野間みつね
筆名
執筆活動の始まり
初めて小説らしきものを書いたのは、小学4年生の冬。学校の冬休みの宿題で「何でもいいから拵えてくるよーに」という自由課題が出た時、皆が工作や図画や理科の研究等を提出するのを横目に、異世界へ落っこちて活躍(?)する少年の物語を書いて提出。無論、そんなことを仕出かしたのは、私だけだった……
活動分野
小学生の頃には『サイボーグ009』のキャラクターで勝手に話を作ったりもしていたが(今の同人誌界で言う二次創作)、中学生になると、自作の世界でばかり筆を進めるように……。ごくごく初期にはSFモドキの作品を、現在は架空世界物や似非歴史物(っても今のところ土方歳三関係周辺の話だけ)も執筆している。
創作活動に関する大雑把過ぎる略歴
- 10歳で小説らしきものを書き始める。
- 以来、基本的にはレポート用紙やノートに書き下ろしたものを回覧して読んでもらっていたが、稀に、ワープロ打ちのコピー本を出すことはあった。拙作の設定を使ったアドベンチャーゲームブックも作ったっけなァ(笑)。
- 1992年、就職とほぼ同時期、創作系の同人誌『AIM』(現在、既に終刊)に誘われて参加、これが同人活動の始まりとなる。
- 1995年、自分で作った版下原稿を印刷所で印刷製本してもらって本にする、という道楽を覚える。此処が個人サークル活動のスタートとなる。
- 1997年、仕事の関係で上京してから、同人誌イベントへサークル参加し始める。
- 1999年夏、遂に、コミックマーケットにまで足を踏み入れる。
- 2001年、軽い気持ちで参加したウェブ上の交換日記で、未発表の作品をちまちま掲載するようになる。
- 2002年、結局パソコンを買ってしまい、折角だからとサイト開設に走る。
- ……さて、次は何処へ?
多大な影響を受けたと思う作品
- 『モンテ・クリスト伯』
- 言わずと知れた、アレクサンドル・デュマの大傑作。いつ読んでも、読み終えるまでやめられなくなるほど面白い。私にとっては永遠のバイブルかも? ちなみに、新庄嘉章先生訳の講談社文庫版がピカイチだと、個人的には思います。ただ、残念ながら、新庄先生訳のものは現在絶版になっているらしいので、入手困難ですが……
- 『三国志』
- 三国志物の中でも一番最初に読んで嵌まり込んだのが吉川英治版でしたので、代表して。たまたま家にあった途中の巻から読んだのが好かったのかも、と、後で1巻から読み返した時に思いました(汗)。現に、友人達に貸すと、決まって、1巻はなかなか戻ってこないんですわ……2巻以降は「はい次、はい次」になってたのにね(苦笑)。
- 『サイボーグ009』
- 石森章太郎(後、石ノ森章太郎)先生の、説明の必要がないほどの代表作。初めて自分の小遣いで買った漫画です。しかも、1巻と3巻を(汗)。いや、たまたまその店に2巻がなかっただけなんですが、だったら普通は1巻だけにしておくよな(笑)。サイボーグ002ことジェット・リンク君が大好き! 年齢を重ねてくるとハインリヒやグレートも素敵だねと思えるようになりましたが、それでも、読み返してドキドキときめいてしまうのは、今でもやっぱりジェット君です。ちなみにアニメ版は、昭和の「新作」を見て育ちましたが、平成版の「平ゼロ」も録画視聴してました。
- 『巨人の星』
- 梶原一輝原作、川崎のぼる画……って、これも説明要らないなあ。しばしば笑いのネタにもされますが、そんな矛盾なんてどうでもいいよと思わせるほどのパワーに貫かれた作品だと思います。親から一番最初に買ってもらった漫画だったなァ(笑)。別に巨人ファンというわけではなく、たまたまその頃、私の住んでた地域で夕方にアニメが再放送されてまして、原作を読みたがった娘に、親が全20巻だか何だかの文庫版の内から2冊だけ買い与えたという……しかも、18巻と19巻を(爆)。残りはその後、何冊かずつ買ってもらえましたけど……普通は1巻から買い与えるよなあ(笑)。
近年のお気に入り作品(ごく一部/五十音順)
リストを御覧になれば「何処が近年?」とお思いになるでしょうが(汗)、2011年から始めたツイッター(現・X)個人アカウント上で話題にした記憶がある、且つ、ちゃんと手許にコンテンツを所有している、という括りで記しておきます。
- 『球場ラヴァーズ』シリーズ(石田敦子)
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主にビジター球場で広島東洋カープを応援する人々の、応援席ドラマ。時に笑い、時に泣き……カープファンでなくても愉しめる作品だと思います。シリーズ通巻14冊で完結済み。私が一番好きなのは基町勝子姉さんです。
因みに、カープが25年振りに優勝した時が描かれた特別編「球場ラヴァーズ~セ界制覇~」は、次作の『野球+プラス!』最終巻(2巻)巻末に収録されています。
シリーズ全て、電子書籍で入手可能です。 - 『銀河英雄伝説』(田中芳樹)
- ヤン提督が一番。帝国側ならロイエンタールさんですね。次点は、同盟側ならシェーンコップさんとメルカッツさん(ん? 同盟側と言っていいのかな?)、帝国側ならミュラーさんとミッターマイヤーさん。……余談ながら、本屋で最初に手に取って読んだのが5巻「風雲篇」で(此処でヤン提督に惚れる!)、次に手に取って読んだのが8巻「乱離篇」でした……(泣)
- 『十二国記』シリーズ(小野不由美)
- 頑丘さんと楽俊くんと陽子さんが特に好きです。近年は新潮文庫から出し直されていますが、講談社X文庫ホワイトハート時代から拝読してました。続編、気長に待っております。
- 『新選組!』
- 2004年のNHK大河ドラマです。視聴録をウェブで公開するわ、二次創作小説は書くわ、という程に嵌まりまくりました。谷原章介さんが演じた伊東クマ太郎……もとい甲子太郎先生が一の贔屓だったという物好きです(汗)。なお、続編は、極めて個人的な事情あって未見です。
- 『ファントム無頼』(史村翔/新谷かおる)
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明るく正しい(笑)コンビ物の傑作。今だったら「バディ物」と言うのかしら。熱血野生児(?)の神ちゃん(神田さん)もいいけど、クールでホットな栗さん(栗原さん)が大好き(照)。他、紅空・副操縦士の高田さんが贔屓でございます。
なお、2024年から、連載当時の掲載順で収録されている「完全版」なる紙書籍が刊行中です。鷹子さんのお見合い話と神・栗コンビのアメリカ出張って、順序、逆だったんか……等々、色々興味深いですね。あと、初期単行本だと高田さんの名前が誤植(?)されてる回が複数回あるんですが、初回の間違い回ではちゃんと直ってたのでホッとしてます(苦笑)。 - 『風雲児たち』シリーズ(みなもと太郎)
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幕末を描こうとして関ヶ原から始まったという素晴らしい大長編漫画。ようやく幕末編に辿り着き、浪士組はまだか……と心待ちにしていたのですが、2021年に先生が逝去なさり、未完のままとなってしまいました……。
歴史上の人物の脳内イメージが軒並みなもとキャラに変換されてしまうという弊害こそありますが(汗)、それを除けば、コミックマーケット等で出されていた「風雲児外伝」も含めて超絶的にお勧めです。 - 『未来警察ウラシマン』
- 脇役好きの私には珍しく、主役のウラシマ・リュウ君が一番好き。特にイチオシの回は「殺し屋グッドラック」、次点が「ベアー宇宙に死す…」(※ネタバレなので色変えますがサブタイ詐欺回(笑))ですだすどす。……実は、この作品のDVD-BOXを買ったが故に、その後DVDプレーヤーを買うことに。←持ってなかったんかい(汗)
- 『レース鳩0777』(飯盛広一)
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小学生の頃、毎週雑誌を立ち読みするだけでは飽き足らず、乏しい小遣いを遣り繰りして全巻揃えた程(……が、知らない間に廃品回収に出されて行方不明に(泣))。2005年秋に「復刊ドットコム」で復刊された時には即購入。
大変余談ながら、大人になって新選組の辺りを“履修”して以降に読み返した時に、登場人物達のネーミングで「うひー(汗)」となりました(苦笑)。
- 『アンナ・コムネナ』(佐藤二葉)
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4コマ漫画の形式で掲載される「ツイ4」にて連載されている漫画作品。ただ、連載再開初期に先行で単行本が出るので、当方はいつも購入先読み派(苦笑)。
基本4コマ漫画でありながら、確固たる物語が展開されてゆきます。最終刊、日付が変わってすぐDLした電子版で十回以上リピートし、紙本が届いてからは紙でも三度は立て続けに読み返し……発売からの二日間で何度繰り返し拝読したかしらん。読み応えのあるお勧め作品です。
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