架空世界歴史物(?)『ミディアミルド物語』のサイドストーリーズを収録したシリーズ、第4集。
2012年7月、初版発行。
ジャナドゥ養成所が多数あることで知られるシベルリンの森、高名なジャナドゥ養成者タカナ・ルーミンの許で厳しい訓練の日々を送っていたグライン・マーリは、或る朝、養成所を訪れた金髪の青年に興味を惹かれ、樹上からその後を追い始めた……
表題作の他、掌編「ソフラ小景」、中編「リーズルの若き鷹」、短編「歪んだ糸の物語」「暁闇」及び「奇妙な旦那様」を収録。
ようやくようやく出すことの出来た〝ケーデル・フェグラム特集〟の外伝集です。彼の少年時代から本伝5巻に入る前までの諸々を、一気に詰め込んであります。
本伝5巻と6巻との間で読むと、一番美味しくお読みになれる筈です。
なお、タイトルの読みは、「しょうぐんと よばれる までに」です。
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 47ページ 下段 16行目(左から10行目)
■ 種別 : ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 「琥珀色」のルビ「トパーズ」
↓
【正】 「琥珀色」のルビ「アンバー」
■ 備考
琥珀はアンバー、トパーズなら黄玉だろ……そりゃアンバーもトパーズも黄色系統と言えば言えるけど、濃さが違う(汗)。
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 53ページ 上段 16行目(左から10行目)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 去年から俺が借してもらってるんだ。
↓
【正】 去年から俺が貸してもらってるんだ。
■ 備考
多分、最初は「借りてるんだ」と書いてたんだろうなあ。それを「貸してもらってるんだ」と書き直した時に、間違って「借りてるんだ貸してもらってるんだ」と、太字部分を消してしまった模様……(嘆)
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 55ページ 上段 11行目(冒頭の章題空行5行分を含む)
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 (そろそろ、熟を出て
↓
【正】 (そろそろ、塾を出て
■ 備考
ルビまで御丁寧に振ってやがるよルビ振る時に気付けよシリーズ、第四弾(泣)。何故こんなとんでもない変換ミスになったのか、全く見当も付かない……。
てゆーか、十年以上も前に刊行した本で、散々読み返してきたのに、今の今迄、どーして気付けなかったのか……?
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 122ページ 上段 12行目
■ 種別 : 記載誤り
■ 修正内容
【誤】 マーナ王の裏書きがある通行手形を
↓
【正】 マーナ王の裏書きがある往来手形を
■ 備考
昔「通行手形」と書いていたものは、現在全て「往来手形」に置き換えて出している。これは、何となくだが、「通行手形」だと関所だの町の隔壁の門だのといった〝点〟を通過する時にしか使えないイメージがあるのに対し、「往来手形」だとその〝点〟の周辺を含む場所つまり〝面〟でも通用するパスポート的なイメージがあるなあと感じている為。
……が、此処では、うっかり古い用語のまま入力していたのを、推敲時に見落としてしまった模様。納品後の読み返しで気が付いて、ガックリであった……
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 130ページ 下段 17行目(左から9行目)
■ 種別 : 衍字
■ 修正内容
【誤】 攻め取らろうとせず
↓
【正】 攻め取ろうとせず
■ 備考
恐らく、「攻め取ろうとせず」と書く前に、「攻め取らずに」と書いていたのだろう。それを推敲して書き直した際、この削除洩れが発生したと思われる。
なお、この衍字、そっくりそのまま『駆け足、覗き見、ミディアミルド』(イベント頒布終了済み)にも移植されていた。見落としに気付いたのは、当該冊子の原稿を入稿した後……orz
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 140ページ 下段 5行目
■ 種別 : 誤字/ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 嘘は付けない
↓
【正】 嘘は吐けない/「吐」のルビ「つ」
■ 備考
……あーもー、偶々開いたページで真っ先にこれが目に飛び込んでくるとか、その「バグが向こうから目に飛び込んでくる」能力、頼むから入稿前に発動してくれ……(嘆)。
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 142ページ 下段 12行目
■ 種別 : 誤字
■ 修正内容
【誤】 ケーデルは頷き帰すと、
↓
【正】 ケーデルは頷き返すと、
■ 備考
どうしてこんな変換になったのか(汗)。「頷き帰す」が成立する可能性は日本語として全くゼロとは言えないけれど、この場所に於いては、相手であるトミィルを「帰す」状況が生まれよう筈もないので、完全なる誤字。
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 144ページ 下段 12行目
■ 種別 : 送り仮名誤り/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 脳裡を過ぎった。/「過」のルビ「よ」
↓
【正】 脳裡を過った。/「過」のルビ「よぎ」
■ 備考
以前に、146ページにあった同種の誤りについて記載した際、「……この間違い、絶対、何処か他にも潜んでると思う……」
と記したのだが、存外近所に潜んでいた(嘆)。
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 146ページ 上段 24行目(左から2行目)
■ 種別 : 送り仮名誤り/ルビ誤り
■ 修正内容
【誤】 胸を過ぎる。/「過」のルビ「よ」
↓
【正】 胸を過る。/「過」のルビ「よぎ」
■ 備考
私のATOKでは、「よぎる」と打つと何故か「過ぎる」が変換候補として出てくる(因みに、正しい「過る」の方は、自分で単語登録しておかなければ出てこない)。その都度に修正している筈なのだが、此処では何をボケていたのか、修正し忘れた上に御丁寧にルビまで振って通してしまった模様(嘆)。……この間違い、絶対、何処か他にも潜んでると思う……
■ タイトル : 将軍と呼ばれる迄に - ミディアミルド物語外伝集 4 -
■ 要修正箇所 : 155ページ 上段 23行目(左から3行目)
■ 種別 : ルビ洩れ
■ 修正内容
【誤】 (「妹君」の「君」に章初出ルビの振り忘れ)
↓
【正】 (「妹君」の「君」に章初出ルビ) ぎみ
■ 備考
大きなお世話かもしれないとは思うが、読み方が複数ありそうな漢字、或いは変な風に読まれたくない漢字が出てくると、見た目簡単なものでもルビを振るようにしている。章初出時だけの場合もあるし、何度だろうが振り倒す場合もある。
此処は、罷り間違って「いもうとくん」などと読まれたら堪らないので、出てくる都度にルビを振るべき場所であった。況して、後出の「妹君」にはきちんとルビを振っているのに、初出のこちらには振ってないというのは……(嘆)。
ルビを振る時には、その前に同じ語の章初出がないかどうか検索を掛けるんだけど、時々引っ掛け損なうんだよなあ(苦笑)。