頒布中の刊行物に潜む、誤字・脱字・句点読点誤り等々を、
読者の皆様へのサービスも兼ねて備忘的に1件ずつ書き留めておくブログ。
投稿は、気が付いた or 思い出した順(爆)。あと、頒布を休止・終了した刊行物については掲載しません。
万が一にも再版出来たら、ちゃんと直したいです……
 

「第7巻 『縄なき繋縛』」のブログ記事(リスト順/当該ページ順)

 野間みつねが高校生の頃から手掛けている、謂わば〝準ライフワーク〟的な作品、第7巻。架空世界の歴史物、と表現するのが一番適切かも。
 2013年3月、初版発行。

『縄なき繋縛』
 レーナでは、長年掛けて建設してきた王城がようやく完成し、マーナでは、妾腹《しょうふく》の王子が久方振りに誕生したことに沸く──そんな年の秋、レーナ王リュウ・シェンブルグは、悲願のオーブルー奪還を企図しての親征を検討し始めていた。だが、そこへ、マーナ王ララド・オーディルが先んじてバタール方面へ親征してくるとの情報が届き……

 この巻のメインディッシュは何と言っても〝タリー・ロファの面目ない話〟でしょう。
 ……何げなーく、ケーデル様の受難話までもが混じっておりますが(汗)。
 なお、タイトルの読みは、「なわなきけいばく」です。

からから

■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -

■ 要修正箇所 : 13ページ 下段 16行目(左から10行目)

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 古来から、
 ↓
【正】 古来、


■ 備考
 うわ、何じゃこりゃ(汗)。「来」という漢字に既に「から」の意味が含まれているので、うるさいことを言えば、「古くからから」と書いていることになる。
 勿論、「従来」や「古来」に「から」や「より」を付ける用法は許容されている、不適切な重言ではない、と一部の辞書には書かれているのだが、次に刷る時が来るなら直したいので、敢えて採り上げておく次第。


がえんん……

■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -

■ 要修正箇所 : 23ページ 下段 5行目

■ 種別 : ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 「肯」のルビ「がえん」
 ↓
【正】 「肯」のルビ「がえ」


■ 備考
 時々やらかすミスだが、「肯んじる」のルビを振る際に勢い余って「ん」まで叩いてしまうことがある。大抵は推敲中に気付いて修正しているが、これは見落としたまま刷ってしまった(汗)。


■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -

■ 要修正箇所 : 48ページ 上段 18行目(左から8行目)

■ 種別 : 送り仮名誤り/ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 黒い考えが過ぎるね」/「過」のルビ「よ」
 ↓
【正】 黒い考えが過るね」/「過」のルビ「よぎ」


■ 備考
 ……「よぎる」の変換候補に最初から「過ぎる」が入ってるの、ホント削りたいわ……辞書によっては許容されているらしいんだけど、当方が規範としている複数の辞書では「過る」なんでな……。


■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -

■ 要修正箇所 : 118ページ 下段 18行目(左から8行目)

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 私の頭名を
 ↓
【正】 わたしの頭名を


■ 備考
 この台詞の発話者は、平仮名「わたし」キャラクターとして設定されているのだが、最終章であったが故に必然的に推敲時間が足りず、見落としていた。


■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -

■ 要修正箇所 : 118ページ 下段 21行目(左から5行目)

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 私が物心付いた時には
 ↓
【正】 わたしが物心付いた時には


■ 備考
 会話文が続く時には、一人称の書き分けで発話者を特定させることもあるので、こういうミスは宜しくない。……まあ、この場面は幸い、話し方が明らかに異なるふたりの対話なので、発話者を取り違えられるおそれは皆無に等しいが(苦笑)。


■ タイトル : 縄なき繋縛 - ミディアミルド物語 7 -

■ 要修正箇所 : 121ページ 13~14行目

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 (見た目が凄いことに……備考欄に貼った写真を参照のこと)
 ↓
【正】 今巻《こんかん》の大部分は、それこそ、『ミディアミルド物語』と改題して外伝集第二巻《がいでんしゅうだいにかん》『最後の一年、最初の一日』を出した頃《ころ》どころか『まなざし』下巻を出した二〇〇八年には既《すで》に書き上げていた、改訂前版《かいていまえばん》には欠片《かけら》もない、新展開です。特に某《ぼう》人物について、改訂前版の人物造形《キャラクター》は綺麗《きれい》


■ 備考
tsuukon-no-mistake.jpg 納品後の検品時、あとがきページに辿り着いた途端、目が点になった。右の写真が、それである。
 流石にどう頑張っても読めないレベルだったものの、刷り直しを必要とするかと言われればそこまで重くはなかったので、お詫び紙を一枚、全ての本に挟ませていただいた。本文でなくて、本当に良かった……本文だったら、泣きながら刷り直していた。間違いなく。

 愛用しているワープロソフト「一太郎」だが、たまに困ったバグ(仕様?)に出会う。そのひとつが、均等割付とルビとを併用すると、均等割付表示が時々おかしくなるところ。今回は、編集画面では普通に見えているのに印刷結果だけがおかしくなるというエラーを喰らったらしく──推敲用に打ち出す冊子印刷の時にはエラーが出なかったのだが(だから気が付かなかった)、1ページ1枚で印刷した時にだけエラー状態になった──それをプリンタファイルの作成時に見落としていた次第。プリンタファイルの作成結果が物凄い縮小表示+表示速度が頗る遅いから……というのは言い訳にならない(汗)。完全に確認洩れ。
 ……プリンタファイルって、電子的に〝印刷〟しているのと同じだから、印刷時に発生するエラーがあった場合、律儀に出てしまうのよね(汗)。……「プリンタファイルって何?」という方は、こちらの記事の備考欄を御参照願いたい。


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