交換日記ブログ「里の茶店 万年貸切部屋」の中から、
里長・野間みつねの投稿のみを移植したブログ。
2008年6月以降の記事から、大半を拾ってきてあります。
 

2010年8月アーカイブ(古→新)

 ども、野間です。

 此処を携帯から御覧になっているかどうかわかりませんが、高井さん、本日御参加の夏の祭典、頑張ってくださいねー!

 今日の休みが取れなかったので、残念ながら訪問は出来ません……
 午後からの外での会議出席がなかったら、午後半日だけでも休みを取って、有明を訪ねたかったんですが……(苦笑)。

 残り半日、充実したものとなりますように。


 こんばんは、野間です。
 頗る御無沙汰しております。毎日うんざりするほど暑いですが、一応は元気に過ごしております。
 ……まぁ、我が赤鯉チームが負けてしまうと一時的に元気がなくなるんですが、負けて一番しんどいのは選手(&指揮官・スタッフ)達でしょうから、こちらはひたすら応援するのみです。……あ、そう言えば、「カープうどん」目当てで(汗)7月に神宮に行った時の記録を上げてませんね(苦笑)。神宮観戦5試合目にして初敗戦だった試合です。そちらは、いずれまた時間が取れましたら。

 さて、標記作品。

 ……に触れる前に。
 少年画報社の刊行物を買うのは、ああ懐かしや聖悠紀先生の『超人ロック』以来ですなァ(苦笑)。……余談ながら『超人ロック』は、長編が好きで、一旦買い始めたら大抵方は完結まで買い続けてしまう性分の私が途中で購読を断念した、数少ない作品のひとつです。他は、横山光輝先生の『三国志』ぐらいかなぁ。高橋留美子先生の『犬夜叉』は、残り2巻ぐらいのところで買うのはやめましたが、読むだけは最後まで読みましたし。

 それはさて置き、今度こそ、標記作品。
 昨日、twitterのハッシュタグ#carpを追い掛けていてその存在を知り、関心を持ちまして。
 丁度1巻の発売日でしたので、早速、買って読んでみました。

球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
球場ラヴァーズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
 価格:¥ 560(税込)
 発売日:2010-08-23

 主として関東でのカープ戦、ビジター応援席を舞台にした物語です……と言えばいいのかしら。
 表紙にも登場している主人公の女子高校生・松田実央(……マツダって(笑))は、学校で酷い苛めに遭っているというヘヴィな事情を抱えているのですが、拠ん所ない理由から東京ドームのビジター応援席を訪ねたことがきっかけで、OL・基町勝子(……基町って、旧市民球場のあった中区基町ですね(笑))&自由業(汗)・下仁谷《かにや》みなみ(……もしかして東区「蟹谷」町のひねり? 下の名前も、南区「皆実」町ですか?/後日追記:よく考えたら、南区「南蟹屋」の方ですね! 新球場の住所じゃ!(爆笑))といった人生の先輩達(笑)と共に月に2回の野球観戦を始めることになります。登場時は心の縮こまった少女だった彼女は、観戦を経る毎に何かを掴み、次第次第に毅くなってゆくのでした。
 いつか、探している「赤い帽子の人」に再会出来ると好いですね……とは思うものの、ビジター応援席って、赤い帽子被ってる人ばっかりだからなぁ~(汗)。

 近年は権利関係がやかましく、実在する野球選手を漫画に登場させることが難しくなっているのですが(……出す場合、それぞれ利用料を払わなきゃならないらしい(汗))、いやぁー、そー来たかぁーと。
 舞台となるのが外野応援席なので、球場のシーンでも選手の顔は出てきません。出てきても精々、遠目に見る後ろ姿ぐらいです。それでも、登場人物達の口から語られる台詞の数々で、十二分に、ファンの目から見た選手達の姿が伝わってきます。……そのひとつひとつのエピソードに、作者が個々の選手達に向ける、節度の利いた愛情を感じます。

 ……だから、作者が間違えたとは思いませんよ。
 写植貼った人、高橋投手の名前は「建」ですからねっ。二刷目からは直しておいてくださいよっっ!(笑)

 それにしても、いやはや、色々とツボに嵌まる作品でした~。
 カープファンだから一層、なのかもしれませんが、特に神宮球場が舞台になっている時は、何かこう、見慣れた風景・シチュエーションが一杯でして(笑)。

 例えば、

(神宮は当日券いつもあって助かる)

 ……決して、決して笑える場面の台詞(正確には内心の声)じゃないのに、思わず噴いてしまいましたがな(爆)。
 外野だけでなく、内野も、席、ありありです……もしかしたら、ホーム側の席の方が(以下略)

 野球素人の実央は、或る意味、野球ファンでない人の代表みたいなところがあります。
 だから、こんなことも言っちゃいます。

「他人のこと応援して楽しいですか。応援してどうなるわけじゃないのに、自分に関係ない人がやってる野球に必死になって。ここにいるみんな、偽善者みたい」

 でも、それに対する、先輩達の答は……

「人のことだから応援するのよ」
「自分のことだったら自分が頑張るだけじゃなーい」
「応援してくれって頼まれたわけじゃない。自分の声で点が入るわけでなし。でもね、だからこそ応援なの。私が今、応援したいのよ

  〈中略〉

「ねぇ、津田が病気を隠して耐えていたように、ここにいる何万人のみんな、何か抱えてるかもって思わない?」
「あるあるー、みんななんかあるっしょー」
「あなたも、なにか思ってここにいる。でしょ?」
「でもねっ、自分のことはさておき、誰かを応援するの。状況も立場も気持ちもバラバラの人たちが、ここでだけ、ひとつところをみる。ここは堂々と他人を応援できる場所なの! いいでしょ?

 これ、第1話での会話です。
 野球に限らず、試合場に出掛けていって応援するって、そういうことなんだよなぁ……と、深い共感を覚えました。
 買って良かったなーと思いましたよ。

 また、帰りの電車の中で危うく爆笑しそうになってしまった、この遣り取り。

実央 「もしかして、カープって弱いですか」
 「データブック読んでみたら、広島最後の優勝って1991年じゃないですか。19年優勝してないのってどうして?
勝子&みなみ 「こっちが聞きたいわ」

 ……いやー、ホント、ツボですね(泣笑)。
 にやっとさせられる小ネタもあったりして、目が離せません(笑)。
 続刊が楽しみな作品が、またひとつ増えました♪

 それでは、余り長々と語っても何なので、ひとまずこの辺で……。

スーパークリーク、逝く

 こんばんは、野間です。
 長文気味記事は後からとして、ひとまず。

 スーパークリーク逝く…同期オグリに続き

 天皇賞の秋・春連覇を初めて成し遂げた、中距離も行ける、ステイヤー。
 今迄で一番好きな競走馬でした。
 最近、仔が出てこないので寂しく思っていたのですが……

 菊花賞での見事な走りは忘れられません。
 当時の京都競馬場、最終第四コーナーの特質を十二分に生かした、スーッとインに切り込んでゆく走り方。

 冥福を祈ります。

★★★★★

19:32 追記

 ヤフーニュースの記事は割に早く消えてしまうので、他の記事も(自分の為に)貼っておきます。

 ■ 読売:初の秋春・天皇賞連覇、スーパークリーク死ぬ

 ■ 朝日:GI3勝のスーパークリーク死ぬ 25歳

 ■ 産経:【競馬】スーパークリークが死ぬ 菊花賞、天皇賞の優勝馬

 毎日では見付かりませんでした(苦笑)。


あり得ない……

 改めまして、こんばんは、野間です。

 昨夜の『龍馬伝』は、見ていて流石に憤りにも似た激情を覚え、且つ、呆れました。
 此処で、ぶちまけたくなってしまったほど。

 歴史物での大抵の虚構には寛容な私ですが、流石にアレはないでしょう……
 脇役なのは当たり前としても、新選組に対して何て適当な描き方をしてくれるんだ……と、感情がドラマの展開を拒否してしまいました。

 以下、楽しんで御覧になっている方にとっては否定的感想のオンパレードで愉快ではないでしょうから、むっちゃ久々に折り畳みタグを使わせていただきます

 昨夜の回に対して私が抱いた憤りにも似た感情は、「ねこづらどき」様がほぼ言い尽くしてくれているので、リンクを張っておきます。

 ■ ねこづらどき:龍馬伝35 ~薩長同盟ぜよ~
新選組にしても見回組にしても、正規の藩士相手に無闇に捜査権を振りかざす事は出来ませんでした。幕府は諸藩の頂点に立ってはいても、いわば大名達の盟主という立場であり、主人ではなかったのですからね。藩士を裁く事が出来るのはあくまで藩主だけでした。ですから、弥太郎が土佐藩士を名乗ったからには、それ以上の拘束は出来ないはずです。ましてや参政の名まで出しているのですからね、土佐藩と一戦交える覚悟が無い限り、弥太郎に危害を加える事など出来るはずもありません。

 一番呆れ、且つ憤ったのは、岩崎弥太郎を巡るこのエピソードです。
 歴とした土佐藩士を拷問? あり得ないでしょう!
 明保野亭事件を御存じないのでしょうか、脚本家は。否、それ以上に、監修の方々は何を御覧になっていたんでしょう。
 新選組はこんな無茶苦茶なことをする組織だというのが、『龍馬伝』の脚本家の認識であるわけですね。最初から期待はしていませんでしたが、此処まで来ると、ひど過ぎる。創作の手法としては「あり」かもしれませんが、感情として受け容れ難いです。
 あんな怪しい恰好をして歩き回る者が土佐藩士であるわけがないという類の台詞でもあれば、また感じ方も違ったかもしれませんが、だとしても、土佐藩士だと名乗った以上、本当かどうかの確認ぐらいはするでしょう。明保野亭事件の悲劇を繰り返さない為にも。
 弥太郎さんの出番を作りたいが為に新選組をテキトーな組織として描くのはやめてほしい。

見回組と新選組が何かと張り合っていたのは事実です。でもそれは初期の事で、この時期には役割分担も出来、こんな馬鹿げた小競り合いを起こすはずもありません。それにしても、6年前に新選組!を作ったNHKとも思えない偏見ぶりですね。新選組を、未だにただの殺人集団だと言い続ける神経が信じられない。それも見回組をして言わしめるとは、あまりにも酷い演出です。

 この辺りは、新選組の立場を視聴者に“わかり易く”示すという創作手法として「は」納得も出来ますが、感情としては、「ねこづらどき」様に同感です。

さらに細かい話をすれば、屯所の門前に立番が居ないというのはあり得ない、正規の藩士を痛めつけるだけ痛めておいて、引き取り手もなくただ放り出す事などあり得ない、誰にも見とがめられる事無く屯所(この当時は西本願寺)周辺をうろつける事などあり得ない、不慣れな道を迷うことなく短時間で往復できるなどあり得ない。全ての点でリアリティはゼロです。

 此処ではもう、呆れや憤りを通り越して、失笑したくなっていました。
 どう考えてもそんなに簡単に短時間で屯所に辿り着けるわきゃねーだろ、大体門前に見張りがいないなんてあり得ねーだろ、成程なぁ、この脚本家の中では新選組の存在は所詮この程度のものでしかないんだなぁ、と……

 === 二重になっている箇所、此処まで ===

 谷原さん演じる桂さん改め木戸さんがいますので、今後も見続けはしますが……
 何と言いますか、改めて、どういう辺りで自分の許容範囲が急激に狭まるのか(換言すると、何処に逆鱗があるか)を認識させられた、昨夜の『龍馬伝』でした。

 それでは、また。


旧広島市民球場

 こんにちは、野間です。

 今日は、広島市中区基町にあった旧広島市民球場の一般利用最終日です。

 ■ 2010年8月17日中国新聞記事:カープ元選手と学生チームが試合
 旧広島市民球場(中区)の一般利用最終日の31日、広島県内の大学生を中心につくるスポーツ応援サークル「エントランス」が、広島東洋カープの元選手と交流試合をする。9月1日に廃止される球場に感謝の思いを込めて企画した。当日は観客席から自由に見学できる。

 出場する元選手は、広島カープOB会会長の長谷部稔氏、安仁屋宗八氏、高橋里志氏、池谷公二郎氏、達川光男氏、小川達明氏の6人。元選手や元球団職員たちでつくるチームとエントランスが対戦し、長谷部氏による終球式で締めくくる。

 終球式かぁ……

 実は、取り壊すよりも残しておく維持費の方が安くて済むという情報もネット上にはありまして、これまでの経緯を見ると、色々と複雑なようです。
 広島市民であったことは一度もない人間が四の五の言うのもなあとは思いますが(まあ、うちゃあ呉の出身じゃけぇねえ(苦笑))、もうちょっとどうにかならんもんかのう……そのまま球場として使うたらいけんのんかのう……と正直思うのでした。

(旧)広島市民球場:08/09/20撮影

 今は、この「広島市民球場」という看板は外されています。

 9月に広島に立ち寄るけえ、出来たら、もう一回、外観だけでも見に行っときたいです。
 ……ただ、新球場の方もコンコース解放日なので、そっちにも行っときたいんですが(汗)。
 頑張って両方とも回ってみよーかの(爆)。

 それでは、また。


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