物凄くお久し振りです、野間みつねです。
何とか、日々を過ごしております。
9月の旅の話題は載せておくべきかなあと思って此処に写真アップロードだけはしていたのですが、色々な事情が重なって本文を叩く気力が出ないまま、結局、旬を過ぎてしまいました。はあ……。
今の楽しみは、正直、自作本の原稿を進めることぐらいですが、それも最近、疲れ気味かなあ。書きたい気持ちが勝《まさ》ってぶっ飛ばせている間は良いのですが、一段落してしまうと、ふっと、「ああ、これは別に待たれてはいないだろうなあ」なんて後ろ向きな感情が涌いてきてしまうのですよ。
まあ、読者様から受け入れられ易く反応も来易い歴史物(似非ですが(汗))ではなく、受け入れられにくく反応も頂きにくい完全オリジナル作品に没頭しているのだから、或る意味当たり前で、割り切るべきなのですが。
自分が書きたいものと、読み手が求めているものが一致していれば、どちらも幸せで愉しいんでしょうねえ……
ただ、それは無理そうなので、どちらかに重きを置くかと考えたら、自分の書きたいものを書く方を選んでしまう。そもそも私は、より沢山の人に買って読んでもらわないとならない、それに生活が懸かっている職業作家ではない。
無論、読み手にとって少しでも読み易いように、と自分なりに努力はしていますが(句読点の打ち方とか、語順とか、一行に収める文字の並びとか)、一番最後のところで、天秤が、「私が書きたいもの」に傾いてしまう。
だったら文句を言わずに書いてろよ、と思うのですが、んー、つくづく、社会に出るまでの私は、物書きとしては恵まれてましたねえ。今読み返すと恥ずかしくて仕方ない完全オリジナル作品をノートに書き散らしていただけなのに、9割の読み手様から御感想を頂けていたのですから(……いやまあ、あの頃は直接ノート回覧だったから、半強制にはなってたけど(汗))。
野間みつねは、そんな有難い皆様に褒め育てていただいたからこそ、今以て書き続けていられるわけでして。
……済みません、つまらん愚痴でしたね(苦笑)。
来年、同人誌即売イベント直接参加に復帰したら、わくわく感が少しは戻るかしらん。イベントって、サークル参加して同好の士達の熱気を肌で感じるだけでも、「よし、私も頑張るぞ!」と刺激を受けられますからね、多かれ少なかれ。
で、やっと本題です。……前置きが長過ぎるわ……(汗)
そんなこんなで原稿作成中だった『ミディアミルド物語』の外伝集3巻『その佳き日まで』ですが、最後に収録する短編「命知らず」のテキストデータを一太郎へ流し込み、トータルページ数が確定と相成りました。
表紙込み124ページ。外伝集1巻と同じで、無事に500円の範囲に収まりました(苦笑)。
……まだ移植完了には至っていませんが(テキストを流し込んだ後で、均等割付やらルビ振りやらの微調整作業が入る)、ページ数の大きな変動はなさそうなので、此処で公表出来ると判断しております。……あとがきは一文字も書いてませんが、残りページ数の範囲で調整出来ますからね(爆)。
入稿自体は来月の下旬に予定されている印刷基本料金20%割引期間を狙う為、刊行は12月上旬になろうかと。
それまでは、せっせと推敲を致しますわ(汗)。
……此処で締めようかと思ったのですが、読み返すと前置きが余りに長く、しかも鬱気味なので、バランスを取る為に、今少し、今回の外伝集の話を続けておきましょう。
今回の外伝集は、予てからの予告通り、本伝3巻の「持つべきものは」で描かれた“ノーラ家の不良息子”の婚約話に関する裏話&後日譚を集めたものです。
収録話は、以下の3篇。
- 「ささやかなる陰謀」 … 書き下ろし。本伝3巻「持つべきものは」の章の裏話。
- 「その佳き日まで」 … 1994年3月に回覧ノートで発表済の話を、改題&改稿。内容は、副題が「ノーラ家の不良息子の結婚始末記」というところから、察してください(笑)。
- 「命知らず」 … 書き下ろし。副題が「その後の、結婚しない男たち」となっているのは……「その佳き日まで」を読めば、自ずとわかることでしょう(苦笑)。
なお、最後の「命知らず」は、時間軸で言えば、“更にその後”に当たるエピソードです。本伝で言えば、5巻(来春刊行予定)の「近衛隊の一番長い旬日」の章と、その次章との間の出来事ということになります。でも、本伝で採り上げるにはなあ、という脇筋の話ですし、まあ外伝集に入れる方が無難だなーと……
という訳で、『ミディアミルド物語』外伝集3巻『その佳き日まで』、年内刊行の目処が立ちましたので、此処で御報告させていただきました。
もうちょっとだけ移植作業を頑張ってから、就寝します。
それでは、また。