頒布中の刊行物に潜む、誤字・脱字・句点読点誤り等々を、
読者の皆様へのサービスも兼ねて備忘的に1件ずつ書き留めておくブログ。
投稿は、気が付いた or 思い出した順(爆)。あと、頒布を休止・終了した刊行物については掲載しません。
万が一にも再版出来たら、ちゃんと直したいです……
 

「第12巻 『バビリアグル・ジョディアン』」のブログ記事(リスト順/当該ページ順)

 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第12巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
 2022年8月、初版発行。

『バビリアグル・ジョディアン』
 ミディアム・サーガ達の命を奪おうと企てたケーデル・フェグラムは、レーナの予言者ミグ・ローリアを伴い、処刑場であるボレーの丘に向かう。ようやくあの超予言書『カフィルス』に記されていた未来を変えることが出来ると高揚感を覚えるケーデルに、しかしミグは、「あなたは、此処に集う皆の命を危険に曝そうとしておいでだったのですね」と警告する……
 巻タイトルになっている「バビリアグル」は、ミディアミルド語で「魔神バビリアのような/魔神バビリアめいた/魔神的な」という意味合いの言葉です。

此処だけグレスケ

■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 :

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 ※原稿の書き出しが白黒二値
 ↓
【正】 ※原稿の書き出しがグレースケール


■ 備考
 巻タイトルの影は網掛けだが、英語風タイトルの塗りがグラデーションなので、PDF化の際にはグレースケール設定で書き出す必要がある。しかし『ミディアミルド物語』の場合、他の本文原稿が全て白黒二値で書き出せる為、設定を誤ったまま書き出してしまった模様。この作品の入稿原稿をPDFで拵えたのはこの巻が初めてだったせいで、完全に見落としていた……
 印刷結果には余り響いていないようだが、よーく見ると若干粗い。


■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 6ページ

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 (ティアムとドラムの間に) イーリア・カルビ・クラックス:レーナ将軍府正規隊の二等上士官。
 ↓
【正】 (セラディンとホルデンの間に) イーリア・カルビ・クラックス:レーナ将軍府正規隊の三等上士官。


■ 備考
 昇進前に一度「セラディン招聘」の章で登場しているのに(汗)、昇進後の登場箇所で記載してしまっていた(嘆)。
 なお、余談ながら「台詞あり」は回想場面での喋りも含むので、実際にその場に居なくても初出扱いとなる。今巻の場合だと、その典型がダランドー先生。


バグ(虫)……

■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 52ページ 下段 6行目

■ 種別 : ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 「第十二月」のルビ「だいじゅうに\げつ」
 ↓
【正】 「第十二月」のルビ「だいじゅうにげつ」


■ 備考
 ごみかと思って払おうとして払えず、あ~印刷ごみかと読み過ごそうとしたものの、何か虫に似て見える気がしたので虫眼鏡で拡大してみたら……(嘆)
 この単語のデフォルトルビが「だいじゅうにがつ」になってしまうので、「げ」を入れて「が」を消すのだが、その際に恐らく、隣のバックスペースキーと一旦押し間違えたことに気付かず、残してしまったのだろう……と推測。
 割に最初の方の章だから、それだけ長い時間、推敲で目を通していた筈なんだがなぁ……何処を見ていたのやら(嘆息)。


■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 75ページ 下段 21行目(左から5行目)

■ 種別 : ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 「外」のルビ「-t」
 ↓
【正】 「外」のルビ「ほか」


■ 備考
 ルビを振る時に半角英数モードになっていることに気付かないままで確定させた事例。かな入力のつもりでキーボードを見ていただければ(汗)。
 ……って言うか、この後のページで出てくる同種誤りを先に見付けてるから、こっちが(2)になるという……全く同じ嘆きになるが、半年以上も推敲してきた筈の場所なのに何故今の今迄気付けなかったのか……


■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 81ページ 上段 9行目

■ 種別 : ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 「可哀相」のルビ「かわいc4」
 ↓
【正】 「可哀相」のルビ「かわいそう」


■ 備考
 ……かな入力だからね……(トオイメ)。
 ルビを振る際、時々、入力モードが半角英数になっていることがある。大抵は気付いて修正するのだが、これは修正洩れ……って言うか、この辺りは半年以上も推敲してきた筈なのに何故気付けなかった……?


じかんが足りなかった(2)

■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 124ページ 下段 9行目

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 「ミディアムの問に、ジョディアンは」の、読点「、」と「ジ」との字間が狭い
 ↓
【正】 行全体に均等割付で字間整形


■ 備考
 一太郎では、行末に句点や読点が来ると、それより上の句点や読点と次の字との字間が不自然に詰まってしまうことがある。この時、その行全体に均等割付を掛けると、適切な字間に調整されるのだが……これまた入稿までの時間が短かったこともあり、見付け切れなかった模様(嘆)。


閉じ位置が間違い

■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 140ページ 上段 15行目(左から11行目)

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 起こす」のは憚られた。
 ↓
【正】 起こ」すのは憚られた。


■ 備考
 引用の鉤括弧を使う場合、引用部分のみを括る必要がある。
 此処では、引用元になるグラインの台詞が「叩き起こして」なので、「す」を鉤括弧内に含めるのは誤りとなる。


濁らない

■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 159ページ 下段 15行目(左から11行目)

■ 種別 : ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 「鬼神」のルビ「きじん」
 ↓
【正】 「鬼神」のルビ「きしん」


■ 備考
 厳密に言えば誤りではないのだが、私は「魔神」も「鬼神」も、それぞれ「ましん」「きしん」と清音読みしてほしいからこそルビを振っているのでね……(嘆息)。
 あくまでも当方の勝手なイメージなのだが、濁音読みだと神道・仏教っぽい感じを(自分が)受けてしまうので……(○○明神とか鬼子母神とか)


調整し切れず……

■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -

■ 要修正箇所 : 183ページ 22行目(左から4行目)

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 「その二・七」のルビ調整失敗気味で「の」と「二」の間が空き過ぎ
 ↓
【正】 ルビ調整と適切な文字間隔との両立


■ 備考
 ミスと言うよりは、印刷仕上がってきてみたら、やっぱ調整失敗してるなぁ、という感じ。これ以前の、ルビがずれまくってしまう状態よりは遙かにマシなんだけど……もうちょっと、何とかしたかったなぁ。


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