11月9日(日)、ホテルさっぽろ芸文館の3階ロイヤルホールにて開催される
「北海道COMITIA 1」に於ける、拙サークル頒布予定品をリストアップ致します。
ページ数・頒価など詳細については、本サイト内の
紙媒体他作品目録ページを御参照ください。試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
また、創作文芸見本誌会場
「Happy Reading」にも見本を投稿していますので、
こちらから御参照ください。
因みに今回は、初の直接参加ということで、前回の「北海道COMITIA 0.5」に委託した6種を除いた
17種が初売りということに(爆)。6冊だけ付けないというのも逆に面倒なので、全て一律、画像とコメントを付けます。うるさいと思われましょうが、御寛恕ください(汗)。
あと、初直参イベント恒例(?)の企画として、架空世界の一時代を描く長編
『ミディアミルド物語』本伝1~10巻+外伝集1~5巻を15冊纏めて御購入くださるという奇特な方々に、100円単位までの端数を切り捨てるサービスを! ……って、よくよく確認すると今は端数なしの合計9,000円であることが判明したので(爆)、思い切って
1,000円引きと致します!!
なお、従前、他のイベントで同作品の既刊を御購入くださっている方が残りを全部一気買いなさるというケースでも、
100円単位までの端数切り捨てサービスを致します!
初直参イベント限定の出血企画ですので、この機会に是非どーぞ♪
……確か元々出血価格だったよね、というツッコミは措いておいて(汗)。
……あ、他シリーズでは纏め買い値引きはありませんので、御了承ください(汗)。
今回のイチオシ!
■ 最後の一年、最初の一日 -ミディアミルド物語外伝集 2-
俺、タリー・ロファは、マーナの近衛見習として、13歳の時から16歳の現在まで、大過なく務めてきた。17歳になる今年、いよいよ見習最後の一年を迎えた俺は、自分がこれから一年間専属従卒として付くことになる初年兵の名を近衛隊長から告げられたのだが……
『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。表題作の他、掌編「夜の一頁」、表題作より遙かに長い(汗)「紳士は豹変す」、短編「幻視」を収録。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品『ミディアミルド物語』の、外伝集です。
マーナの近衛兵タリー・ロファを中心とした話を集めています。
外伝集は本伝と異なり続き物ではありませんので、それ単独でも読めます。……なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。
……この外伝集を本イベントのイチオシに選んだのは、今回参加させていただいた
北海道COMITIA応援アンソロジー『ポラリス』(A5判、120ページ、300円)に寄稿した作品「月光
《セタリナーサ》亭」の主人公、後にマーナの近衛兵となるノーマン・ノーラが陰の主役とも言える外伝集だからです。
殊に、「月光亭」を読んだ後で表題作「最後の一年、最初の一日」をお読みになると、かなり美味しいのではないかと。
当該アンソロ『ポラリス』は、北海道COMITIA当日、主宰の藍間真珠さんのサークル
「藍色のモノローグ」さん(配置:あ 32)にて初頒布です。
北海道COMITIAでは初売りの既刊
■ まなざし 上
幕末、文久三年秋、京都――壬生浪士組(後の新選組)副長土方歳三
《ひじかた としぞう》は、ある男から苦しい胸の内を告げられる。それまで男色とは縁なく生きてきた歳三は相手を拒絶するが、その夜を境に、いずれ殺さねばならぬと思い決めていたその男の思わぬ姿を知る機会が重なって……
鳥羽伏見の戦いが終わるまでを収録。
野間みつねが1995年来書き続けた〝私家版 土方歳三〟です。
改訂・合本の上で上下巻(……各巻332ページ(汗))物として刊行する為、冊子を7冊出したところで頒布を停止。2003年に上巻を刊行、そして2008年末、やっとやっとやっとこさ下巻を刊行、母屋(笑)を完結させることが出来ました。
男色絡みの展開も含まれているので(特に上巻)、苦手な方は御遠慮ください。
■ まなざし 下
鳥羽伏見の戦いで大きな犠牲を出した新選組は、都を離れ、江戸へと戻った。副長土方歳三は、新たに厩に入った癖の悪い若駒を自分の乗り馬に選び、早蕨
《さわらび》と名付ける。その早蕨と遠駆けに出掛けた先で、歳三は、彼を伊東甲子太郎
《いとう かしたろう》の敵
《かたき》と称して勝負を迫るひとりの青年と出会うが……
土方歳三の箱館での戦死まで+αを収録。
付録冊子として、史実と虚構部分について書き留めた『虚実皮膜』(無料)を同梱。
男色絡みの直接的な展開は、下巻になると加害者(?)が鬼籍に入っていることもあり、上巻ほど前面には出てきません。ただ、心的精神的な部分ではそこそこ引き摺っておりますので、それすら受け付けられないという方は御遠慮ください。
■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何
《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司
《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。
収録作品5本中の4本までもが拙サイトのキリ番リクエストで執筆された短編で、残る1本もウェブ上で全編公開しているので、全てウェブ上でも読めると言えば読めるのですが、勿論、紙媒体収録に当たり、そこそこ手を入れております。……と言いますか、野間みつねの文章は、紙媒体で読む方が数段読み易い筈ではないかと(苦笑)。
■ 残し置く言の葉草の記 上 ~『まなざし』傍話集~
江戸は深川佐賀町で亡き師の道場を受け継ぎ北辰一刀流の剣を指南している常陸国志筑藩浪人・伊東大蔵(旧姓鈴木)は、元治元年秋、旧知の藤堂平助の訪問を受ける。藤堂から〝新選組〟という勤王浪士の一隊の話を聞き、加盟を勧められた伊東は、その翌朝、奇妙な夢を見た……。
「心なき人を」「逢ふまでと」「おのれのみ」「かりの旅寝の」「ふみ迷ふ」「道なたがへそ」「枕にぞきく」「われのみ深く」「筆のあと」を収録。
『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く、傍話集。
あくまでも、『まなざし』に於ける伊東甲子太郎ですからねっっっっ(汗)。
本編以上に、男色絡みの展開注意という作品群です。ついでに言えば、女色絡みの展開にも注意です(汗)。
■ 残し置く言の葉草の記 中 ~『まなざし』傍話集~
慶応二年師走、新選組屯所に詰めていた伊東甲子太郎は、自身の休息所から、覚悟していた知らせを受け取った。かねてから体調を崩して寝付いていた妾が、いよいよ危なくなったという。叶うことなら看取ってやりたいと考えた伊東が監察を通じて副長土方歳三に外泊を届け出、外出しようとしたところへ……
「都の春も」「あらそはぬ姿ながらも」「ともに散りなん」「真心の清き心に」「いかでちぎりを結ひ留むべき」「神もゆるして」「なほまどひけり」を収録。
『まなざし』に於ける伊東甲子太郎を語り手として描く傍話集、その弐。
上巻以上に、男色絡みの展開に要注意です。……どうしてもその手の展開は避けたいと思われますなら、「いかでちぎりを結ひ留むべき」だけ飛ばして読んでください(爆)。
■ 歳三《おれ》達の場合
明治二年五月、箱館
《はこだて》一本木関門で狙撃されて命を落とした土方歳三
《ひじかた としぞう》は、不思議な輝きに包まれ微睡
《まどろ》んでいたが、その輝きから「月石
《げっせき》の民として生まれ変わる」と告げられた直後、箱館山山中の小屋で目を覚ます。そこへ、歳三の後見役として、謎の男コンミン登場。大嫌いだった男と瓜ふたつの容姿に反発しつつも彼に惹かれ始めた歳三の前に、やがて……
男色絡みのお話も出てくるので、そーゆー話が苦手な方は、予め心の御準備を。
因みに、『まなざし』世界とは
全く無関係なので念の為(汗)。
薄く見えるかもしれませんが、それは昔出した本ゆえに本文用紙が上質70kgだからで(汗)、表紙込み140ページあります。
■ ムグロールの赤狼 -ミディアミルド物語 4-
バルバミラの戦いで力尽きた〝恐るべき青い炎
《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
この巻から、物語の舞台が大きく北東方面へと広がります。とは言え、南の方のお話も、後半になると出てきます。……ただ、主人公その2は、敢えて名前しか出てきません。次巻の為に、満を持しております……!
■ マーナの知将《ドー・ルーム》 -ミディアミルド物語 5-
カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将
《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
という訳で(?)、タイトルからもおわかりの通り、主人公その2、ケーデル・フェグラムが前面に出まくる巻です。
……余談ですが、この巻を読んだら、是非是非次は外伝集4巻をお手に取っていただければ幸いです。
出来れば、本伝6巻よりも先に(汗)。
■ 遠きが故に -ミディアミルド物語 6-
マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師
《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
所謂〝ダニュア三国〟のひとつであるキャティラが舞台となる章が、初めて出てきます。……ついでに(?)、主人公その2.7《にーてんなな》も(爆)。
■ 縄なき繋縛《けいばく》 -ミディアミルド物語 7-
レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹
《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。
……前半、ケーデル・フェグラムの受難話も混じっておりますが(汗)。
■ 『垣間見る未来』 -ミディアミルド物語 8-
クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
続く9巻にあっさり抜かれましたが(汗)、それでも、本伝の中では過去2番目の厚さです。
……薄い本を沢山頻繁に出すよりも、それなりの厚さの本をそれなりのペースで出す方が、読者の皆様の懐にも作者の懐にも優しくなるんですよねえ、トータルでは(苦笑)。
■ 『祝婚』 -ミディアミルド物語 9-
レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
ぶっちぎりで、シリーズ最厚の巻となりました(汗)。
測ってみたら、2cmとな(爆)。
この厚さを超える巻は、本シリーズ中では流石にもう出ないんじゃないかと思っています……。
そして、見た目はそんなに厚いのに、作中時間は1か月弱しか経過していないという(苦笑)。
■ ミゼルでの遭遇 -ミディアミルド物語 10-
マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
巻末付録として、星村朱美様のイラスト類を一部再録。
多分、半分まで来ました。……た、多分(爆)。
これまで本伝や外伝で少しずつ明かされてきた、ケーデル・フェグラムの抱える様々な秘密──その粗方が明らかになる巻でございます(……少なくとも、読者の皆様には)。
ただ、そちらに余り気を取られていると、この巻の最後に用意されている、物語の中でのエポックメーキングな出会いを見逃すことに……なったりしますかね?
■ その佳き日まで -ミディアミルド物語外伝集 3-
マーナ近衛隊の副長であるノーマン・ティルムズ・ノーラは、さる騒動が元となり、上官の娘マリ・ジェラルカ・マーラルと婚約した。挙式までは二か月。長くもなく短くもない、恙なかるべき筈のその婚約期間は、しかし、何事もない穏やかなものとはならなかった……
表題作の他、短編「ささやかなる陰謀」及び「命知らず」を収録。
これは、『ポラリス』寄稿作品の主人公ノーマン・ノーラがメインになる外伝集です。
ただ、彼が随分と大人になってからの話なので、栄《は》えある〝今回イチオシ本〟の選には惜しくも洩れました。
■ 将軍と呼ばれる迄に -ミディアミルド物語外伝集 4-
ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
本伝5巻と6巻との間でお読みになることを強く強く推奨する外伝集です。……いや、勿論、どれをどういう順序でお読みになろうとそれは読み手の皆様の自由なのですが、一応作者からのお勧めということで……
■ レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-
マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女の婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ソフィア・レグという青年が居た。マーナ王ララド・オーディルは、奇妙なことに、以前その青年と何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた……
表題作の他、「ある茶話会の風景」、「ダランドー叔父様との思い出」、「シベルリン小景」、「最後の夏」、「闇に向かって走れ」を収録。
書き下ろし中編「最後の夏」は、本伝6巻で飛び出した〝タリー・ロファのトンデモナイ告白〟を下敷きにした一篇です。
■ 補充裁判員2番 -とある裁判員裁判体験記-
補充裁判員として参加した裁判員裁判の体験記。
A5判、表紙込み24ページ、頒価100円。
自家印刷&製本した冊子です。インクジェットプリンタで全ページカラー印刷。顔料インクなので水濡れには強い……筈……
その他の既刊
■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
野間みつねの〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……
因みに、本伝は現在、10巻まで刊行されています。
■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第2巻。2011年2月、大幅にリライトして刊行。
主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
リライトしたおかげで新たな章が幾つも追加され、リライト前とは最も異なる一冊となりました。
■ ダグディグル・グルーグラス -ミディアミルド物語 3-
掛け替えのない女性と故郷を喪った〝青い炎
《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将
《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第3巻。2011年7月、リバイス版を刊行。
リライト刊行した4冊の中では最も改訂要素の少ない巻です……なので、これだけ「リバイス版」と称しております。
多分、シリーズ中でも最薄の巻になるのではないかと(苦笑)。
■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。2011年3月、大幅にリライトして刊行。表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
リライトしたことにより、新章が増えたばかりか収録作品自体が増えております(汗)。
■ エモーショナル・サイオニック -レジェンダリィ・クレイン-
銀河連邦の植民惑星間を航行する旅客船フェントーク号が、バニラ星上空で原因不明の操船不能に陥り、墜落
──挙式間近の婚約者
《フィアンセ》をこの事故で喪ったジュード・ナリタ青年は、だが、それが事故ではなく、二百年以上も生きている伝説の超能力者
《レジェンダリィ・サイオニック》クレイン・ロードにより人為的に引き起こされたものだと証し立てる映像を見せられる……
野間みつねが中学~高校時代に書き散らしていた、未来世界で生きる超絶超能力者クレインこと頼山紀博
《よりやま のりひろ》青年が主人公のシリーズから一作品を選び、大幅に加筆改稿。書き下ろし番外編「異動」も収録。
続き物ではなく、単巻読み切りです。
超能力者は出てきますし、舞台も(野間みつね世界の)未来世界ではあるのですが、SFともアクションとも言えないSFモドキです(汗)。
おまけ ※全て、無料カタログとの抱き合わせ配布です(汗)
■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み(改訂増補第二版)
本伝1巻~9巻・外伝集1巻~5巻までの計14冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
以前の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止
《とど》めた。
なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
最後に、本伝10巻収録予定稿からのチラ見せあり。
イベントでは無料配布している当冊子、おかげ様でほぼ配り切りましたので、紹介順を見直し、8巻9巻からの抜粋を加えるなどして、第二版を刊行しています。
なお、最後の「本伝10巻予定稿」は、内容はほぼそのままで10巻に収録されましたが、章題が変わりました(苦笑)。
■ 『魔剣士サラ=フィンク』 刊行準備冊子
2015年にサークル活動20周年記念の一冊として刊行予定の『魔剣士サラ=フィンク』から、「トータル・プロローグ」及び「砂漠の暗黒神殿」篇第2節までを収録した冊子。
勿論、ちまちまリライトしているので、頒布停止した同作品の第一部総集編と全く同じ内容、というわけではなくなっている。
検討中の装幀を事前に色々と試してみたいという目的もあっての刊行物なので、表紙が無駄にフルカラーになっております(汗)。
ですが、イベントでは無料配布です。遠慮なく貰っていってやってくださいませ。
以上、有難くも拙スペース
(い 09、10)までお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。
但し、御覧の通り刊行物の種類が多く、しかもそれぞれがそれなりに厚いというサークルですので、持ち込み冊数は制限しております。
★ 『まなざし』及びその派生作品 : 各2冊
★ 『歳三達の場合』 : 2冊
★ 『ミディアミルド物語』 : 本伝外伝5セット
★ 『補充裁判員2番』 : 5冊
★ 『エモーショナル・サイオニック』 : 5冊
それぞれ、万が一にも品切れの際は、御容赦ください。