交換日記ブログ「里の茶店 万年貸切部屋」の中から、
里長・野間みつねの投稿のみを移植したブログ。
2008年6月以降の記事から、大半を拾ってきてあります。
 

2011年10月アーカイブ(古→新)

本題は「ページ数確定」……

 物凄くお久し振りです、野間みつねです。
 何とか、日々を過ごしております。
 9月の旅の話題は載せておくべきかなあと思って此処に写真アップロードだけはしていたのですが、色々な事情が重なって本文を叩く気力が出ないまま、結局、旬を過ぎてしまいました。はあ……。

 今の楽しみは、正直、自作本の原稿を進めることぐらいですが、それも最近、疲れ気味かなあ。書きたい気持ちが勝《まさ》ってぶっ飛ばせている間は良いのですが、一段落してしまうと、ふっと、「ああ、これは別に待たれてはいないだろうなあ」なんて後ろ向きな感情が涌いてきてしまうのですよ。
 まあ、読者様から受け入れられ易く反応も来易い歴史物(似非ですが(汗))ではなく、受け入れられにくく反応も頂きにくい完全オリジナル作品に没頭しているのだから、或る意味当たり前で、割り切るべきなのですが。

 自分が書きたいものと、読み手が求めているものが一致していれば、どちらも幸せで愉しいんでしょうねえ……
 ただ、それは無理そうなので、どちらかに重きを置くかと考えたら、自分の書きたいものを書く方を選んでしまう。そもそも私は、より沢山の人に買って読んでもらわないとならない、それに生活が懸かっている職業作家ではない。
 無論、読み手にとって少しでも読み易いように、と自分なりに努力はしていますが(句読点の打ち方とか、語順とか、一行に収める文字の並びとか)、一番最後のところで、天秤が、「私が書きたいもの」に傾いてしまう。

 だったら文句を言わずに書いてろよ、と思うのですが、んー、つくづく、社会に出るまでの私は、物書きとしては恵まれてましたねえ。今読み返すと恥ずかしくて仕方ない完全オリジナル作品をノートに書き散らしていただけなのに、9割の読み手様から御感想を頂けていたのですから(……いやまあ、あの頃は直接ノート回覧だったから、半強制にはなってたけど(汗))。
 野間みつねは、そんな有難い皆様に褒め育てていただいたからこそ、今以て書き続けていられるわけでして。

 ……済みません、つまらん愚痴でしたね(苦笑)。

 来年、同人誌即売イベント直接参加に復帰したら、わくわく感が少しは戻るかしらん。イベントって、サークル参加して同好の士達の熱気を肌で感じるだけでも、「よし、私も頑張るぞ!」と刺激を受けられますからね、多かれ少なかれ。

 で、やっと本題です。……前置きが長過ぎるわ……(汗)

 そんなこんなで原稿作成中だった『ミディアミルド物語』の外伝集3巻『その佳き日まで』ですが、最後に収録する短編「命知らず」のテキストデータを一太郎へ流し込み、トータルページ数が確定と相成りました。
 表紙込み124ページ。外伝集1巻と同じで、無事に500円の範囲に収まりました(苦笑)。
 ……まだ移植完了には至っていませんが(テキストを流し込んだ後で、均等割付やらルビ振りやらの微調整作業が入る)、ページ数の大きな変動はなさそうなので、此処で公表出来ると判断しております。……あとがきは一文字も書いてませんが、残りページ数の範囲で調整出来ますからね(爆)。

 入稿自体は来月の下旬に予定されている印刷基本料金20%割引期間を狙う為、刊行は12月上旬になろうかと。
 それまでは、せっせと推敲を致しますわ(汗)。

 ……此処で締めようかと思ったのですが、読み返すと前置きが余りに長く、しかも鬱気味なので、バランスを取る為に、今少し、今回の外伝集の話を続けておきましょう。

 今回の外伝集は、予てからの予告通り、本伝3巻の「持つべきものは」で描かれた“ノーラ家の不良息子”の婚約話に関する裏話&後日譚を集めたものです。
 収録話は、以下の3篇。

  • 「ささやかなる陰謀」 … 書き下ろし。本伝3巻「持つべきものは」の章の裏話。
  • 「その佳き日まで」 … 1994年3月に回覧ノートで発表済の話を、改題&改稿。内容は、副題が「ノーラ家の不良息子の結婚始末記」というところから、察してください(笑)。
  • 「命知らず」 … 書き下ろし。副題が「その後の、結婚しない男たち」となっているのは……「その佳き日まで」を読めば、自ずとわかることでしょう(苦笑)。

 なお、最後の「命知らず」は、時間軸で言えば、“更にその後”に当たるエピソードです。本伝で言えば、5巻(来春刊行予定)の「近衛隊の一番長い旬日」の章と、その次章との間の出来事ということになります。でも、本伝で採り上げるにはなあ、という脇筋の話ですし、まあ外伝集に入れる方が無難だなーと……

 という訳で、『ミディアミルド物語』外伝集3巻『その佳き日まで』、年内刊行の目処が立ちましたので、此処で御報告させていただきました。
 もうちょっとだけ移植作業を頑張ってから、就寝します。

 それでは、また。


 こんばんは、野間です。

 馴染みの印刷所さんのスタッフブログで以前紹介されていた、このサイト。

   ■ 文体診断ロゴーン

 取り敢えず、拙作『ミディアミルド物語』の、

  1. 未発表で書きかけの外伝
  2. 今度刊行予定の外伝集に収録している短編「ささやかなる陰謀」
  3. 同外伝集の中編「その佳き日まで」の第一章「月光亭」
  4. 同編の第十一章「御招待」

 を、放り込んでみました。
 ただ、これは最初の5,000字までしか判定されない仕様なので、上2本及び最後の1本は全文を見てのものではないでしょう。因みに、文字数はこちらで確認しました。

 少なくとも4本放り込んでみれば、大体の傾向がわかるだろう、と思ったのですが……

 結果は、こんな感じです。……以下、箇条書きの所では敬称略です。

 ★一致指数ベスト3に必ず登場するのが、大宅壮一
 ……ご、御免なさい、実は大宅先生の著作を読んだことないのでわからないんですが、似てるんですか(汗)。
 また、4本中3本で小林多喜二先生(こちらも未読(汗))との一致指数が高くて吃驚……大宅壮一先生が上に来ているものでも、コンマの差でした。
 他に出てきたのは、一致指数の高い順に、浅田次郎先生、佐高信先生、野間清治氏(講談社の創始者)、太宰治先生でした。……えええ、そーなん?(汗) 太宰先生以外、著作を拝読したことがないんで、わかんないんですけど(汗)。
 ★一致指数ワースト3に必ず登場するのが、岡倉天心と岩波茂雄
 ……似てると言われても困るような気がするので、まあ良しと(汗)。
 ★文章評価で殆どぶれなかった項目が「文章の硬さ:D やや硬い」
 ……どうやら、平仮名が少ない≒漢字が多いと、そういう判定になる模様(汗)。
 いや、これは自覚してますから、そーなるだろーなーと覚悟はしてました。
 「御招待」だけが何故か「A 適切」になっとりましたが、これはまあ、物語も後半で、あんまり説明しなきゃいけないところがなくて、会話文が多かったから……かもなあ。
 ★「文章の読みやすさ」は、大体平均的
 殆どが「C 普通」でしたが、1本だけ「D 一文がやや長い」でした。まあ、元々ぶつ切りの単文を重ねる文章が好きではないという事情もありますので、この評価は甘受します(苦笑)。
 ★「文章の表現力」は、概ね高評価
 最低でも「B 表現力豊か」で、4本中3本が「A とても表現力豊か」でした。……ただ、説明文を読む限り、此処で言う「表現力」とは、文章中に出てくる言葉が重ならない率が高いこと、謂わば語彙の豊富さのよーなものを示しているようです。
 ★「文章の個性」は、モノによって「やや個性的」「個性的」「とても個性的」と評価にばらつき
 ……これは、誰かの文章に似ている度合が低いと、評価が高くなるようです。
 じゃあ、此処でサンプルとして挙げられている誰かに似過ぎている文章というわけではない、と安心してもいいのかな(爆)。

 「カタカナ出現率」が比較的高いのは、架空世界物だからだと思います。……てことは、『まなざし』の文章を入れると、また評価が変わるんでしょうか。片仮名なんて、擬音語擬態語程度で、ほぼありませんし(苦笑)。
 時間があれば、ちょっと試してみますかね。

 あ、因みに、Twitter版もあります。……でもこれ、公式RTの多い人は不正確になるんじゃないかしら。だって、そこに主として載っかってるのは、その人のではなく、他の人の呟きなんだもんね。RT分は外して見てくれるなんて高度なことは、やってないのでは……。
 という訳で、「ええええ~」という変な人が結果に出てもお気になさいませんよう、って、誰に言ってるんだ私……

 それでは、また。


作品変わると文体も変わる?

 こんばんは、野間です。

 前回話題にした文体診断ロゴーン、今度は『まなざし』と『残し置く言の葉草の記』からピックアップして、放り込んでみました。
 ……ら、今度は、全然違う方々に似ていると言われました(爆)。
 中島敦先生とか、新美南吉先生とか、芥川龍之介先生とか、吉川英治先生とか、とかとかとか(一致度数が高い順)。
 もう、何が何だかわかりませんわ(苦笑)。
 片仮名と漢字が減るだけで、こうも結果が変わるもんでしょうか。……あ、実は、『まなざし』シリーズの場合、『ミディアミルド物語』よりも漢字が少ないのです。
 しかも、漢字が減っただけで、文章の硬さの判定がガタッと甘くなる有様(苦笑)。……本当に、漢字の量で判定しているのね(爆)。
 ただ、『ミディアミルド物語』では、『まなざし』以上に振り仮名を振り倒しているので、何もない文章よりはマシだろうと、自分では思っております……

 いずれにしても、作品が変わると文体も変わるのは或る面では当たり前なのですが、結果が此処まで違うと、そんなに意識して変えてないのになあ、とも思うわけで。
 まあ、気楽な気持ちで楽しむのが吉なのでしょう。

 ……そして、何を放り込んでもワースト1に出てくる岡倉天心先生は、一般的な文章とは掛け離れている文章ネタ要員として入れられているに違いない、と思ってしまった野間(爆)。

 という訳なので、気楽に入れてみると好いと思いますよ(私信)。
 「文章の読みやすさ」なんて、句読点の入り方、特に、一文の長さで判定しているだけのようですから(笑)。

 それでは、また。


 こんにちは、野間です。

 高井玖実子さん、×回目のお誕生日おめでとうございます。
 ×歳の一年が、充実した一年となりますように。
 今年の私は冬コミに訪問出来るかどうか微妙ですが(今年は仕事が年末年始ナシになりかねない感じ(汗))、最低でも年に一度はお顔を拝見してお声を拝聴しないと何だか落ち着かないので(笑)、どうにか遣り繰りして顔を出したいと思っております。……って、あれっ、発表は明日でしたか(汗)。どうぞ受かっていらっしゃいますように。

 それでは、また~。


今日の諸々

 こんばんは、野間みつねです。

 今日は、主に、『ミディアミルド物語外伝集』3巻の表紙原稿を作っていました。
 めでた目の話を集めた本なので、暖色系統で拵えてみました。話の内容に所謂“ピンクな”要素が皆無に等しいという、私にしては珍しい(爆)作品であることも考慮して、せめて表紙だけでもマゼンタピンク……よりは濃い色ですけど、ピンクの系統で(笑)。

 その後で、ようやく、トップページの季節のカットを差し替えました。
 長い間掲げていた左サイドの鯉も、ひっそりと退場させております。
 ……来年こそは……と願いながら。

 それでは、ひと風呂浴びて就寝しますので、短いですが、おやすみなさい。


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