野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

2013年6月アーカイブ(古→新)

 お久し振りです。
 今年の夏コミ、有難くも無事にスペースが取れましたので、少し遅くなりましたが御報告させていただきます。

8月11日(日) 東5ホール 「ヘ」 ブロック 12 a
コミケWebカタログでの詳細ページ → こちら 〔注:Circle.msへの会員登録(無料)が必要〕

コミケット84 配置図 導線
 導線は、開会時のものです。東4ホール手前側からしか入場出来ません。
 但し、入場制限が解除されて以降は、この限りではなくなります。

コミケット84 配置図 拡大

 それにしても、久し振りの東ホール配置ですね。
 (いや、参加をお休みしていた3年の間や、普段参加しない冬コミがどうだったかは存じ上げないので、あくまで、当方の参加している回では、という意味です)

 ……個人的に回ってみたかったジャンルが、折角同日で喜んでいたのに全て西ホールに配置だと知って些か凹んでおりますが、別の日になるよりはマシですな(苦笑)。

 当日の頒布は、新刊含めて『ミディアミルド物語』シリーズが中心になります。但し、既刊の内、イベント頒布を停止した『魔剣士サラ=フィンク 第一部総集編』と『駆け足、覗き見、ミディアミルド』以外の作品も、最低2冊ずつは持ち込む予定です。
 現在は新刊『ミディアミルド物語外伝集』第5巻を最優先として作業を進めていますので明言までは出来ないものの、余裕が出来たら、『駆け足~』に代わる冊子作成も検討してみたいです。……〝出し過ぎ〟だったアレの反省を踏まえ、もう少し違う形で。

 あ、因みに、外伝集の巻タイトルは『レーナから来た青年』になる予定です。
 当該外伝集の情報は、この後で別記事を立てますね。……最初はひとつ記事に書いていたのですが、分けないと駄目だろ、という長さになってしまいましたので(苦笑)。

 では、当日、奇特にも拙サークルスペースまでお越しくださろうという皆様、どうぞ宜しくお願いします。

夏コミ刊行予定作品情報

 という訳で(?)、『ミディアミルド物語』の新たな外伝集『レーナから来た青年』の、今の時点での情報です。
 なお、現在執筆中の作品である「最後の夏(仮)」は、「レーナから来た青年」より長くなるかもしれないのですが、後者の方が〝巻テーマ〟である〝将来に於いて意味を持つことになる縁《えにし》〟に、より相応《ふさわ》しいお話だということもあって、「レーナから来た青年」が巻タイトルに採用されております。

 現時点では、収録予定は、以下の6本です(収録予定順)。

  • シベルリン小景
  •  昔、改訂前版の回覧ノートに書いていた掌編「ある小景 その3」のリライト。掌編ゆえに、内容の仄めかしも割愛。語り手はフィリペ・ウインザ、とだけ明かしておきます。……ただ、拙作を読み込んでいる読者様なら、タイトルで何となく内容の察しが付いてしまうかな?
  • ある茶話会の風景
  •  これは、何年か前に書き下ろしていた未発表短編。内容的には、ドラマチックな盛り上がりのない、何と言うこともない風景だと思いますが、此処に登場する或るふたりが後に○○になるわけで……。
  • ダランドー叔父様との思い出
  •  改訂前版の回覧ノートに書いていた短編「ある日、叔父様と」のリライト。語り手はミグ・ローリア。本伝6巻『遠きが故に』前半でのさる話題に登場した〝或る場所〟が出てきます。
  • レーナから来た青年
  •  マーナ暦デリーラ六年仲冬第二月、マーナ第一王女ルディーナ・クアラ・オーディルの婚礼祝賀の席に、近国レーナからの使節の一員として、ひとりの青年の姿があった。長老候補、ソフィア・カデラ・レグ──未だ十六歳の若さでありながら、恐らくは初めてであろう異国の宴の席でも臆することなく、嫌みのない愛嬌を振り撒いて衆目を集めているその青年に、マーナ王ララド・ゾーン・オーディルは、奇妙なことに、以前何処かで出会っているような気分を拭い去れないでいた。
     そして、マーナの将来を担うべき若い武官達も、この青年に目を留《と》めていた──或いは、目を留《と》めざるを得なくなってゆく……。
     ようやく単行本収録と相成ります中短編(……中編と呼ぶには短い気がするが短編と言うには長い気がする(汗))です。ウェブサイトで公開しているキリ番リクエスト作品に、些少の加筆修正が入っています。
  • 最後の夏(仮題)
  •  本伝6巻後半で飛び出したタリー・ロファの衝撃発言を下敷きに、現在執筆中のお話。語り手はデフィラ・セドリック。……執筆中ゆえに、詳細は書けませんが、本伝2巻『鷹の子』の「水と炎」と「カルゲニア」の章の間に、こういう出来事が……という一編になっております。
  • 闇に向かって走れ
  •  これまた、何年か前に書き下ろしていた未発表短編。語り手はアリン・ソーマ。……って、「誰それ」状態だと思いますが、実は、名前が出ていないだけで、既に本伝には姿を見せていたりします(大ヒント:本伝4巻)。本伝の方に名前付きで登場するのは、多分、次の8巻になる筈です。

 執筆中の作品以外は一太郎移植を済ませていますので、今テキストを叩いている「最後の夏(仮)」が終われば、大体のトータルページ数を掴むことが出来るでしょう。

 執筆の細々とした進捗状況は、ツイッターの野間みつね個人アカウントの方で折々に呟いております。より早く情報をキャッチしたいという奇特なお方は、どうぞ覗いてやってくださいませ。当ブログの右サイドバーにも、個人アカウントのツイッターヴィジェットを貼り付けてありますので……。


 本日は夏至。天気が好くないのが少々残念ですが、夏の水不足も怖いので、災害にならない程度に充分な雨が降ってはほしく、悩ましいところです。

 さてさて。
 ツイッターでは既に過日呟いておりますし、夏コミのWebカタログにも反映させていますが、夏コミ新刊『レーナから来た青年 -ミディアミルド物語外伝集 5-』の総ページ数が確定致しました。
 表紙込み116ページ、よって頒価は500円です。
※「よって」って何? と思われた方は、万年貸切部屋ログブログ収録の、頒価の決め方について書かれている記事を御参照ください。 → 2012年1月30日記事:「執筆現況報告など」

 ひとつ前の記事で「仮」としていた「最後の夏」も、「仮」が取れて正式タイトルになりました。
 あと、収録順を時系列順に並べ替えましたので、「シベルリン小景」が「ダランドー叔父様との思い出」の後ろに回ることに……。

 文章原稿は一太郎への移植を終え、打ち出して推敲中。
 今度の土日(明日明後日)は、表紙原稿の作成等に勤しみたいと思います。


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