『ミゼルでの遭遇』 -ミディアミルド物語 10-

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 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第10巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
 2014年8月、初版発行。

『ミゼルでの遭遇』
 マーナから慶賀使節としてレーナの都シャーラミディアを訪れていた近衛副長タリー・ロファは、一連の行事への参加を終えた翌日、ミディアム・サーガの案内で、シャーラミディア市中へ出た。しかし、穏和裡に過ぎると思われたその散策中、何げない会話の中で或る事実に気付いてしまったタリーは、その場に立ち竦んだ……

 前巻に比べると軽い! 薄い! ……いえ、あくまでも前巻比で、頒価が600円ということは、それなりに厚い巻なのですが(苦笑)。
 本伝が恐らく半分まで到達したぞ、ということで、記念に星村朱美様の挿画類を少しばかり再録しています。
 なお、タイトルの読みは、「ミゼルでのそうぐう」です。