水は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。




 以上、有難くも拙スペース(「ね」30 b)までお越しくださろうという皆々様、どうぞ宜しくお願いします。

 ……但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルである為、持ち込み冊数は制限しております。
 特に、『まなざし』及び派生作品等は、店頭見本誌以外に2冊しか持ち込みません。『ミディアミルド物語』も、本伝外伝5セットしか持参致しません。裁判員裁判体験記も、9冊です。それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

 既にツイッターのサークルアカウントではお知らせしておりますが、委託で初参加させていただくことにした、11月3日(日・祝)新潟プラザビル2Fにて開催される「新潟COMITIA 40」のサークルナンバーを、こちらでもお知らせしておきます。

サークルNo : 16 (委託)

 委託予定品については、なるべく早期に(汗)記事をアップする予定です。


 昨日、ガタケット事務局さんに、11月3日開催の新潟コミティアへの委託品を発送致しました。
 これまた初参加、全部で6種類しかありませんので、全てを画像付き、コメント付きで掲載します。



委託頒布品 (古い順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品『ミディアミルド物語』の、外伝集です。本編リライト前に刊行したので、この位置に居ます(苦笑)。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 外伝集は本伝と異なり続き物ではありませんので、それ単独でも読めます。……なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、7巻まで刊行されています。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第2巻。2011年2月、大幅にリライトして刊行。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。2011年3月、大幅にリライトして刊行。表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第3巻。2011年7月、リバイス版を刊行。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『ムグロールの赤狼』 ■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第4巻。過去刊行分のリライトを離れ、ようやくの続刊。
 物語の舞台が、大きく北東に広がります。
 巻タイトルとなっている〝ムグロールの赤狼〟ことクピー・ニルグリスを始め、新たなキャラクターも続々登場です。


おまけ
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベント無料配布冊子なので、委託品の内『ミディアミルド物語』本伝1巻『ナブ・ナブオーヴァ』に、無料カタログ冊子と共に同梱致します。
 ちらし置き場にも5セット置かせていただくことにしましたので、買う前にどんな感じか見てみたいという方は、ちらし置き場へどうぞ~。




 以上、当日新潟コミティア会場(新潟プラザビル2F)に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく立ち読みしていってやってくださいませ。
 委託サークルナンバーは、「16」となっております。
 全種類3冊ずつ(見本誌を除く)の委託となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 ページ数・頒価など、此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。

 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」に見本を投稿済みですので、併せて御覧いただければ。こちらのページからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは短いですが、PDF版は結構がっつり(場合によっては一章丸々)提供してますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやってくださいませませ。

2014年の抱負

 新年おめでとうございます。
 昨年、万年貸切部屋時代にもやりましたが、年頭に当たり、今年出したい本やら出たいイベントやらを書き記しておこうと思います。

 ……その前に。
 今から言うのも何ですが、実は来年2015年の4月が、個人サークルとして活動を開始してから20年(爆)という節目に当たります。
 10周年の時には節目であることに気付かずに漫然と過ごしてしまいましたので(……とゆーか、多分、大河ドラマ『新選組!』の後遺症(苦笑)で色々、色々、色々……)、20周年の際には、それなりの刊行物を出して残しておきたいなあ、と考えております。
 出来れば、『魔剣士サラ=フィンク』を完結させて、1冊に纏めたいものですね。
 なので、今年の後半は、その準備期間に充てるつもりです。
 ……とは言え、夏までに最低でも3冊は出す気でおりますけれど(爆)。

 という訳で、今年の希望的予定は……

  【出したい新刊リスト;あくまで希望】
   1月……『ミディアミルド物語』本伝8巻『垣間見る未来(仮)』
   3月……『ミディアミルド物語』外伝集6巻(巻タイトル未定)
   4月……『ミディアミルド物語』本伝9巻『祝婚(仮)』
   その他……『ミディアミルド物語』外伝集7巻、『残し置く言の葉草の記』下巻

  【イベント参加リスト;受かったら】
   1月19日(日) Elysian26 (@札幌/委託参加/スペースNo. Z06)
   3月30日(日) そうさく畑 収穫祭 2014 春 (@大阪/頑張って直接参加)
   5月5日(日) COMITIA 108
   6月29日(日) Elysian27 (@札幌/委託参加)
   8月15日(金) コミックマーケット86
   11月23日(日) COMITIA 110
   時期未定 新潟COMITIA 41 (@新潟/委託参加)
   参加未定 そうさく畑 収穫祭 2014 夏 (@大阪/6月29日(日))

 となっております。

 3月に出したいと書いてある『ミディアミルド物語』の外伝集ですが、これは、テーマ候補がふたつありまして。
 ひとつは〝使用人特集〟……そして、もうひとつが〝親世代特集〟です。
 前者は全くストックなしですが、構想は幾つかあります。どれも長い話には多分ならない……と思うので、短編集になるでしょう。
 後者は、随分と昔に書いた中編が1本ありますが、残り2本がちゃんと書けるかどうか(汗)。
 どちらがスムーズに書き出せるかによって、先に出す方を決めたいと思います。
 なお、前者の短編集には、過去に星村朱美さまが描いてくださった挿画や扉絵などを、特別付録として再録させていただく予定です。

 ……まあ、いずれにしても、本伝8巻が片付かないと手を付けられないのですが(爆)。

 あと、『ミディアミルド物語』本伝9巻の刊行予定時期が随分と早くないか、と首を捻っておいでの、そこのあなた様。
 これは、収録予定の殆どの章を既にテキスト入力し終えて久しいという巻なのでございます。しかも、昨年、6巻に引き続いて月刊ですかという勢いで出した7巻を、軽く凌いでいます。何故なら、まだ叩き終えていないのは最終章だけという有様ですから(苦笑)。
 それでも、一太郎移植して推敲して……とやっていたら、流石に3月末のそうさく畑には間に合わないだろうなあと思うので、春のコミティア新刊にすることを予定しております。……本当は、消費税が上がる前に入稿したいんですけどねえ(汗)。

 斯くの如き次第ではありますが、皆様どうぞ本年も宜しくお付き合いくださいませませ。


 本日、エリシアンさんへの委託品を発送致しました。
 今回は一次創作のみの委託で、しかも新潟コミティアさんへの委託品ラインナップと全く同じなので記事を立てるのも恐縮ですが(汗)、一応リストを挙げておきます。



委託頒布品 (古い順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『最後の一年、最初の一日』 ■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品『ミディアミルド物語』の、外伝集です。本編リライト前に刊行したので、この位置に居ます(苦笑)。
 マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
 外伝集は本伝と異なり続き物ではありませんので、これ単独でも読めます。……なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
 因みに、本伝は現在、7巻まで刊行されています。

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第2巻。2011年2月、大幅にリライトして刊行。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。2011年3月、大幅にリライトして刊行。表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。

『ダグディグル・グルーグラス』 ■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第3巻。2011年7月、リバイス版を刊行。
 リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
 多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。

『ムグロールの赤狼』 ■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第4巻。過去刊行分のリライトを離れ、ようやくの続刊。
 物語の舞台が、大きく北東に広がります。
 巻タイトルとなっている〝ムグロールの赤狼〟ことクピー・ニルグリスを始め、新たなキャラクターも続々登場です。


おまけ
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベント無料配布冊子なので、委託品の内『ミディアミルド物語』本伝1巻『ナブ・ナブオーヴァ』に、無料カタログ冊子と共に同梱致します。




 以上、1月19日(日)、「Elysian 26」の会場(アスティホール(@札幌市))に足をお運びの皆様、どうぞ遠慮なく立ち読みしていってやってください。
 スペースNo.は、「Z 06」となっております。
 全て3冊ずつ(見本誌を除く)の委託にさせていただきましたので、万が一にも品切れの際は御容赦くださいませ。

 ページ数・頒価など、此処に掲げられていない情報は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。



 なお、今回の委託品については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」に見本を投稿済みですので、併せて御覧いただければ。こちらのページ、或いは下に掲載した各作品へのリンクからどうぞ。
 テキスト版の試し読みは、表示方式を縦書きにすると結構乱れるので短めにしていますが、PDF版の方は結構がっつり(場合によっては一章丸々!)提供しておりますので、出来れば、紙媒体と同じ組み方になっているそちらをダウンロードしてやってくださいませ(汗)。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ ダグディグル・グルーグラス → こちらから
   ■ ムグロールの赤狼 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから
   ■ 最後の一年、最初の一日 → こちらから



【更におまけ:当日会場で掲示予定のお品書き】

エリシアン26 お品書き

 新年最初の記事で、今年の予定(希望的観測)などを色々と書き連ねておりましたが……

 既に色々と、まんま行かない、というところが出てきていますので、自分の中での整理も兼ねて、此処に改めて書き綴っておくことにします。
 現行化、ですね。

  【出したい新刊リスト;あくまで希望】
   2月……『ミディアミルド物語』本伝8巻『垣間見る未来』
         ※入稿直前/そうさく畑 収穫祭 2014 春 で初売り予定
   4月……『ミディアミルド物語』本伝9巻『祝婚』
         ※一太郎移植済み、推敲中/COMITIA 108 で初売り予定
   その他……『ミディアミルド物語』外伝集6巻、『残し置く言の葉草の記』下巻

  【イベント参加リスト;受かったら】
   1月19日(日) Elysian26 (@札幌/委託参加/スペースNo. Z06)←無事終了
   3月30日(日) そうさく畑 収穫祭 2014 春 (@大阪/頑張って直接参加)
   5月5日(日) COMITIA 108
   6月8日(日) 新潟COMITIA 41 (@新潟/委託参加)
   6月29日(日) Elysian27 (@札幌/委託参加)
      ※ぷちしあん「Elysian Original」にも参加予定
   8月15日(金) コミックマーケット86
   11月23日(日) COMITIA 110
   時期未定 新潟COMITIA 42 (@新潟/委託参加)
   参加未定 そうさく畑 収穫祭 2014 夏 (@大阪/6月29日(日))

 イベントについては、新潟COMITIA 41 の日程が決まったので、加えています。
 また、今秋にエリシアンさんの所で「北海道COMITIA(仮称)」が始まるというお話も。もし委託参加が可能なイベントとなるのであれば是非とも参加したいなーと考えております。

 刊行予定物がひとつ減っているのは、本伝8巻と9巻が予想以上に分厚くなったことで、印刷費用が捻出出来なくなったからです(ぉぃ)。ない袖は流石に振れません(苦笑)。

 ……で、本伝9巻は、表紙込み260ページとなります(滝汗)。
 内容的に途中で分けることが憚られるので、切りが良い箇所まで入れてしまいます。お許しください(汗)。
 拙サークル刊行物の値付け基準から行くと、260ページは、

   ・240~269ページ … 1,000円

 の範囲に入っておりますので、どうか御了承を……(平伏)
 この本伝9巻、僅か1か月程度の間の話しか収録されないというのに……シリーズ最厚の巻になってしまうことに頭を抱えつつ、既に推敲に勤しんでいる作者なのでした……。


 既にツイッターのサークル公式アカウントでは発信済みですが、オンライン申込をしていたおかげで配置情報等が参加証到着より早くに判明しましたので、ひとまずお知らせしておきます。
 日時は、3月30日(日)11:00から15:00まで。場所は、インテックス大阪。当日は様々なイベントがあちこちの館で開催されますが(汗)、「そうさく畑」は3号館となります。

配置場所 : 3号館 C-15a

C-15a
 ……ま、まさかの、お誕生日席とは(多分、端ではなく内側ですけど)。
 無論、深い意味はないんじゃないかと思われます。元々、畑では、零細サークルなのに島角配置されることが多かったくらいですし(爆)。……とゆーか、そもそも畑で、所謂「お誕生日席」が設けられていた記憶がないんですよね(苦笑)。

 それより、スペース番号が、今迄の「何丁目何番地」ではなくなってしまったことが寂しい限りです。あの番号の振り方が畑らしくて好きでしたのに……(嘆息)
 ただ、前回消失していてぼーぜんとなった小説本専用図書館は復活しています。その点は本当に有難いです。スペース的に、全種を置くと場所を取り過ぎて他サークルさんの迷惑となりますので(汗)、主に近刊のみを置く心積もりでいます。

 またしても初めての会場となるので勝手がわかりませんが(汗)、諸般の事情で当分遠征が出来なくなるかもしれないという事情もありますので、目一杯イベントを満喫してこようと思います。

 あと、既にツイッターの方では早くから色々呟いているので今更ですが、毎回パンフレットに掲載されている、畑参加サークルによる〝お勧めしたい本の紹介記事〟である「そうさく畑の歩き方」を、「とりあたま工房」(今回もお隣、C-15b配置)の服部つぐのり君と共同で担当させていただきました。
 確か一般参加の場合は入場に際してパンフ購入が必須となっていたかと思います。宜しければ、どうか覗いてやってくださいませ(汗)。

 架空世界歴史物(?)である『ミディアミルド物語』第8巻『垣間《かいま》見る未来』が、無事に納品されました。
 ページ数は表紙込み188ージ、よって頒価は700円(送料別)となっております。
 イベントでの初売りは、3月30日(日)にインテックス大阪で開催される「そうさく畑 収穫祭2014春」です。どうぞ宜しくお願いします。
 当日の居場所は、C-15aです。

『垣間見る未来』
 ……まったく、いつになったら、ルビなしで出せるタイトルになるのでしょう(汗)。
 次の第9巻も、今のところ、読みが促音か否かを明確にする為にルビを振っておいた方がいいんだろうなぁ……というタイトルになっております(嘆息)。

 さて、今巻の内容についてですが……
 前半が、レーナの女性武人クピー・ニルグリスの身に生じる或る出来事に纏わるお話。
 そして後半では、マーナの将軍ケーデル・フェグラムの許で武人になることを目指していた少女シールリィ・エールズが遂にミディアム・サーガに挑むが、そこに……というお話が中心となります。

 前半で新たに登場する兄弟につきましては、改訂前版には欠片も存在していないながら、今後間違いなく重要キャラクターとなります。……同じく前半にてひっそり再登場(……新登場ではなく再登場ですよ!)している某少年も勿論重要キャラクターでございますが、彼の方は、ちゃんと改訂前版から存在していますから……あ、性格は改訂前版とは相当変えておりますけど(汗)。
 その他、第6巻でちらりと登場していたキャラクターが、所属する国を替えて再登場致します。名前だけなら前半でも出ますが、本格的な形での登場は後半から。……これで、レーナ陣営に属するキャラクターは、ほぼ登場し尽くしたかな? ……ああ、いや、まだあの人がレーナに仕官してなかった(汗)。

 里の書庫の紙媒体作品目録に試し読みを上げておくと共に、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも見本を置いておきましたので、お時間のある方は覗いてみてやってくださいませ。

「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 垣間見る未来 → こちらから

★★★★★

 なおなお、続きである第9巻も既に脱稿し、現在推敲中です。
 そちらの頒布開始予定は5月5日の「COMITIA 108」、今回の厚さなど目じゃない表紙込み260ページ、頒価1,000円となりますので、そちらも宜しくお願いします(汗)。

 3月30日(日)にインテックス大阪3号館にて開催される「そうさく畑 収穫祭2014春」に於ける拙サークル頒布予定品をリストアップ致します。
 ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、一部の見本を投稿していますので、こちらから御参照ください。



新刊
『エモーショナル・サイオニック』 ■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落──挙式間近の婚約者《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
 野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
 続き物ではなく、単巻読み切りです。
 超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。

『垣間見る未来』 ■ 『垣間見る未来』 -ミディアミルド物語 8-
 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
 本伝の中では過去最厚の巻となりました。
 ……とは言え、次の巻で、あっさり抜かれることは既に確定しているのですが……(汗)

そうさく畑では初売りの既刊
『レーナから来た青年』 ■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
 表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
 書き下ろし中編「最後の夏」は、本伝6巻で飛び出した〝タリー・ロファのトンデモナイ告白〟を下敷きにした一篇です。

『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベントでは無料頒布です。
 ……あれ? ミディアム君の登場している箇所からの引用が少ないような……キット、キノセイ、キノセイ……(汗)
 なお、スペースに置きますが、残部5部なので、早い者勝ちです(苦笑)。

『補充裁判員2番』 ■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
 補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
 A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
 自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……

その他の既刊
■ まなざし 上
 幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
 鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。

■ まなざし 下
 鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
 土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
 付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。

■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。

■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
 江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
 「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。

■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
 慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
 「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
 『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。

■ 歳三《おれ》達の場合
 明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
 男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。

■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1- 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……

■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……

■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
 掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
 一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
 そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……

■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
 バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……

■ マーナの知将 -ミディアミルド物語 5- 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……

■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6- 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……

■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7- 【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……

■ 清水は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。

■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
 俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
 表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。

■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
 マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
 表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。

■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-  【小説本専用図書館にも見本誌設置】
 ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
 表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。




 以上、有難くも拙スペース(C-15a)までお越しくださろうという皆々様、どうぞ宜しくお願いします。

 但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルでございますので、持ち込み冊数は制限しております。
 特に、『まなざし』及び派生作品等は、店頭見本誌+図書館見本誌以外に2冊しか持ち込みません。『ミディアミルド物語』も、新刊及び初売りの巻を除いては、本伝外伝5セットしか持参致しません。裁判員裁判体験記も、5冊です。それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。

「COMITIA 108」配置情報

 標記について、既にツイッターアカウントでは速報していますが、遅れ馳せながらブログでもお知らせします。
 東京ビッグサイトの東ホールにて、5月5日(月/祝)、11:00から16:00まで。……但し、諸般の事情により、15:00頃からぼつぼつと撤収準備に掛かる予定ですので、奇特にもお立ち寄りくださろうという皆様、出来れば15:00頃までにお越しいただければ有難く存じます。

配置場所 : 東5ホール P 32 b

P32b
 ……えーと、何だか随分と、入口出口の御近所なんですが(苦笑)。
 いい配置なのかそうでないのか今ひとつわかりませんが、春のコミティアは元々参加サークルが多く、埋没気味になることは避けられないので、ほぼ必ず人が通ることになる場所は悪くないのかな、と前向きに考えておくことにします。

サークルカット
 なお、途中、自分の買い物の為に席を離れますが、恐らく30分ぐらいで戻れると思いますので、不在の場合は時間を改めて御再訪ただければ幸いです。

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