野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第1巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
1995年4月、初版発行。2010年11月、大幅リライト版を現在の装幀と巻タイトルで刊行。
2017年10月、改訂第五版を発行。
クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
現在頒布しているのはリライト版です。
リライト前の版までは欠片も登場しなかった筈の某マーナ近衛隊コンビが早くもこの巻から登場しているのは、多分、その年(2010年)の夏に彼らをメインに据えた外伝集2巻を出したからでしょう(汗)。
◎ 改訂第五版で修正済み
■ タイトル : ナブ・ナブオーヴァ - ミディアミルド物語 1 -
■ 要修正箇所 : 37ページ 上段 21行目(左から5行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 こっとりと厩を出た。
↓
【正】 こっそりと厩を出た。
■ 備考
単純に指が滑ってタイプミスしたまま確定した模様。……「そ」と「と」をどうやったら間違えるんだよ、キーが遠過ぎるだろ、と思ったそこのアナタ、かな入力なんですよ、ワタクシは(苦笑)。
◎ 改訂第五版で修正済み
■ タイトル : ナブ・ナブオーヴァ - ミディアミルド物語 1 -
■ 要修正箇所 : 67ページ 下段 21行目(左から5行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 武勲を上げることが適うが
↓
【正】 武勲を挙げることが敵うが
■ 備考
「~することが出来る」という意味の場合は、漢字で書くなら「敵う」になる。……実は、近年まで「適う」が正しいと思い込んでいた為、今後も続々と発見される可能性大(嘆)。
そして、ついでのように、武勲を「上げる」などという初歩的誤字まで同じ行内で発見される(汗)。その手の言葉に続くのは「挙げる」だろ……。
◎ 改訂第五版で修正済み
■ タイトル : ナブ・ナブオーヴァ - ミディアミルド物語 1 -
■ 要修正箇所 : 75ページ 上段 8行目
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「駆け下り始める」の「下」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「駆け下り始める」の「下」にルビ) くだ
■ 備考
この「下り」のように、読みが複数ぱっと思い浮かぶ送り仮名になる場合、どちらの読みであるかを示す為に必ず(小学校低学年レベルの漢字でも)ルビを振る。
此処は、周囲が全て「駆け下る」「駆け下った」と、「くだ」の読みばかりなので、幾ら何でも不要と考えて省略したのか……と訝ったものの、そこから7行先の「駆け下り」にはちゃんとルビが振られていたので、単なる振り忘れと判定(苦笑)。
◎ 改訂第五版で修正済み
■ タイトル : ナブ・ナブオーヴァ - ミディアミルド物語 1 -
■ 要修正箇所 : 104ページ 上段 2行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「朔」のルビ「さく」
↓
【正】 「朔」のルビ「つきたち」
■ 備考
同じく、執筆初期の揺らぎ。本伝1巻までは、この読ませ方が残っていた。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第1巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
1996年1月、初版発行。2011年2月、大幅リライト版を現在の装幀と巻タイトルで刊行。
マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
現在頒布しているのはリライト版(第4版)です。
一番大規模に書き直した結果、新章が3本も追加され、デフィラさんの出番ばかりか、さる童顔の近衛兵の出番までもが増加(苦笑)。おかげでページ数が160ページを突破、とうとう頒価が600円に……(汗)。
■ タイトル : 鷹の子 - ミディアミルド物語 2 -
■ 要修正箇所 : 50ページ 上段 23行目(左から3行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 デフィラから目を反らした。
↓
【正】 デフィラから目を逸らした。
■ 備考
ルビまで御丁寧に振ってるじゃんルビ振る時に気付けよシリーズ、第五弾(嘆息)。
漢字にしたのは2011年の改訂第四版(現行版)からなのだが、そこから十年以上気付けなかったってゆーのがまた……(嘆)
■ タイトル : 鷹の子 - ミディアミルド物語 2 -
■ 要修正箇所 : 96ページ 下段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 近従
↓
【正】 近習
■ 備考
……「侍従」は「従」なのになあ……というわけで、この字をうっかり使ってしまった気持ちはわかる。でも、やっぱり辞書的には誤字(嘆)。
■ タイトル : 鷹の子 - ミディアミルド物語 2 -
■ 要修正箇所 : 123ページ 下段 17行目(左から9行目)
■ 種別 : 送り仮名誤り/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 脳裡を過ぎらなかっ/「過」のルビ「よ」
↓
【正】 脳裡を過らなかっ/「過」のルビ「よぎ」
■ 備考
何度目だこれ……「よぎる」の変換候補から「過ぎる」を削りたい……。
なお、本件、此処で単純に「ぎ」を落とすと行擦れが発生するので、改訂時には要注意である(汗)。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第3巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
1997年12月、初版発行。2011年7月、リバイス版を現在の装幀と巻タイトルで刊行。
掛け替えのない女性と故郷を喪った〝
|青い炎
《グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。彼が己を解放出来るのは、もはや、血塗られた戦場しかないのか。
一方、その才幹を発揮し始めた〝マーナの知将
《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラム。目に見えぬ血に汚れてゆく彼の手は、一体、幾つの玉座を潰えさせるのか。
そして、領土を拡大してゆくマーナの前に、やがて……
現在頒布しているのはリバイス版(第3版)です。
書き直して出し直した本伝1~3巻と外伝集1巻の中では、最も加筆修正の少ない巻。なので、「リライト」ではなく「リバイス」と表現しております。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 4ページ
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 「聖なるレーア」の章
↓
【正】 「バルバミラ」の章
■ 備考
地図の説明にミス。
この巻は最終章の章題を土壇場で変更したのだが、こんな所に修正洩れが残っていた(汗)。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 9ページ 上段 17行目(冒頭の章題空行5行分を含む/左から9行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「そんな風に女を」の「風」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「そんな風に女を」の「風」にルビ) ふう
■ 備考
備忘として。……前後に他の漢字が来ない「風」を「ふう」と読ませる場合、自分自身の読み間違いを防ぐ為に必ずルビを振ることにしているので(汗)。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 33ページ 上段 6行目
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「為さった」の「為」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「為さった」の「為」にルビ) な
■ 備考
「為」の字を見ると「ため」と読んでしまう自分の為のルビ振りが洩れていた(苦笑)。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 35ページ 下段 6行目
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 「……─やるな」
↓
【正】 「……やるな」
■ 備考
最初ダッシュで書いたものを三点リーダーに改めた際、消し切れずにダッシュの片割れが残ってしまった模様。「余り字」という類のミスでもない気がするので、「その他」とした(汗)。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 41ページ 下段 24行目(左から2行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 トミールから
↓
【正】 トミィルから
■ 備考
……この章、全部ミスってる(汗)。御免、トミィル……
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 42ページ 上段 1行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 トミールから
↓
【正】 トミィルから
■ 備考
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 43ページ 上段 10行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 トミールは、
↓
【正】 トミィルは、
■ 備考
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 43ページ 上段 15行目(左から11行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 トミールとは別に
↓
【正】 トミィルとは別に
■ 備考
此処まで続いてしまったのは、一回ミスったのが予測変換に入り、以後は予測変換を使って確定されたからだと思われる。……彼の名前は、十年ぐらい書いてなかったからなあ(汗)。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 43ページ 上段 16行目(左から10行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 トミールは、
↓
【正】 トミィルは、
■ 備考
これでラスト。
■ タイトル : ダグディグル・グルーグラス - ミディアミルド物語 3 -
■ 要修正箇所 : 51ページ 下段 1行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 始めてお目に掛かります。
↓
【正】 初めてお目に掛かります。
■ 備考
変換ミスの見落とし。こっちだと、下手をすると「何かを始めて」お目に掛かる、ということになってしまうぢゃないかい(嘆)。おにょれ……
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第4巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2011年9月、初版発行。
バルバミラの戦いで力尽きた〝
|恐るべき青い炎
《ダグディグル・グルーグラス》〟ミディアム・サーガ。長き眠りから目を覚ました彼の前に現われたのは、ひとりの〝少女〟であった。彼女の存在に戸惑い、その言葉に苛立ちと反発を覚えるミディアム。だが、語り続けるその〝少女〟に突如として襲い掛かってきた暴風の禍々しさに、ミディアムの体は咄嗟に動いていた……
この巻で、舞台が大きく北東に動きます。
過去刊行分のリライトを離れ、ようやくの続刊となりました。
なお、タイトルの読みは、「ムグロールのあかおおかみ」です。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 9ページから最終ページまで
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 (プリンタファイル作成ミス:A4のまま作成)
↓
【正】 (プリンタファイルを、A5塗り足しサイズに縮小して作成)
■ 備考
印刷所へのデータ入稿に於いては、ワープロソフトで作成した原稿をSCREEN MultiStudioを使ってプリンタファイルに変換(一種の印刷なので、以降「印刷」と言う。)する必要があり、その際には、A5原寸に塗り足し分を含んだサイズに縮小印刷しておかねばならない。ところが、この巻では、それを、最初の8ページ分を除いて全て、原稿作成時のA4のままで原寸印刷しており、その不備ファイルを入稿してしまっていた。
納品後の検品で、一瞥した途端に「……あり? いつもより何となく字が小さい?」と不審に思い、入稿原稿を再確認して……うひぃぃぃぃぃ、と青ざめる羽目に。お付き合いの長い馴染みの印刷所様が縮小印刷してくださり(……原寸で出すと仕上がりが大き過ぎて流石に変だと思われたのだろう)、見た目が他の巻と余り差のないように仕上げてくださったことに、ひたすら大感謝である。
……が、データ入稿では原寸入稿が約束事になっているので、仮にそのまま刷られてしまったとしても文句は言いにくい。余談ながら、本伝2巻『鷹の子』は、A5塗り足しサイズではなくA5原寸で印刷した原稿を入れてしまい、文章の四囲に余白が殆どないという大変な仕上がりになった為、自己負担で刷り直している。
類似のミスを繰り返さぬよう、以降は、半分寝ながらのプリンタファイル作成は控えていた……のだが……本伝7巻でまたしても、プリンタファイル絡みの痛恨のミス(エラー?)発生(汗)。意識が覚醒していても、見落としてしまったら意味がない(涙)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 47ページ 上段 6行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 (……まあ、尤も、、少しでも余計なことを考えてたら
↓
【正】 (……まあ、尤も、少しでも余計なことを考えてたら
■ 備考
読み返した時に、「何だか妙に間が空いてるなあ……字間設定ミスかなあ……」と思いつつよくよく見たら、読点がふたつ付いていた(汗)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 78ページ 下段 24行目(左から2行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「彼の」の「彼」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「彼の」の「彼」にルビ) か
■ 備考
「彼の」はルビなしだと、まずは「かれの」と読まれてしまうことが明らかなので、章の中に何度出てこようとも必ずルビを振るようにしている。でも、たまに振り忘れる……。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 101ページ 上段 8行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 決済の
↓
【正】 決裁の
■ 備考
誤変換が怖い単語のひとつ。直前の「決裁」では誤っていないのだが、此処では、ATOKさんに「代理+決裁」ではなく「代理決済」という一連の言葉と受け取られ、先に変換候補として出されてしまった模様。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 101ページ 上段 10行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 決済を
↓
【正】 決裁を
■ 備考
直前と同じく「だいりけっさい」だった為、直前と同じ変換候補になってしまった(嘆)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 106ページ 下段 23行目(左から3行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 押さえ込まれた感情が
↓
【正】 抑え込まれた感情が
■ 備考
世間的には誤字とまでは言えないかもしれないが、可視・物理の場合に「押さえ込む」を使い、不可視・非物理の場合に「抑え込む」を使うという使い分けをしているので、自分としては誤字扱い(嘆息)。
■ タイトル : ムグロールの赤狼 - ミディアミルド物語 4 -
■ 要修正箇所 : 118ページ 下段 11行目
■ 種別 : 脱字/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「惚気」のルビ「のろ」
↓
【正】 「惚気」のルビ「のろけ」
■ 備考
ルビを振る際に勢い余って「け」を削ってしまっていたことに気付けなかったものと推測。なので、心情的には脱字。ただ、ルビ誤りでもあるので、双方に属するミスとした。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第5巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2012年3月、初版発行。
カタゴラの戦いで大敗を喫したマーナ。唯ひとりこの戦に強硬に反対したことから自邸謹慎を命じられていた〝マーナの知将
《ドー・ルーム》〟ケーデル・フェグラムは、改めて主君から意見を求められ、暫しの不戦策を主張するのみならず、諸人を疑心暗鬼に陥れる不穏当な進言を行う。だが、それは、真の目論見をレーナの目から隠す為の詐術に過ぎなかった……
前巻で作者から意図的に露出を減らされまくっていた〝主人公その二〟たるケーデル様が、一挙に前面に押し出されてくる巻でございます(笑)。
……読む順序は読者の皆様の好き好きとは重々承知はしておりますが、出来ることなら、外伝集4巻『将軍と呼ばれる迄に』は、この本伝5巻と次の6巻との間で読んでいただけると、作者としては大変嬉しく存じます……。
なお、タイトルの読みは、「マーナのドー・ルーム」です。
■ タイトル : マーナの知将 - ミディアミルド物語 5 -
■ 要修正箇所 : 36ページ 上段 18行目(左から7行目)
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 「彼に落ち度が~」の行頭全角鉤括弧が上に半角近くのずれ
↓
【正】 行頭鉤括弧が正しく全角に見えるような配置
■ 備考
当方が一太郎にテキストデータを移植して成形 → 整形する際の拘りのひとつが、【1】 段落最後の句点や閉じ括弧が追い込みで(=半角分の位置に押し込まれて)行末に来た場合、その行の一文字目(一文字目が一字下げ空白なら二文字目)から句点または閉じ括弧までの文字に均等割付を掛けて、句点や閉じ括弧を全角分の位置に引き上げる――である。これは、僅かであっても句点下の余白を増やすことにより、「此処で区切られる」感を与えたいという意図から来ている。
逆に、【2】 段落の途中で行末に句読点や閉じ括弧が来た場合、その行の一文字目(一文字目が一字下げ空白なら二文字目)から句読点直前または閉じ括弧直前までの文字に均等割付を掛けて、句読点や閉じ括弧を半角分の位置に落とす。こちらは、ささやかながら句読点や閉じ括弧の下の余白を減らすことで、「まだ続く」感を醸し出すことを目的としている。今回の対象行は、後者に当たる。
ところが、この行、行頭の鉤括弧を均等割付範囲に入れ損ねている。その結果、行頭の鉤括弧が半角分ほど繰り上がって見えるという残念な状態になってしまっていたのだった……。
■ タイトル : マーナの知将 - ミディアミルド物語 5 -
■ 要修正箇所 : 41ページ 上段 1行目
■ 種別 : 脱字
■ 修正内容
【誤】 いう気分が
↓
【正】 という気分が
■ 備考
「近衛隊の一番長い旬日」より、バーンズ・カレン一等近衛の台詞。
↓
「私の場合は怒りまでは覚えなかったが、お手並み拝見と行こうか、[此処までが前のページ]
いう気分があったことは否めないかな」
……目がページを移った瞬間に、かくんと来たよ……(汗)
■ タイトル : マーナの知将 - ミディアミルド物語 5 -
■ 要修正箇所 : 60ページ 上段 17行目(左から9行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「御辺」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「御辺」にルビ) ごへん
■ 備考
章初出ルビ単語なのだが、振り忘れを見落としていた(汗)。
因みに、今のところ、出番がそれなりにあるキャラで二人称に「御辺」を使うのは、ロブストさんぐらいかなぁ……いや、デフィラさんも相手によっては使ってたか。
■ タイトル : マーナの知将 - ミディアミルド物語 5 -
■ 要修正箇所 : 70ページ 下段 2行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 晩冬第二月
↓
【正】 仲冬第二月
■ 備考
ミディアミルドの「第二月」は、地球のグレゴリウス暦で言う一月。なので仲冬が正しい。二月が晩冬に当たるのは、地球の北半球且つ四季のある地域である……。
章の冒頭では正しく「仲冬第二月」と記載しているのに、何故か此処で間違えている(嘆)。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第6巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2013年1月、初版発行。
マーナとレーナの国境の村ステイクで倒れ、辛うじて救出されたが仮死状態に陥ってしまったミディアム・サーガ。長老候補ソフィア・レグは、目を覚まさぬミディアムをエルの町まで移送してみたものの、快復の手立てを掴めずにいた。そこへ、ひとりの優れた薬師
《くすし》がふらりとエルに姿を現わした、という知らせが飛び込んでくる……
巻タイトルが、ようやく、人物示唆ではなくなりました。
また、所謂〝ダニュア三国〟のひとつであるキャティラが舞台となる章が、初めて出てきます。
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 6ページ
■ 種別 : 記載洩れ
■ 修正内容
【誤】 (主要登場人物から脱落)
↓
【正】 (ノーマンとマリストの間に追加) リュウ・アトス・シェンブルグ:レーナ国王。
■ 備考
次の巻の原稿を作っていて気が付いた(汗)。どうして見落とした……。
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 64ページ 下段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 お声を掛けることは
↓
【正】 声をお掛けすることは
■ 備考
あーもー、何なんだこの間違いはーっっ(泣)。「(相手に向かって)お……する」は敬語だけど、謙るべき自分の「声」の方に「お」を付けちゃ駄目だろー(嘆)。
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 85ページ 下段 23行目(左から3行目)
■ 種別 : 記載誤り/送り仮名誤り
■ 修正内容
【誤】 強くとは
↓
【正】 強いるとは
■ 備考
ルビまで正しく振ってあるのに送り仮名に当たる部分が間違ってるのが謎。何をどう叩いたらこうなるのか、幾ら考えても見当が付かない(汗)。「しく」と叩いても「強く」とは出てこない筈なんだが……
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 91ページ 下段 17行目(左から9行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 その時の七人の中にも、
↓
【正】 その時の九人の中にも、
■ 備考
おいおい、前に「九人」と明記してあるのに……何故こんな単純な間違いに気付かなかったんだ、自分……(毎度お馴染みの光景という気がしないでもないが)
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 106ページ 下段 6行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 リベルを私に捧げて
↓
【正】 リベルをわたしに捧げて
■ 備考
この人物も一人称「わたし」のキャラであるのに、何ゆえ此処まで見落としてたんだ……
8年以上前だぞ、刊行したの……(嘆き2回目)
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 114ページ 下段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 実数は大体八千から七万五千程度
↓
【正】 実数は大体八万から七万五千程度
■ 備考
……どうしてこうなった……(汗)
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 122ページ 下段 9行目
■ 種別 : 脱字
■ 修正内容
【誤】 降処分なんて
↓
【正】 降格処分なんて
■ 備考
……今迄どうやって私の目を逃れ果《おお》せた……?
8年以上前だぞ、刊行したの……
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 124ページ 下段 21行目(左から5行目)
■ 種別 : 読点洩れ
■ 修正内容
【誤】 護衛の王士が付いてくるのを嫌がってる
↓
【正】 護衛の王士が、付いてくるのを嫌がってる
■ 備考
読点がないと、嫌がっているのは誰か、という主語が曖昧になってしまう。勿論、この後を続けて読んでゆけば、「護衛の王士が」ソフィアに「付いてくるのを嫌がっている」という意味であることはわかるのだが、この台詞の時点では、ソフィアが「護衛の王士が付いてくるのを嫌がっている」と読めなくもない状態に(嘆)。
■ タイトル : 遠きが故に - ミディアミルド物語 6 -
■ 要修正箇所 : 144ページ 上段 8行目
■ 種別 : 送り仮名誤り/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 想念が過ぎる。/「過」のルビ「よ」
↓
【正】 想念が過る。/「過」のルビ「よぎ」
■ 備考
本当に多いな、この間違い! あと、7巻にも同種のミスがあることを何年も前から把握しているんだが、今見たら此処には載せてないではないか(汗)。まったくもう……。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第7巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2013年3月、初版発行。
レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹
《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……
この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。
……何げなーく、ケーデル様の受難話までもが混じっておりますが(汗)。
なお、タイトルの読みは、「なわなきけいばく」です。
■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -
■ 要修正箇所 : 13ページ 下段 16行目(左から10行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 古来から、
↓
【正】 古来、
■ 備考
うわ、何じゃこりゃ(汗)。「来」という漢字に既に「から」の意味が含まれているので、うるさいことを言えば、「古くからから」と書いていることになる。
勿論、「従来」や「古来」に「から」や「より」を付ける用法は許容されている、不適切な重言ではない、と一部の辞書には書かれているのだが、次に刷る時が来るなら直したいので、敢えて採り上げておく次第。
■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -
■ 要修正箇所 : 23ページ 下段 5行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「肯」のルビ「がえん」
↓
【正】 「肯」のルビ「がえ」
■ 備考
時々やらかすミスだが、「肯んじる」のルビを振る際に勢い余って「ん」まで叩いてしまうことがある。大抵は推敲中に気付いて修正しているが、これは見落としたまま刷ってしまった(汗)。
■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -
■ 要修正箇所 : 48ページ 上段 18行目(左から8行目)
■ 種別 : 送り仮名誤り/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 黒い考えが過ぎるね」/「過」のルビ「よ」
↓
【正】 黒い考えが過るね」/「過」のルビ「よぎ」
■ 備考
……「よぎる」の変換候補に最初から「過ぎる」が入ってるの、ホント削りたいわ……辞書によっては許容されているらしいんだけど、当方が規範としている複数の辞書では「過る」なんでな……。
■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -
■ 要修正箇所 : 118ページ 下段 18行目(左から8行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 私の頭名を
↓
【正】 わたしの頭名を
■ 備考
この台詞の発話者は、平仮名「わたし」キャラクターとして設定されているのだが、最終章であったが故に必然的に推敲時間が足りず、見落としていた。
■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -
■ 要修正箇所 : 118ページ 下段 21行目(左から5行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 私が物心付いた時には
↓
【正】 わたしが物心付いた時には
■ 備考
会話文が続く時には、一人称の書き分けで発話者を特定させることもあるので、こういうミスは宜しくない。……まあ、この場面は幸い、話し方が明らかに異なるふたりの対話なので、発話者を取り違えられるおそれは皆無に等しいが(苦笑)。
■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -
■ 要修正箇所 : 121ページ 13~14行目
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 (見た目が凄いことに……備考欄に貼った写真を参照のこと)
↓
【正】 今巻《こんかん》の大部分は、それこそ、『ミディアミルド物語』と改題して外伝集第二巻《がいでんしゅうだいにかん》『最後の一年、最初の一日』を出した頃《ころ》どころか『まなざし』下巻を出した二〇〇八年には既《すで》に書き上げていた、改訂前版《かいていまえばん》には欠片《かけら》もない、新展開です。特に某《ぼう》人物について、改訂前版の人物造形《キャラクター》は綺麗《きれい》
■ 備考
納品後の検品時、あとがきページに辿り着いた途端、目が点になった。右の写真が、それである。
流石にどう頑張っても読めないレベルだったものの、刷り直しを必要とするかと言われればそこまで重くはなかったので、お詫び紙を一枚、全ての本に挟ませていただいた。本文でなくて、本当に良かった……本文だったら、泣きながら刷り直していた。間違いなく。
愛用しているワープロソフト「一太郎」だが、たまに困ったバグ(仕様?)に出会う。そのひとつが、均等割付とルビとを併用すると、均等割付表示が時々おかしくなるところ。今回は、編集画面では普通に見えているのに印刷結果だけがおかしくなるというエラーを喰らったらしく──推敲用に打ち出す冊子印刷の時にはエラーが出なかったのだが(だから気が付かなかった)、1ページ1枚で印刷した時にだけエラー状態になった──それをプリンタファイルの作成時に見落としていた次第。プリンタファイルの作成結果が物凄い縮小表示+表示速度が頗る遅いから……というのは言い訳にならない(汗)。完全に確認洩れ。
……プリンタファイルって、電子的に〝印刷〟しているのと同じだから、印刷時に発生するエラーがあった場合、律儀に出てしまうのよね(汗)。……「プリンタファイルって何?」という方は、こちらの記事の備考欄を御参照願いたい。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第8巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2014年2月、初版発行。
クピー・ニルグリスは、バタールの戦いで負った傷の癒えぬジス・エルミを伴い、故郷であるムグロールへと赴く。しかし、その転地療養の真の意図は、ジスではなく、クピー自身の体調に因るものであった。翌年の初夏、そのクピーからムグロールへ呼び出されたミディアム・サーガは、辿り着いた宿場町ケイで、驚きの光景を目にすることになる……
前半で新キャラ達が登場し、元気に駆け回ります。
後半はカクタス樹海での戦いが中心となり、主人公その一のミディアム君が、ちょいと(?)受難。
なお、タイトルの読みは、「かいまみるみらい」です。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 25ページ 上段 4行目
■ 種別 : 脱字/記載誤り/ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 十日に出て、
↓
【正】 十の日に出て、/「十」のルビ「とお」
■ 備考
この作品では、日付は全て「数字+『の日』」と表記する。「数字+『日』」と書くのは、日数計算時だけ。
見た目は「の」の脱字だが、普段なら振るルビも振らずにこう書いている(……余談だが、19ページ下段3行目では、きちんと正しく書いている)ということは、うっかり書き間違えて気付いていなかったことが自明なので(汗)、「記載誤り」としてもカテゴライズした。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 58ページ 下段 15行目(左から11行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 十五歳の
↓
【正】 十四歳の
■ 備考
ソフィアが長老候補に指名されたのは十四歳の時。十五歳は、神官府へ正式に入府した時の年齢。文官になる為の素養しか身に付けていない身で突然に指名されたという事情もあり、ほぼ一年近く、聖職者の住まう一帯に寄宿しながら聖職者としての基礎を身に付けたのである(苦笑)。ややこしいと言えばややこしい話で、読者の皆々様が気になさる必要は皆無に等しい事柄ではあるのだが……
でも、作者が書き間違えるのはアカンて(嘆)。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 64ページ 下段 1行目
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「筬が下り」の「下」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「筬が下り」の「下」にルビ) お
■ 備考
「筬《おさ》」が何であるかを御存じの方なら「くだり」と読むことはあるまいとは思うけど、日常では殆ど出会わない言葉だしなあ……。
それは別にしても、「下り」という送りになるケースでは、どちらの読みであるかを示す為に、一部の複合動詞を除いて必ずルビを振ることにしている。……のに、抜けている(嘆)。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 96ページ 上段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 お顔を会わせることは
↓
【正】 お顔を合わせることは
■ 備考
「お顔」が入るなら「合う」しかないのだが……多分、最初「会ってしまうことは」としていたが為に、直後の修正時変換で「会」が出てきてしまったのかな、と……。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 112ページ 上段 4行目
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 年嵩だが初老と呼ぶには
↓
【正】 年嵩ながら初老と呼ぶには
■ 備考
誤字とか記載誤りとかではないものの、推敲が足りなかった箇所。改訂する機会があったら必ず修正したいので、備忘の為に拾っておく。
何故直したいかというと、直後の文に「明るい茶色だが少し白いものが」という言い回しがあり、そちらは「~だが」を他の語へ置き換えることが上記箇所より難しいから。二行続けて「~だが」「~だが」が見えると、ちょっとなあ……。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 115ページ 上段 5行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 立ち会い訓練の
↓
【正】 立ち合い訓練の
■ 備考
……うーん、前にも発見されてたな、「立ち会い」と「立ち合い」の書き間違い……気を付けてるつもりだったけど、意外に見落としてるのかもしれない……(嘆)。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 116ページ 上段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 立ち会い稽古は
↓
【正】 立ち合い稽古は
■ 備考
……次ページでも見落としてた(泣)。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 136ページ 下段 9行目
■ 種別 : ルビ洩れ/その他
■ 修正内容
【誤】 俺は嘘はつかん――
↓
【正】 俺は嘘は吐かん――/「吐」のルビ「つ」
■ 備考
間違いと言うほどではなく、単なる変換洩れ。ただ、当方、「嘘」や「悪態」は、「つく」を「吐く」と書いてルビを振ることにしているので、再版の機会があれば修正したいと思う。
因みに、「溜息」や「息」は、「つく」と開いて使う。何故だと訊かれても巧く説明出来ないのだが……強いて言葉にするなら、自分が、「嘘」や「悪態」には「吐き出すもの」という感じのイメージを持っており、「溜息」や「息」には「洩らすもの」という感じのイメージを持っているから、というのが理由。
■ タイトル : 垣間見る未来 - ミディアミルド物語 8 -
■ 要修正箇所 : 167ページ 上段 13行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 胡座を掻いて
↓
【正】 胡坐を掻いて
■ 備考
厳密には誤字とまでは言えないものの、「あぐらをかく」の場合は「胡坐」の方を使うと決めているので、気持ち的に誤字(苦笑)。
なお、「こざする」の時は「胡座」の方を使うのが自分の用字ルール。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第9巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2014年4月、初版発行。
レーナの長老候補ソフィア・レグが婚約したという知らせが、未だ新年の祝賀気分も色濃いマーナ宮廷にも届く。マーナ王ララド・オーディルは、その知らせを携えてレーナから来着した使者に対し、早速に慶賀使節を差し向ける由を告げると、その使節団の副使として、近衛副長タリー・ロファを指名したが……。
本伝・外伝を通じシリーズ最厚の、表紙込み260ページ(滝汗)。……試しに厚さを計ってみたら2cmありました(爆)。
また、本伝では初の、戦が一度も起きない巻に。タイトルと導入紹介から推測出来る通り、ソフィア君が挙式に至るまでの一連のイベントが中心なのですが、決して平穏無事な展開というわけではない……というところが何ともはや(苦笑)。
なお、タイトルの読みは、「しゅくこん」です。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 表紙
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 タイトル「祝婚」の「婚」の読み「こん」の字が、「祝」の読み「しゅく」の字の位置より右にずれている
↓
【正】 「しゅく」の延長線上に位置
■ 備考
納品された表紙を見た瞬間、目が点になった(汗)。
前巻8巻の表紙を手直しする形で表紙原稿を作成した際、タイトル文字の一群をグループとして纏め、背表紙の厚みが増す分だけ丸ごと左に移動させたのだが、「こん」の文字だけがそのグループ化から外れているのを見落としたことが原因。
……つまり、あの「こん」の位置は、8巻タイトルのルビ文字位置に相当するわけである。なまじ厚めの巻を元にしたからこそ見落としに繋がった、とも言える。もしも下敷きにしたのが薄めの巻だったら、「こん」の位置がずれ過ぎてしまって、流石に気付いていた筈(苦笑)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 10ページ 下段 18行目(左から8行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 良く通る低い声で
↓
【正】 よく通る低い声で
■ 備考
副詞の「よく」は仮名書きにすることにしているので、自分としては誤字(嘆息)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 44ページ 上段 13行目
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 「警邏」のルビ脱落
↓
【正】 「警邏」のルビ「けいら」
■ 備考
「警邏」は、自身の中で〝章初出ルビを振る〟と位置付けられている単語なのだが、章初出どころか巻初出なのにルビ振りが抜けていた(嘆)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 66ページ 下段 7行目
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 行末「例えばマーナの」の下に半角分の隙間
↓
【正】 行末の隙間なし
■ 備考
一太郎で版下原稿を作成する時には、可能な限り、言葉や意味の切れ目で行が変わるように(言葉を換えれば、極力単語の途中で改行されないように)整形してゆくのだが、その文章整形に於ける均等割付時に、行末の引っ張りが足りなかったことが原因。
読点又は段落途中の句点若しくは閉じる鉤括弧が行末に来る場合なら此処までの引っ張りでいいんだけど(……とゆーか、そうやって見た目を整えてるんだけど)、この行末にはそのいずれも存在していないので、意味不明の半角スペースが挟まってるように見える羽目に(汗)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 90ページ 下段 13行目
■ 種別 : ルビ洩れ/その他
■ 修正内容
【誤】 ピンからキリまでいますよ
↓
【正】 ピンからキリまで居ますよ/「居」のルビ「い」
■ 備考
誤字ではないが、近年は開かない(第一巻の改訂時にも漢字にして回った)言葉なので、備忘的に。
……で、すぐ次の「マーナに居る頃」で「居」にルビを振っているということは、そこが章初出であるということなので(動詞「居る」の「居」は、自身の中では章初出でルビ振りすべき漢字として分類されている)、改訂時には、先に出るこちらの「居」がルビ振り対象となる(苦笑)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 109ページ 上段 21行目(左から5行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「庭園へ下りる」の「下」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「庭園へ下りる」の「下」にルビ) お
■ 備考
備忘的に。
なお、68ページ下段の12行目にもルビなしの「下り(た)」はあるが、直前と言っても差し支えない8行目で全く同じ「下りた」という語にきちんとルビを振ってあるので、この距離で再度振るのは流石に諄い&誤読の可能性も極めて少ない、という自分基準によりセーフ(苦笑)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 142ページ 下段 22行目(左から4行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「そんな風に後ろ向きな」の「風」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「そんな風に後ろ向きな」の「風」にルビ) ふう
■ 備考
これも備忘的に。
前後に漢字の付かない「風」を「ふう」と読ませる場合、必ずルビを振ることにしているので。
これは専ら、自分が「風」単独文字を見ると、文脈に関係なく一瞬「かぜ」と読みそうになってしまいがちなことに起因する。つまり、半ばは自分の為のルビ(汗)。
果てしなく余談だが、教科書などを音読する場合、声に出す時には既に次の次辺りの文章を先行して目で追って読み方を確認しているので、「かぜ」と声に出してしまうことはない(笑)。声に出しているのは、今目で見ている文章ではなく、寸前に暗記した文章。音読で、改行や改ページの際に不自然に途切れさせてしまうのが、物凄く嫌なのだ(苦笑)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 145ページ 上段 6行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「欹」のルビ「そばだて」
↓
【正】 「欹」のルビ「そばだ」
■ 備考
ルビ振りの際に勢い余って送り仮名まで叩いてしまったのを、推敲時に見落としたまま通してしまったケース。頻出とまでは言わないが、残念ながら、やらかしがちなミスのひとつ(嘆)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 213ページ 下段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「そんな風に思わせてしまったのなら、」の「風」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「そんな風に思わせてしまったのなら、」の「風」にルビ) ふう
■ 備考
この巻、ふたつ目(嘆)。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 239ページ 上段 19行目(左から7行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 彼らに互する
↓
【正】 彼らに伍する
■ 備考
何じゃこりゃ……わざわざルビまで振ってるってのがもう……何故、その時に間違いに気付かなかった(嘆)。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第10巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2014年8月、初版発行。
マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……
前巻に比べると軽い! 薄い! ……いえ、あくまでも前巻比で、頒価が600円ということは、それなりに厚い巻なのですが(苦笑)。
本伝が恐らく半分まで到達したぞ、ということで、記念に星村朱美様の挿画類を少しばかり再録しています。
なお、タイトルの読みは、「ミゼルでのそうぐう」です。
■ タイトル : ミゼルでの遭遇 - ミディアミルド物語 10 -
■ 要修正箇所 : 68ページ 上段 18行目(章見出し5行分を含む/左から8行目)
■ 種別 : 記載誤り/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 喝破していた/「喝破」のルビ「かっぱ」
↓
【正】 看破していた/ルビなし
■ 備考
何でまた初歩的な単語の使い間違いを……幾ら初出ルビ漢字だからって、ルビまで振るなよ、そこで気付けよ……と言いたい。推敲が足りてないなぁ……。
見た目は誤字にも見えるが、ルビまで振ってある辺り、意味が異なる語を使っていることにその時点で気付けていなかった、という証拠なので、誤記扱いとする(嘆)。
■ タイトル : ミゼルでの遭遇 - ミディアミルド物語 10 -
■ 要修正箇所 : 68ページ 下段 22行目(左から4行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 出兵の準備を整え、
↓
【正】 出兵の準備を調え、
■ 備考
この場合は「調」を使う。初歩的なミスである上に、十年も気付けていなかったというのが……(嘆)。
■ タイトル : ミゼルでの遭遇 - ミディアミルド物語 10 -
■ 要修正箇所 : 95ページ 上段 4行目
■ 種別 : 脱字
■ 修正内容
【誤】 「見らてしまうのではないかと」
↓
【正】 「見られてしまうのではないかと」
■ 備考
「みらてしまう」が無事に変換出来たとは思えないので、色々弄っている内に誤って「れ」を削除してしまったとしか(汗)。……まあ、「ら」抜き言葉にならなかっただけマシだった、と思うことにしよう(苦笑)。
■ タイトル : ミゼルでの遭遇 - ミディアミルド物語 10 -
■ 要修正箇所 : 99ページ 上段 9行目
■ 種別 : 脱字/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「甦」のルビ「よみが」
↓
【正】 「甦」のルビ「よみがえ」
■ 備考
たまに、この種のミスを犯すのだが……ルビを振る際に何故か「え」を削ってしまっていた模様。気持ちとしては脱字ながら、ルビ誤りでもあるので、双方に属するミスとする。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第11巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2020年4月、初版発行。
ミディアム・サーガは、将来レーナ将軍府の武官になりたいと熱望するエラスタ村の少年アリン・ソーマに、年初闘技会への参加を勧めた。それは、闘技会の場で王家公認の武術師範達の目に留
《と》まれば、庶民出身のアリンでも仕官への道に進めるだろうと考えてのことだった。ミディアムにも予想外の見事な戦い振りで準決勝まで勝ち進んだアリンであったが……
4年振りに、本伝の続きが出せました(汗)。
因みに、主人公その一とその二の距離(物理)が近い状態が此処まで長く続くのは、この巻が最初で最後です。
■ タイトル : 予言者ミグとの対面 - ミディアミルド物語 11 -
■ 要修正箇所 : 133ページ 下段 3行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 独りこつ
↓
【正】 独りごつ
■ 備考
当方の書き癖として、「ひとりごつ」は「独り」のみを漢字にして、「独り言つ」とは書かない。その為、「独り言つ」と変換してから「言」を「ご」に置き換えるのだが、どうやら、濁点キーを押し込み切れないまま確定させてしまったらしい……。単語登録すべきかね(嘆)。
■ タイトル : 予言者ミグとの対面 - ミディアミルド物語 11 -
■ 要修正箇所 : 170ページ 1行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 邂逅してしまいましすし
↓
【正】 邂逅してしまいましたし
■ 備考
まず「邂逅してしまいますし」と書いた後で、「邂逅してしまいましたし」と書き直そうとして、「しまいま」と「すし」の間に「した」と書き足し、「しまいましたすし」となったところで「す」を消す筈が、誤って「た」の方を消してしまった……というパターンだったと推測される(汗)。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第12巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2022年8月、初版発行。
ミディアム・サーガ達の命を奪おうと企てたケーデル・フェグラムは、レーナの予言者ミグ・ローリアを伴い、処刑場であるボレーの丘に向かう。ようやくあの超予言書『カフィルス』に記されていた未来を変えることが出来ると高揚感を覚えるケーデルに、しかしミグは、「あなたは、此処に集う皆の命を危険に曝そうとしておいでだったのですね」と警告する……
巻タイトルになっている「バビリアグル」は、ミディアミルド語で「魔神バビリアのような/魔神バビリアめいた/魔神的な」という意味合いの言葉です。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 扉
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 ※原稿の書き出しが白黒二値
↓
【正】 ※原稿の書き出しがグレースケール
■ 備考
巻タイトルの影は網掛けだが、英語風タイトルの塗りがグラデーションなので、PDF化の際にはグレースケール設定で書き出す必要がある。しかし『ミディアミルド物語』の場合、他の本文原稿が全て白黒二値で書き出せる為、設定を誤ったまま書き出してしまった模様。この作品の入稿原稿をPDFで拵えたのはこの巻が初めてだったせいで、完全に見落としていた……
印刷結果には余り響いていないようだが、よーく見ると若干粗い。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 6ページ
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 (ティアムとドラムの間に) イーリア・カルビ・クラックス:レーナ将軍府正規隊の二等上士官。
↓
【正】 (セラディンとホルデンの間に) イーリア・カルビ・クラックス:レーナ将軍府正規隊の三等上士官。
■ 備考
昇進前に一度「セラディン招聘」の章で登場しているのに(汗)、昇進後の登場箇所で記載してしまっていた(嘆)。
なお、余談ながら「台詞あり」は回想場面での喋りも含むので、実際にその場に居なくても初出扱いとなる。今巻の場合だと、その典型がダランドー先生。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 52ページ 下段 6行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「第十二月」のルビ「だいじゅうに\げつ」
↓
【正】 「第十二月」のルビ「だいじゅうにげつ」
■ 備考
ごみかと思って払おうとして払えず、あ~印刷ごみかと読み過ごそうとしたものの、何か虫に似て見える気がしたので虫眼鏡で拡大してみたら……(嘆)
この単語のデフォルトルビが「だいじゅうにがつ」になってしまうので、「げ」を入れて「が」を消すのだが、その際に恐らく、隣のバックスペースキーと一旦押し間違えたことに気付かず、残してしまったのだろう……と推測。
割に最初の方の章だから、それだけ長い時間、推敲で目を通していた筈なんだがなぁ……何処を見ていたのやら(嘆息)。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 75ページ 下段 21行目(左から5行目)
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「外」のルビ「-t」
↓
【正】 「外」のルビ「ほか」
■ 備考
ルビを振る時に半角英数モードになっていることに気付かないままで確定させた事例。かな入力のつもりでキーボードを見ていただければ(汗)。
……って言うか、この後のページで出てくる同種誤りを先に見付けてるから、こっちが(2)になるという……全く同じ嘆きになるが、半年以上も推敲してきた筈の場所なのに何故今の今迄気付けなかったのか……
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 81ページ 上段 9行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「可哀相」のルビ「かわいc4」
↓
【正】 「可哀相」のルビ「かわいそう」
■ 備考
……かな入力だからね……(トオイメ)。
ルビを振る際、時々、入力モードが半角英数になっていることがある。大抵は気付いて修正するのだが、これは修正洩れ……って言うか、この辺りは半年以上も推敲してきた筈なのに何故気付けなかった……?
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 124ページ 下段 9行目
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 「ミディアムの問に、ジョディアンは」の、読点「、」と「ジ」との字間が狭い
↓
【正】 行全体に均等割付で字間整形
■ 備考
一太郎では、行末に句点や読点が来ると、それより上の句点や読点と次の字との字間が不自然に詰まってしまうことがある。この時、その行全体に均等割付を掛けると、適切な字間に調整されるのだが……これまた入稿までの時間が短かったこともあり、見付け切れなかった模様(嘆)。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 140ページ 上段 15行目(左から11行目)
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 起こす」のは憚られた。
↓
【正】 起こ」すのは憚られた。
■ 備考
引用の鉤括弧を使う場合、引用部分のみを括る必要がある。
此処では、引用元になるグラインの台詞が「叩き起こして」なので、「す」を鉤括弧内に含めるのは誤りとなる。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 159ページ 下段 15行目(左から11行目)
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「鬼神」のルビ「きじん」
↓
【正】 「鬼神」のルビ「きしん」
■ 備考
厳密に言えば誤りではないのだが、私は「魔神」も「鬼神」も、それぞれ「ましん」「きしん」と清音読みしてほしいからこそルビを振っているのでね……(嘆息)。
あくまでも当方の勝手なイメージなのだが、濁音読みだと神道・仏教っぽい感じを(自分が)受けてしまうので……(○○明神とか鬼子母神とか)
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 183ページ 22行目(左から4行目)
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 「その二・七」のルビ調整失敗気味で「の」と「二」の間が空き過ぎ
↓
【正】 ルビ調整と適切な文字間隔との両立
■ 備考
ミスと言うよりは、印刷仕上がってきてみたら、やっぱ調整失敗してるなぁ、という感じ。これ以前の、ルビがずれまくってしまう状態よりは遙かにマシなんだけど……もうちょっと、何とかしたかったなぁ。
野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第13巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2024年10月、初版発行。
マーナのケーデル・フェグラムと同じく在野の軍略家ナドマ・リリ老の私塾出身であるセラディン・ペルテアは、招聘されたレーナで、望み得る限り最高の役職を得た。しかし、禁足処分中にも拘らずマーナを支えようとしているケーデルの動向がどうしても気になり、怏々
《おうおう》として楽しまぬ日々を送る。或る日、そのセラディンを害そうとする輩
《やから》が現われ……
タイトルの読みは「ドー・ルームふたたび」です。
そろそろ表紙の配色がネタ切れになってきたのか、刷り上がってきたらば外伝集『清水は未だ青く』と殆ど同じカラーリングでして、並べて置くのが憚られる状態に(汗)。早めに14巻を出して、別の色を間に挟みたいですね、はい……。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 4ページ
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 (地図自体が巻頭の状態ではない)
↓
【正】 (地図を巻頭の状態に)
■ 備考
納品直後の検品時に判明。国境線が違うし、この巻で登場する地名の追記もされていない。
確認したが、元原稿の花子ファイルに誤りはないのに、入稿用に作成したPDFの中身が間違っていた。マジか……。参考に開いていた古い地図の載った花子ファイルの方をPDF化した……んだろうな……。
流石に訂正の挟み込みを作って全冊に挿し込みましたわ……(嘆)。
文字ではないが「記載誤り」にも分類すべきか……と迷ったものの、「その他」のみで。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 13ページ 上段 20行目(左から6行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 忌避するのてすから』
↓
【正】 忌避するのですから』
■ 備考
濁点キーの押し込みが足りてない&思い込み補正と老眼で(?)見落としているケース。かな入力に特有の誤字でもある。
……この巻、この種の誤字が多々あったようで、読了されたきよこ様から有難くもお知らせいただいた内の1件(多謝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 28ページ 下段 25行目(左から1行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 道を選んだのたろう……)
↓
【正】 道を選んだのだろう……)
■ 備考
濁点キーの押し込みが足りてない&思い込み補正と老眼で(?)見落としているケース、その2。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(深謝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 34ページ 下段 3行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「心得」のルビ「こころええ」
↓
【正】 「心得」のルビ「こころえ」
■ 備考
勢い余ったかな(汗)。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(感謝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 47ページ 下段 16行目(左から10行目)
■ 種別 : 句点誤り
■ 修正内容
【誤】 命じられたのであった、
↓
【正】 命じられたのであった。
■ 備考
今迄にもありそうな気がするものの、探してみても出てこなかった。句点と読点はキーが隣り合わせなので、よくやるといえばよくやるのだが、大抵が入稿前に発見されて修正されている。……が、此処は見落としていた模様。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(平伏)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 49ページ 下段 22行目(左から4行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 ああ、胸か痛まずに
↓
【正】 ああ、胸が痛まずに
■ 備考
濁点キーの押し込みが足りてない&思い込み補正と老眼で(?)見落としているケース、その3。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(拝跪)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 54ページ 下段 5行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 見えてたったことか」
↓
【正】 見えてたってことか」
■ 備考
お隣シリーズ(汗)。……「た」と「て」のキーも隣同士なんで……。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(再拝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 61ページ 上段 4行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 単に予言者を一般を
↓
【正】 単に予言者一般を
■ 備考
推敲時の助詞削除洩れのパターン。此処で言うと、まず「単に予言者を指す」と叩いた後で「一般」を入れようとして挿入箇所を誤り、「を」を付け足した後で、余分になった「を」を消し忘れたものと推測される。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(深々)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 69ページ 下段 17行目(左から9行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「彼の宰相補」の「彼」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「彼の宰相補」の「彼」にルビ) か
■ 備考
ルビなしの「彼の」は「かれの」と読まれてしまうのが普通である為、章の中に何度出てこようとも必ずルビを振る! ……のだが、稀に振り忘が発生(汗)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 76ページ 上段 6行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 荒らするような策は
↓
【正】 荒らすような策は
■ 備考
これも推敲過程が見えるパターン。まず「街中を戦場にするような策」と叩いた後で「して荒らす」を入れたものの、余分になった「る」を消し忘れたものと推測される。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(五体投地)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 88ページ 下段 25行目(左から1行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 前に務めてたお店に
↓
【正】 前に勤めてたお店に
■ 備考
推敲が足りてないなぁ……。
此処の場合は、お店で働くという意味での「つとめ」なので「勤」の方。「務」だと、何らかの役目をお店で「つとめ」てたことになってしまう……