本記事は、日付を未来にし、常に一番上に来るように設定してあります。御了承ください。
(改訂に当たり、更に未来にしました。わかる方は「ちょ、○ラシマンwww」と笑ってやってください(笑))
本ブログ、メモ記事の投稿順がバラバラですが、サブカテゴリを刊行物単位で分けてありますので、右サイドの「カテゴリ」一覧から、見てみたい刊行物を選んでください。そうすれば、その刊行物の紹介がトップに来て、以下、当該刊行物の誤りメモが当該刊行物のページ順に並ぶというページを見ることが出来ます。
また、どんな誤りが多いかを自分でも知りたかったので、誤りの種別をタグに入れ、タグクラウドを形成するようにしてみました。タグをクリックすると、そのタグに紐付けられた記事一覧を見ることが可能です。
(複数タグが付いた記事を調べられる検索窓も、タグクラウドの下に付けてみました。タグ検索及びキーワード検索の結果は、新着順で表示されます)
なお、このブログでは、記事毎のURLは、特定のルールに従って決めております。将来、カテゴリ移動や編集等により予告なく変更される場合がありますので、各記事への直接リンクはお避けください。リンク切れが発生するおそれがございます。
■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -
■ 要修正箇所 : 9ページ 上段 19行目(冒頭の章題空行5行分を含む/左から7行目)
■ 種別 : その他
■ 修正内容
【誤ではないが】 しかも〝移し身〟まで用いて
↓
【仮に直すなら】 しかも導者らの合力による〝移送〟まで用いて
■ 備考
ひとつ前の記事「テレポートではなくアスポート」の補足として。
(「移し身」と「移送」の違いは、リンクした前述記事に譲る)
この場面のマーナ王とレーナ王の使者との遣り取りを引用(&括弧書き部分で、実際の台詞では一々説明されていない辺り等を補記)すると、以下の通り。
「新年早々他国(マーナの都デラビダ)へ、しかも(普通は単身で馬を飛ばしても十日近く掛かるだろう距離を)〝移し身〟まで用いて(旅程を縮めて)僅か数日で参ったと聞くが、それほどに火急の使いか」
「いえ(そこまで「火急」でもないのですが)、レーナ王リュウ・アトス・シェンブルグ陛下に於かれましては、貴国マーナ以外にも(マーナの都デラビダに行くより遙かに近い)キャティラ(の都メーゾニア)へ同じ趣の使いが参る関係上、キャティラへの使者到着に決して遅れてはならじとの命を下され、(それで)導者(聖職者)達の合力により国境近くラード(の町)までの道を四半日(六時間)に縮めた次第にございます(そこから先は普通に馬で移動しました)」
「それは大儀であった」
……此処は、マーナ王が、レーナ王からの使いの趣についてはあらまししか聞いていない場面である。しかも、マーナ王の言葉を受けたレーナ王の使者は、わざわざ「導者達の合力により国境近くラードまでの道を四半日に縮めた」と述べている。つまり、相手国の王が「移し身」と語ったことを、使者の方が(彼我の立場の差も大きいことから)婉曲に否定した……という流れの会話になっているわけである。よって、誤りではない、ということになる。
もしマーナ王がレーナ王の使者について極めて正確な情報を得ているとすれば「移送」となっても良いのだが、その場合は前述の通り、正確な表現となる「導者らの合力による〝移送〟まで用いて」とした上で、レーナ王の使者の台詞から「導者達の合力により」を削る等の手直しをせねばならない。相手国の王の言葉を一々繰り返すのは或る面では無礼なことだし、何より諄いから(汗)。
ただ、「自力瞬間移動はテレポート、他力瞬間移動はアスポート」という意識付けを読み手に徹底して伝えることを優先するなら、マーナ王の台詞もレーナ王の使者の台詞も手を入れるべきなんだろうなぁ、とは常々考えている。
■ タイトル : 予言者ミグとの対面 - ミディアミルド物語 11 -
■ 要修正箇所 : 170ページ 下段 9行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 導者の合力による〝移し身〟
↓
【正】 導者の合力による〝移送〟
■ 備考
『ミディアミルド物語』では「移し身」は我が身を瞬間移動させるテレポーテーション(テレポート)で、自分自身以外の物や他者を瞬間移動させるアスポートは「移送」である。なので、此処は「移送」が正しい。
……実は本伝9巻にも似たような「移し身」使用(現実は「移送」であるが、それに対して「移し身」という言葉が使われている状態)が転がっているのだが、そちらは「移し身」で間違いではない(仮に「移送」と直すなら、周辺の語も要修正となる)ので、これまで正誤Memoブログには掲載していない。……あー、ややこしいね(苦笑)。メモ代わりに載せておくことにしますわ(笑)。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 153ページ 上段 18行目(冒頭の章題空行5行分を含む/左から8行目)
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 見捨ててて
↓
【正】 見捨てて
■ 備考
いや、どうして今迄気付かなかったのか(嘆)。
■ タイトル : バビリアグル・ジョディアン - ミディアミルド物語 12 -
■ 要修正箇所 : 146ページ 下段 14行目(左から12行目)
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「溺」のルビ「えぼ」
↓
【正】 「溺」のルビ「おぼ」
■ 備考
そもそもルビは小さいから推敲時に誤りを見付けにくい……ということも勿論あるが、この打ち間違い自体、割とよくやる(苦笑)。特に、2020年の秋に自室での作業用に外付けキーボードを買って以降、「ぬ」から始まる列が、上に浮かせて置くノートPCスタンド自体の影が落ちる場所になっていて目視しづらいことから、「お」を打とうとして「や」とか「え」とか打ってしまうケースが有意に増えた。
影を落とさない場所までPCスタンドを持ち上げるとPCの画面位置が高過ぎるし、影の落ちない場所までキーボードを手前に引き出すと手首を置く場所がなくなるし(汗)。
……まあ、近年は外付けディスプレイ(縦置き可)も買って一太郎作業は完全に見上げる形になってるから、PC画面の角度なんて今更か……
野間みつねの個人サークル活動30周年を記念して(?)刊行した自選蒐。
2025年6月、初版発行。
個人サークル活動20周年自選蒐『はたとせ』を刊行した2015年以降の刊行物から10の「かたまり」を自選。最後の2025年のみ書き下ろし短編を収録。
長編は章または節単位で抜粋(複数の場合あり)。中編・短編は丸ごと一本を掲載。
架空世界物、未来世界物、似非歴史物、そして今回は、元ネタを御存じなくとも無問題な二次創作からも採用。書き下ろし短編「ちょっとお節介な仕事
《ミッション》を」は『レジェンダリィ・クレイン』シリーズ作品。
20周年自選蒐『はたとせ』よりは薄いです(汗)。『はたとせ』と揃える為に嵩高のコミック紙を使わなかったので、若干の持ち重りはあります(苦笑)。
『はたとせ』同様、作品は刊行順に収録されている為、2015年以降を概観出来る豪華カタログと言えましょう。
なお、タイトルの「11/30」の読みは、「さんじゅうぶんのじゅういち」です。
■ タイトル : 小説BADOMA 血塗られた伝説 3/5
■ 要修正箇所 : 53ページ 下段 23行目(左から3行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 修行に生きるタロパの勇士クニンガン
↓
【正】 修業に生きるタロパの勇士クニンガン
■ 備考
拙作では、魔法・宗教・学問絡みの「しゅぎょう」は「修行」とし、武術・技芸絡みの「しゅぎょう」は「修業」と書き分けることにしている。なので、戦士であるクニンガンの「しゅぎょう」は「業」の方。
あくまで当方の感覚的には、だが……「稽古」と言える方が「修業」で、言いづらい方が「修行」になる。
……誤字と言い切るほどではないのかもしれないものの、当方の作品では意識的に用字の使い分けをしている語なので誤字(苦笑)。
■ タイトル : 四番目の魔道士
■ 要修正箇所 : 9ページ 上段 18行目(左から9行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 癇に触る笑い声が
↓
【正】 癇に障る笑い声が
■ 備考
EPUB移植中に発見したので、流石にサイトには修正してからアップした(汗)。
……刊行から23年近くも経たないと見付けられなかったんかい、と言いたいところながら、こちらの短編「四番目の魔道士」自体は、1991年に執筆して某広報誌に掲載してるんだよなァ……(白目)
なお、余談ながら、この本はワープロ専用機時代の刊行物なので、一段の行数は26行である(現在は25行)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 76ページ 上段 6行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 荒らするような策は
↓
【正】 荒らすような策は
■ 備考
これも推敲過程が見えるパターン。まず「街中を戦場にするような策」と叩いた後で「して荒らす」を入れたものの、余分になった「る」を消し忘れたものと推測される。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(五体投地)。
■ タイトル : 知将ふたたび - ミディアミルド物語 13 -
■ 要修正箇所 : 61ページ 上段 4行目
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 単に予言者を一般を
↓
【正】 単に予言者一般を
■ 備考
推敲時の助詞削除洩れのパターン。此処で言うと、まず「単に予言者を指す」と叩いた後で「一般」を入れようとして挿入箇所を誤り、「を」を付け足した後で、余分になった「を」を消し忘れたものと推測される。
こちらも、きよこ様からお知らせいただいた内の1件(深々)。