交換日記ブログ「里の茶店 万年貸切部屋」の中から、
里長・野間みつねの投稿のみを移植したブログ。
2008年6月以降の記事から、大半を拾ってきてあります。
 

「観もの読みもの聴きもの」のブログ記事(古→新)

結構忘れてるもんだなぁ

 こんにちは、野間です。
 お久し振りです。

 大河ドラマ『龍馬伝』の「江戸の鬼小町」、勿論視聴致しました。おいおいおいおいおいっっ、そういう落ちなんですか桂ハラショー先生……てことは、その後で更に飲み直しをしていた? いやー、元気ですなぁ(爆)。
 ヤフーさんのフォトギャラリーを見る限り、次回は流石にあんなことはないようですので、期待しておきましょう。……いえ、あれはあれで全く構わないんですが、あれだけのお人じゃあ流石にちょっと困りますから(苦笑)。

 なお、今回分から録画を始めました。次回も録画です。次々回もかな。その先は情報不足でわかりませんが。

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 ところで、先の土日に、購入してから何年間も封を切っていなかった『未来警察ウラシマン』(1983年1月9日~12月24日放映)のDVD-BOXを開封し、年明けに安く購入出来たDVDプレイヤー(自室テレビ用)にて、全50話、ぶっ通しで鑑賞しました(……あ、日曜の18:00からは、上述の通り大河観てましたけど)。
 ……ただ、ぶっ通しと言っても、まずは視聴当時一番お気に入りの話であった第16話「殺し屋グッドラック」を観て、その次に何故か第27話「ベアー宇宙に死す…」(展開は或る意味ベタだけど、でも好きだった話)と第26話「ネオトキオ発地獄行き」(当時この回は世間的に評価が高かったという記憶がある)……という順に梯子し、それからようやく第1話に戻る、という変則的な鑑賞の仕方でしたけど。

 私がこの作品をリアルタイムで観始めたのは第12話「空飛ぶ真っ赤な天使」からで、第1話から暫くの回は再放送でしか観たことがなかったので余り記憶になく、懐かしいと言うよりは、ちょっと新鮮でした。

 しかし、全部通して鑑賞して思ったのは、「……うわー、中盤の話の細かい展開は結構忘れてるもんだなぁ……」ということでして。
 特に、第19話「ティファニーで人魚」の回など、アレを……ブルーノ氏の正体を綺麗に忘れていたとは何たる不覚か! マジで吃驚してしまい、次の瞬間、「……あああ、そうだよ、そうだったよ! こんな衝撃(笑撃?)の展開を忘れとったんかい俺……」と苦笑い頻りでしたよ、はい。
 主人公リュウとネクライム総統フューラーとの関わり、というメイン展開部分は、かなりしっかり覚えてたんですけどねえ。

 ちなみに、脇役を好きになることが多い私にしては珍しくも、最初から最後まで主人公が一番好きだったという作品です(笑)。いや、塩沢兼人さん演じるルードビッヒも神谷明さん演じるクロードも良かったんですがね……特にクロード君は、神谷さんの役と訊かれれば真っ先に出てきてしまうくらいです。富山敬さんの役と言えば真っ先にレックス(『ニルスのふしぎな旅』に登場する、ニルスを付け狙い続けた赤狐さん)を出してしまうのと同じくらい間違ってるのかもしれません(苦笑)。

 閑話休題。
 大人になってからじっくり見ると、「何かキャラクターの絵の表情と台詞の感情とが微妙に合ってないなあ」と感じてしまう部分もありましたが、多分、絵がないアテレコ(……敢えて「アフレコ(=アフターレコーディング)」とは言わない(苦笑))だったんでしょうね。あの当時から、完成した絵が間に合わず、タイミング表示だけで声優さんが声を充てることもある、という話はよく聞いていましたからね(苦笑)。むしろ、絵がなくてこれだとしたら逆に凄いよなあ、とも思ってしまいます。流石は声のプロです、皆様。

 時間が取れれば、この作品、「マイ棚」に追加しておこうと思います。

 では、また。


可愛いと思うけどなあ……

 ども、野間です。
 都心でも10cmの積雪になるという予報につき、急ぎでない仕事を明日に回して早めの帰宅に踏み切りました。……まだこっちは雨のようですけど。

★★★★★

 さて、今年は大河ドラマの感想を綴るつもりはないと言いながらも、半ば雑感を……。

 最近の一部週刊誌の記事タイトルを見ていると、大河ドラマ『龍馬伝』での岩崎弥太郎の描かれ方が云々というのが目に付く気がします。
 記事内容を読んでないので四の五の言うのはどうかとは思いますが、長丁場の大河ドラマであるにも拘らず、この段階でドラマの人物造形に文句を言っているのだとしたら、殆ど脊髄反射じゃねーかという気がします。
 いやまあ、週刊誌に於ける毎年恒例行事の“大河ドラマ叩き”に過ぎないんだろうけどね、と斜に構えて見てしまうのですけれど。まったく、毎年毎年ネタ探し御苦労様なことです(毒)。

 私などは、彼のあの得も言われぬ可愛さが堪らんと感じているのですがねえ……
 あれだけ強烈な人物なのに、不思議と憎めない。……ほんっっっと、憎めません。しょーがねーなー、もお……と苦笑しながら、目を細めて見守ってしまう。
 巧過ぎです、香川さん。
 此処だけの話、私にとっては、今の段階では主役の龍馬より遙かに魅力的ですわ(爆)。
 (主役が魅力的でないと言ってるわけではありませんので悪しからず。当方、元々、主役より脇役の方を好きになる率が高いんで)

 いずれにしても、大河ドラマの人物達、殊にメインキャラクター達は、基本的に、“成長してゆく存在”です。
 今の姿は、誰もが、未熟で当たり前。
 それを、今の描かれ方だけを見て文句を言うのは、何だか堪え性がないよなあ。
 一回切りのゲストキャラで、碌でもない、救いようのない扱いをされたというならまだしも。

 ○○の穴の小せえ奴らだなあ、と呟きたくなりますわ(お下品(汗))。

 それでは。

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追記 今回のハラショー桂先生

 前回の髭も凄かったですが、今回の目の下のクマ……もとい隈も、なかなか~。
 端整な(という部類に入るであろう)顔を惜しげもなく壊して憚らないところが、俳優としての谷原さんの強みのひとつかもしれませんな(笑)。

 ……未だに「クマ」が変換第一候補という私のATOKもどうなんだと思いつつ(滝汗)。


あんまりだぞ(苦笑)

 こんばんは、日帰り出張から帰宅した野間です。
 前回の『龍馬伝』、生瀬さんの松陰先生が、『風雲児たち』の愛読者としては余りに嵌まり過ぎで、サイコーでした~。
 勿論、私にとっては、黒船不眠症に陥ってしまっているハラショー桂先生が遂に黒船プラモデル……じゃない(汗)模型作りにまでエスカレートしちゃってるところが注目点でした(笑)。あれ、自分で拵えたのかしらん……?
 予告を見る限り、次回からは暫く録画はお休みでしょうか。

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 さて。
 秋月さんが以前に紹介なさっていた、これ。

   ■ 漢字一文字であなたを表したりする

 やっと本日、試してみることが出来ました。
 野間の名前を入れると、


野間みつねを漢字一文字で表すとです。


 とか出たりします。
 私の物書きとしての出発点に近い作品に登場する主人公の名前が「紀博」だったりしますし、何より「紀」は「書き記す/書き記した物」を示す漢字ですから、物書きとしては嬉しいですね。

 しかし……

 この種の物で、例によって例の如く、入れてみなければ気が済まない名前を、入れてみましたら。


伊東甲子太郎を漢字一文字で表すとです。

伊東甲子太郎を漢字一文字で表すと「沈」


 あんまりだと思うんですけど(大苦笑)。

 ちなみに、土方さんの場合は「凍」だそーです。これもどーかと思いますが、まあ「沈」よりはマシではないかと感じている野間でした。

 それでは、また。

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23:24 追記

 芹沢さんも、結構あんまりな結果でした(汗)。


芹沢鴨を漢字一文字で表すとです。


 ……そりゃ名前は「鴨」だけど、家鴨じゃないんだしさぁ……(苦笑)


ひっそりと、カテゴリ新設

 こんにちは、野間みつねです。

 茶店の過去ログが膨大になってきたので、そろそろ古い記事はアーカイブブログに移行させた方がいいかな……と思っているところです。
 ただ、アーカイブ用のブログを成形する時間がなァ……
 一旦作業を始めると、多分、他のことが留守になってしまいますので(汗)。
 先般も、カテゴリ新設の準備作業に没頭していて、『龍馬伝』BS-hiでは冒頭15分を視聴し損ない、更に本放送の時間も気が付くと20分経過してて(爆)、最後のBS-2で、ようやく補完が出来たくらいですから(苦笑)。
 しかし『龍馬伝』、此処まで見ていて思うのですが……弥太郎や半平太のように、妬み(……嫉妬、という言葉では音的に粘り気が弱い気がする……)に動かされて行動を起こす人が多いような印象が(汗)。そんな中で、色々と恵まれた環境で育った故なのか人が好いほど妬み嫉みの感情と無縁なのが、主人公龍馬であるようで……ああああ、うっかり分析を始めると終わらなくなるので、この話はこれまで(爆)。

 話が゛大きくそれましたが、そんな次第で(?)、「野間作品進捗情報など」というカテゴリを新設し、記事を振り直し/追加しました。
 「今此処まで書いた」とか「今(入稿へ向けて)こんな作業をしてる」とか、広く進捗振りを語る記載を含む記事は、これまで気分によって「日常雑記だの雑感だの」に入れたり、「小説連載と関連コメント」に入れたりしていましたが、今後は、新設のこのカテゴリに割り付けることに致します。
 このカテゴリを選択すれば、野間の折々の執筆状況が見えてくる?

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 折角ですから、新設カテゴリ向きの記載も。

 現在は、相変わらず、『ミディアミルド物語』本伝、しかもすぐに新刊という形にすることの出来ない先の方の話ばかり叩いております。仕事がアレなので、その時間すら取りにくくなっていますが、一週間に四、五行程度は進んでいます(汗)。

 ちなみに、再来月の「そうさく畑」には、「とりあたま工房」様に『まなざし』上下巻を委託させていただく予定です。
 ……諸般の事情により、まだ新刊は出せそうにもないので、自分での申込はしませんでした(嘆息)。来年こそは。

 それでは、また。


近況など

 こんばんは、野間です。
 御無沙汰しまくって申し訳ありません……
 喘息の“ぷち発作”に悩まされつつも、概ね元気に過ごしています。

 大河ドラマ『龍馬伝』は……一応見続けていますが、んー、正直、今は、朝ドラ『ゲゲゲの女房』の方が遙かに楽しみですわ(苦笑)。
 朝8:00から放映分は流石にゆっくり見られないので、7:30からのBSハイビジョン放映分を見ています。朝の早出当番の時はそれも無理なので、録画して、帰宅してから見ています。トータル15分なんで、帰宅してから寝る前でも負担にならない、その辺りが、視聴が長続きしている理由のひとつかもしれません。……いえ、勿論、ドラマ自体が面白くなければ、そんな労力は使いませんが(爆)。

 で、大河ドラマの方ですが……

七卿落ちとなる八月十八日の変で会津と薩摩が出てこないのは違和感がありましたわ(汗)。

 あれ? ……薩摩藩は出てきていたような。
 確かに、会津藩の名前が欠片も出てこないのは、流石に端折り過ぎだろと思いましたけど(苦笑)。個人的な感想ですが、新選組を出すならスポンサー会津藩の名前ぐらい出しておけよと(爆)。
 まあ、恐らく、このドラマの中での八・一八政変の位置付け自体が、後に主人公の奔走のおかげで(←此処重要(笑))手を結ぶことになる薩摩と長州の確執を印象付けておく為のエピソードでしかない、ということで、ああなったんでしょうなあ……と斜めに見てみたり。

 更に個人的な感想を述べるなら、このドラマでの新選組って、何だか、記号扱いみたいですねえ。幾ら活動初期の頃とは言え、あの三人で市中を廻っている、という点に、ちょっぴり無理があるような気も(苦笑)。
 ……とは言いつつ、そんなことを言ってたら創作モノは全然見られなくなるので、まったりスルーしている次第です。

★★★★★

 創作周りの方ですが、ぼちぼち腰を上げようとしています。
 此処まで待ちが続くということは、諦めが肝心ですか……自分だけが読者という状態のまま、既に1年近くが経過してますし……

 幾ら何でも、夏までには、何とか出したいですからね……

 では、今回は、ひとまずこれにて。


 こんばんは、野間です。
 頗る御無沙汰しております。毎日うんざりするほど暑いですが、一応は元気に過ごしております。
 ……まぁ、我が赤鯉チームが負けてしまうと一時的に元気がなくなるんですが、負けて一番しんどいのは選手(&指揮官・スタッフ)達でしょうから、こちらはひたすら応援するのみです。……あ、そう言えば、「カープうどん」目当てで(汗)7月に神宮に行った時の記録を上げてませんね(苦笑)。神宮観戦5試合目にして初敗戦だった試合です。そちらは、いずれまた時間が取れましたら。

 さて、標記作品。

 ……に触れる前に。
 少年画報社の刊行物を買うのは、ああ懐かしや聖悠紀先生の『超人ロック』以来ですなァ(苦笑)。……余談ながら『超人ロック』は、長編が好きで、一旦買い始めたら大抵方は完結まで買い続けてしまう性分の私が途中で購読を断念した、数少ない作品のひとつです。他は、横山光輝先生の『三国志』ぐらいかなぁ。高橋留美子先生の『犬夜叉』は、残り2巻ぐらいのところで買うのはやめましたが、読むだけは最後まで読みましたし。

 それはさて置き、今度こそ、標記作品。
 昨日、twitterのハッシュタグ#carpを追い掛けていてその存在を知り、関心を持ちまして。
 丁度1巻の発売日でしたので、早速、買って読んでみました。

球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
 価格:¥ 560(税込)
 発売日:2010-08-23

 主として関東でのカープ戦、ビジター応援席を舞台にした物語です……と言えばいいのかしら。
 表紙にも登場している主人公の女子高校生・松田実央(……マツダって(笑))は、学校で酷い苛めに遭っているというヘヴィな事情を抱えているのですが、拠ん所ない理由から東京ドームのビジター応援席を訪ねたことがきっかけで、OL・基町勝子(……基町って、旧市民球場のあった中区基町ですね(笑))&自由業(汗)・下仁谷《かにや》みなみ(……もしかして東区「蟹谷」町のひねり? 下の名前も、南区「皆実」町ですか?/後日追記:よく考えたら、南区「南蟹屋」の方ですね! 新球場の住所じゃ!(爆笑))といった人生の先輩達(笑)と共に月に2回の野球観戦を始めることになります。登場時は心の縮こまった少女だった彼女は、観戦を経る毎に何かを掴み、次第次第に毅くなってゆくのでした。
 いつか、探している「赤い帽子の人」に再会出来ると好いですね……とは思うものの、ビジター応援席って、赤い帽子被ってる人ばっかりだからなぁ~(汗)。

 近年は権利関係がやかましく、実在する野球選手を漫画に登場させることが難しくなっているのですが(……出す場合、それぞれ利用料を払わなきゃならないらしい(汗))、いやぁー、そー来たかぁーと。
 舞台となるのが外野応援席なので、球場のシーンでも選手の顔は出てきません。出てきても精々、遠目に見る後ろ姿ぐらいです。それでも、登場人物達の口から語られる台詞の数々で、十二分に、ファンの目から見た選手達の姿が伝わってきます。……そのひとつひとつのエピソードに、作者が個々の選手達に向ける、節度の利いた愛情を感じます。

 ……だから、作者が間違えたとは思いませんよ。
 写植貼った人、高橋投手の名前は「建」ですからねっ。二刷目からは直しておいてくださいよっっ!(笑)

 それにしても、いやはや、色々とツボに嵌まる作品でした~。
 カープファンだから一層、なのかもしれませんが、特に神宮球場が舞台になっている時は、何かこう、見慣れた風景・シチュエーションが一杯でして(笑)。

 例えば、

(神宮は当日券いつもあって助かる)

 ……決して、決して笑える場面の台詞(正確には内心の声)じゃないのに、思わず噴いてしまいましたがな(爆)。
 外野だけでなく、内野も、席、ありありです……もしかしたら、ホーム側の席の方が(以下略)

 野球素人の実央は、或る意味、野球ファンでない人の代表みたいなところがあります。
 だから、こんなことも言っちゃいます。

「他人のこと応援して楽しいですか。応援してどうなるわけじゃないのに、自分に関係ない人がやってる野球に必死になって。ここにいるみんな、偽善者みたい」

 でも、それに対する、先輩達の答は……

「人のことだから応援するのよ」
「自分のことだったら自分が頑張るだけじゃなーい」
「応援してくれって頼まれたわけじゃない。自分の声で点が入るわけでなし。でもね、だからこそ応援なの。私が今、応援したいのよ

  〈中略〉

「ねぇ、津田が病気を隠して耐えていたように、ここにいる何万人のみんな、何か抱えてるかもって思わない?」
「あるあるー、みんななんかあるっしょー」
「あなたも、なにか思ってここにいる。でしょ?」
「でもねっ、自分のことはさておき、誰かを応援するの。状況も立場も気持ちもバラバラの人たちが、ここでだけ、ひとつところをみる。ここは堂々と他人を応援できる場所なの! いいでしょ?

 これ、第1話での会話です。
 野球に限らず、試合場に出掛けていって応援するって、そういうことなんだよなぁ……と、深い共感を覚えました。
 買って良かったなーと思いましたよ。

 また、帰りの電車の中で危うく爆笑しそうになってしまった、この遣り取り。

実央 「もしかして、カープって弱いですか」
 「データブック読んでみたら、広島最後の優勝って1991年じゃないですか。19年優勝してないのってどうして?
勝子&みなみ 「こっちが聞きたいわ」

 ……いやー、ホント、ツボですね(泣笑)。
 にやっとさせられる小ネタもあったりして、目が離せません(笑)。
 続刊が楽しみな作品が、またひとつ増えました♪

 それでは、余り長々と語っても何なので、ひとまずこの辺で……。

あり得ない……

 改めまして、こんばんは、野間です。

 昨夜の『龍馬伝』は、見ていて流石に憤りにも似た激情を覚え、且つ、呆れました。
 此処で、ぶちまけたくなってしまったほど。

 歴史物での大抵の虚構には寛容な私ですが、流石にアレはないでしょう……
 脇役なのは当たり前としても、新選組に対して何て適当な描き方をしてくれるんだ……と、感情がドラマの展開を拒否してしまいました。

 以下、楽しんで御覧になっている方にとっては否定的感想のオンパレードで愉快ではないでしょうから、むっちゃ久々に折り畳みタグを使わせていただきます

 昨夜の回に対して私が抱いた憤りにも似た感情は、「ねこづらどき」様がほぼ言い尽くしてくれているので、リンクを張っておきます。

 ■ ねこづらどき:龍馬伝35 ~薩長同盟ぜよ~
新選組にしても見回組にしても、正規の藩士相手に無闇に捜査権を振りかざす事は出来ませんでした。幕府は諸藩の頂点に立ってはいても、いわば大名達の盟主という立場であり、主人ではなかったのですからね。藩士を裁く事が出来るのはあくまで藩主だけでした。ですから、弥太郎が土佐藩士を名乗ったからには、それ以上の拘束は出来ないはずです。ましてや参政の名まで出しているのですからね、土佐藩と一戦交える覚悟が無い限り、弥太郎に危害を加える事など出来るはずもありません。

 一番呆れ、且つ憤ったのは、岩崎弥太郎を巡るこのエピソードです。
 歴とした土佐藩士を拷問? あり得ないでしょう!
 明保野亭事件を御存じないのでしょうか、脚本家は。否、それ以上に、監修の方々は何を御覧になっていたんでしょう。
 新選組はこんな無茶苦茶なことをする組織だというのが、『龍馬伝』の脚本家の認識であるわけですね。最初から期待はしていませんでしたが、此処まで来ると、ひど過ぎる。創作の手法としては「あり」かもしれませんが、感情として受け容れ難いです。
 あんな怪しい恰好をして歩き回る者が土佐藩士であるわけがないという類の台詞でもあれば、また感じ方も違ったかもしれませんが、だとしても、土佐藩士だと名乗った以上、本当かどうかの確認ぐらいはするでしょう。明保野亭事件の悲劇を繰り返さない為にも。
 弥太郎さんの出番を作りたいが為に新選組をテキトーな組織として描くのはやめてほしい。

見回組と新選組が何かと張り合っていたのは事実です。でもそれは初期の事で、この時期には役割分担も出来、こんな馬鹿げた小競り合いを起こすはずもありません。それにしても、6年前に新選組!を作ったNHKとも思えない偏見ぶりですね。新選組を、未だにただの殺人集団だと言い続ける神経が信じられない。それも見回組をして言わしめるとは、あまりにも酷い演出です。

 この辺りは、新選組の立場を視聴者に“わかり易く”示すという創作手法として「は」納得も出来ますが、感情としては、「ねこづらどき」様に同感です。

さらに細かい話をすれば、屯所の門前に立番が居ないというのはあり得ない、正規の藩士を痛めつけるだけ痛めておいて、引き取り手もなくただ放り出す事などあり得ない、誰にも見とがめられる事無く屯所(この当時は西本願寺)周辺をうろつける事などあり得ない、不慣れな道を迷うことなく短時間で往復できるなどあり得ない。全ての点でリアリティはゼロです。

 此処ではもう、呆れや憤りを通り越して、失笑したくなっていました。
 どう考えてもそんなに簡単に短時間で屯所に辿り着けるわきゃねーだろ、大体門前に見張りがいないなんてあり得ねーだろ、成程なぁ、この脚本家の中では新選組の存在は所詮この程度のものでしかないんだなぁ、と……

 === 二重になっている箇所、此処まで ===

 谷原さん演じる桂さん改め木戸さんがいますので、今後も見続けはしますが……
 何と言いますか、改めて、どういう辺りで自分の許容範囲が急激に狭まるのか(換言すると、何処に逆鱗があるか)を認識させられた、昨夜の『龍馬伝』でした。

 それでは、また。


めもめも……

 「大河ドラマ50」キャンペーン スタート!!

【関連番組】

「大河ドラマ50 ~ 見せます!大河のすべて! ~(仮)」
1/2(日) BShi 後 6:00 ~ 後 10:00 《生放送》
視聴者の皆さんのリクエストを元に、大河ドラマ50作の見どころを余すところなくご紹介。
大河ドラマの魅力を味わいつくす4時間です。
"あなたの好きな大河ドラマ"募集(「大河ドラマ」PCサイト・携帯サイトで募集)
募集期間:2010年11月17日(水) ~ 2011年1月2日(日)まで
※「大河ドラマ」携帯サイトは12月1日スタート予定
※「大河ドラマ」PCサイトでの投票は1月1日まで。1月2日(日)放送当日は携帯サイトのみでの募集

 ほへほへ?

 あなたの好きな大河ドラマ(投票)

1963年(昭和38年)の「花の生涯」から始まった大河ドラマは、2011年(平成23年)に放送する「江~姫たちの戦国」がちょうど50作目の作品となります。これを記念して、視聴者の皆さんのリクエストを元に、大河ドラマ50作の見どころを余すところなくご紹介する特別番組を放送します。
「あなたの好きな大河ドラマ」を選んで投票してください。事前の投票に合わせ、放送当日も携帯からの投票を受け付けて、番組の最後に上位作品をご紹介します。大河ドラマの魅力を味わいつくす4時間です。

 えー、1本しか選べないんですか……(苦笑)
 私の場合、「好き」と「機会があれば見せてほしい」は、厳密に言えば別物なんですけどねえ……。


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