交換日記ブログ「里の茶店 万年貸切部屋」の中から、
里長・野間みつねの投稿のみを移植したブログ。
2008年6月以降の記事から、大半を拾ってきてあります。
 

2008年9月アーカイブ(古→新)

確かに下手なんだけど

 おはようございます、野間です。

 前回8月31日の文章を読み返してみて、「昔の作品が全く駄目駄目」って言ってる感じを受けるなぁ、と思いましたので、自分でフォロー(苦笑)しておくことに致しました。

★★★★★

 小中学生の頃の作品は勿論論外の出来ですけど(苦笑)、高校生の頃の作品も、ぐおぉー、何だか、むず痒いむず痒い……自分の作品でなければさっさと放り出してるよ、ってほど稚拙な文章のオンパレードでございます。
 よくもまあ、こんな代物を堂々と人に読ませてたなぁ、と、当時の怖い物知らずの自分に呆れてしまいますわ。

 前回は、上記のように記しました。
 ですが……だからと貶し切れない部分もあります。

 確かに下手は下手なんですが、反面、何を描きたいと思って書いているのかが、ストレートに、びしびし伝わってくる。
 その代わり、「うわ、此処、気が乗ってない(汗)」という箇所も、そこだけ熱が乏しいものだから、すぐにわかるんですけどね(苦笑)。

 また、何とも稚拙な文章回しであるにも拘らず、時としてその稚拙さに釣り合わないほど偉そうな(汗)単語・漢語・言い回しが何の躊躇もなく放り込まれている、というアンバランスさ。
 いつの間にか×歳になってしまった“大人の”私の目から見て、その釣り合いの悪さは、めっちゃムカツク(笑)ほど気になります。「むおぉー、何ちゅー大袈裟な表現を使っとるんだ、おまいさんわっっ(悶死)」てな感じです。
 でも……難しい言い回しを使いたくて背伸びしていた、というわけではないんですよね、これが。
 当時の自分を覚えているから言えるのですが、当時の私にとっては、自分の文章は自分の思考の発露として、何ら違和感がないものでした。
 つまり……ごく幼い頃から大人の読む本にも手を出して読書三昧だったおかげで語彙力だけは妙に(同年代の皆と比べて)あるけど表現力が全く追い付いていない、そしてそのことに全く気付かない、頭でっかちな奴だった、とゆーわけです。

 昔の作品は、総じて、エネルギーが剥き出しになっている、とでも申しましょうか。
 現在の文章は、変な饒舌に堕して書き手の独り善がりに陥らないように、と意識して抑え気味に書いているので、その分、エネルギーの放出は限定的です。どういう文章が好みか、にもよりますが、爆走するほどの勢いある文章がお好きな方には、今の私の文章は、全く物足りないかもしれません。

 私が昔の作品を捨てられないのは、時々読み返して、その当時の“熱”を浴びてみたくなるから、でもあるのです。

★★★★★

 ただ、これ、副作用もありまして。
 ……今書いている作品ではなく、他の作品の続きが書きたくなってしまう(汗)。

 そんな訳で、そろそろ意識を『まなざし』に引き戻さなきゃならないなぁ、と思いつつ、それでは、今日も一日、宜しくお願いします。


足の踏み場しかない中で

 こんばんは、中途半端に早めに帰宅した野間です。……21:00前に仕事場を出ても、行きたい店は開いてませんので(嘆)。
 立ち寄れたのは、久々のポポラマーマぐらいでした……


 さて、昨月朔日の引越完了から、1か月以上。
 この土日でようやく、自室に山と積まれていた段ボールの中身の殆どを、床上に移動させ終えることが出来ました。
 ……箱の中から外へ移動させて床上に積み上げただけなので、何の解決にもなっていないわけですが(汗)、いい加減で引越屋さんに段ボール箱を引き取りに来てもらえる状態にしないと、母の頭に角が生えちゃいますので(……否、既に生えかけていたんで(汗))。

 しかし、おかげで、自室は只今、窓を開ける為に最低限必要な足の踏み場しかございません(爆)。
 無論、新しいパソコンを開梱するどころではありません。3か月の保証期間(いわゆる“リユース”品なので短い)の間に動作確認が出来るのか(汗)、甚だ怪しいです……


 まぁ、そんな中でも、物書きの神様が降臨なされば、何を措いても(?)お迎えすべきなわけでして。
 土曜日にサイト内の一部記載がこっそり更新されていることにお気付きになった方は既に御承知かと存じますが(……トップページには反映させていませんけど、改装記録のページには書き込んであります)、何年か前に頂いた30,000番キリ番リクエストに基づく作品を、怒濤の勢いで執筆中です。
 引越荷物を解《ほど》きながら昔の作品──特に『ティブラル・オーヴァ物語』──を読み返していたのが神降臨の原因じゃないかと自分では思っているのですが、丁度、リクエスト主に直接会える時期も近いことですし、折角来てくれた波を逃さないよう、一気に乗り切りたいと思っています。

 という次第で、また当分はこちらへ顔を出せませんが、何卒御容赦くださいませ。


悪い病気が

 こんばんは、野間みつねです。

 我が赤鯉チームが本日の試合に勝利、ペナントレース終盤のこの時期に勝率を5割に戻し、青竜さんと同率3位に這い上がったという事実に、ひとまず喜んでいるところです。
 しかし、此処はまだ、道の途中。CS(クライマックスシリーズ)進出という第一の目標目指して、まずは明日明後日の勝利を目指してください。
 それにしても、vs.青竜さん戦のチケットを押さえた当時は、自分の観に行く試合が“CS進出天王山三連戦”の一戦になるかもしれないというのは、流石に希望的観測だろうかなぁ、と思っていたんですが、いやー、本当になってしまいそうです。嬉しいですね。

★★★★★

 さて。
 此処へ出てこない間、平日はキリリク小説執筆、休日は部屋の片付けやらその延長での買物やら隙を見てのキリリク小説執筆やらに時を費やしていたわけですが。

 ……キリリク小説、悪い病気が出ました。


 お、終わらねえ……。


 久し振りに動かされた『ティブラル・オーヴァ物語』のキャラクター達が「御無沙汰が過ぎるんだよっ」と作者に反乱を起こしているのでしょうか(汗)、話が長くなる長くなる長くなる。
 一体何処まで行くんだろう、と半ば呆れつつパソコンのキーを叩いています。
 どう考えても、リクエスト主に会える次の土曜日には間に合いません(爆)。……いや、宿泊先(或いは宿泊地の何処か)でレーザープリンタを借りられさえすれば、何とかなるかもしれませんが(汗)。
 我が赤鯉チームを見習って、最後まで諦めずに頑張ろうと思っています。


 ……ま、その前に、明日、仕事で、気の重ーい山を越えなければなりません。
 物事を終わりにすることが苦手な私には最も厳しい仕事ですけれど、全ての経験は物書きの肥やしと言い聞かせつつ勇気を振り絞ろうと思っています。

 それでは、もう少し話を先へ進めてから、就寝することに致します。
 おやすみなさい。


移動の途中

 のぞみ号の車中からこんにちは、野間です。
 今日から、恒例の九州下りです。
 中で一日だけ、20日に広島へ行き、ラストイヤーの市民球場で、カープの試合を観戦してまいります……あ、無論、友人達にも会いますよ(笑)。

 先程お弁当も食べ終えましたので、これから、キリリク小説執筆の続きに戻ります(苦笑)。

 では、今日も一日、宜しくお願いします。


 こんばんは、野間みつねです。御無沙汰しております。

 直接引き渡し可能日には間に合いませんでしたが、トップページ30,000番キリ番リクエスト作品「レーナから来た青年」、昨日の帰宅後に完成致しまして(汗)、プリントアウトも出来ました。……実はリクエスト主さんが最近PCインターネットの環境を持っていないという事情があります為、プリントアウトの郵送という特殊な引き渡しをすることになっている次第でございます。
 で、今日一日ぼーっと見直した上で、発送準備を調えました。
 明日には、先様へ発送する予定です。

 こちらでの連載は、多分、週末か週明け以降になるかと思います。
 ブログでは、nikkijamとは異なり一投稿当たりの字数制限はありませんが、適当に切り分けておくつもりです。

 なお、この週末から母が暫く九州で(手術を受ける為に)入院することになりましたので、今迄以上に此処へ出てきにくくなるものと予想しております。
 (此処のところ仕事が随分しんどいので、そもそもPCを立ち上げる時間が取れないでいます……旅の間はキリリク小説執筆の為に出てこられなかったわけですが(苦笑))
 ですが、連載だけは、ブログの投稿予約を利用して纏めて入れておこうと思いますので、読者の皆様、御心配なく。

 それでは、部屋の片付けに戻ります(爆)。
 おやすみなさいませ。


聖地巡礼

 おはようございます。此処1週間ほど、たとえ遠回りになっても4番5番6番の改札を通らないようにしている野間です(苦笑)。
 ……はい、ささやかに験《げん》を担いでおります(汗)。
 まぁ、6位チームは既に決まってしまっていますので、6番の通行規制は解除しても良いのかもしれませんが……

★★★★★

 さてさて。
 既に1週間ほど前の話になってしまいますが(汗)、9月20日土曜日のお昼過ぎ、この茶店で表記するところの“赤鯉チーム”こと広島東洋カープのファンにとっての“聖地”である、広島市中区の広島市民球場へ行ってまいりました。
 無論、鯉戦(デーゲーム)@聖地を観戦する為です。

 広島県に生まれ育ちながら、今迄一度たりとも足を踏み入れたことのなかった、広島市民球場。
 広島県を離れて10年以上も経ってしまった今年、やっと、訪れることが出来ました。
 この球場は、開設から51年目の今年が“ラストイヤー”……老朽化が著しい為、惜しまれつつも、来年には取り壊される予定です。

聖地にて01/球場外観
聖地にて02/球場正面玄関横グッズ販売ワゴン
 試合開始2時間近く前に到着すると、球場外のグッズ売り場は黒山の人集《ひとだか》り。
 私もこの人集りに潜り込み、あれやこれやと求めて買っている内に、お財布から諭吉さんが2名、いつの間にやら行方知れずに(爆)。
 ……ま、球団の収入になるんだから、いーか、と(苦笑)。

 吃驚したのが、後で球団のオフィシャルサイトを見に行ったら、自分が購入したファイナルシーズングッズのキャップ(復刻モデル)フォトプリントTシャツ(ホーム)が売り切れになってたこと。
 特にキャップ、ワゴンの中の最後の1個を貰ったんだけど、まさか、あれが最後の1個だったのかしらん……?

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 球場へ入って、観客席に出ていった時に真っ先に覚えた印象は、「うわっ、狭っ(汗)」でした。
 比較の対象が西武ドームしかないに等しいので仕方ないとも言いますが(苦笑)、他球団の本拠地球場と比較しても狭いことは、多分間違いないでしょう。

 しっかし、よー入っとりますなー。

聖地にて03/1塁側内野指定席フェンス際から望む試合開始約1.5時間前の外野席風景
 試合開始まで1時間半弱もあるのに、右翼外野席は、これこの通り既に満杯。比較的空席の見える左翼外野席も、この後、満杯に(しかも真っ赤に)なります。
 ちなみにこの日、チケットは全席売り切れで、当日券の発売はなし。否、この日に限らず、市民球場での「公式戦」の最終戦まで全部売り切れてるそーです。チームがCS(クライマックスシリーズ)進出権を狙える位置で奮戦していること、勿論“市民球場ラストイヤー”であること、双方が影響しているのだろうなぁと思います。九州下りの時の広島訪問では長年の友人達との付き合いを優先してきた私でさえ、今年に限っては、「市民球場に観戦に行けるのは今年限りだから!」とこちらを優先したくらいですから(苦笑)。
 余談ですが、私の右隣に座っていた親子連れさんは、何と千葉から遠路遙々お見えになっていました……って、人のこと言えないですが(汗)。

 更に余談ですが、帰京後に職場で、閑古鳥が鳴いていた頃の市民球場に何度か足を運んだことがあるという同僚(岩手出身だけど広島赴任経験もあってカープファン)と話をした時、彼、テレビのニュースで見たというこの超満員の光景に吃驚してました。

聖地にて04/球場名物「カープうどん」
 待ち時間の間に、球場名物「カープうどん」を頂きます。
 暑い昼間だろうと何だろうと、これを食べるのも大事な目的のひとつでしたから、昼御飯は予め軽めに済ませてありました(笑)。
 天ぷら、きつね、肉とありましたので、肉うどんを選択。何となく。

 あ、葱は勿論抜いてもらいましたとも(爆)。

 うどんを汁まで飲み干して(汗)からスタンドへ戻ると、それまで練習を行なっていたドラゴンズの選手に代わって、カープの選手の皆さんがグラウンドに出てきていました。

 中のひとりを目にした瞬間、一緒に来ている父を放り出し(……いや、文字通りに取られても困りますが(汗))、カメラ抱えてフェンス際にすっ飛んでゆくワタクシ(爆)。

聖地にて05/試合前の前田智則さん@1塁側ベンチ前
 うおぉおおぉぉ、前田さんだーっっ! 前田さーんっっ! (欣喜雀躍)

 ……だって、6月の西武ドームでは、(行った時には既にカープ側の練習が終わっていたせいもあって)全っっ然お姿を見られなかったんですもーん(苦笑)。

聖地にて06/試合前の前田智徳さん他カープの皆さん@1塁側ベンチ前
聖地にて07/試合前の前田智徳さん、キャッチボール@外野
聖地にて08/試合前の前田智徳さん、外野から戻る
 ……えーと、流石に、載せるのはこれだけにしておきます(汗)。
 本当はもっともっと沢山のお写真を頂いたんですけど、それ以上に、肉眼で見とれていた時間が長かった気が……

★★★★★

聖地にて09/試合前の前田健太君、キャッチボール@1塁側内野席前
 前田さんは前田さんでも、こちらはマエケン君こと前田健太君。
 プロ2年目の若鯉で、この日の先発投手です。
 食べても食べてもなかなか太らないのが悩みの種という、何だかすんげー羨ましい話を聞いたことがありますが、間近で見てみると、聞きしに勝るスレンダーな青年でした。……ネタバレ(笑)になりますが、これでこの日は9回最後まで投げ切ってプロ初完封勝利を手中にしてしまうんだから、ほんに凄いです。細身でも、鍛えられてスタミナ付いてるんですねぇ。

聖地にて10/マウンド上のマエケン君。この後1ナッシング。 聖地にて11/マウンド上のマエケン君。この後2ナッシング。 聖地にて12/マウンド上のマエケン君。この後三球三振!


 この3枚は、三球三振を獲った時のもの。
 丁度マエケン君の写真を撮っていたところ、1枚目1球目の時に1ストライク、2枚目2球目の時に2ストライクだったもので、一旦はそこで打ち止めにしようと思っていたシャッターを次の3球目でも切ってみたら、あーら何と、またしてもストライーィク(苦笑)。

聖地にて13/5回まで終了。2対0。
 試合の途中経過は、こんな感じ。
 マエケン君は絶好調! 途中まではノーヒットノーランペースでしたが、惜しくも何本かのヒットを打たれ……でも、結局、無四球完封ですから、見事なものです。

 ……ただ、クローザーの永川大明神が見られないんですよねえ、先発投手に完投されちゃうと(爆)。

 9回表、最後の一投。

聖地にて14/マウンド上のマエケン君。これが最後の一投(……になった)。
 そして、見事完封で試合終了~♪

聖地にて15/外野守備陣と勝利のハイタッチ
 これは、外野陣が戻ってきたところですね。
 この日の打のヒーロー、アレックス選手の姿があります。

 とゆー訳で、ヒーローインタビューは、プロ初完封勝利を挙げたマエケン君と、試合を決めたと言っても過言ではないスリーランホームランなど打棒で活躍したアレックス選手。

聖地にて16/お立ち台でのヒーローインタビュー
 西武ドームの試合の時にはヒーローインタビューが3塁側内野席の近くだったので、即座に駆け付け、かぶりつきで見られたんですが……広島市民球場ではホームプレート付近にお立ち台が設えられるので、遠くの内野席から40倍ズームで引き寄せるしかなく……(苦笑)。

 あ、そうそう、試合結果は、こんなんでした……

聖地にて17/最終的には10対0……
 ……これじゃー、永川大明神が出てくるわけないですね(苦笑)。

 よく、一方だけが大量点を取る試合は面白くないと言われますが、それは多分、テレビなどで“外から”眺めた場合ではないか、と感じます。西武ドームでの試合でもそうでしたが、あの中にいて、球場全体の雰囲気を楽しんでいた私は、ワンサイドゲームでも退屈は全くしませんでした。
 カープが点を取る都度、立ち上がって「宮島さん」と万歳三唱で、大騒ぎでしたし……

聖地にて18/ヒーローインタビュー中の外野風景
 いやぁ~、お客さん、帰りません。
 勿論のこと、勝った試合ならではの光景でしょう。……此処に写らない、3塁側に陣取っていた青竜さんファンの皆様の多くは、早々に帰られていたようですし。
 (余談ですが、お昼前の広島駅では、特にお好み焼き屋さんの前で(笑)、青竜ファンの方々を大量に目撃しました)

 ……ちなみに、私の前の列に座っていた男性は、青竜選手さんのユニフォームを着用してました。連れの彼女(らしき女性)は赤鯉戦士のユニフォームを着ていましたから、3塁側で贔屓チームを応援するよりも、彼女と一緒に1塁側で観戦することを選んでいたのでしょうな(笑)。
 外野自由席より割にまったりとしている内野指定席だからでしょう、「何で(敵方のファンが)こっちにいるんだ」とのトラブルにはなりませんでした。なったら嫌ですけど。

聖地にて19/外野席へサインボールを投げ入れた後で戻ってくるマエケン君
 マエケン君、お疲れ様でした! 次も頼みます!

★★★★★

 球場の外へ出ると、原爆ドームが見えました。

聖地にて20/球場正面玄関付近から撮影した原爆ドーム@夕刻
 ……ドームの上に、何羽か鳥が止まっていたようです。

聖地にて21/聖地を去り際に……
 そんな次第で、この日の観戦は終わりました。
 ……この翌日から赤鯉チームは苦戦が続きましたが、某在京球団との四連戦の最後は相手の(引き分けを挟んでの)13連勝を阻止する勝利で締め、CS進出戦線に踏み留まっています。

 昨シーズンまでは10年連続Bクラス、しかも、オフにエースと4番打者がチームを離れるという事態に見舞われながらも、此処まで奮戦して這い上がってきた広島東洋カープ。
 月並みな言葉ですが……頑張れ、カープ。

★★★★★

 なお、昨日公式サイトで発表されたお知らせによりますと、明日9月28日、市民球場での「公式戦」最終日セレモニーで、『宇宙戦艦ヤマト』のテーマ曲を合唱するとか。
 不覚にも、爆笑してしまいました……(涙ちょちょ切れ)

 「必ずここへ帰って来る」

 つまり、この球場での「公式戦」は終わるけれども、CSに進出し、勝ち抜いて、日本シリーズを戦う為に戻ってきます、ということですね。
 それで『ヤマト』のオープニングテーマを大合唱って……
 もお、誰が考えたんでしょうねえ、その斜め上を行くベタなセンスに脱帽です(笑)。

 ……ヤマトと広島と何の縁《ゆかり》があるんだい、と首をひねられた方へ、蛇足ながら。
 宇宙戦艦ヤマトの原型となった戦艦大和が建造されたのは、私の生まれ故郷である広島県呉市の海軍工廠《かいぐんこうしょう》だったんですよ(苦笑)。

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 それでは、それ以外の話題については、後程また。

 長老候補──。
 この世界《ミディアミルド》では、それは、一国に於いて、導者《どうしゃ》・巫女《みこ》・予言者といった聖職者達の束ね役を担う長老の、いわば後継予定者である。
 神官の長《ちょう》たる長老は、多くの国では単に、聖職者の束ねでしかない。しかし、レーナの場合は、文官の長たる宰相・武官の長たる主席将軍と並ぶ、王の相談役。故に、特にレーナの長老候補は、おいそれと遠出も出来ない長老の代わりに各地に赴くことが他国の長老候補よりも多いという。
 そんな訳で、マーナ暦《れき》デリーラ六年の仲冬《ちゅうとう》二の月、此度、近国レーナで長老候補の任に在るという青年が、マーナの第一王女ルディーナ・クアラ・オーディルの婚礼──但し、初婚ではなく再婚──祝賀の席に、レーナの文武官の代表と共に派されてきたのだが──
 マーナ王ララド・ゾーン・オーディルは、奇妙なことに、以前何処かでこの青年に出会っているような気がしてならずにいた。
 青年は、まだ若い。確か、十六だと言っていたか。少年と言っても差し支えない年齢かもしれない。だが、不思議に、幼いという印象はなかった。見目形が割に落ち着いた端整さを有しているせいもあっただろう。
(……リュウ・シェンブルグが此処にいた頃に、近従として付いていた……というわけでも、なさそうだが)
 数年前までマーナに“勉学の為に”──つまりは人質として──滞在し、今はレーナに戻って王位に即いている、当時のレーナ王子のことを思い返してみる。しかし、あの頃リュウに付いていた近従達は、皆、あの当時で十代半ばよりも上の年齢だった筈だ。この青年は、当時リュウの近従だったにしては、余りに若過ぎる。
 とは、いえ。
 長老候補に選ばれて一年ほどとのことだが、王族や文武百官が臨席する異国の宴に臆するところもなく、かと言って変に背伸びをしたり虚勢を張ろうとしたりするところもない。ごく自然に、宴席を……より正確に言えば、宴席に招かれている女性達の間を主として経巡って、嫌みのない愛嬌を振り撒いている。いつもなら、このような席での女性あしらいの目立ちっぷりは“ノーラ家の不良息子”こと近衛副長ノーマン・ティルムズ・ノーラのほぼ独壇場なのだが、遠来の客に対する物珍しさや好奇心も手伝ってか、マーナの貴婦人達の人気は、今のところはこの、何処かさらりとした明るさを持つ年若い異国の長老候補の上に集まっているようだった。
 さぞかしノーマンは面白くなかろうな、と口中に呟くと、ララドは、玉座から腰を上げた。御退出か、と動きかけた近従ふたりを手で留めておいて、玉座の前の階《きざはし》を軽々とした足取りで降りる。
「ルディーナの祝いの席だ。久方振りに、皆とも踊りたい。王太子の昔に戻ってな。──楽士達に、次の曲にカーリダー・ガダリカナを、と伝えよ」

「……あれが、レーナの長老候補か」
 いつものように宴席の片隅に腰を据え、踊るでもなく酒を飲むでもなく料理を頬張るでもなく、ただクァイ水《すい》──基本、水に柑橘の果汁を垂らして拵える、わずかに甘酸っぱい、無色透明の飲み物──の杯《はい》を傾けながら人模様の傍観を決め込んでいた青年将校は、かなり興味深そうに、異国から来た黒褐色の髪の長老候補の姿を目で追っていた。


 こんにちは、母を九州へ送り出し、帰宅後は昼寝をしていた(汗)野間みつねです。

 昨夜、トップページ30,000番キリ番ゲッターであるリクエスト主の聖子さまから読了のお知らせを頂きましたので、キリリク作品「レーナから来た青年」の連載を本日から開始します。
 高校時代から書き綴ってきた、いわゆる“架空世界歴史物”に属する拙作『ティブラル・オーヴァ物語』の世界を用いて、書かれた作品です。
 当該作品のオフセット版2巻をお持ちの方は、御覧いただければおわかりになるかと存じますが、本伝では「22. 収穫祭の日」と「23. 水と炎」の間に当たる時期に起こった出来事を、リクエストを元に(?)、新たに書き下ろしています。

 以前のような一投稿1,000字という字数制限はありませんが、それでも全部を一度に載せるわけにも行きませんので(苦笑)、ある程度纏まった単位でお出しします。今連載では、テキストファイルサイズ2~3KBを、一回分の目安とすることに致しました。……以前の、およそ倍ですね(爆)。

 あと、今回の投稿分にはありませんが、傍点について。
 こちらへ掲載する時だけは、その処理は、以下の通りと致します。

  • 平仮名が続くなどして単語の区切りが不明瞭になりそうだと感じた時に付している傍点については、何も記さない
  • 語勢を強調する意図で付している傍点については、太字にして目立たせる
 纏め読みページ収録の際には、通例通りに処理致します。


 それでは、約1か月の連載となりますが、『ティブラル~』を御存じの方、そうでない方、宜しくお読み捨ていただければ幸いです。


「諸人に若い若いと言われている私よりも随分と若いのに、なかなか女性のあしらいに長けているようだな。話す女性話す女性が皆、楽しそうにしていて、笑いが絶えない」
「何処ぞの何方様かが、さぞかし面白くない思いをなさっておいででしょう」
 まだ年幼いようでありながらも大人びた印象を与える美貌を持つ侍者《じしゃ》の端整な唇から、刺《とげ》の潜んだ呟きが洩れる。青年将校は、「それは、どうかな」と小さく笑って、陽光の流れ落ちるような輝きを纏う金髪に縁取られた頭を軽く左に傾けた。
「どうしたところで所詮は他国の使節、この日限りのことと、堪《こら》えておいでなのではないかな。これが何年も“勉学の為に”滞在する相手であるなら、心穏やかではいられまいが。……おや」
 寛いだ姿勢でクァイ水の杯を卓上に戻した青年将校は、武官の儀礼用正装を身に纏った亜麻色の髪の女性武人が青年侍者を伴い歩み寄ってきたことに気付いて、慌てたとは取られない程度の素早さで姿勢を正した。
「これは、デフィラ一等士官《いっとうしかん》。お立ち寄りいただき光栄です」
「相変わらずだな、ケーデル一等上士官《いっとうじょうしかん》。このような隅の席に引っ込んで物見を決め込むとは」
 青年侍者がさりげなく引いた椅子に腰を下ろしたデフィラ・ターニャ・セドリックは、やや腰を浮かせて会釈する青年将校に穏やかな笑みを向けた後で、手にしていたメリア酒《しゅ》──ミディアミルドで広く愛飲されている、アルコール度の比較的低い赤い果実酒──の杯を傾けた。
「貴官ほどの地位に在れば、もっと積極的に色々な文武官と話して人脈を広げておいても良かろうに」
「残念ながら、幾ら地位があっても、何も実績を持たない私では、相手にされませんよ。有難いことにマーナは、血筋や家柄以上に実力や実績が重んじられる国ですから。……アル、済まないが、また、そろそろ頼む」
 ケーデル・サート・フェグラム青年は、傍らの侍者にクァイ水のおかわりを貰ってきてくれるよう頼むと、澄み切った碧眼を広間に戻した。
「あのレーナの長老候補は、レーナでは名門であるレグ家の出とのことですね」
「貴官のフェグラム家がクデンでそうであるようにな。建国の時から仕えているという意味で」
「レグ家からは今迄聖職者が出たことはないと覚えていますが……確か、元々は主に外交筋の文官を輩出していたとか」
「貴官の情報通は、いつもながら、余人の及ぶところではないな」
 デフィラは苦笑しつつ、内心でだけ呟いた。
(……この青年、己の出自に話が及ぶと、必ず身を躱《かわ》そうとするのだな)
 二年前、ナーヴィッツでの戦の後に出会って興味を持ち、呼び止めて言葉を交わした時にも、クデンの名家フェグラム家の出か、と問うたデフィラに、この青年は、無言の微笑みしか返さなかった。その後も、幾度か話す機会を得たが、彼は、己の出自の話になると、全く乗ろうとしない。否定も肯定もせずに黙っているか、さりげなく話をそこから引き離すかの、いずれかなのだ。決して恥じるような家の出ではない筈なのだが、彼自身ではそうは思っていないのかもしれない。
(まあ、どんな名家でも、大なり小なり問題を抱えているものだ。外から見ている者にはわからぬこともある。わかるものなら、自ずとわかる日も来るだろう。下手な詮索はせぬが賢明か)


我々の世界で言うと……

 ども、野間みつねです。
 第二回からは予約投稿なので、以後、御挨拶は殆ど抜きにして関連コメント&解説を上げてゆきたいと思います。


 この短編、このような場での連載は初めてとなる架空世界物なので、本伝を未読の方にはイメージが湧きづらいかもしれないと、極力説明を間に挟むように執筆してはあります。
 ただ、将来外伝集(=本伝を御存じであることが前提となっていると言えなくもない作品集)に入れようと考えている以上、本伝で既に説明し倒してあるのに余り色々と説明し過ぎるのも、くどいよなぁ……とも考えて、最低限度にしてもあります。

 そんな訳で、今回は、この話に登場する飲み物、「メリア/メリア酒」と「クァイ/クァイ水」について、身も蓋もない説明をしておきます。
 我々の世界にある物で置き換えると、そのイメージは……

 メリアは、赤ワイン。
 クァイは、炭酸抜きのキリンレモン(爆)。……いや、あそこまで甘くはないんですが(苦笑)。

 ……をイメージしていただければ、まぁ間違いは少ないかなーと(笑)。

★★★★★

 なお、デフィラさんが回想しているエピソードは、本伝2巻の「17. 鷹の子」に出てくるお話です。
 それから、クデンという国名、この物語の後ろの方でもちらっと出てきますが、これは、マーナの北隣に位置する、マーナの古くからの同盟国です。主人公その壱(笑)と主人公その弐(=ケーデル様)の出身国でもあります。

 それでは、また次回。


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