この書庫内でのルビ・傍点・踊り字の処理は、ブラウザに依存しない形にする為、無料公開の電子図書館『青空文庫』様で採用している記述方式に準じております。
 但しそれ以外の、例えば字下げ等の処理は、この方式には準じておりませんので、念の為(^^;;
 また、ルビや傍点の為の注釈(及び注釈に使う諸記号)自体も、タグを使用して、本文文字よりも少しだけ小さく表示してあります。これも『青空文庫』様ではなさっていない処理です。
 特に野間の作品の場合、“《 》”は“〈 〉”で括られる台詞(テレパシー系の台詞に使います(笑))内で“『 』”と同様の働きをする為、本文で使われる二重山括弧と区別致したく……(汗)。
 ……もっとも、ブラウザによっては、意図した以上に小さくなったり、逆に旨く小さくならなかったりするようです。御了承ください(涙)。

 処理基準を更に詳しくお知りになりたい方には『青空文庫』様のサイト内にある「青空文庫工作員マニュアル」(ルビ等の処理に関しては、こちらのページ内の「入力の実際/(5)特殊な表記」)を御覧いただくとして、此処ではごく簡単に、採用している基準及び使用例を列挙しておきます。

ルビ
 ルビの付く文字列の直後に、“《”と“》”とで括って配置する。
   例:遙《はる》
 ルビ付きの熟語等が連続する場合は、熟語等の毎にルビを入れる。
   例:愛嬌《あいきょう》《あふ》れる
 但し、人物名(氏名)は、姓と名との間に半角空白を入れて、ひとつの二重山括弧内に収める。※当サイトの独自規則
   例:土方歳三《ひじかた としぞう》
 また、ほぼ固定した言い回しや四字熟語など、複合語と考えて良い場合は、ひとつに纏める。
   例:羽織袴《はおりはかま》
     苦心惨憺《くしんさんたん》
 ルビの付く文字列が始まる直前には、“|”を挟む。
   例:胸《とどろ》かせ
 但し、ルビの振られる部分が漢字だけで構成されており、前後が漢字以外の文字であって、明らかにルビの範囲がわかる場合は、“|”は省略する。(殆どの場合は、これになる)
   例:私は現在《いま》に返った。
 ルビの振られる部分が漢字だけでなく、例えば漢字と平仮名など、異なった文字の組み合わせになっている場合は、“|”で区切を示す。
   例:ちょっと冒険者の店《アドベンチャラーズ・イン》に行ってくる。

傍点
 傍点の場合は、以下のように、注を付ける形で処理する。
   例:美女ならぬ美男[#「男」に傍点]を想って
     付き合い易い男だった[#「だった」に傍点]、というわけか。
 なお、余談ながら、野間が使う傍点は全て、読点“ 、”と同じ形のもの。丸傍点は使いません。

踊り字
 全角2文字分の二倍の踊り字(縦書きでは“く”の縦倍角、横書きでは“へ”の横倍角のような感じの文字)は、/\と入力する。
   例:おもひ入るやまと心の一筋に矢走を渡る船のかす/\
 当サイトでも、これのみは文字縮小せず、本文と同じ大きさで表示する。



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