野間みつねの個人ブログです。
時には「千美生の里通信」のWeb版として、
そして時には創作活動の報告の場として……
余程に気が向いたら、書きかけの小説の断片を掲載するかもしれません。
 

2015年1月アーカイブ(古→新)

2015年の抱負

 どうにか松の内ですが(汗)、新年おめでとうございます。
 年頭に当たり、今年出したい本やら出たいイベントやらを、いつものように書き記しておきますね。

 本年2015年の4月に、個人サークルとして同人活動を開始してから丸20年という節目を迎えます。
 そこで、20周年記念本として『魔剣士サラ=フィンク』を完結刊行すべく、昨年後半から、新作執筆と過去作移植とを地味に進めてまいりました。

 ……ただ、昨年末、12月も半ばを過ぎた頃になって思わぬ伏兵に襲撃され、今は全くそちらに掛かり切りになっているという為体《ていたらく》ですが……(汗)。

 という訳で、今年の希望的予定は……

  【出したい新刊リスト;あくまで希望】
   3月……『小説BADOMA』 1巻(全5巻予定)
         ※「Text-Revolutions」第1回合わせの新刊
   8月……『魔剣士サラ=フィンク』全1巻(第一部総集編も合本/上製本にするつもり)
         ※出来れば夏コミ合わせの新刊で
   その他……『ミディアミルド物語』本伝11巻、『小説BADOMA』2巻、ほか

  【イベント参加リスト;受かったら】
   3月8日(日) Text-Revolutions 第1回 (@川崎/直接参加/申込済み)
   5月5日(火) COMITIA 112
   6月7日(日) 新潟COMITIA 43 (@新潟/委託参加)
   6月28日(日) 北海道COMITIA 2 (@札幌/直接参加/申込済み)
   8月14日(金) コミックマーケット88
   時期未定 新潟COMITIA 44 (@新潟/委託参加)
   時期未定 北海道COMITIA 3 (@札幌/直接参加)
   時期未定 COMITIA 114

 となっております。
 そうさく畑は、開催未定なので、スケジュールには入れられません……。

 ……今年、真っ先に出るという『小説BADOMA』って何じゃらほい、と思われたかと存じます。
 えーと……系統的には、紛れもない二次創作、しかも著作権法上はダークグレーどころか黒という、既存ゲームのノベライズ作品でございます(汗)。
 諸々の経緯を語り始めると長くなって脱線必至なので、この作品については、後日に別途記事を起こしておきますね。
 確かなことは、これが、3月のテキレボさん立ち上げ回での新刊になる、ということです(笑)。

 そして、一応8月刊行としてある『魔剣士サラ=フィンク』ですが、こちらは、夏コミに間に合えば、という話(汗)。
 ……もしも間に合わなかったら、『まなざし』下巻を刊行した2008年以来の冬コミ参戦を考えることになってしまうでしょう……(ぶるぶる)
 そして、『魔剣士サラ=フィンク』が夏に間に合わなかった場合、「その他」に掲げてある『ミディアミルド物語』本伝11巻の方の刊行は、自動的に不可能となります(嘆)。『魔剣士サラ=フィンク』、テキレボさん立ち上げ回に参加するのに何も新刊なしというのは寂しい、という理由で優先度を一時下げましたが(本作品を2月入稿に間に合わせるのは流石に無理無理カタツムリ(汗))、本年の最優先刊行物であることには変わりありませんので。

 斯くの如き次第ではございまますが、皆様、本年もどうぞ宜しくお付き合いくださいませ。


 かつて、株式会社アスキー(当時)から、『MSXマガジン』という雑誌が発行されていました。
 初めて手にした(勿論、自分のお金で買った)パソコンがMSX2であった私にとって、MSXの推進母体(?)でもあったアスキーさんの出すこの月刊雑誌は、大切な情報源でした。

 1990年、その『MSXマガジン』──以下、「Mマガ」と当時の略称で書きますが──2月号誌上で、新しく発売されるRPGコンストラクションツール「Dante」の特集が、大々的に組まれます。
 当時、下手糞な小説やイラスト等を生産しまくっていたのみならず、ぽちぽちとプログラミングなども始めていた私は、当然、この「コンピュータRPGを作れる」というソフトウェアにも強い関心を持ち、早速購入に至りました。

 ソフトを立ち上げ、当たり前のように、収録されていたサンプルゲーム『BADOMA 血塗られた伝説』をプレイ。
 有り触れた、フィールド型のコンピュータRPGだろーなーと思ってたんです。
 よく知られているゲームで言えば、ドラクエみたいな(……やったことはないですが(汗))。

 ……そして、見事に、すっ転びました
 特に、パーティーメンバーのひとりである、タンジェという名の青年に。

 このゲームに……と言うよりタンジェ君に、ぞっっっっこん惚れ込んでしまったことから、全てが始まりました。彼や仲間達を描いたパロディ漫画やイラスト類を毎月のようにMマガに複数枚(最低でも2枚、多い時で4枚)投稿するだけでは飽き足らず、ゲームをノベライズしてMマガ編集部に送るわ、「Dante」で勝手に続編ゲームは作るわ……(そのゲームの方も、後に、是非コンテストに送ってほしいと言われたので、恥ずかしながらタンジェ君へのラブレター代わりに送らせていただきましたが)……ゲームBGM、特にタンジェ君が主役となったエピソード(@デーナ国の寺院)で流れ続けていたBGMのアレンジ曲は次々と作り倒すわ……(汗)

 (……当時のMマガをお読みになっていた方なら、タンジェ君にド嵌まりしてバレンタインチョコレートを送ったりイラスト投稿しまくったり果ては続編ゲームまで作ってコンテストに応募し誌上で紹介されたりしていた大馬鹿者が居たことは、何となく御記憶にある……かもかも……)

 ……ですが、完全受注生産のコピー本ノベライズ(コピー実費のみで頒布)を3巻まで出したところで、社会人になって趣味に割ける時間が激減し、また、締切のある『芸術研究誌 AIM』連載作品『魔剣士サラ=フィンク』の執筆に追われる中で、何となく中断。その後、著作権法上では黒に当たる行為であるということも学んでからは、著作権法違反には当たらない周辺作品は書いても、既存ゲームの翻案に当たるノベライズ自体は封印してきました。……当該ゲーム『BADOMA』の原作者・そらまめ様からは、「著作権なんて気にしないでどんどん書いてください」という有難いお言葉を頂いたのですが、法の上では黒ですからね(苦笑)。

 とは言え。
 更に更に大人になった近年は、当該作品の著作権を持っていたアスキーさんが角川さんに吸収されてしまったり(汗)、そもそも多くの権利者サイドが所謂二次創作については「……えーと、上手にやってくださいよー(小声)」というスタンスでいるのだなーということが見えてきたり……という事情もあって、色んな作品の区切りが付いたら、ちゃんと完結させておこう──と考えるようにはなっていました。
 何しろ、3巻のあとがきに、「完結するまで後には退《ひ》きませんからね」と堂々明記してあるんです……このままだと、完全なる逆フラグじゃないですかー(滝汗)。

 ……ただね。
 まだ色んな作品の区切りが付いてないにも拘らず、何で、今まさにリライトやってんのかと(汗)。
 我ながら、突っ込みたくはなります。……昨年最後に出した『蔵出しミックスナッツ』のあとがきで、今度こそ、次は『魔剣士サラ=フィンク』でお会いしましょう!」って書いたのが、完っっっ全に逆フラグになっちゃってるじゃないですかー(泣)。

 ……まあ、これはもう、折角「Text-Revolutions」さんの立ち上げ回に参加するのに、なーんにも新刊がないっていうのは寂しいよなあと思っていた時に、長らくクローゼットの肥やしになっていた「Dante」を動かせるハードウェアを幸運にも手に入れることが出来、『BADOMA』やその勝手な続編を二十何年か振りにプレイすることが叶ったことで、焼け木杭に火が点いたから、なんでございますよ(爆)。

 それから凡そ3週間が経過した現在、1巻に当たる部分は、一太郎への移植完了を指呼の間に望むところまで来ています。
 って、はえーよ! (汗)
 これで、初回テキレボ合わせの新刊として間に合うことは確実となりました(苦笑)。
 多分、表紙込み116ページになることでしょう。

 ……それにしても、因果なものですなぁ。
 かつて、己が余りにも『小説BADOMA』執筆にのめり込みすぎていることにオリジナル物書きとしての危機感を覚えて書き始めた『魔剣士サラ=フィンク』が、結果として『小説BADOMA』から私を遠ざけてしまったわけですが、巡り巡って、『魔剣士サラ=フィンク』を完結させようと作業している現在の私の許へ、『小説BADOMA』が颯爽と戻ってくることになろうとは。
 何となく、タンジェ君たちに、かるーく復讐されている気分です(苦笑)。

 そんな思わぬ伏兵として二十数年振りに浮上した『小説BADOMA』……余りにもニッチ過ぎる二次創作(元ゲームを覚えている人がどれだけおいでなのか(汗))ですが、刊行の暁にはお手に取ってやっていただければ嬉しい限りです。

 ……あ、ただ、ノベライズとは言いながら、オリジナル展開てんこ盛り、エピソード切り捨て・換骨奪胎も山ほどありますんで、原作ゲームに忠実な代物とは到底言えません。
 万が一にも元ゲーム『BADOMA』を御存じの方、そこのところはどうぞ御寛恕くださいませませ(汗)。


【参考: 『小説BADOMA』関連作品】
  『四番目の魔道士』
    『BADOMA』内で伝説として登場する魔道士たちを描いた連作(?)短編集
    表題作 「四番目の魔道士」 → 全文掲載ページ
  『蔵出しミックスナッツ』に収録
    「伝説の前に」
    「誓言から逃げる魔道師」 → 抜粋ページ


ツイートで辿る転落の過程

 自身のツイートを振り返ると、『小説BADOMA』のリライト開始に至ってしまう転落の過程が或る意味わかり易いので、つらつらと辿ってみることにします。

2014年10月25日
 ……これ全て、大いなる伏線。


2014年10月27日
 この日のツイートも伏線ぽい。


2014年10月28日
 これは、後に「伝説の前に」というタイトルを付けられた作品。

 これは、「誓言から逃げる魔道師」のこと。

 結局、タイトルは「伝説の前に」となった。

 ……おや、危険な香りが(苦笑)。


2014年11月12日
 心の片隅に引っ掛かっている模様。
 後から思えば潜伏期。


2014年12月4日
 ……MSXパソコンを手に入れようとしている……。

 ひとつ前のツイートで狙っていたのはMSX TurboR、こちらはMSX2+。


2014年12月7日
 ひと足先に、MSXパソコン専用マウスを落とした。
 コンストラクションツールを触る場合は必需品。


2014年12月10日
 オークション締切直前の攻防勃発。……と言っても、相当の金額を予め突っ込んでいたので、余裕はあった。


2014年12月11日
 存外あっさり終戦で、本体もどうにか落札。

 RGB変換ケーブルとか、綺麗な画質に変換する機器とか。


2014年12月13日
 ……自作ゲームのFDとかな(汗)。


2014年12月14日
 遂にハードを入手。


2014年12月15日


2014年12月16日
 ……既に、かなりヤバイ雰囲気が。

 こうして呟いている時点で、ほぼ落ちている(確信)。


2014年12月17日
 ……ほーらね(大苦笑)。

 とか言いながら、引き返す気はない模様。


 ……『小説BADOMA』をリライトし始めてしまうまでの過程は、こんなところです(笑)。

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