野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第13巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
2024年10月、初版発行。
マーナのケーデル・フェグラムと同じく在野の軍略家ナドマ・リリ老の私塾出身であるセラディン・ペルテアは、招聘されたレーナで、望み得る限り最高の役職を得た。しかし、禁足処分中にも拘らずマーナを支えようとしているケーデルの動向がどうしても気になり、怏々
《おうおう》として楽しまぬ日々を送る。或る日、そのセラディンを害そうとする輩
《やから》が現われ……
タイトルの読みは「ドー・ルームふたたび」です。
そろそろ表紙の配色がネタ切れになってきたのか、刷り上がってきたらば外伝集『清水は未だ青く』と殆ど同じカラーリングでして、並べて置くのが憚られる状態に(汗)。早めに14巻を出して、別の色を間に挟みたいですね、はい……。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 4ページ
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤】 (地図自体が巻頭の状態ではない)
↓
【正】 (地図を巻頭の状態に)
■ 備考
納品直後の検品時に判明。国境線が違うし、この巻で登場する地名の追記もされていない。
確認したが、元原稿の花子ファイルに誤りはないのに、入稿用に作成したPDFの中身が間違っていた。マジか……。参考に開いていた古い地図の載った花子ファイルの方をPDF化した……んだろうな……。
流石に訂正の挟み込みを作って全冊に挿し込みましたわ……(嘆)。
文字ではないが「記載誤り」にも分類すべきか……と迷ったものの、「その他」のみで。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 13ページ 上段 20行目(左から6行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 忌避するのてすから』
↓
【正】 忌避するのですから』
■ 備考
濁点キーの押し込みが足りてない&思い込み補正と老眼で(?)見落としているケース。かな入力に特有の誤字でもある。
……この巻、この種の誤字が多々あったようで、読了されたきよこ様から有難くもお知らせいただいた内の1件(多謝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 28ページ 下段 25行目(左から1行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 道を選んだのたろう……)
↓
【正】 道を選んだのだろう……)
■ 備考
濁点キーの押し込みが足りてない&思い込み補正と老眼で(?)見落としているケース、その2。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(深謝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 34ページ 下段 3行目
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「心得」のルビ「こころええ」
↓
【正】 「心得」のルビ「こころえ」
■ 備考
勢い余ったかな(汗)。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(感謝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 47ページ 下段 16行目(左から10行目)
■ 種別 : 句点誤り
■ 修正内容
【誤】 命じられたのであった、
↓
【正】 命じられたのであった。
■ 備考
今迄にもありそうな気がするものの、探してみても出てこなかった。句点と読点はキーが隣り合わせなので、よくやるといえばよくやるのだが、大抵が入稿前に発見されて修正されている。……が、此処は見落としていた模様。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(平伏)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 49ページ 下段 22行目(左から4行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 ああ、胸か痛まずに
↓
【正】 ああ、胸が痛まずに
■ 備考
濁点キーの押し込みが足りてない&思い込み補正と老眼で(?)見落としているケース、その3。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(拝跪)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 54ページ 下段 5行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 見えてたったことか」
↓
【正】 見えてたってことか」
■ 備考
お隣シリーズ(汗)。……「た」と「て」のキーも隣同士なんで……。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(再拝)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 61ページ 上段 4行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 単に予言者を一般を
↓
【正】 単に予言者一般を
■ 備考
推敲時の助詞削除洩れのパターン。此処で言うと、まず「単に予言者を指す」と叩いた後で「一般」を入れようとして挿入箇所を誤り、「を」を付け足した後で、余分になった「を」を消し忘れたものと推測される。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(深々)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 69ページ 下段 17行目(左から9行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「彼の宰相補」の「彼」にルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「彼の宰相補」の「彼」にルビ) か
■ 備考
ルビなしの「彼の」は「かれの」と読まれてしまうのが普通である為、章の中に何度出てこようとも必ずルビを振る! ……のだが、稀に振り忘が発生(汗)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 76ページ 上段 6行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 荒らするような策は
↓
【正】 荒らすような策は
■ 備考
これも推敲過程が見えるパターン。まず「街中を戦場にするような策」と叩いた後で「して荒らす」を入れたものの、余分になった「る」を消し忘れたものと推測される。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(五体投地)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 88ページ 下段 25行目(左から1行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 前に務めてたお店に
↓
【正】 前に勤めてたお店に
■ 備考
推敲が足りてないなぁ……。
此処の場合は、お店で働くという意味での「つとめ」なので「勤」の方。「務」だと、何らかの役目をお店で「つとめ」てたことになってしまう……