ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
また、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも、一部の見本を投稿していますので、こちらから御参照ください。
なお、慌てまくって変なものを出したくなかったので、夏コミ以降の新刊はございません。
コミティアでは初売りの既刊
■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
……あれ? ミディアム君の登場している箇所からの引用が少ないような……キット、キノセイ、キノセイ……(汗)
■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
その他の既刊
■ まなざし 上幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
■ まなざし 下
鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎《いとう かしたろう》の敵《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
■ 歳三《おれ》達の場合
明治二年五月、箱館《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
■ マーナの知将 -ミディアミルド物語 5-
カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
■ 清水は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
以上、有難くも拙スペース(「ね」30 b)までお越しくださろうという皆々様、どうぞ宜しくお願いします。
……但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルである為、持ち込み冊数は制限しております。
特に、『まなざし』及び派生作品等は、店頭見本誌以外に2冊しか持ち込みません。『ミディアミルド物語』も、本伝外伝5セットしか持参致しません。裁判員裁判体験記も、9冊です。それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。