既刊の正誤メモランダム

頒布中の刊行物に潜む、誤字・脱字・句点読点誤り等々を、
読者の皆様へのサービスも兼ねて備忘的に1件ずつ書き留めておくブログ。
投稿は、気が付いた or 思い出した順(爆)。あと、頒布を休止・終了した刊行物については掲載しません。
万が一にも再版出来たら、ちゃんと直したいです……
 

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 387ページ 下段 2行目

■ 種別 : ルビ誤り

■ 修正内容

【誤】 「司祭」のルビ「プリースト」
 ↓
【正】 「司祭」のルビ「プリーステス」


■ 備考
 此処の「司祭」はエスティシアの末の妹(実は第一話に登場した女暗黒司祭アタナシア)つまりは女性なので、ルビは女性形の「プリーステス」が正しい。


ひらかない3

■ タイトル : 小説BADOMA - 血塗られた伝説 - 5/5

■ 要修正箇所 : 75ページ 上段 17行目(左から9行目)

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 飛びだしてゆき、
 ↓
【正】 飛び出してゆき、


■ 備考
 「~(し)出す」の時には漢字を使うという自己ルールがあるので、変換ミスの見落とし。うう……


じかんが足りなかった

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 765ページ 下段 4行目

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 「自身の〝伝声〟によって」の、「の」と始めノノ鉤「〝」との字間が狭い(多分0%)
 ↓
【正】 字間50%に増


■ 備考
 私が好んで使うフォントは、殆どが、縦書きにすると、ノノ鉤前後での字間調節が必要になってしまう。上記の修正箇所だと、「の」と「〝」、「〟」と「に」の間は50%に広げ、「〝」と「伝」、「声」と「〟」の間は-50%に狭めてようやく、違和感のない見た目になるのだ。なので、見落としが出ないよう、マクロを走らせて全てを処理している。……なのにどうしてこの状態が発生してしまったかというと、恐らく、この始めノノ鉤「〝」が一度は行頭に来ていたからであろう。
 ノノ鉤の字間調整では、行頭行末、句点読点などが絡むと更に細かい設定を掛ける必要がある。始めノノ鉤「〝」を行頭に据えたい場合、前の文字との字間設定を解除しなければ巧く行かないことが多い為、マクロで50%に設定した字間を、手動で0%に戻している。故に、もしもその後で言葉が増え、「〝」が行頭から下がってしまうと、再び前の文字との字間を手動で50%に広げてやらねばならない。……が、入稿までの時間が足りなかったことも手伝って、うっかり見落としたままになっていたようだ。
 時間が足りなかったので字間が足りなかった、ってかー(嘆)。


びみょーな違和感

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 581ページ 21行目(左から2行目/ページ末の空白行は含まず)

■ 種別 : その他

■ 修正内容

【誤】 行頭「軽やかな口づけと共に、」の上に1/4スペース程度の隙間
 ↓
【正】 行頭の隙間なし


■ 備考
 一字下げ行を均等割付した時に、たまーに、この種の微妙な冒頭字下がりが発生してしまう。結構推敲して見直してた筈なんだが、本にする前に気付けなかったのが無念である……


■ タイトル : 灰色の翼 - ミディアミルド物語外伝集 6 -

■ 要修正箇所 : 5ページ 上段 22行目(冒頭の空行5行分を含む/左から4行目)

■ 種別 : 誤字

■ 修正内容

【誤】 警戒の色を伺わせつつも
 ↓
【正】 警戒の色を窺わせつつも


■ 備考
 そっちの字は「聞く」か「尋ねる」か「訪ねる」の意味でしか使わんだろ! えええい、ルビ振る時点で気付けよ……(嘆)。


ふう……(2)

■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -

■ 要修正箇所 : 213ページ 下段 19行目(左から7行目)

■ 種別 : ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 (「そんな風に思わせてしまったのなら、」の「風」にルビの振り忘れ)
 ↓
【正】 (「そんな風に思わせてしまったのなら、」の「風」にルビ) ふう


■ 備考
 この巻、ふたつ目(嘆)。


ふう……(1)

■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -

■ 要修正箇所 : 142ページ 下段 22行目(左から4行目)

■ 種別 : ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 (「そんな風に後ろ向きな」の「風」にルビの振り忘れ)
 ↓
【正】 (「そんな風に後ろ向きな」の「風」にルビ) ふう


■ 備考
 これも備忘的に。
 前後に漢字の付かない「風」を「ふう」と読ませる場合、必ずルビを振ることにしているので。
 これは専ら、自分が「風」単独文字を見ると、文脈に関係なく一瞬「かぜ」と読みそうになってしまいがちなことに起因する。つまり、半ばは自分の為のルビ(汗)。

 果てしなく余談だが、教科書などを音読する場合、声に出す時には既に次の次辺りの文章を先行して目で追って読み方を確認しているので、「かぜ」と声に出してしまうことはない(笑)。声に出しているのは、今目で見ている文章ではなく、寸前に暗記した文章。音読で、改行や改ページの際に不自然に途切れさせてしまうのが、物凄く嫌なのだ(苦笑)。


「くだり」じゃない(3)

■ タイトル : 祝婚 - ミディアミルド物語 9 -

■ 要修正箇所 : 109ページ 上段 21行目(左から5行目)

■ 種別 : ルビ洩れ

■ 修正内容

【誤】 (「庭園へ下りる」の「下」にルビの振り忘れ)
 ↓
【正】 (「庭園へ下りる」の「下」にルビ) お


■ 備考
 備忘的に。
 なお、68ページ下段の12行目にもルビなしの「下り(た)」はあるが、直前と言っても差し支えない8行目で全く同じ「下りた」という語にきちんとルビを振ってあるので、この距離で再度振るのは流石に諄い&誤読の可能性も極めて少ない、という自分基準によりセーフ(苦笑)。


「ゃ」は「ゅ」のお隣

■ タイトル : 魔剣士サラ=フィンク

■ 要修正箇所 : 97ページ 上段 24行目(左から2行目)

■ 種別 : 誤字

■ 修正内容

【誤】 そのままぎゃっと
 ↓
【正】 そのままぎゅっと


■ 備考
 ……おうぅ、キーが隣同士なんで、この種の事故は稀によくある(どっち)。……あ、御案内の通り、当方、かな入力っす。とほほ……。

 こちら、まさに拙作をお読みくださっているという有難い読者様からお知らせいただきました(深謝)。
 凪野さん有難うございました(深々)。


誤解を招く言葉選び

■ タイトル : 最後の一年、最初の一日 - ミディアミルド物語外伝集 2 -

■ 要修正箇所 : 83ページ 上段 5行目

■ 種別 : 記載誤り

■ 修正内容

【誤】 丁寧に一礼した。
 ↓
【正】 跪いて丁寧に一礼した。


■ 備考
 最初にお断わりしておくと、此処での【正】は、当該行だけを弄るならば……という修正例である。実際に改訂するなら恐らく、前行から根刮ぎ書き換える方を選ぶ。
 此処での「一礼した」という言葉は「文人の礼を行なった」という意識で使っているので、所謂「馬から落ちて落馬した」系の一文になっている(汗)。記載誤りという感覚は自分では薄いものの、「一礼」という言葉には「軽くお辞儀をする」という意味もあり、「文人の礼の形で立位のまま頭を下げた」と読まれても仕方がない言葉選びになってしまっている為、客観的には記載誤りに分類しておかねば不誠実だろう。
 文人の礼の形で立位のまま頭を下げた、と読まれると困るので、今ならば、「~文人の礼を、丁寧な手付きで行なった」とか何とか書きそうではあるが、もし「前行の『~文人の礼で』までを変更しないで且つ最少の字数で誤解を招かない形に修正しろ」と言われれば、もう、いっそ跪かせるしか~(大苦笑)。
 ……え、何で困るのかって? ミディアミルドでは、立ったまま武人/文人の礼の形で頭を下げるのは、「私は主君の使いで参りました」と相手に示す時の作法だと決まっているからである(汗)。


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