大変お待たせ致しました♪
私の元へ届いた、株式会社キューブ製・伊東甲子太郎フィギュア、350枚(!)撮影した中からの厳選写真集です。
……厳選してこの程度かいってツッコミはナシでひとつ(^^;;
写真の枚数が多い上に殆どの写真が30KB以上あるので、ナローバンド環境からだと、かなり重いです(汗)。御免なさい。
だからという訳でもありませんが、写真読み込みまでの時間稼ぎに(爆)、フィギュアに付いていた解説書の話なぞ。
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随想執筆の取材(?)の為にオークションページを廻りながら気になっていたのが、その中の或るページでフィギュアと一緒に写真に写っていた解説書の、年譜の部分でした。
ピントは合い切っていないものの、「11月、常陸国志筑藩士の長男として誕生」と読めたのです。
なので、フィギュアが手許に到着した時に真っ先に確かめてみましたところ、やはり、十一月生まれであると書かれていました。
私は、手持ちの歴史資料系の書籍の中で実は今迄に二回、この“十一月生まれ”との記述を見たことがあります。
その内のひとつは、作家という肩書きで紹介されることも多いものの熱心な研究家でもある方が監修されたらしい人名録(のようなもの)でしたが、残念ながら、根拠史料が何であるかがわかりません。
もうひとつは、作家という肩書きの方が書かれた創作色の濃い文章だったので、資料としての信頼性には疑問符を付けざるを得ません。また、その文章は、前述の資料が付いた本よりも後年に出た本の中に掲載されており、しかもその本というのが同じ出版社の同じシリーズの本なので(苦笑)、恐らく前述の資料を参照しながら書かれたのではないか、と推測出来ます。
間違いだの間違いでないだのという話をするつもりは全くありませんが……根拠史料が一体何処にあっての“十一月生まれ”なのでしょう。うーむ。知りたいです。
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さて、それでは、そろそろ写真の紹介に参りましょう。
まずは、既に交換日記にも貼りましたが、開封直後の写真。
……まるで、ゴミ袋に詰められたバラバラ死体です(涙)。
洒落になりません……
気を取り直して、組み立ててみました。
正面からだと怖いお顔ですが、右手からのショットだと、なかなかハンサムです(笑)。
ただ、刀が歪んでますー(T_T) これでも、撮影前に思いっ切り反対方向へ曲げて(……ぐにぐに曲がるんです(爆))、元の歪みに戻り切る前に撮ったのですよ(^^;;
ちなみに、足許の物体は提灯です。……潰れてます(汗)。
おっそろしい形相で抜刀しているところといい、足許に落ちているこの提灯といい……どんな場面をイメージして作られたかが、些少なりとも新選組史に詳しい方には一目瞭然のような気がするのは、私だけでしょうか。
バックの赤……正体は、たまたま手近にあった、ちょいと和紙風のラッピング袋(爆)。これを置いたのは、背景に白い紙を置いて撮影すると、どうしてもフィギュアの顔色が土気色にしか見えない上に、顔の輪郭が背景に溶け込んでしまう為です。蛍光灯下の撮影では無理もないのですが。
オートモードのままだとそれでもなお顔色が悪過ぎたので、手動で蛍光灯モードに切り替え、更に、やや赤みを強めにして撮影しております。
……え。顔色が悪いのは、シチュエーションからすると当たり前じゃないのか? いやー、でも、如何に男前に撮れるかということに情熱を燃やしてましたものでー(爆)。
という訳で、正面よりは男前に見える(……気がする)右手側からのロングショットをもう一枚。
……刀を握っている右手のパーツを、フィギュアパッケージの紹介写真とは違う向きに付けています。実は、私が落札してもらったフィギュアの出品者がオークションページに載せていた写真では、この付け方だったんです。
それがとっても恰好良く見えたのもので、真似してやってみました(^^ゞ
……しかし、ロングで撮影した中で一番恰好良かったのは、実は、この角度。
……あ、石投げないで(^^;;
さて、それでは、もう少し近付いて撮影したショットを並べてみましょう。
真正面……正確には、フィギュアの正規の立ち角度から見ると少しだけアオリの一枚です。
フィギュア自体をやや後ろに倒してバックに寄りかからせ、お顔に対して真正面になる角度から狙いました。
……怖いけど、凛々しいと言えなくもない? (^^;;
正面から少ーし回り込んで撮ってみました。更にアオリにしてます(汗)。
……にこやかに見えなくもない……?
左手側の真横からの一枚。
……今迄並べてきた写真と、顔の感じが違って見えません……?
思いっ切りアオリ。……アオリ過ぎて、誰だかわかんなくなったかなあ(汗)。
思いっ切りフカン……と言うよりは、ほぼ真上からの撮影と言うべきでしょうね(^^;;
……うわ、この顔は結構怖い。
そしてやっぱり、一番恰好良かったのは……
いて☆-(。。)\
ばきっ
……では、此処でひと休みして、ディテール写真を3枚ほど。
これが、随想でも触れた、羽織の庵木瓜紋。ピントを合わせ切れませんでしたけれど、大体の感じはつかんでいただけるかと存じます。
きちんと五つ紋の羽織をお召しになっています。
そうそう、きっちり&すっきりとした襟足が素敵ですね♪
ピントが合っていることでもおわかりのように、此処での注目先は左手の表情です。
伊東さんが、醒ヶ井からの帰路、木津屋橋通で襲われた際に、致命傷を負いながらも抜き打ちに相手のひとりを切り伏せた──とも伝えられる状況(無論、異説はありますが)をイメージしたと思われるこのフィギュア、彩色はやや粗いものの侮れないなーと感じるのは、こういう部分。
掌のこの微妙な開き具合が、個人的にはツボなのでございます。
このフィギュアを実際に自分の手で組み立て、パッケージ写真通りのポーズで立たせた時に私が受けた印象は、これは、斬り掛けてきた相手を抜き打ちに切り伏せた直後をイメージして造形されたのではないか……というものでした。
殆ど反射的に相手を切り伏せたものの、それがよく知っている人間だったことに気付き、ショックを受ける……顔つきの凄まじさと、一見それにそぐわぬほどだらりとしつつ引きつってもいる左手の表情とに、私は、“その瞬間”を感じたのでした。
……まあ、勝手な思い込みかもしれませんが(^^;;
そして、ディテール写真その3、付属の小物、潰れ提灯。
此処までアップにすると、彩色の粗さが見えちゃいますね(苦笑)。
しかし、これをフィギュア足許にぽてっと転がしておくだけで、「木津屋橋通か!?」と伊東甲子太郎ファンを騒然とさせる(……やや誇張あり(爆))だけの威力を持つという、凄いアイテムなのです(笑)。やはり、侮れません。
それでは、最後に、アップ写真を御紹介してゆきましょう。
右側ほぼ真横からの撮影。
結構ハンサムでがんしょ(笑)。
でも、右手側からアップで撮ると、少〜し気になるものが写ってしまうのです……
……何なんでしょう、頸から顎にかけての不審な汚れは(冷汗)。
この角度からだと、余計に怪しく写ります(滝汗)。
他の皆様がお持ちの伊東さんフィギュアには付いていないことを祈ります……だったら偶然私のだけがそーなってただけなんだーと言って済ませられますので〜(^^;;
という訳で(?)、左斜め前から狙ってみました。
……うーむ……こちら側から撮ると、どうも雰囲気が違って見えますね。
もうちょっとだけ正面に回り、やや下から……怖いですか(^^;;
でも、他にも、怖く見える角度があるんです。
それは、正面斜め上から撮った時。
両の目尻が吊り上がって見えますからね(^^ゞ
では、最後の一枚は、恰好良く見える角度から……
……げ。
不審な痣もくっきり……(汗)
何も、致命傷喰らった(と伝えられる)辺りにわざわざ付いてなくても良さそうなもんです……(T_T)
Copyright (c) 2003 Mika Sadayuki
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