野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

2013年9月アーカイブ(古→新)

手遊びに

 最近、Twitterで、botアカウントを作成してみました。
 拙作のキャラクター達の台詞をひたすら呟くという、「そがなん誰が得するんね……」という代物です(汗)。

   野間みつねキャラ台詞をひたすら

 あんまりうるさくならないよう、4回/日、のペースにしてあります。
 (最初のツイートだけはケーデル・フェグラムの台詞を手動で投稿してますが、あとは全て自動ランダム投稿です)

 ツイートの一例をば…… ↓

 アイコンに使ったのは、昔、ノート回覧時代に自分で描いた扉絵の一部。ケーデル様パペットの絵から切り出しました(笑)。

 現時点では、台詞の登録数は約240。『ミディアミルド物語』シリーズのみならず、『まなざし』シリーズや、その他の拙作からも引っ張ってきてあります。
 ただ、ランダムツイートなので、同じ台詞が24時間以内に出てくるケースもあります……

 今のところ、話し掛けても自動リプライは致しませんが、万が一お気が向かれましたら、遠慮なくフォローしてやってくださいませ(笑)。


 本日、エリシアンさんへの委託品を発送致しました。
 初めての参加、しかもオールジャンルイベント……ということもあって、二次創作に分類されると思われる作品も委託品に混ぜてみることにしました。
 全部で6種類しかありませんので、全てを画像付き、コメント付きでお届けします(笑)。



一次創作 (古い順/改訂版は最新版刊行時が基準)
『初音には遠く』 ■ 初音には遠く ~『まなざし』拾遺話集~
 慶応三年元日早々、参謀の伊東さんと組長の永倉さん・斎藤さんの三人が、島原へ出掛けたまま、門限を過ぎても戻ってこなかった。無断の門限破りは、新選組の内規に照らせば、幹部の場合、理由の如何《いかん》を問わず切腹。三人は切腹になるのか──中には、一昨年の山南さんの処断を思い出してしまう者もいる。私、沖田総司《おきた そうじ》も、そのひとりだ……。
 基本的には、本編では採り上げなかった出来事を描いた、或いは本編での出来事を別の当事者の目から見る形で描いた短編を収録した作品集。表題作の他、「花は小梅か橘か」「死神」「賭け」「月に添う影」の5本を収録。
 新選組の副長、後に旧幕軍の幹部となる土方歳三《ひじかた としぞう》を描いた似非《えせ》歴史小説『まなざし』の、番外編を集めてあります。
 各編ウェブサイトの書庫にも掲載されていますが、野間みつねの文章は、紙媒体で読む方が圧倒的に読み易い筈です(苦笑)。
 ごっつい本編(各332ページ)を上下巻バンドル(=1種類扱い)で預けることも考えたのですが、分売不可で自動的に3,000円とか、そりゃあ幾ら何でも極道だわと思ったので、思い止《とど》まりました(汗)。

『ナブ・ナブオーヴァ』 ■ ナブ・ナブオーヴァ -ミディアミルド物語 1-
 クデン国ヴェルナーサ村で暮らすミディアム・サーガ少年は、或る日、軍事大国の一として知られる隣国マーナで傭兵隊に所属しているという男ベーダ・アルカナと知り合う。それを切っ掛けに自分も傭兵になろうと考えるようになったミディアム少年は、やがて、母フィーナと故郷を捨てるようにして、マーナの都デラビダへと赴くが……
 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。2010年11月、リライトして刊行。
 架空世界〝ミディアミルド〟は、所謂《いわゆる》超能力者が当たり前にごろごろしている世界です。但し、その〝超能力〟は、我々が言うところの「ちょっと足が速い」とか「ちょっと耳がいい」とか、そういった程度のものでしかありません(苦笑)。
 そして、ミディアミルド語で「ナブ」は、否定を表わす言葉。「オーヴァ」は〝能力〟或いは〝能力者〟を指す言葉。と、いうことは……

『鷹の子』 ■ 鷹の子 -ミディアミルド物語 2-
 マーナとの戦いで、伝統ある王国フィリスは滅亡した。だが、フィリス王太子タラティレ・ジェサイアに嫁いでいたマーナ王女ディープレ・オーディルが、その忘れ形見を懐妊していた。生まれてくる赤子の命を奪えという密勅を受けたマーナの女性武人デフィラ・セドリックは、王女の保養先ヴェルナーサ村に共に滞在する……
 野間みつねの〝準ライフワーク〟的な架空世界の歴史物、第2巻。2011年2月、大幅にリライトして刊行。
 主人公その2であるケーデル・フェグラムが登場します。
 ……本伝を2巻までしか委託出来なくて申し訳ありません(汗)。外伝集も1冊は預けたかったもので……。因みに、本伝は現在、7巻まで刊行されています。

『清水は未だ青く』 ■ 清水《せいすい》は未だ青く -ミディアミルド物語外伝集 1-
 マーナ王国きっての武家の名門セドリック家本家の一女デフィラは、17歳の秋、1頭の仔馬を与えられる。フィズと名付けられたその仔馬の世話や馴致に夢中になるデフィラ。自ずと剣の稽古も疎かになる中、やがて彼女は、年末恒例の将校以上自由参加闘技会に初めて参加するが……
 『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ。2011年3月、大幅にリライトして刊行。表題作の他、掌編「化粧」及び「死の使者」を収録。
 マーナの女性武人デフィラ・セドリックを中心に据えた外伝集です。
 外伝集は本伝と異なり続き物ではありませんので、それ単独でも読めます。
 本当は外伝集2巻を預けてみたかったんですが、本伝2巻までだったらこっちが先だよね、と(苦笑)。……なお、外伝集は、現在5冊刊行済みです。


二次創作 (古い順)
『四番目の魔道士』 ■ 四番目の魔道士
     表紙・挿画 : 高井玖実子さん (かきくけ工房)
 或る邪悪なる魔の一族と戦ってきた、白魔道士カルキ、赤魔道士ガルーダ、緑魔道士シュリー。しかし、彼らの力だけでは、一族を封じ込めるには至らない。限界を感じた彼ら三人は、強大な力を持つと噂されながら全く人前に姿を現わさぬ黒魔道士ヴィラバドラに共に戦ってほしいと呼び掛ける為、彼が隠れ住むと言われる小さな島に降り立ったが……
 今のところ幻の(苦笑)作品となっている『小説BADOMA』、その前史とも言うべき、伝説の四人の魔道士達の十一日間を題材に採った、連作(?)短編集。表題作の他、全9編を収録。
 コンピューターRPGコンストラクションツール『Dante』(1990年、株式会社アスキー)に収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』を勝手にノベライズした『小説BADOMA』(著作権法上問題があるので、現在は中断中)に登場する〝伝説の四人の魔道士〟(しかもゲーム内で名前が出たのはガルーダさんだけ(爆))の物語を、これまた勝手に拵えたものです。
 とは言え、元のゲームでは「戦いは十一日に及んだ」と書かれているだけの事柄ですから、流石に、著作権法で言う〝二次的著作物〟とは言いにくいでしょう(苦笑)。

『月は欠けゆく』 ■ 月は欠けゆく
 岩倉邸での屈辱の会合が終わって後《のち》、御陵衛士《ごりょうえじ》頭取・伊東甲子太郎《いとう かしたろう》は、供として付いてきていた弟子・藤堂平助《とうどう へいすけ》と共に、宿所である月真院《げっしんいん》への帰路を辿っていた……
 NHK大河ドラマ『新選組!』版の伊東甲子太郎先生追悼の一冊。ドラマでは描かれなかった部分を想像で埋めた物語(男色系の話は一切なし(笑))や、視聴日記で公開していた伊東先生関連の随想(……の内、4本/「写真一枚見ただけで」/「御目文字出来た、その時が」/「恋闇に塞がれた目で語るなら、それは予測でなく願望」/「時代に恋をして、時代に振られた男」)を収録。
 二次創作に分類されることは間違いない作品ですが、著作権法で言うところの〝二次的著作物〟を書くことは避けています。
 なお、この冊子で描いたのはあくまでも大河ドラマ『新選組!』で谷原章介さんが演じられた伊東先生であって、拙作『まなざし』の伊東先生とは違いますので、念の為(汗)。……あ、御存じの方は御存じかと思いますが、当方、大河ドラマ『新選組!』に於いては、谷原さん演じる伊東先生が一等贔屓という変わり者でございました(苦笑)。余りにも彼に入れ込み過ぎ、彼がドラマから退場して以降は、それまでウェブで上げていた感想日記がさっぱり続けられなくなったほどでして(汗)。


おまけ
『ミディアミルド物語 超かんたん試し読み』 ■ 『ミディアミルド物語』 超かんたん試し読み
 本伝1巻~7巻・外伝集1巻~5巻までの計12冊から各巻2ページを上限に抜粋した、試し読みの為の冊子。
 前回の『駆け足、覗き見、ミディアミルド』に於ける出し過ぎを反省して、引用は雰囲気が伝わるギリギリの分量に止《とど》めた。
 なお、拙サークルサイトや従前の試し読み冊子類での紹介箇所とは被らないよう配慮している。
 最後に、本伝8巻収録章からのチラ見せあり。
 イベント無料配布冊子なので、委託品の内『ミディアミルド物語』本伝2巻の『鷹の子』及び外伝集1巻の『清水は未だ青く』以外には、無料カタログ冊子と共に同梱致します。
 本伝2巻と外伝集1巻に同梱しないのは、本伝1巻抜きでそれだけを買う人はまさか居ないだろう……ということは、2巻や外伝集1巻にまで付けたら確実にダブる……と考えたからです。……複数作品を買ったので被ってしまうという方は、予め御免なさい(汗)。




 以上、当日エリシアン会場(札幌テイセンホール)に足をお運びの皆様、何しろ本人そこにおりませんから、どうぞ遠慮会釈なく立ち読みしていってやってくださいませませ。
 スペースナンバーは、「Z 20」です。
 全て3冊ずつ(見本誌を除く)の委託となっておりますので、万が一にも品切れの際は御容赦ください。

 ページ数・頒価など詳細について、此処に掲げられていない物は、本サイト内の紙媒体他作品目録ページを御参照ください。全ての作品についてではありませんが、試し読みの為の抜粋ページも、刊行物毎に設けてあります。
 なお、今回の委託品の内、一次創作分については、創作文芸見本誌会場「Happy Reading」にも投稿予定です。

 ……なお、今後『ミディアミルド物語』の続きを委託するかどうかは、今回引き合いがあるかどうかを見てから決めます(苦笑)。



追記 (2013/09/11 更に追加)
「Happy Reading」掲載ページ
   ■ 初音には遠く → こちらから
   ■ ナブ・ナブオーヴァ → こちらから
   ■ 鷹の子 → こちらから
   ■ 清水は未だ青く → こちらから

 たまには、こっちに書きますかねえ。
 ツイッターだと、この種の雑談は、字数が足りなくて語り切れない上に、それでも語ろうとするとツイート数が無駄に増える、という性質を持っていますので(苦笑)。

 という訳で(?)、中学~高校時代に書いていた『レジェンダリィ・クレイン』シリーズの中から、某作品を、現在リライト中です。
 ええ、いつぞや少しだけ此処でもお出しした、アレです。
 実は一昨日、よーやっと序章のリライトが終わり、一太郎に移植出来ました。

 ……って、あのう、これ、本編が11章もある作品なんですけど……(焦)。

 元々は、巻数を重ねる続き物では使えない装幀を試してみたい、でも、本に出来る手頃な単発作品が見当たらない(汗)……という事情から、こっ恥ずかしい過去作品を読み返し、手直しすれば何とか見られるものになりそうな一篇を発掘して、割に軽い気持ちでリライトを始めてみたものでございます。
 ところが、昔の文章、これがまあとにかく事前予想を遙かに超える描写の粗さでして……我慢出来ずに手を入れまくっていったら、同じなのはプロットぐらいというほど、元の作品と掛け離れた代物になりつつあります(苦笑)。
 こんな状態で、あと11章もリライトしていて、次のイベント(無事に受かっていれば来月20日のコミティア)に間に合うのでしょうか(汗)。……あ、いえ、無論、前にチラ見せした5月からずーっと書き続けていて一昨日やっと仕上がった、というわけではありません。皆様御存じの通り『ミディアミルド物語』の外伝集刊行が間に挟まっていますし、他にも、『魔剣士サラ=フィンク』の続きの執筆に取り掛かったり、『ミディアミルド物語』本伝8巻の原稿を叩いたり、などしておりましたから(苦笑)。

 『レジェンダリィ・クレイン』シリーズの主人公は、クレインこと頼山紀博《よりやま のりひろ》くん。
 中高生の頃に描きがちな(?)キャラクター、〝突然に超・超能力に目覚めてしまった青少年〟ですね(苦笑)。
 シリーズのスタート地点が2107年となっていますが、例によって例の如く、SFだともアクションだとも言えやしない作品群。どうしても何かジャンル名を付けろと言われれば〝未来世界物(?)〟……ええ、つまり、あの『通り名はムーストーン』と同じ世界の、100年近く過去の時代から始まる物語です。
 高校時代、現在の『ミディアミルド物語』の原型となった所謂〝改訂前版〟を書き始めるまでは、シリーズ物として、彼の登場する話を色々と書き散らしておりました。
 今の私の目で読み返すと、シリーズ中のどの作品も、物凄ーく大雑把なプロットを言えば、

 主人公は反則レベルの超・超能力を持っているが、なるべく世を騒がせることなく平穏平凡に暮らそうとしている。しかし、その力を利用したいと思う、或いは脅威と感じて抹殺しようとする、はたまた彼を倒して名を上げようと考える……等々の組織やら個人やらに狙われてしまう。そのせいで様々に大変な目に遭うことになるものの、最終的には返り討ちにしてのける。

 ……の、よーな気がします(爆)。
 で、彼が大変な目に遭う場面ばかりで筆が乗り、結果なかなか完結させられないという、典型的な〝物書きはサディスト〟モードでした(苦笑)。……今、「過去形にするな!」という抗議の声が里内から聞こえた気がしますが、取り敢えず脇へ置いておいて~と。

 そんな次第で、リライト中の作品も、そーゆー基本プロットに見事に嵌まっています。
 執筆当時のタイトルは「Rhapsodic Requiem」……あの話がどうしてこんなタイトルになるのか、今となっては意味がわかりませんわ(苦笑)。
 これ、当時友人知人達が発行し、その友人達と一緒に参加していたコピー同人誌に、せっせと連載しておりました。書き溜めた話をとにかく少しでも早く読んでもらいたいばっかりに、増刊と称したコピー誌を拵えて途中の章を一気に載せるという禁断の荒技まで使っています。……いやはや、恐ろしいことを。今の私の目から見ると、随分と極道ですよ、このやり方(汗)。本誌の他に増刊も買っておかないと、次号でいきなり話が何章も先に進んでます、って……何という大顰蹙モノの仕打ちかと、当時の購読者様達に謝りたくなります(滝汗)。
 そして、しかも、案の定、「次号、いよいよ最終回!」とラストに書かれている第10章の原稿までしか存在しないという、安定の未完成っぷり(爆)。
 ……ただ、その第10章の原稿が手許に残っているということは、編集サイドに原稿を提出出来ていないということで(原稿返却はないシステムだったので)……んー、どうやら、第9章まで連載したところで、掲載誌自体が出なくなってしまった模様でございます(汗)。

 現在、本編自体のリライトに入っておりますが、昔の文章を読んでいたら恥ずかしさの余り身悶えするばかりでなく、文章の余りの粗さに笑い出してしまい、結果、筆が全く進まなくなる傾向が強まっている為(汗)、大まかなプロットだけを頭に入れて書き進めようかなーと思案しています。……何かもう、リライトってレベルで済まなくなってますよね(苦笑)。

 ……本当にコミティアに間に合うのかなあと自問しつつ、ひとまず、執筆経過の御報告まで。


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